「ザ・クラシック」の、カシウスの場面。
上演当時も書いたかもしれないんだけど…(って確認しない私・苦笑)
私は、観ながら、「直線」と「曲線」について、ずっと考えていた。
かしちゃんチームは、ダンスが直線的で、
蘭ちゃんチームは、ダンスが曲線的でした。
同じ振りを踊っても、この違いが出ていた。
それが、衣裳の色彩によるチーム分けだけではなく、
醸し出す空気の違いを生んで、すごく効果的だな、と思ったのだ。
思えば、私の中のかしちゃんのお芝居のイメージは、
直線を何重にも重ねて描かれた感じで…
わかるかなぁ、点描でもなく、鉛筆でデッサンするときに、線を重ねていくような、ああいうイメージ。
曲線すらも、その直線の集合の陰影で描かれている感じ。
ちょっとパサパサした部分があったりね。
男役さんを演るんだと、このカクカクポキッなスタイルは、非常にいい色気を生むと思う。
思えば、私好みの男役さんは、このデッサン系な人が多いような気がする。
動きは曲線的でも、中身は…とか。
さえちゃんは、外側にある曲線的な動きをするという引き出しを応用し、女優さんをスタートさせたんだと思う。
外側に、ぷるぷるつるんっとした物を着込んでしまったので、
時々、男役芝居の名残めいた部分が見え隠れしても、そこにカクカクポキッが、あんまり出ないでいる。
かしちゃんは、芝居の内面だけではなく、
いろんなところが、デッサン系直線で構成されておられる。
歌は、持ち前の瑞々しさに、更に艶やら豊潤さをプラスされているので、
歌の方が自在かなぁと思う。
お芝居は…
そうだな、例えば、るいちゃんをリフトする人を決める時に、
自分が立候補しちゃう感覚でいるのではなく、
自分もリフトしてよと、拗ねたような甘え方が出て来るようになれれば、
だいぶ違ってくるんじゃないだろうかと思ったり。
いや、私は、
自分がるいーずをリフトする!
とか言っちゃうかしちゃんが大好きだし、そこが好きなんだけど…
人間として、性格としての行動パターンは、こよなく大好きな部分だけど、
女優さんとして、発想とか感覚みたいなものが…
絵の具箱の中に、他の色を混ぜて作れない色が足りない、みたいなことになっちゃうのでは、と感じるのです。
今回のイヴは、特に、
その色ズバリの絵の具がないことを、別のアプローチでは描かせてもらえなくて、
かしちゃんは大変苦労されたんじゃないかと思う。
演出サイドに、イヴのイメージが先にありすぎて、かしちゃんがそこに嵌まって行かなくてはならなかったとなると…。
これから時間をかけて、
いろんな色の絵の具を、貰ったり、拾ったりしながら成長して行った末、
また、魔性の女みたいな役に巡り合ったなら、
かしちゃんは、きっとびっくりするようなお芝居を観せて下さるんじゃないかと思います。
るいちゃん。
るいちゃんは、お稽古映像を観て感じた期待を、そのまま満足させて下さいました。
男役さん時代のやんちゃさが、また帰って来ていて、
前述の絵の具みたいなものが、るいちゃんには備わっておいでなのです。
娘役時代に培った…とかいうより、
引き出しの奥にしまってあった、つやつやの鉛のチューブがズラッと並べられていて、
鮮やかな色がほとばしっているように感じられた。
るいちゃんを観てると、漠然とパワーを貰うし、
チャーミングだし、押し付けがましくないいい色気もあって、
且つさり気ない品がありつつ、それに縛られていない。
いいぞ、いいぞ~、なんて思いながら、わくわくしてました。
でね…
私は、るいちゃんが、イヴだったらどうなんだろうって、思わないではいられなかった。
るいちゃんがイヴで、かしちゃんがマーゴだったら……。
オフではラブカップルな二人だけど(笑)、
舞台では…そういう組み合わせが面白いと思うんだなぁ…。
すごく観てみたい!絶対いいと思う!!
…あくまでも、私が勝手に思うだけ……なので、悪しからず(笑)。
上演当時も書いたかもしれないんだけど…(って確認しない私・苦笑)
私は、観ながら、「直線」と「曲線」について、ずっと考えていた。
かしちゃんチームは、ダンスが直線的で、
蘭ちゃんチームは、ダンスが曲線的でした。
同じ振りを踊っても、この違いが出ていた。
それが、衣裳の色彩によるチーム分けだけではなく、
醸し出す空気の違いを生んで、すごく効果的だな、と思ったのだ。
思えば、私の中のかしちゃんのお芝居のイメージは、
直線を何重にも重ねて描かれた感じで…
わかるかなぁ、点描でもなく、鉛筆でデッサンするときに、線を重ねていくような、ああいうイメージ。
曲線すらも、その直線の集合の陰影で描かれている感じ。
ちょっとパサパサした部分があったりね。
男役さんを演るんだと、このカクカクポキッなスタイルは、非常にいい色気を生むと思う。
思えば、私好みの男役さんは、このデッサン系な人が多いような気がする。
動きは曲線的でも、中身は…とか。
さえちゃんは、外側にある曲線的な動きをするという引き出しを応用し、女優さんをスタートさせたんだと思う。
外側に、ぷるぷるつるんっとした物を着込んでしまったので、
時々、男役芝居の名残めいた部分が見え隠れしても、そこにカクカクポキッが、あんまり出ないでいる。
かしちゃんは、芝居の内面だけではなく、
いろんなところが、デッサン系直線で構成されておられる。
歌は、持ち前の瑞々しさに、更に艶やら豊潤さをプラスされているので、
歌の方が自在かなぁと思う。
お芝居は…
そうだな、例えば、るいちゃんをリフトする人を決める時に、
自分が立候補しちゃう感覚でいるのではなく、
自分もリフトしてよと、拗ねたような甘え方が出て来るようになれれば、
だいぶ違ってくるんじゃないだろうかと思ったり。
いや、私は、
自分がるいーずをリフトする!
とか言っちゃうかしちゃんが大好きだし、そこが好きなんだけど…
人間として、性格としての行動パターンは、こよなく大好きな部分だけど、
女優さんとして、発想とか感覚みたいなものが…
絵の具箱の中に、他の色を混ぜて作れない色が足りない、みたいなことになっちゃうのでは、と感じるのです。
今回のイヴは、特に、
その色ズバリの絵の具がないことを、別のアプローチでは描かせてもらえなくて、
かしちゃんは大変苦労されたんじゃないかと思う。
演出サイドに、イヴのイメージが先にありすぎて、かしちゃんがそこに嵌まって行かなくてはならなかったとなると…。
これから時間をかけて、
いろんな色の絵の具を、貰ったり、拾ったりしながら成長して行った末、
また、魔性の女みたいな役に巡り合ったなら、
かしちゃんは、きっとびっくりするようなお芝居を観せて下さるんじゃないかと思います。
るいちゃん。
るいちゃんは、お稽古映像を観て感じた期待を、そのまま満足させて下さいました。
男役さん時代のやんちゃさが、また帰って来ていて、
前述の絵の具みたいなものが、るいちゃんには備わっておいでなのです。
娘役時代に培った…とかいうより、
引き出しの奥にしまってあった、つやつやの鉛のチューブがズラッと並べられていて、
鮮やかな色がほとばしっているように感じられた。
るいちゃんを観てると、漠然とパワーを貰うし、
チャーミングだし、押し付けがましくないいい色気もあって、
且つさり気ない品がありつつ、それに縛られていない。
いいぞ、いいぞ~、なんて思いながら、わくわくしてました。
でね…
私は、るいちゃんが、イヴだったらどうなんだろうって、思わないではいられなかった。
るいちゃんがイヴで、かしちゃんがマーゴだったら……。
オフではラブカップルな二人だけど(笑)、
舞台では…そういう組み合わせが面白いと思うんだなぁ…。
すごく観てみたい!絶対いいと思う!!
…あくまでも、私が勝手に思うだけ……なので、悪しからず(笑)。