はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

貴城けいトークサロン・下

2007-06-30 22:56:12 | Weblog
☆草履
宝塚卒業の日。
大階段を降りてくる時の心境はいかばかりであったかと問われ、かしちゃんが、
挨拶を間違わないようにしなければということと、草履を……
と言いかけたところで、
入団したばかりの組回り公演での失敗話に。

大階段を草履で降りてくる時に、
「草履を脱いで」(と、かしちゃんは表現した・笑)しまったかしちゃん。
そのまま、草履を階段に残したまま降りて来ざるを得ず…
その後、大階段は客席にその姿を見せながらスライドして舞台奥に収納…
かしちゃんは、片足草履のまま、舞台で踊っていたわけですが、
取り残された草履は、縦になった大階段を、
シャーッと滑り落ちたのでありました。

ああ、もうダメだ、これをやっちゃったらダメだろう、退団しかない!
と、初めて退団を意識した瞬間だったと…
今は笑って語るかしちゃんですが、当時はどんだけショックな失敗だったことでしょ…。

それで、千秋楽の日も、草履が脱げないようにと気を遣い、
足袋の裏を雑巾で湿らせて……

と。ここです、書きたかったのは。
私は、ここで、おおお!と手をぽんと打ちそうになった…ってことを書きたかったの。
(じゃあ失敗話は要らない??笑)

かつて…大学時代に演劇部に居たことをこないだ、ジブリの森の話で書きましたが。
ウチの部では…普通よくやることなのかは知りませんが、
靴の裏にフェルトを貼っていました。

靴は小道具の担当だったから、
本番で使うことになった靴の裏に黒いフェルトを貼るのは、私たちのお仕事でした。
そう、大胆にもG17で…

ホントは「ジーじゅうなな」と読むのですが、同期の男の子が「ジーセブンティーン」と呼んだことから、
その後何年かは、「ジーセブ」とウチの部では呼ばれてた、
この強力ボンドで、貼り付けていたのでした。
(ちなみにこのG17、ウチの会社でたまに取り扱いがあるのですが、
私は心の中で「ジーセブ、50ml…」と呟きながら伝票を打ちます)

G17のことはいいんだよ!(笑)
何故フェルトを貼っていたかというと、
舞台を歩く時に、かつかつ音をさせない為です。

ま、貼っても足音はするんだけど、甲高い音を防げるってことだと思う。
でもさ、裏がゴムなら要らないと思うんだよね…今思えば。
でも、当時はそういうものだと信じていたから、
靴の裏にフェルト、は欠かせなかった。

貼るまではいいんだけど、
これ…滑るんだよね。
靴下で、床の上をスケートみたいに滑って遊んだことってあるでしょ?あんな状態。

だから、やっぱり濡れ雑巾を舞台袖に仕込んでいて、
役者はその上で足踏みしてから、舞台に出ていた…
もちろん、雑巾を仕込むのも、小道具の仕事でしたとも!

よかった!!
ちゃんと草履の話に繋ったぞ!(笑)
かしちゃんのお話を聞きながら、そんなことが私の中にパッと、蘇ってきたのでありました。
ああ!濡れ雑巾!!
…これ、水気が多過ぎても滑るから、難しいんだよ。
…だから、何?って話でごめんね。

竹下さんは、ガムテープで(草履を)貼ってしまえばよかったのに、とおっしゃいましたが、
かしちゃんは、ガムテープはかえって案外滑ってしまうことがある、と。
濡れ雑巾が、今の流行り?

流行りって言ったかしちゃんに、
その靴裏黒フェルトを思い出した私は、
流行りぃ??
…と、心の中でツッコんでました(笑)。

こんな言い回しをするところが、
かしちゃんの可愛い愉快なところで、大好きなんだけど(笑)。


☆お手紙
何が書いてあると嬉しいか、と聞かれた瞬間に、かしちゃん、
「愛の告白」
この間髪入れなさ加減が最高でした(笑)。
速っ。

愛の告白かぁ…。
ここでは書きたい放題、好きだ大好きだ愛してる…愛してる、はあんまり書いてないか?(笑)、
とかまぁ書きまくってる私ですが、
ご本人に対して筆をとるのが苦手で…ダメで……。
特に郵送ってのが……
これがダメなのだ。
多分、性格にマメさとか乙女度とかが足りないからかと思うんだけども。

そうかぁ…
愛の告白かぁ…
何月何日の私のブログを読んで下さい…ってのではダメだろうか(笑)。
あ、いろんな人を好きだって書きすぎてるからダメか。


そんなわけで、ちょっと控え目(のつもり)にしておきますけど、
(なので、聞きたい方は個人的に私に聞いて下さい。
いくらでも喋り続けると思います・笑)
結構かしちゃんのお話の一つ一つに沢山反応しながら、
笑って笑って笑って、きゅんとして、楽しんで参りました。

歌、は、ピアノの生演奏にて2曲。
ジャズ仕立てのアレンジの「NIGHT&DAY」を英語で。
そして、「奇跡」。

「NIGHT&DAY」は、しっとりとでも力強く。
艶やかかっこいい感じ。

「奇跡」は…ほら、私には個人的事情があるじゃない?
最近は、話題に上ってないけど…このブログでのお馴染み、
「奇跡」と言えばTHちゃん?(笑)
タイトルを言われた途端に、ここにTHちゃんがいないのが残念だ!
と私は即座に、THちゃんのことを連想したのでした(笑)。

ずっとかしちゃんが大事に大事に歌って来られて、
音楽配信にも、CDにも入っているこの曲。
少しずつ変化して来ている…その時々の、かしちゃんの想いの色合いが、
歌に反映してるようで、
そういう意味でも、いつまでも聴かせていただきたい曲。
今回はまた、透明感が変わったというか、色めが変化して来たというか。
でもかしちゃんの優しさと強さはやっぱり、そこにあって、会場じゅうを包み込むように温かかった。
かしちゃんはかしちゃんで、
かしげちゃんでも、かし子ちゃんでも(笑)、
変わらぬものが、歌に深く貫かれているのを感じるのでした。


ご挨拶でも、
お話の途中途中でも、
常に、ファンが近くに居るのを肌で感じながら、
それを求め、大事にしていること、励みに思っていることを、ちょこちょこ口にされたり、
来てね?
観てね?
居てね?
って、みんなに語りかけるかしちゃん。

ねー、手紙出すのが苦手とか言ってる場合じゃないよねぇ(笑)。
頑張ろう…

なんか、ちっともご報告にもなってない書き物だなぁ…。
私が満喫だったことだけでも伝わりますように。
また、東京會館さんが、かしちゃんを呼んで下さるといいな♪



貴城けいトークサロン・上

2007-06-29 13:00:36 | Weblog
私は夜の部だけを観せていただきました。
お昼をご覧になった方に、
「楽しかった~」
との感想を伺ってたのですが、ほんとに。
ほとんどずっと笑っていた。

司会の竹下さんは、こないださえちゃんのファンミも司会をされていました。
さえちゃんのファンミは、その前2回が中井美穂さんの司会で、
中井さんも、舞台のことをよくご存じで、大変にお上手なのですが、
竹下さんがお相手の場合の面白さというのは、
ある意味反則技?(笑)と思った。…あの時も。

中井さんがお友達っぽい雰囲気としたらば、
竹下さんは、やや保護者的角度というか、仲のいい親戚の……お姉様?(笑)
中井さんも、いいところツッコむなぁ♪って思っていたけれど、
竹下さんは、もっと…鋭角の訊き方をしてくる。
面白い。

その感じを頭に置いて、臨んだんだけど…
更に、かしちゃんであるだけに、お二人のコンビネーションは相当面白いことになってました。


その前に、お食事のお話。
こないだ、お友達に、東京會館のお食事のお話を聞いて、ちょっと不安になっていたんだけど…
全然違いました。
あれはどんな噂だったんだろうか。

こないだのかしちゃんのパーティの時にいただいたものは、美味しかったので、
話を聞いて、あれ?とは思ってたけれど、やはり美味しかった。
値段から言って、あんなにまともにコースディナーになっているとは思わなかったので、びっくり。
むしろ、コースとしたら量も軽めだったので、女性にぴったりです。
どこぞのディナーショーより、いいような気がする。

それにしても、会場にめいいっぱい人を入れたな?という設営。
10人掛けの長テーブルが、ステージに対して垂直に、ぎっちり並びました。
テーブル番号が50いくつまであったから…そのくらいの人が入ってたわけです。
大盛況。


かしちゃん登場。
会場が縦長だったので、私からは、向こう側に現れたかしちゃんのシルエットしか見えなかったのですが、
それにしても、あの髪型はいかに?
なんていうか…そうね、とても、もこもこして見えた。

しかし、その辺りにいらっしゃる方たちからの、
「可愛い~!」
という悲鳴が聞こえたから、
あ…可愛いんだ♪と安心。

ウイッグなのかと思ったら、だんだん近付いてきて、そうではないことがわかりました。
ヘアメイクさんのお仕事、お見事です。
間近で見たら、相当に可愛い感じになっていました。
…外人さんみたいだった。

お昼を観た方々が、
かしちゃんが大きいって言われるのに対し、私は、
「…大きくないっ!」
って言い返してみた(私の方が大きいから・笑)んだけど、
いや…すみません、私が間違ってました。かしちゃん、大きかったです。(笑)

壇上に、竹下さんと並んで立つと…大きい。
頭ももこもこしてたから、尚更大きく感じたんでしょうが、
私がかしちゃんを眺めてて、今まで一番大きく見えたのが、今回じゃないかと思う。
……待て待て。かしちゃんより、縦にも横にも大きい私は…どんななんだ?(震)

かしちゃんの装い。
例によって上手に言えませんが、
トップスはノースリーブで、
大きなだんだんのフリルになっている…で、お背中は肩甲骨の下のラインから上は全開。
そして膝下丈のパンツに、ヒールのサンダル。足首にくるくるストラップを巻くタイプ。
黒い大きな石の連なるロングネックレスをしているのですが、
このネックレスのアジャスターの尻尾が、
素肌のお背中で揺れてるのが、妙に鮮明に残っています。

背中について指摘された、かしちゃん、
きゃっと隠してみせようとする仕草をする。
…が、かしちゃん、それは羽交締め。隠してるのは前で、お背中は何にも隠れてないよ?
…と、全員が心の中でツッコミ入れたと思う。(笑)

隠そうとしてみせた割に、
背中を見せるのは平気、自分で見えないから。
とおっしゃるかしちゃん。
見えないからこそ、不安…というのは……ないよね。
だって綺麗だもの。

竹下さんの率直な質問に、
「えっ!?」
と聞き返してから話出したり、
何か言っては、にっと歯を見せて笑ったり。
この笑顔が、まぁ可愛いこと。

一度、竹下さんに、
「セレブだから」
みたいなことを言われた時には、
ふわもこの髪を、小首傾げて、下から手のひらでぽんぽん、と撫でてみせたり…
気取ってみせてる??(笑)…否定はしないらしい。
これが、かなりツボで、私の中で一番可愛かった瞬間でした。


さて。
どうやってかしちゃんのお話をご紹介しようかなぁと、かなり迷ったんですが、
お茶会とは違うので、そのままご紹介…というのはどうかと思ったので、私らしく!(笑)
私個人の事情的感想主体で書いてみますね。


☆ビリー
かしちゃんが、ビリーのセットを購入して、届くのを楽しみにしている、
と言いました。

……ビリーって、誰?
だ、ダメだ、私、話について行かれてない!(苦笑)

恐らくは、500人は居た会場の中で、ぴよ?っとなったのは、
私くらいだったのではないだろうか。
みんな無茶苦茶反応している。

いやいや話の感じでは、私もなんだか、会社の人が喋ってるのを聞きかじったことがあるぞ?
1週間で痩せるとかいう、ハードに運動するダイエット方法か?
ちゃんとやれれば、そりゃ痩せるだろう、とかいう?

竹下さんは、かしちゃんのどこにそれが必要なのかわからない、とおっしゃいました。
それについては、かしちゃんは否定しませんでしたが、
あのゴムの道具が欲しかったの、やってみたい
と語り、場内爆笑。
何それ?ゴムって何???

かしちゃんは、ソファを追いやって、やってみるおつもり、だそうですが、
効果があったらご報告します
と…。

最後まで話題について行かれなかった私だったので、
ビリーって誰なのか気になってたまらない。
まず横文字の名前を一度で覚えたためしのない私が、
ビリーってちゃんと覚えて帰って来たんだから、
その執念がうかがえるというものだ。

で、
ビリーという単語にアンテナを張ってたら、案外簡単に引っ掛かってきた。
お昼休みに、その流行り具合について、
営業おじさまがちらっと口にした瞬間に飛び付く。
「ビリーって流行ってるんですか?」
こんな親父さんも知ってるだなんて!
「流行ってるよぅ。テレビつけたら出てるじゃん。ほら」
と指差した先に、隣りの部署の、部屋の向こう端の高い位置にあるテレビ。
画面が小さいから、思わず近くまで行ってみる。
が…
私「ダメです。なんかゲームやってて…」
あっという間に舞い戻る私。
ダメだよ、エクササイズしてくれないとさ。
…とはいえ、初めてビリーの顔を拝んだのでした。

それから、念願のエクササイズ風景も、
何やらファンと共に、キャンプを行ったとかでちらっと見る機会に恵まれ、
念願のゴムの道具も見ました。
そして、何やらビリーが参加者に、
「心を強く持つんだ!」
とか、英語で言っている。

なんかすごいんだねぇ…
(多分、何を今更、という感想…?笑)

更にネットのビリーの解説によれば、
このビリーのセットDVDでは、常にビリーのその励ましで頑張るんだって?
「ここをどこだと思ってるんだ!」
とかいう台詞が、まじめな解説な中にあって、
思わずPCの前で吹き出す。

会社の人が昨日、嬉しげに、
「俺もキャンプインするんだ♪」
と言いました。
はぁ…「キャンプイン」って言うんだぁ?
と初めて知ったんだけど、
そうか、かしちゃんも「キャンプイン」されるわけですね?(笑)

かしちゃんならば…ぜーはーしても、ちゃんと最後までやれそう?
なんといっても、アスリート系だから♪
また、後日談を聴けたらたらいいな。


つづく。


'01仏旅記~朝食はお墓の前で

2007-06-27 12:57:41 | フランス旅行記
旅先の朝。
皆様はいかがお過ごしになられますか?

お部屋で優雅に朝ご飯?…それもいいですね。
ラスベガスでのバフェで、あれもこれもと、しこたま詰め込んだバイキングブランチも楽しかった。

私たちのパリの朝ご飯は、
ここからはほとんど、外で食べていたように思います。
ビジネスホテルみたいなホテルでも、
朝ご飯には、クロワッサンとバゲットと、
ジャムとバターと…
そして、たっぷりの紅茶がポットに一杯ずつ、そしてミルクが用意されていました。
これを持って、お外へ行くの。

まず、ティバッグが、びっくりするほどいい味が出るのが、あちらのお水です。
渋くなったりしないし、香りも日本の水で煎れるのとは大違い。
安ホテルの安紅茶でも、本当にまろやかな味わいでした。

ある程度経ったところで、金属のポットを洗面所に持っていきます。
洗面器に水をはり、ポットのお尻を漬けて、紅茶を冷ますの。

お水は、大きなペットボトルで買って、みんなで飲んでいたので、
空いたボトルがありました。
ここに、冷めた紅茶とミルクをたっぷり入れて、ミルクティボトルの完成。
あ、お砂糖を冷ます前に入れるのを忘れずにね。

このミルクティと、パンと…スーパーで買っておいたヨーグルトなどを、
スーパーのビニール袋に提げて、出掛けるのです。
だから、私たちの朝は早かった!(笑)


朝から何処へ出掛けるのか。
それは、墓地です。

はじめは、夕方に訪れたら、既に閉門していました。
そう、向こうの墓地は、開いている時間が限られているのです。

そして、ご覧の通り、私たちのスケジュールはなかなかにキツキツです。
美術館だのも開いている時間に行かねばならない場所でしょ?
一番早く営業?しているのが、墓地だったのです。
だったら…墓地で朝ご飯にしようよ……
って言い出したのは、多分私だったと思います。

世の中の霊感少女の皆様、すみませんが、
私は全くそういう感覚が無いからへっちゃらです。
よくも、他人の墓に囲まれて食事をするなぁと呆れておられる方も、沢山おいででしょう。
でも、あちらの墓地は、少し公園っぽいからね……
いやもしかしたら、私は日本の墓地でも平気で、ご飯を食べるかもなぁ。

なんで、墓地に行かねばならないか。
それは、私たちがミーハーだからです。
…と言っても、私はそんなに誰の墓に詣でたいってことは無かったんだけど、
Pちゃんたちは、どなたがどの墓地に眠っておいでかを、
せっせとチェックしておいででした。

なので、パリ市内にある墓地を何箇所も訪れることが必要で、
その為に時間が足りないから、墓地で朝ご飯、なのでした。

墓地では、入口で無料で敷地内の地図が貰えます。
ガイドブックに載ってるものより、もちろん詳細なので、
この地図に、ガイドブックの図の有名人のお墓の場所を写して、丸をつけ、
漏れなく訪れるようにしていました。

墓地は、いいですよ。
静かだし、貸し切りに近いし、入場料は不要だし、
木陰も、場合によってはベンチもあって。
ゆっくりご飯を食べて、それから探検+記念撮影をします。

例えば…この日に訪れたのはパッシー墓地で、
お写真は、皆様どなたもご存じのところで、ドビュッシー先生のをつけてみました。
この下に、ドビュッシー先生が眠っておられると思うと…
ほら、ミーハー魂が騒ぐのですよ。

私が全然知らない方の写真もいっぱい残っています。
パズルを解くみたいに、お墓の配置地図を眺めて、
次々とお参りするのが、楽しかった。


さて、前の記事で、現代美術が好き、と書きましたが。
何度も言うように、美術が解る訳じゃなくて、
わくわくする作品に出会うのが好きなの。

だから、ポンピドゥーセンターを訪れるのを、私は楽しみにしていました。
建物の外観だけでも、なんかウキウキしちゃう。
…写真で見ただけだけどね。

だけど、その前にパリに行った時は、どうしてだか行かれなかった。
何故でしたっけ?
で、今度こそ~とは思ってたから、もちろん出掛けさせていただきましたよ、ポンピドゥーセンター。
お墓参りの次に。

ところが…入口が閑散としてる……てか、開いてないんじゃん!
なんと、お休みだったのです。あーららららら。
ちくしょうめ!と硝子におでこをつけて、中を覗く私。
だけど…休みなもんは、しゃあない。
よくよく縁が希薄なようで…。

休館日で仕方がないから、ここでお昼ご飯を食べたのか、
食べてからお休みなのがわかったのか、
(何となく、食べてからわかったんだったような気がするけど)
仕方がないから、ここを後にします。


ここから歩いたのかなぁ…
ノートルダムを訪れた写真が残っている。

昔、ここに来た時には、とっても感動したのと、
高校時代の友人と偶然ばったり会ったのと、
そんな想い出がある場所です。
あちらさんも卒業旅行だったんだけど、
その前に、ヴェルサイユでも出くわしてたんだよね。
偶然2回も逢うなんてね!
しかも、彼女と私は、あれ以来逢ってないと思う。
不思議なもんです。

さて、そんなノートルダムですけど、
こうして、いろんなところを巡ってる旅だと、
たいして面白いところでもありませんでした。
なんかなぁ…観光色が強すぎるんだよね……多分(なんちゅう我儘!)。
教会って、もっと日常感やらなんやらが備わってた方が、面白いような気がする。
ガイドブックに載ってるもの同士でも、案外そこに差があるように思うんだなぁ。
ヴェルサイユより、ヴォルヴィコントの方が面白いように、ね。

ただの私の思い込みかもしれないけど(笑)。



主にジブリに一日を満喫する☆3

2007-06-26 21:30:16 | Weblog

美術館にはミニシアターがついていて、
期間ごとに順繰りに、違う作品を上映しています。
……「います」だなんて偉そうな。行って知ったのだ。
確かに昔観た、開館ドキュメントでやってたかも。

それで、私たちが観られたのは、
「めいとこねこバス」
という作品でした。
私は、宮崎駿氏の作品で、一番好きなのが「となりのトトロ」なので、ちょっと嬉しかった。

このシアター自体も、よく出来ていて、
もっとじっくり見学したかったなぁ…
と、シアターを出る時に思いました。
ほら、入る時は、席を目掛けて座るから、
背後の様子にまで気がつかなかったんだよね。

さて、「めいとこねこバス」。
観終わった時には、みんな虜でした。
キャラメルを食べたい!と訴える方、
(キャラメルが物語の、キーアイテムで、美味しそうなんだ、これが!)
つい、ネコバスの縫いぐるみを購入される方たち。
ポストカードセットに、ネコバスばあちゃんのポストカードが含まれてたら、私も買っただろうと思うけど、
ネコバスばあちゃんは、隠し玉で、ネタばれを恐れて?なのか、入ってません。ちっ。

私は何に一番感動したって……
みんなが、わらわら出て来るネコバス軍団や、
おばけトトロたちについて熱く語る中、
マニアな話題で口に出来なかったんだけど……
私は、涙ぐみそうなくらい、坂本千夏(めい役)ちゃんのお芝居にハートを奪われてた。

千夏ちゃん、だなんて、大変におこがましいお姉様ですが、
私が好きだった声優さんたちの中では少し若かったので、
未だに、私の中では千夏ちゃん。

「となりのトトロ」の時の、あまりの素晴らしいめいちゃんの演技に…
多分、めいちゃんの役が別の方だったら、
「となりのトトロ」を、この半分くらいしか好きにならなかったかもしれない。
…というくらい、坂本千夏ちゃんのめいちゃんが大好きなのです。

今は、どうなんだろう…
ほとんどアニメを観ないので、
坂本千夏ちゃんが、どの程度活躍されているのかよく知りません。
どうされてるのかなぁ。

久しぶりに再会しためいちゃんは、
映画の時と何も変わっていない、あのままの瑞々しさと豊かさ溢れる女の子でした。

そして、何がすごいって、…私たちが観た回は、字幕が流れる回だったのですが、
そこに台詞として出ている言葉と、
千夏ちゃんが発しておられる声のギャップ。
何倍もいろんな歓声をあげたり、文字面と全く違っていたり。

というか、子どものはしゃぎ方や悲鳴に、
文字に出来ない音飾がいっぱいあるのを見事にとらえて、演じてる。
千夏ちゃんの想像力の素晴らしさでしょうか。
あとは、技術や観察眼や…。

子どもの声を大人が当てることは、よくある…
というか、ほとんどの場合がそうなんだけど、
この方ほどリアルに幼児の笑い声をたてられる方がいるだろうか。
観ていて鳥肌がたつくらいに素晴らしかった…相変わらず。

子どもを演じる、のではなくて、
子どもになった上で、めいちゃんを演じてるんだよね。
子どもと大人の喉って違うだろうと思うのに…。
飛び跳ねるめいちゃん以上に、伸びやかで、
声が動画を引っ張っていく。。。
とにもかくにも、ものすごく、きゅんとする。


めいちゃんがはしゃぐ度に、
トトロやネコバスたちや、ネコバスばあちゃんが、
豊かな動きを見せる度に、
大人も思わず笑い声をたてたり、歓声をあげたりしてしまう作品でした。

あそこには、まだちゃんとトトロが居て、
めいちゃんと出会ったりしてるんだね。
なんか、それだけで、安心するし、わくわくする…。


さて、美術館を出て、その後は、
公園の中をお散歩して、吉祥寺に。
カフェでお茶をして…私はまたもや甘い物を食べ、
吉祥寺ならではのお店を案内していただいたりして…

更には、新宿へ移動し、
例の(笑)ドーナツ屋さんの行列をみんなで眺めて…
ちなみに、少し涼しくなってきたこの時間で、
2時間10分待ちでした(苦笑)。

そして、夕ご飯を食べ…
…って食べてばっかり?(笑)
とにかく食べてる間に、更にお誘いが。

「時計を見に行かない?」

時計…?
って言われて思い浮かんだのは、
近ごろ、オープンしたとかいう、時計屋ばかりのビルだったんだけど…
違う違う。
日テレにある仕掛け時計でした。

私はすぐ近くまで行きながら、ちっともその存在を知らなかったんだけど、
その時計は、宮崎駿プロデュースの大仕掛け時計なんですって。

なるほど、ジブリの森に続いて、
宮崎作品で締めようって訳ですな?


この日は、大変お天気がよく、
昼間は大変暑い日だったのですが、
夜は涼しい風が吹いてました。

ちょっと早めに着いて、
その涼しい…ていうか寒いかも?くらいのビル風に吹かれながら、時間を待つ。
仕掛け時計は、毎時毎時動くわけでもないそうで、一日の回数が限られてる。
ちょっとラスベガスのホテル前のショーの在り方を連想。

20:00が近付くと、どこからともなく人が集まりはじめ、
誰もいない時からスタンバイしてた私たちは、慌てて、場所を確保する。

私は撮影してみようかと思ったので、
遊歩道?を渡った向こうの手摺に両肘をついて、見学。
カメラくんには勝手に働いてもらい、私は肉眼で眺めました。
(これには、ひょっとして私の身長が役に立ってたかも?笑)

感想?
そうだなぁ……文字盤がひっくり返って、人形が出て来たりはしないのかぁ…!残念。。。
とか、は思った。

ブリキ板金細工っぽい人形たちは、様々に動く…のだけど、
ライトアップは多少されてるんだけど、
…多分、昼間も観た方がいいね。
昼間も観て、夜も観ると、多分もっと幻想的な部分を感じられそう。

他に驚いたのは、
始まる10分前に、警備員さんが2人もやってきたこと。
「この人数ならば、時計の真下で見上げてる人たちをあのままにしておいてよい」
だなんて相談してた。
どうやら、人が沢山になったら、時計下から見上げることは出来ないらしい…
というか、そんなにも盛況なのか!!
すごいねぇ…。

という訳で、写真がその始まる前の時計です。
どこがジブリだかさっぱりわからん写りっぷりだこと!(笑)


そして…
皆さんと、また明日~と挨拶出来る幸せ。
そう、翌日はいよいよ、かしちゃんのトークサロンなんだもん♪

これにて…、
ジブリに過ごした1日は、終了!!


主にジブリに一日を満喫する☆2

2007-06-26 12:08:32 | Weblog
くまに会いに行きました。
展示室は2部屋。1部屋目では、くまのお家に迷いこんでしまう女の子の視点で物が見られるように、
くまの寝室が覗けるようになっていたり、
でっっかい食卓には、自由にのぼり、
くまたちの食器をいじったり出来るようになっている。

この辺りで、小道具の血が騒ぐ。
(注:大学の演劇部時代、私は小道具スタッフでした)
どんなふうに作られてるんだろ?

って近付いた、壁にかかったお魚は、
遠目に見たらわからないけど、実は縫いぐるみでした。
魚の背中の鱗はキルティングの四角い凹凸を利用してあって、
お腹の側は違う布ではぎ合わせてあるの。
多分、アクリル絵の具か何かで色をつけてあるのでしょう、
だから、質感が布っぽくない!!

その下の樽の中にタマネギやジャガ芋がありました。
タマネギはあからさまに作り物だってわかるけど、
ジャガ芋はとてもよくできていました。見事な作品です。
本物にしか見えない。

でも手に取ると軽~い。発泡スチロールなんですね。
それを丹念に削り、丁寧に色をつけてある。

面白かったから、みんなを呼んでは、
いかにもズシッとした重さがあるかのように、
手のひらにのっけては、驚かせて遊びました(笑)。

あんまりリアルだから…
あれ、本物を使った方が安いと思う。
そう考えたら贅沢だよね。

そして同時に、私はフランス旅行で訪れたシュノンソー城でのことを思い出していました。
PちゃんとAUちゃんが、ジャガ芋を持って帰りそうな勢いで、
大喜びしてたこと。
ふとあの光景と重なった。

隣りの部屋に入ると、大きなくまがいました。
いや…大きいって言われてたけど、あそこまででかいとは!
みんな度肝を抜かれて、パパくまの頭を見上げる。

ええ、ええ、もちろん、私も見上げましたよ?

この、私が、見上げた、のです。(笑)
いやぁ衝撃だった。

しかも、その巨大縫いぐるみたち(パパくまとママくま)は、触ってもいいみたいでした。
ここは、チャンス!

何がチャンスかというと、
皆様、ネコバスには、大人が乗れないのはご存じでしょう。
ネコバスはちびっこ限定の展示だから、大人は指をくわえ、
ネコバスによじ登ったり、中を這いずり回るちびっこたちをみつめておらねばならないのだ。

このネコバスは、あの…多分手もべたべたしてそうなちびっこたちに、
毎日撫で回され、頬擦りされ…
汗も何もかも吸収してると思われるのに、
耳の中だって真っ白でした。
そして、毛もふかふかして見える。

あれは、一体、どんなお手入れがされてるのだろうか?
水なしシャンプー?
縫いぐるみ用シャンプー?(ムース)
いや…あの巨大なのに、どんだけ薬剤が必要なのか??

どこかで、布団カバーみたいに、チャックがついてて、はがしてクリーニング…
っつったって、生半可な布の量ではありません。
謎だなぁ。

私なんかは、そんなことを考えてましたが、
果敢に、ネコバスタッチを狙った方がいらっしゃいました。
が…あっけなく係員の抵抗に遭い、失敗。

触ってみたかったのにぃ…
とおっしゃるんだけども、
よく考えたら、

♪こどもの時にだけ、あなたに訪れる、不思議な出会い♪

ですから、大人には出会えない、手だって触れちゃいけないのかも?
…あ、あれは、トトロのことか??
ま、トトロもネコバスもそういう存在ってことですかね。

ですが、くまは、触り放題でした。
むしろ、大人の方が高い位置まで手が届く分、有利だ!

ということで、べたべた触って来ましたが、
「熊の毛って、もっとごわごわしてるんだよね?」
ってご意見が飛び出す。
…いや、まぁ、結局は剥製ではないので(笑)。
でも、毛足は長く、ばさぼさとしていました。
特注の縫いぐるみ生地かしら?…ってそれこそどうでもいいことか。。。

トルストイ作(だったんだね)の、
この童話のちょっとした解析なんかもあったりして、
児童文学に興味のあった私には面白かった。

しかし、あれだけの展示を作るのに、
いかほどのお金が費やされておるものなのか…?
余計なお世話だが、一体どのくらいの期間の展示なのか…
そして終わった後のくまパパたちの運命はいかに?
…あまりにもよくできてるがために、勿体ないなぁ…なんて思ってしまうのでありました。
……それだけ、この美術館は儲ってるんだろうけど。。。(ああ貧乏性)

それから、アニメ作品が出来るまで、の展示を見て…
原画の数々が、大変無造作に展示されているのを、
平気で手で触るカップル!!
有り得ないだろう?あんたの描くいたずら描きじゃないんだぞ??
と、私は首根っこ引っ掴んでやろうかと思ったが、
もし私が宮崎マニアだったら、ホントに口に出して注意したかもしれない。

いくらスケッチでも、みんなが触ったら、汚れるだろう!!子どもじゃあるまいし…。
(やっぱり怒ってるらしい)

壁じゅう、ぎっちり展示されているので、
もっとすいていたら、ゆっくり隅々まで目を通したいところ。
しかし……フランスの旅にも出て参りますが、私は大変にせっかちに見学をするタチなので…
あの人で埋まった展示室では、
読むところは読む、というのが精一杯、
あとは皆さんのペースに合わせて、うろうろしていました。

幸い、仕事机が再現されていたりしたので、
そこにピーナッツをみつけたり、
大きな瓶の中に、使い古した鉛筆がぎっしり詰め込まれているのを覗いて、
ああ、濃い鉛筆ばかりだなぁ…とか。
少しアニメファンだった時代に帰ってみたり…。
(仕事場の話に、ついていかれるだけのことは知ってる)

大人の目の高さにも、子どもの目の高さにも展示があるから、
思ってた以上に、なかなかに夢のある場所でした。
そうだよね、夢が生み出されるところには、
困難も苦労も産みの苦しみもあるけれど、
そこにわくわくがあるからこそ、夢は生まれて来るんだ。


つづく。


主にジブリに一日を満喫する☆1

2007-06-25 08:15:50 | Weblog
初めて、ジブリの森美術館に行って来ました。
…ていうか、連れて行っていただいた。
だけど、どちらかと言えば、私より三鷹にかなり近いTHちゃんも行ったことが無いそうなんだから…
駅to駅で1時間の私が行ったことが無くても不思議ではないでしょう。

開館する時の、美術館を開くまでのドキュメントを観たことはあったんだけど、
その番組をぼんやり思い出したりした。

サービスの在り方は…
(なんていきなりそんなこと考えながら…なんて客もどうよ?とは思うけど)
少しディズニーランドに似ていた。
かなり人でいっぱいなのに、塵一つない床。
スタッフの物腰は柔らかく、全員がきめこまやかな案内が出来るように教育されている。
混雑はしていても、決してそれにいらいらするような空気がないのが、すごいなぁと思った。

建物の作り自体が、子どもがわくわくするような構造。
階段がいっぱいあったり、ちょっとした渡り廊下。
お城に迷いこんだみたいな風情。
アトラクションではなく、その建築デザインだけで、楽しくなってくるような作り。
もっとすいていたら、子どもは駆けずり回るでしょう。
床は木の床だから、転んでも衝撃は吸収してくれる。
たいした場所だなぁと感心したのでした。

行くからには、朝一番に行かなければならないの、と言われました。
何でも、中にあるカフェでコーヒーの表面に絵を描いてもらえるそうで…。
大変に人気があるから、まずカフェに行かなくちゃ、入れないんですって。

それで、朝から三鷹に集合した訳ですが、果たして。
入場してまず、カフェを見に行ったところ…
「11:00からだって。まだ誰も並んでない」
ありゃ?

ちなみに、10:00に入場だったから、まだ1時間ある。
そこで、少し見学してたんだけど…

ちょっと早いかな?と思いながら、カフェの前に行ったら、
ちょうど行列を作るところでした。
15分だか20分前くらいだったと思う。
まさしく、ナイスタイミング♪

店内はゆったり設計で、
あといくつかテーブルが置けるんじゃないかな?という程度のスペースのゆるさでした。
なかなか贅沢。

私たちは6人だったから、
お料理を上からだーっと頼んで、みんなで少しずつつまむことに。

はじめに来た、かつサンドを見て、そのかつの厚さに驚く。
分厚いけど(肉だけで厚さ15ミリ?)形は、まぁ普通。
フルーツサンドなんかは、もっと普通だったから、
野菜サンドもそんな感じを想像していた…ら!

隣りの子どもが食べてるものを見てギョッとする。
丸いパニーニみたいなパンに挟まれてる野菜。
見るからに食べにくそうな食べ物でした。

来てみたら、やっぱりそれが野菜サンドだったんだけど…
もう、どうにもなりません。
ならないから、みんなで囓ることに。

その頃には、隣りのテーブルの子どもの目の前にある皿の上は、
ただの野菜サラダと化していました。
もしかしたら、挟んで手で食べないで、
パンを刻んで、パンと野菜を串刺しにして食べる、
という感じでもよかったのかも。
とにかく、パンの中身がぎゅっとなっていて、
かなり豊かな野菜サンドだったのでした。

全てのメニューが、素材や調理に拘りを感じる。
有機野菜、とか、ジャガ芋は皮のままスープに入れる、とか、
生クリームもフレッシュクリームだし、
ケーキのイチゴも、形のふぞろいなものを、
ふぞろいなりに大きさを綺麗に並べてあったりとか。

そうそう、ケーキもみんなでつついた。
レモンタルトの上に、アーモンドとアーモンドスライスで作った蜂が居たり…。

あ、コーヒーね。
みんなコーヒーの為に早く行ったのかと思ってたんだが、
実際にコーヒーを頼んだのは、2人だけ(笑)。
私は、そりゃお約束だろうと考えるタチなので、コーヒーにしましたが…
ミルクコーヒーの上には、泡だったミルクがたっぷり載ってて、
そこに、チョコレートで麦わら帽子の絵が描いてあるのでした。
混ぜないでそうっと飲むと、途中までは、少し絵を保って飲むことができます。
そして、薄いラスクがついていました。
子どもでも飲めるようなミルクコーヒー。
甘くないけど、ミルクの仄かな甘さが美味しかった。

他のみんなが頼んだのは、「紅い実のアイスティ」。
紅い実ってなんだろう?って言いながら頼んだんだけど、
ウエイトレスのお姉さんに尋ねたら、クランベリージュースと紅茶(アールグレイ)のミックスなんですって。
ああ、紅茶とジュースを混ぜると美味しいよね。
一口いただいたら、大変さわやかな味でした♪

ここに使われてるストローは、麦わらだそうで、
みんなで比べっこしたら、太さも…そして長さもふぞろいなの。
太さはともかく、長さまで違うの?って笑いあいました。

笑うっていや、
まぁ、迷惑なくらい大笑いする私たち。
隣りの幼い子どもさんなんか、
うるさいおばさんたちだな?
と思ってたに違いない…。
ホント、すみません…って小さくなりながらも、耐え切れずに笑い続け…
ああ面白かった。

ウエイトレスのお姉さんは、大変に親切で、
館内の展示のことなんかも、とても丁寧に教えて下さいました。
美術館に入場するところに、立て札があって、
そこに現在は「さんびきのくま」ですってなってたから、
私たちはてっきり、上映されてる映画が「さんびきのくま」なのかと思った。
だけど、どこかには「めいとこねこバス」って書いてあったから、
これはどういうことだろう?
2本を交互に上映してるの?
なんて疑問に思ってたから、訊いたのです。

そしたら、「さんびきのくま」は、それが常設の展示の代わりに展示になってる、という意味で、
「おおきなくまがいるんですよ」
とのことでした。
ほぉぉ…?
そりゃ、会いに行かねばなるまい?

他にも、
使われてる食器がトトロなどの柄の大変可愛い…
ノリタケで(笑)、
可愛い~と騒いでいたら、
「ショップで販売していますよ」
と教えて下さったり。


私たちは、すんなりカフェに入れましたが、外には長蛇の列。
だけどウエイトレスさんたちに急かされることは全く無く、
すっかり満喫した私たちでした。
やはり、開店と同時に入るのを狙うのは重要なんだ…!!


つづく。

'01仏旅記~マドレーヌ寺院と赤い薔薇

2007-06-24 23:57:52 | フランス旅行記
AUちゃんをお迎えに、宿に戻り、午後からは、ヴォルヴィコントに出掛けました。
このお話は、以前に書きました(4/24)が、
多分チュイルリー公園か何かに行った時あたりに、
現地のツアー屋さんに行って、予約したんです。
ん?それとも、日本で予約して、下見に行ったのか??
記憶が怪しいなぁ。

とにかく、なんとかツアーバスに乗り込んで、途端に爆睡しました。
従って、着くまでの景色はまるで覚えておりません。

気付いたら、田舎で、
目の前に庭園とお屋敷が広がっていた(写真)のでした。

フランス語訛りの英語ガイドさんのお話やら、
広いお庭の話は、割愛させていただきますが、
何度も言いますが、大変素敵な場所でした。

入っていきなり、コンピュータ合成のダルタニャンの声が聴けたことも、
ほらね、こんな旅なら、私がどんなに爆笑し、どんなに盛り上がったか、
ご想像いただけるんじゃないかと思います。(笑)

ダルタニャンと三銃士が、2組に分かれて、攻防を繰り広げるのが、
ダルタニャン物語の最後です。
フーケ殿を救おうとするダルタニャン、しかし及ばず、ニコラ・フーケ財務卿は処刑されてしまう…というのが、
「鉄仮面」の中のくだり。
そのフーケ殿のお屋敷を訪れることが出来、「三銃士を辿る旅」としては、
また一つ、重要ポイントをクリアです。

帰りのバスも、もちろん爆睡。
気付いたら、バスはパリの街並を背景に、ゆっくりと走っておりました。
それにしても、実に後味のいい場所だったなぁ。

この後は…どうしたんだろうか。
お写真の残っている範囲では、「マドレーヌ寺院」の前で写真を撮り、
(ここももちろん、物語の中で名前が出て来る場所です)
マドレーヌ寺院の横の花屋で花を買う。
こんな旅先で花を買うって贅沢じゃない?
長く滞在していないと、難しいお話。

そして、マドレーヌ寺院の横には、
何軒ものお花屋さんが出店しています。
ワゴンってわけじゃないけど、ものすごく簡易的店舗。
これが一列にいくつも連なっているのです。
…多分、映画や小説に出て来る景色。

私が大変に不愉快で、ちゃぶ台を蹴散らしたくなった映画に、「ルパン」っていうのがありました。
あれは…「JAZZYな妖精たち」の頃だったのかな?
銀座の映画館でも公開されて、
本当に滅多に映画を観ない私が、一人ぽつんと観に行き……
ずーーっと、ポップコーンをむしゃむしゃむしゃむしゃ食べ続け、
はじめから、原作ファンは観るなって言ってくれ!
と激怒しながら帰って来たという映画でした。

そりゃあね、期待しちゃいけないのはそうに違いないんだけど、
原作をいじくりまわすにも、ほどがあるんだもん。
ちなみに、私はなんとあれ以来映画館に足を踏み入れていません!(爆)

さて、この「ルパン」という映画でも、
このマドレーヌ寺院も、マドレーヌ寺院横のお花屋さんも映って、
そこばかりは、あまりにも懐かしく、食い入るようにスクリーンに見入ったものでした。

…でも、途中、爆破事件が起きるのも、確かこの花屋さんの通り向かいのレストランで、
まるで、私たちがお食事した場所みたいだなぁ…って思ったんだけど。。。

お花…朱色掛かった薔薇の花を買った私たちは、
夕食をここ、マドレーヌ寺院横のレストランでいただきました。
なんか…物価が高いなって印象のお店(笑)。
レストランっていうか、カフェかバーって感じのお店だったんだけどなぁ。

でも、マドレーヌ寺院の横の、っていうのがやっぱり素敵。
お店の入口から見える、マドレーヌ寺院の姿を眺めながらお食事しました。

結局…この先もマドレーヌ寺院には入ることは、ありませんでしたが…。

この時買ったお花は、
ジュースの瓶に生けられて、しばらく私たちのお部屋で暮らし、
目を楽しませてくれましたよ。
今は…Pちゃんが撮影した写真(Pちゃんは、1眼レフカメラを抱えて旅していました)の中で、
色鮮やかに、あの日の想い出と一緒に咲いて、
フランスに暮らすかのような長い滞在を、物語ってくれているのです。



CSニュースより

2007-06-23 09:36:37 | Weblog
みゆちゃんとのお別れ。
CSさんは、みゆちゃんのご挨拶はちゃんと映して下さってました。
有り難いことです。

あさちゃんの横のみゆちゃん。
晴れ晴れとした…そして、しっかりとした笑顔で、
今までが幸せだったということ、
応援して下さった皆様への感謝を、口にしたみゆちゃん。

やっぱり、観劇しに行ってよかったなと思うのが、
このVTRを観ながら、私自身が笑顔で居られたこと。

ちゃんと、神奈川県民ホールで、
私はみゆちゃんのお見送りをできたんだな、と思ったのでした。
みゆちゃんのどこか晴れ晴れとした空気を感じ、
あさちゃんの横に映ることが出来て、よかったね、
と思ったのでした。

みゆちゃんのこれからに、沢山の幸あれ!
今まで、ホントに有難う…!!


さて。
宙組さんのお稽古映像が、月全ツ楽映像のすぐ後に流れておりました。

これがねぇ…
お芝居はよくわからないからまだいいとして、
なんだあのショーの主題歌は?
なんか、とってもすごそうな歌詞では?
(って…宝塚のショーはそういう場合の方が多いけど?)

蘭ちゃんたちが歌ってる部分は、ホントにすごくて、
観ながら、しばらくして…あ、主題歌なのか!と思ったんだけど、
タニちゃんのところに来たら絶句でした。
…うーん、タニちゃん……………。

このお稽古映像のトピックスは、
蘭ちゃんがカメラの前を通り過ぎるところでした。

思わず、ラブな気持ち丸出しでLちゃんに語ったら、
…Lちゃんは、何にも知らないので、とりあえず聞いて下さいましたが、
明らかに私のテンションについて来ておられない感じでした(笑)。

でもね、でもね?
蘭ちゃんったら、カメラの前を通り過ぎるところで…

ここでパターンとしては、2つに分かれると思う。
1つめは、おおいにスカして通り過ぎるパターン。
そこにカメラなどないみたいに通ってくパターン。
9割以上、コレだよね。

もう1つは、カメラ目線バリバリに、カメラにかけてくパターン。
指差したり、ウインクしたり。

この時の蘭ちゃんは、2番目に近くて、
私はウインクするかなって思った。

大変にニヒルに通り掛かった、蘭ちゃん、
見るともなしにカメラを視界に入れて…
一瞬止まり…
今にもウインクか?と思われた瞬間に、ふっと通り過ぎたのだ。

きゃあっ!!
かっこいい!!!

もう、テレビの前の私は、胸元を押さえて、ぱたり…。
参ったなぁ。
なんだ、そのかっこよさは?

とにかく、大変にかっこいいの、この頃の蘭ちゃんたら。
この頃って言ったら失礼なのかもしれないけど、
でもかっこよさが変わった感じがする…っていうのは私の思い込み?
(Lちゃんは、これから観てね?)

タニちゃんと、ヤらしく…いえ、妖しく絡む場面があるようなのですが、
これは…やはりアレですかね?
「クラシック」の東京公演終盤で、
かしショパンと蘭運命が、大変ヤらし…いや、妖しく時を刻んだから、
それを観た演出家か振付師が使える!と思ったのか??

あああ~
蘭ちゃんが近ごろ目標に掲げられた「妖しく」は、満たされるんだけども、
かしちゃんのファンとしちゃ、
かしちゃんを相手に何故にもっと振付けてくれんかったのか?
何故本人たちが、自発的にあんなふうに…変容させねばならんかったのか?
と…まぁ、どうしても思わずにおられない。
変容させたから…いいけど?(笑)

うーん、タニちゃんお相手かぁ……
これは、アレでしょうかね、「腐女子的には萌」なんだろうか?
(暴言?)

ちなみに、蘭ちゃんはいい表情してた。
ああああ、惜しいなぁ。

ごめんなさい、
タニちゃんがどうって話じゃないので、悪しからず。
蘭ちゃんのファンとして、
という部分と、何よりかしちゃんのファンとして、という部分での発想。

今朝のニュース。
ニュースを見ての感想。
今まで、大和悠河さんのことを、タニちゃん、と書いて来ました、
今日から、ユウガさん、ってお呼びしようと思いました。
これが、大和悠河さんについての感想。

それにしても、途中まで、ユウガさんしか映らないダイジェスト。
あんまりに極端じゃない?そりゃ??

みっちゃんが、ピンクとか、…なんだかパステルカラーの貴族風なお衣裳をお召しでした。
すみません、見慣れなかったので、ちょいとびっくりし…
…頑張れ、みっちゃん、着こなそう!!

七帆くんが一瞬映る。
ちょっと長めの髪がふわふわ気味にセット。
大変に素敵でした。ちゃんと観るのが楽しみ。

蘭ちゃんは、ラテン系で、浅黒い感じ。
これも、黄色とかオレンジ、とかで、目に突き刺さるような色なのですが、
でも、お似合いでした。
みっちゃんもこちらの方が着こなしやすいのでは?

蘭ちゃんが歌う。
あああ、緊張している!
初日だもんね、頑張れ!!(甘い?笑)

3人で手を組むことになった…というのか、
仲間に引きずり込まれた?といった感じの蘭ちゃん。
3人並んで、真ん中で。
はじめはむずがりながら、
両脇の2人がシリアスにピッと手を挙げる振りに、
後から、手をひょいっと挙げて、にっと笑う。

これで仲間になりました、という演出かと思われますが、
この蘭ちゃんのかぁわいいこと!
ここだけでもいい、通いたい!という喜びっぷり。


お芝居の歌は、緊張が伝わって来る感じだった蘭ちゃん、
ショーの主題歌は、かなり気持ちよさそうに歌っておいでで、
ちょっとほっとしました。

ショーのお衣裳が全体的に…
妖精系っていうのか、宇宙人系っていうのか…
つまり、あんまり普通にスーツ、とかああいう衣裳が少ない感じ。

前述の、ユウガさんと蘭ちゃんのダンスは、
蘭ちゃんは、真っ白なロングの鬘で、妖精系の水色のお衣裳。
すみません、ユウガさんは細部は覚えていないですが、青かったんじゃないかな。
蘭ちゃんは、白い髪を…これが割に軽い素材みたいで、ふわぁっと舞わせて、
羽のように軽やかに、ユウガさんの周りで舞っておられ…る印象でした。
はぁ~白いロングヘアで来たか!

と思ったら、そこらじゅうが白い鬘の人々でいっぱい。
すんごい可愛い白いストレートヘアの女の子がいる!
と思ったら、あさひちゃんでした。
ああいう髪型、似合うんだねぇ♪

蘭ちゃんが、男役さんを引き連れた時には、
ホントにきゃあ♪だった。
フィナーレの襟巻きトカゲ風、立上がり襟も大変に可愛らしく、お似合いでした。
二番手さんの羽、おめでとう、蘭ちゃん。


かなりだらだらして来たから、
最後に、かしちゃんのファンの皆様に。
今回の公演は、特に観たい方がいないなら、観ない方がいいと思います。
観るならば劇場で。
映像では観ない方がいいんじゃないかなぁ。

映像は、早送りが出来るには出来ますが、
舞台の好きなアングルで観られないでしょ?
生で観るなら、
好きな場所を観てたらいいわけです。

中詰が「ヴィーナス」だったのには、あんぐりで、
正直、
さっきお芝居で通いたい!と思った私は何処?
って気持ちにもなったんだけど、(苦笑)
だったらそれはそれで、観たい人が歌ってるのを観たらいいんだもん。
映像なら、選べないから…。

ユウガ大王さま、みたいに、みんなの群舞の背後に、
満面の笑みでせり上がるユウガさん。
映像では、その笑顔とみつめあわねばならない…だけど、
蘭ちゃんのファンの私は、一度も多分後ろは観ないはず。劇場では。
こんな感じ。伝わります?

そんな訳で、
宙組さん、初日おめでとうございました。



敵は海賊・正義の眼

2007-06-22 12:54:33 | Weblog
10年ぶり、ですって…シリーズ新刊が。
えええっ、そんなに出て無かったの?
出てないとは思ってたけど、10年とは思わなかった。

つまり、私は10年もの間、数か月に1回は、
本屋さんで文庫本の発売予定をめくっては溜め息をついてたってことになるのね?
ひぇぇ…。

今回の発売は、たまたま、滅多にやらない、ネットで調べものをしてた時、
ああそうだと思い付いて、早川書房のサイトを覗いてみて、知りました。

「敵は海賊」シリーズ、近日中に、続編発刊予定!

近日??
やったぁ~♪

で。数か月が過ぎて(大苦笑)、いよいよ、
「来月の新刊」の中に挙がりました。

そこからもう、楽しみで楽しみで。
「6月下旬」が待ち遠しくてたまらない。
下旬っていつ?
16日くらいから後半だけど、中旬って括りがあるから…まだまだよね?

待ち遠しくて、先に画像だけいただいておこう♪
と、再び早川書房のサイトを訪れると、
ここには、具体的に書いてありました。
6月22日。

パッとカレンダーを見たら、金曜日でした。
待って?これは、かしちゃんのトークサロンの前々日じゃない?
しかも土曜も遊びにいくつお約束だから、
おおお、スペシャル3days!!

そうこうしていたら、金曜日はLちゃんとデートするお約束になりました。
うむ。そしたら、いつ読むんだ?
遅くとも、昼休みには買いに行けるじゃん?昼から読み始めちゃおっかなぁ。

10年も待ったんだから、
もう何時間単位のことなんかいいじゃん?
…まぁそうなんだけど、私は、どうにも「敵は海賊」が大好きなのです。
どのくらい好きかというと、
黒い猫を見掛けると、怪しいほどの笑顔で微笑みかける、とか。
(いいの、黒猫アプロが本当は猫なわけでもなく、可愛い生き物でなくても)

こないだの月の全ツだって…
「ラジェンドラ」は、
らじぇんどら
ではなく、
らじえんどら
と読むべきなのか!!
と…感動するところは、そこかよ?
ってツッコミ入れられそうな部分に、きゅんとしたりした(笑)。

まぁ、まず、あの劇場でそんなことを考えてたのは私だけだね!
(何故胸をはる?笑)

こんな私ですから、
少しも早く読みたい訳ですの。
とうとう、昨日…発売日前日ですが、私は係長にたずねました。
「駅前の本屋、文庫本も発売前日の夕方には、並ぶんですか?」
以前、係長がそんなことを言ってたのを執念深く覚えていたのだ。
係「えー、小説は、何日ってはっきり発売日が出てないでしょう?」
私「ネットでは出てるんです!」
係「ふぅん。でも、小説はわかんないや」
私「ああ…やっぱり、コミックスのことなんですね?…雑誌はダメなんですよね」
係「うん、雑誌はダメ」

そうか…やはり、賭けか?
前日に手に入れば…つまり、スペシャル4daysになるわけですが…。

係「何が出るの?」
私「敵は海賊って、知ってます?」
係「えー…知らないなぁ」

皆様もご存じのように、係長はオタクです。
なんと!係長も知らないようなマニアSF小説だったのか?

こないだ、
「オリジナルビデオアニメとは」について、
普通の元アニメ好きには、どうでもよいような定義と作品について、
とうとうと講義をし、
お前の定義は間違っている!とばかりに私にとどめを刺そうと…
したけど、
そんなマニアなことが大切なほどの、アニメファンではありませんでしたから、
の私の一言で一蹴されてしまった係長ですから、
これもその昔、オリジナルビデオアニメになったんですけど?知りません?
くらい、言って差し上げようかと思ったけど、
やぁめた。

そう。私のこの作品との出会いのきっかけはそこでした。
しかし…シリーズ中のアニメになったその作品より前の作品の、
長編の第一弾のスケールの大きさと、ファンタジー性、
そして文章の巧みさときたら、
……SFとはスペースファンタジーって言われたりするけど、
まさしく、ファンタジーでありながら…SFなんだなぁ。

あまりにも衝撃を受けたので、
その後、この人の作品を読みあさった時期があります。
この方の世界感と、文章力、パズルか迷路に迷いこんでしまったかのような気持ちに誘われる。

「敵は海賊」は中では、大変に読みやすい作品で、
途中で訳がわからなくなってしまう作品も沢山あります。
多分3回くらい読めばわかるんだろうけど、
なかなかそこまでは…。
でも、「敵は海賊」は何回読んでも面白いし、
読もうって思う作品。

私自身は、あんまり本を読まない方だし、
あんまりSF作家さんを知らないですが、
でも…私はこの人の作品は、SF界の純文学だと思う。

多分、SF小説のファンには有名な作家さんなんだと思います。
この作品以外にも、アニメになってる作品があるんだけど、
係長は、「神林長平」って言っても知りませんでした。
…ふっ、まだまだよのう。


で、昨日。
お仕事が終わっても、少し時間稼ぎ~なんて思って、
事務所でうだうだしてたんですが、
やっぱり逸る気は抑えられず…
係長の「本が並ぶ時間」よりだいぶ早いけど、帰ることにしました。

実は更にその前日にも、
売り場をうろうろしていた私(笑)。
ちょっと遠目から、売り場を見て、もう新しい本が入ってることがわかりました。
わぁい!

なんと、表紙のアプロの絵もポップになって目立つようになってました。
何やら、神林長平フェアなんだって。
…まぁ…10年ぶりのシリーズ新刊だもんね。
他のも、まとめて売るチャンスだ。

手にとってみたら、結構薄かった。
10年がこの厚み??
…いやいや、別に、作家さんは10年かけて、これだけ書いてる訳ではないんだからさ。

ということで、昨日じゅうに読み終わりました。
しかし、なんだこりゃ?本を買うまでに、この文章の長さときたら!!(笑)


「敵は海賊」
海賊を取り締まる海賊課の刑事、ラテルチーム…
ラテル(人間)、アプロ(猫型星人)、ラジェンドラ(高性能フリゲート艦)
と、伝説の海賊匋冥との攻防…
が、シリーズのストーリーの大きな流れです。

今回は、いきなりはじめからの匋冥の登場…
ラテルたちの活躍は、ちょっと少なめだったのと、
匋冥の手下、ジュビリーの出番が無かったのが淋しくはありますが、
久しぶりの「敵は海賊」ワールドに、わくわくさせていただきました。

今回は「正義」を振りかざす青年の中にある心理について。
いつものように、自分の中にある何かにも、どきっとさせられる…

ストーリーについては…まぁいいじゃん。
嬉しかった~って書きたかっただけ。
読んだことがない方は、先述の「敵は海賊・海賊版」がおすすめです。
…って、これを読んだ方が読まれる可能性ってあるのかなぁ……。
ま、フェアもやってることだし、手には入りやすいはずです♪



'01仏旅記~ルーヴル宮で気分を味わう

2007-06-21 23:59:07 | フランス旅行記
聖ヨハネさんの恐ろしさはともかく。
(あ、正しくは「洗礼者聖ヨハネ」という作品でした)

いやいや、一番はじめに真っ直ぐに行ったのは、ニケ像でしたよ。
その美しい彫像に見とれるPちゃんの横で、
天井ばかり見上げている(写真)私がおりました。

この天井が、一体いつの物なのかは…
さっぱりよくわかってない私ですが(調べろよって話はある)、
でも、実に美しい天井画やら彫刻やらが、天井を飾っているのです。

三銃士の時代は、もう少し、シンプルだったかもしれませんね。
だけど、土台は、あの時代にそこにあったのでしょう。
…と思うと、わくわくしてたまらず、
ずっと天井を見上げて、天井の写真ばかりを撮影して歩いていました。
そう、私はあくまでも、宮殿の内部の見学に行ったつもりなのです。

とにかく、宮殿の中を練り歩く。
城塞の基礎部分の跡を横目に眺めて通り、
エジプトの展示があるところを迷子になりそうになりながら、通り抜け、
オスカルの絵のモデルになった、あの絵…ドラクロワ?も眺めて来ました。

そして、リシュリュー翼。
(えっ?飛び過ぎ?(笑))
ここは、比較的最近オープンしたスペースで、
確か、前回のフランス訪問の時は工事中。
リシュリューって名前に、想いを三銃士に飛ばして、
(もちろん、私は既にそんな人でした)
その足場を眺めていた…はず。

そんなリシュリュー翼は、いきなり閣下の肖像画が私たちを出迎えて下さいます。
さすが!!(笑)
ですが、多分内部は荒れ放題だったのでしょうね。
天井などは、修復の後も痛々しく、大変に殺風景に曲線を描いているばかりでした。
これは、ちょっと切なかった!

閣下といえば、
別の場所にも、真っ白な閣下の像がありました。
沢山の彫像が並んでいるところに、
ちゃっかり見つけ出す私。

ルイ(13世)だ、アンヌ(王妃=ルイ13世妃)だの像があったって、
多分気付かずに通り過ぎるんだろうね~。
なのに、なんだ、このリシュリューへの執着とも思える、発見っぷりは!

これは、私が三銃士にハマってた高校時代に原因があります。
みんなで三銃士を読み耽っていた時に…って、
ここからして普通じゃないよね?思えば?(笑)
とにかく、読み耽っていた時に、
獅子座のO型の某友人(つまり、私とは獅子座O型仲間だ)が、閣下にどハマりされていたんです。
ねー、MWちゃん?(笑)

なんで、閣下なのか…未だに共感することはできませんが、
彼女は今更ながら、リシュリューをメインにした小説を出版してしまうくらいに、
閣下が大好きで…必然的に、私たちにも閣下が気になる存在になっているのです。

そんななので、閣下と出会う度、変にテンションが高まる私(笑)。
おかげで、結局…ごらん!
ヨハネ像と閣下のことしか覚えてないじゃん。あーあ…。

ルーヴルの記念に…
お土産になりそうなメモ帳なんかをいくらか買い込んだ覚えがありますが、
それから、私は、ルーヴル宮殿の本が欲しかった。

これは、なかなか売ってなくて、大変でした。
ま、普通は、美術品のガイドブックを欲しがるのが普通だよね。
だってここは、1793年から美術館なんだから。

そう、何とか発見して購入したガイドブック「Palais du Louvre」(パレ・デュ・ルーヴル)に、
「mus´ee depuis 1793」って書いてあるから、そうなのです。
…どうやら、私はこの本の、ここしか読めないらしい。(depuisはsinceみたいな意味)
念のため、フランス旅行ガイドブックで確認したところ、
確かに1793年から、で、あってるみたいよ。
ああよかった…って、情けない!!
さすが、徒に年数だけ、フランス語の授業を受けただけあるわ。

中一の初めてのフランス語の授業の時に、
フランス語の教師への自己紹介で、
「アルセーヌ・ルパンを言語で読んでみたい」と言ったのを忘れていない私ですが、
言っただけで終わったことも、最高のネタであり、
胸をちくちく刺激される、切ない傷でもあるのです(大笑)。

あ、当時はまだ、三銃士は1度しか読んでないけど、
アルセーヌ・ルパンは2種類の翻訳を読み終わっていた、ルパンファンでした。
(受験勉強中に何をやっていたのやら…(苦笑))

そんな夢を抱いておきながら、あっという間に、
私には無理…と、
努力という行為とフランス語を放棄したの(まぁ、英語も似たようなもんだけど)。

そのくせに、なんでフランス語の本を買って来てるのやら。
全く文章の意味はわかりませんが、
この機会に発音だけしてみて、その気になり、
写真を眺めてよい気分なので、
まぁ、よしとしよう。

ちなみに、変遷の中に、ちゃんと「Louis XIII」が出て来ています。
ルイがどうしたって書いてあるのかは、わかんないけど…
(辞書をひく気にはなれない…努力は放棄したから)
でも、なんだか三銃士な気分だ!…私って簡単だなぁ……。

いいのさ、その気になれたら、それで。
さぁ、いつまでも話を脱線していないで、
ホテルで待っているAUちゃんの元に戻りましょうか?



'01仏旅記~夕焼けとエッフェル塔と…

2007-06-20 18:08:51 | フランス旅行記
メトロに乗って、しばし。
エッフェル塔の足許に広がる緑を求めて出掛けました。
渇いていた鉢植えに、お水が染みて行ったかのように、
Pちゃんは、生き返ったご様子でした。

エッフェル塔に向かって、緑に囲まれた広い公園を歩く。
エッフェル塔に昇ろうかな、とは思わないではなかった。
だけど、二人だけだし、日程の終わりの方で、MWちゃんが合流されてから、
と思ったし…どこか工事もしていたんだとも思う。

私たちは、エッフェル塔の脚の下をくぐって、真っ直ぐ突っ切りました。
また来るからね~。

…ええ、まぁ、来るはずだったんですよ、確かに。
ああ…私、エッフェル塔の一番下のエレベータが、脚に沿って斜めに昇るのが好きなのにな。

その昔、大学を卒業する時にパリにやってきた際には昇ったんだけど…。
あの時は冬で、夜でした。
一台めのエレベータを降りたら、その展望台は、金網越しの吹きっさらしで、
ごおおおおっっと風に吹かれ……
吹かれた記憶と、
エレベータに乗り込む為の行列に並んで見上げてた、
その斜めのエレベータの外観の記憶しかありません(笑)。
背後が真っ暗な金網と強風。それが私のエッフェル塔のイメージです。
これをこの旅行で塗り替えるはずだったんだけど…。

私たちは、エッフェル塔の川向こう、シャイヨー宮の入口の階段に登り、
夕陽に染まるエッフェル塔を眺めるだけにとどめたのであります。

私の記憶が曖昧なのは、いつどの美術館に行ったか。
この時に、シャイヨー宮の横の美術館に行った…わけではなかったように思うんだけど、
ああそうだ、この美術館を見学したときは、
入口にある、テラス席のカフェで、ランチしたから、うん別の日だ。
じゃあ、いつ行ったんだろうか?

もっと、どうよ?と思うのが、いつオルセーに行ったかがさっぱりわからないということ。
写真を撮ってあれば、その道筋の順番がわかるのですが…
何故か、写真が無いの!
なんでだ?何故、オルセーで写真を撮らなかったんだ??
今となっては万事休す。

ルーヴルに行ったのは、翌日。
これは、写真が残っているから、確かです。

遠征疲れのAUちゃんには、残念だけどお留守番しただいて、
またもやPちゃんと二人で出掛けました。

私は、前述のフランス訪問の時には、
ルーヴルは外から見ただけでした。
でも、外壁だけでも相当に満喫でした。
何故なら……私にとってのルーヴルとは、美術館としてより前に、
ルーヴル宮殿、だからなのであります。

今回は、宮殿に入れる!やったぁ。

ピラミッドから、入ります(そりゃそうだ)。
私は、どこへ行っても同じなので(笑)、Pちゃんの行きたいところへ、行くことにしました。
モナ・リザは、どこぞへ旅にお出かけだったので、
観ることは出来ませんでした。

私は、モナ・リザを観たことがないので、
興味が無いといえば嘘になるけれど、ま、いいや…というレベル。

それよりも、強く強く印象に残ってるのは、
ダヴィンチ先生の別の作品です。

私は、美術関係に全く詳しく無いから、理論を言われても、
ふーーーん。
で終わるし、聴くのは楽しいけど、別に聴かなくても平気。

昔、学生時代に、美術畑に生まれたような友人が、
自分の描いたぐにょぐにょとした模様のようないたずらがきを指して、
「かっこいいでしょ?」
と言った…
それが、一生忘れられない一言で、
そこから、私は現代美術が好きになった、という…
ある意味、私の人生を変えた一言?

好きって言ったって、
そんなにしょっちゅう観に行く訳ではなく、
多分、一般の方の平均より、美術館には行かないんだけど、
行ったら、実に自由に伸び伸びと観せていただくことにしています。
好き、か、嫌い、か、
楽しい、か、つまんない、か、
気持ちいい、か、気持ち悪い、か。
どれも、素晴らしい作品なのに、生意気極まりない見方ですが、
そんな贅沢を味わうのが、私の過ごし方でもあります。

だから、ルーヴルでも、そんなふうに、ふぅわりふぅわりと眺めていたのでありますが、
この、ダヴィンチ先生の……えーっと、「聖ヨハネ」の云々……
後で調べましょうね。
ダヴィンチ先生の絵画って、そんなに残ってないって、
しばらく前にテレビで観ましたが(すみません、こんなレベルです)、
そのうちの聖母像とこの聖ヨハネ像が、隣り合わせに飾ってあったんだと思います。

この聖ヨハネは……
本当に怖かった。
怖いなんてもんじゃないのよ…魔性みたいな殺気が、絵の中からビンビン出ている。

絵の前に、ソファがあって、そこにどっと座り込んで、
解説なんぞ読んでいるPちゃん。
怖いよ~、怖いってばぁ~~。

聖ヨハネの口許に浮かんだ微笑み…
吸い込まれそうになる、塗りこまれた背景…

後からポストカードを購入しましたが、
ここには、やはり、そんな感じは何にも写し出されていませんでした。
あの、額縁の中の聖ヨハネには、魂が宿っていて、
観る者を引き込もうとしている…
そんな生々しさが、未だに、
あの唇の端、まなざしの縁の記憶が、私の胸に深く突き刺さる作品なのです。

なるほど、巨匠、レオナルド・ダヴィンチ!

(興味をもたれた方、ルーヴルへ見物に行ってくださいませ!)



続☆この度のみなみ茶。

2007-06-19 22:32:38 | Weblog
それでは、「さくら」のお話。

★チョンパ
客席からの歓声が
「やった♪!と思うくらいに」
嬉しい。
客席の空気が、すごく動くのがわかる。
むしろ、客席のお客様より、こちらがそれに、鳥肌が立っているのでは?


★日本物のお化粧。
宝塚の生徒の中では、色が黒い方だという、みなみちゃん。

「ポッキリ!」と言う場面(狂言)にて、
すずみさんが、
「おみやをしんぜよう」
と言った時に、
「まあ!おみや?」
と言いながら、頬の横にあげたみなみちゃんの手の色が…

「手は塗っているんですが、
どうしても地の色が出てきちゃうと言いますか、
顔(の白さ)とあまりに違うのを、
にしきさんから、「もう、びっくりしちゃったぁ」って言って、
「普通、白のシャツの中に黒のシャツのインナーは着ないでしょ?」
って言われるぐらい(笑)、
まゆみさんも、あまりの
「おみや?」
って言った私の手の色と顔が違いすぎて、
黒が透けてるので、びっくりしたみたいで、
それから、手は二重三重に塗るように心掛けています」


★フランス人形
日本物のお化粧のまま、フランス人形に扮している、みなみちゃん。
この話題になると、会場からも、吹き出す方が多数…

大劇場の舞台稽古は、
「ねずみに追われて、きゃあっ!って可愛く出てるつもりが、
みんなが、(お化粧の違和感に)きゃあって言ってるような感じで、やっと慣れて来た感じですかね…」
司会:自分の顔に?
「(笑)お客様も慣れて来たんじゃないかなと思います」


★プロローグの影デュエット。
初めての影デュエット。
谷先生より、
「この場面はすごく色っぽく、
男と女が求めあうすごく素晴らしく素敵な場面だから、
ムードを大事にして欲しい、
と言われまして」
水輝涼ちゃんと二人、映画などを観て、イメージを膨ませ、毎朝お稽古している。

しかし、
「沢山いる中の私の声は、
「あの影コーラス、みなみさん入ってますよね?」
ってお手紙いただくんですが、」
影デュエットの声に気付いてもらえない。

プロローグの、とうこちゃんとあすかちゃんの二人の場面の影デュエットは、
みなみちゃんと水輝涼ちゃんだそうなので……
お聞き逃しなく!
(私は、既にどこで、あれ?って思ったか覚えておりません!)


[ゲーム]
みなみちゃんのよくある一日、
ということで、うっかり寝坊してしまったみなみちゃんの一日を想定し、
三択クイズを展開。
質問とみなみちゃんのお答えだけご紹介しますと…。

Q1.目が覚めたら楽屋入りの時間!まず何をする?
>>A.着替える。

Q2.楽屋に着いたらまず何をする?
>>A.発声練習をする。

Q3.無事に終演。まず何をする?
>>A.ぼーっとする。

Q4.夜。DVDを観るなら何をする?
>>A.「Kean」に備えて、シェイクスピア作品を観る。
(TSUTAYAに借りに行っても、大好きな韓国ドラマに手が伸びそうになるのを、「今はダメ!」と我慢してるそうです)

Q5.明日は寝坊しないために夜寝る前にすること。
>>目覚ましのボリュームをあげる。
(そういう時はいつも、必ず、上げて寝る、そうです・笑)

同点決勝で…

Q6.どんな夢を観たでしょう?
>>舞台の袖にいるのに、自分の出番に出られなくて、見ている夢。


[客席からの質問コーナー]
みなみちゃんが、客席を周り、テーブルで一人、当てられた人が質問をする…のですが。

みなみちゃんが近くに来ると、みんな目を合わせないようにしてしまうでしょ。
それに、ちょこちょこツッコミを入れながら…
「拍手している場合じゃありません!」
と言われて、質問を求められた方も。
中で、私の特にお気に入りの質問を…

★「Kean」の制作発表の気持ち。
初めての制作発表だったので、
前日から、星組の上級生の方に、シュミレーションをしてもらった。
されるかもしれない質問を、
「会う方会う方に、
「今、好きなシェイクスピア作品は?」
などと、してもらい、質問に動じない自分を作ろうと頑張っていたんですが、
本番当日、壇上に座りまして、記者の方がいらっしゃったら、
もう真っ白で、もう何も思ってたことが言えず、
帰ったその日は朝の4時まで、一人反省会で、
「もう、なんてど素人丸出しのコメントをしてしまったんだろう?」とか、
「エマ・エージェンシーに、今まで私は何のために…あの舞台に立っていたんだ?」とか。
次の日、じゅんこさんにも、
「すいません、私、何のためにエージェンシーで、度胸をつけてきたのかわかりませんでした!すいません!!」
って、言うくらい、全然真っ白で、とても緊張しました」
記事も怖くて、見ていないそうです(笑)。

★雷が苦手と聞いたのですが、それは何故ですか?
おじいちゃんに、幼い頃、どんなに雷が恐ろしいものかについて聞かされてきた。
「大きい木に落ちる、とか、
田んぼで、金具がついてるものを着けて歩いてたら、そこに落ちるから、歩いちゃダメだとか、
周りに田んぼなんかどこにもないのに、
その話をひたすら聞かされていて、
東京出身で、周りビルばっかりなのに、
そのちっちゃいころの怖い話が、ずっと心にありまして」
雷が鳴ると、必ず自分に落ちるんじゃないか、という恐怖から、縮こまってしまう。

音楽学校時代。
ものすごい雷の日があった。
みんな平気で学校に行くのに、
みなみちゃんは、学校へも行けず、寮にも戻れずに、
「知らないうちに、ピンポーンってやって、
「すみません、雷怖いのでちょっと雨宿りさせてください!」
って言って、雨宿りしたことがあるんです。
そのくらい…もう、道を歩くのが怖いくらい嫌いなんですね……、
(可愛く)おじいちゃんのせいですっ!(笑)」


[歌]
お芝居でとうこちゃんが歌っている歌を
「娘役ですが、とうこさんのキーで歌いたいなぁと思います」
歌詞がとても大好き、というみなみちゃん。
緊張している(確かにはじめは)と言いながら、
フルコーラスで聞かせてくださいました。

♪たとえ昨日は傷つき迷い、自分にうしなったとしても♪
って歌ですね。
CSのダイジェスト等でも流れていると思うので、
是非、あ!これかと思ってください。


[これからのお仕事]より
☆グラフ
子どもの頃のお写真ご披露♪
みなみちゃんいわく、お転婆っぷりを…とのことなのですが、
お顔をよぉく見てくださいね。
このかさぶたがポイントです。

☆MXテレビ「カフェブレイク」
初出演。7月の放送です。
まだ収録していないそうですが…
「私の緊張ぶりをお楽しみください」

☆CS「Young Power!」
音花ゆりちゃんの本役さんとしてコメントされてるそうです。
(これは、明日も放送があるので…
明日こそ私も録画するぞ!笑)


[最後のご挨拶]
「こんなに沢山の方が集まって下さって、本当に幸せです。
この感謝の気持ちを舞台でお返し出来るように、これからも頑張って行きたいと思います。
皆様の拍手が、とてもいつも励みになっていますので、
劇場の方へ是非、皆様、応援に来て下さい!(笑)
これからも私らしく、舞台でいろいろな色を見せていけたらなと思っておりますので、宜しくお願いします。
本日はお忙しい中、本当に有難うございました!」

というわけで、いかがでしたでしょうか?
帰りに、「また来て下さいね!」と言って下さるみなみちゃんに、
はいって…言わないわけに行かないじゃん?(笑)
一人でも頑張ってよかった♪

本当に、沢山笑わせていただきました~。
可愛くて楽しいみなみちゃんのお茶会でした!

この、「楽しい」は、「みなみちゃん」に係るのか、
「お茶会」に係るのか…(笑)
ま、どっちも、ですね。



月全ツ「ダル・レークの恋」・下

2007-06-18 21:51:49 | Weblog
なんか、おやぢ目線の紹介に燃えてる間に、
「上」が終わってしまったね…。
さすが、私。

あいちゃん。
黒塗り、美しいねぇ。
2幕の頭で、かつてさえちゃんも演った、脚線美のお姉さんとして登場して、
おや?と思ったくらい、黒塗りが綺麗だった。
(ごめんなさい、黒塗りもって書かないで)

私の周囲には、あいちゃん好きが多くいて、
私はその話題になると、曖昧に発言を控えるようにしてるんだけど、
つまりは、…そういう訳なのです。

が、黒塗りのあいちゃんは、エキゾチックで、素敵だった。
で、お化粧が上手になった?
と思ってたら、白いお姉さんになって出て来るあいちゃんは、
……あいちゃんだった。

ここで、もうリタちゃんは出てこないの?
白いお姉さんになっちゃったってことは、
黒塗りはお終い?

って心配してたら、
ちゃんとリタちゃんは再登場。
ああ、やっぱりこっちの方が可愛い。
よかった、また出てくれて。

しかし、舞台裏は戦争でしょうねぇ…
あいちゃん、お疲れ様です。

リタちゃんは、非常に天真爛漫で、
その天真爛漫さに嫌味がなく、
可愛い子ぶってみせるところも、そんなところが愛らしかった。
ペペルにぞっこんなのも、傷ついちゃうのも、
なんか、自然に共感出来るでしょ。

ゆーひさんも、そんなペペルだったし、
そうね、リタをぽいしちゃうところも、
いい意味であっさりしてて、だからって別にリタを…
多分、バカにしてるところもあるけど、それなりに気に入ってたんじゃないかな…。
愛しちゃいないだろうけど、
一緒に居て、ペペルも楽しかったんじゃない?
…そんな空気があるし、
リタもそんな可愛さがあるのね。

とにかく、また…
あいちゃんが黒塗り娘になってくれる日が近いことを祈ります。


あひちゃん。
あひちゃんの台詞回しを聞いてると、
この人は歌はどうなのかな?って思わされたんだが、
歌は…歌える方なんですね。

ホント、あひちゃんのファンの方、ごめんなさい、
あひちゃんは…誰かがちゃんと台詞の音程を直してあげることは出来ないんだろうか?

常に、微妙にずれてるの。
歌の音程はとれるのに、台詞の音程がとれないのは、
与えられた音程はとれるけど、自分で音程を作ることが出来ないということでは?

微妙にずれたところを、直してあげたら、
見違えるほどお芝居がよくなるだろうと…思った。

奥さんにキーキー言われる夫としての、おっとりさとか、
何処か鈍い部分、
或いは優しい部分…
棘を隠し持ってたりしない、育ちのいい部分、
そんな部分は、非常によくお芝居出来ていて、よかったと思うだけに……。

演出家の先生なり、助手の先生なり、
台詞の音程を直してあげて下さいますように。
これから、あひちゃんが荷なってく役割を思うと、余計に、お願いしたいなぁ。


ゆりのちゃん。
この方も、ブラボー黒塗り娘!!
黒塗りが、大変お似合いでした。

目に強い特徴がある方は、
アジア系黒塗り娘が似合うのかもなぁ。
エキゾチックになるんでしょう。
黒塗りに映える、黒いアイライン。
気の強いお妃様の役も、また、見事にこなしておられ…
さすが、月娘?(笑)

でも、この方が言ってることが、
「王家の常識」であり、別に意地悪でもないんだよね。
どちらかというと、いいこぶってるだけで、
そんな部分がよく出ていたと思いました。


そのかくん。
この方、よく踊るねぇ。
花組時代は…あんまり観たことが無かったので……
っていうか、花は蘭ちゃんしか観てなかったんだろうと思う。

花は1公演に1回観るか観ないかだったから、
主演とその周りと、あと決まった人を観るだけで精一杯だったので…
そのかくんが踊ってるのを観たことがなかった。

パリ空の時も、踊るなぁとは思ったが、
今回のインド舞踊風振付はすごかった。

地を這うように舞ったかと思えば、
ぐんと伸び上がり、腕が他の人の一回り遠くをしなやかに動く。
そして、その切れ味たるや……

あさちゃんの後ろで踊る時は、
ぴたっとあさちゃんに合わせて来るの。
あひちゃんと3人で踊ってるのを見てたら、あひちゃんが気の毒になった。
あひちゃんが踊れてない訳ではないと思う。
そのかくんがすごいのだ。

そのかくんが群舞に入れば、周りが……
そのかくんがぴかぴかに研いだサーベルを振り回してる周りを、
研磨に出す前の刃物をもたもた振り回す人々…
みたいなことになっている。

下級生諸君!
もっと、そのかくんについて行かれるように、頑張ってくれ!(悲鳴)

そのかくんを観てたら、
私は蘭ちゃんを思い出した。
蘭ちゃんも、ぴたっと、かしちゃんに合わせて踊っていたでしょ?
私は、二人だけをオペラグラスの視界に入れるのが大好きだった。

二人が居なくなった花組は…
観たことないけど、
そりゃえらいことになってるんじゃないの?
って深刻に思った。
そして、二人が揃って踊ってた花組は、すごかったんだろうな。
そういうふうに観なかったことを、少し後悔しました。


みゆちゃん。
そのかくんが緑の衣裳で所狭しと舞ってるのを、
感服しながら観てたら、
みゆちゃんが出てました。
さらば、そのかくん。

なんでしょうね、姿を観るだけで、涙ぐむ。
出て来る度にうるうるしてる。
途中で、こりゃあかん、と思い直す。
何しろ風邪っぴきだから、泣くと鼻がずるずるするのです。(すみません、汚くて)
ずるずるしたら、周りに迷惑じゃない?
しかも、誰も泣いてない場面だもん…
私、かなり変な人だろうなぁ。

みゆちゃんは、
いろんな場面に、いろんな姿で登場し、
そして時々、真ん中だったり、
お祭りでは、髪にお花がついていたり…
私が浸る時間がたっぷりありました。

Vちゃんが、
みゆちゃんが、れみちゃんの足許で寝転がってるところ、可愛いですよね
ってメールくれました。
寝転がって、足許から顔を出して、肘をつき、
右に左に首を傾げるのは、
それは愛らしかった。
だが…あ、あれはれみちゃんのあんよだったのね??(笑)
この有様です。

みゆちゃんは、お衣裳や鬘によって、
似合い方に差があって、
私が好きだったのは、インドの踊り子さんのところと、
パリでラッチマンを探し回るカマラちゃんの背後で、
パリジェンヌしてるみゆちゃん。

エキゾチックなのは、とってもお似合いだし、
パリジェンヌの鬘は、ああいう短い頭の巻き毛は、
とても似合うんだよね。
ドン・ファンの時の「レオの過去の女達」の時みたいに。

ま、もう、私は、
どこにどんな姿でみゆちゃんが出てきても、
愛しくてたまらないから、あんまり参考になりませんけど。

みゆちゃんは、残された宝塚での舞台を、
一生懸命丁寧に、指先まで心を込めて務めていたのでした。
そのハートを、受け止めようと、必死でオペラグラスを覗く私。
ちゃんと、心に刻んだよ、みゆちゃん!

台詞があったことも、
私には嬉しい思い出になりました。
ちょっと困ってしまって俯くお顔が、可愛い。。。
そして、
パリジェンヌは恋人からお花を貰って…
花束じゃないんだけどね、
そのお花をいじってるのが、可愛いの。

最後のみゆちゃんのお芝居をちゃんと観に行って、やっぱりよかった。
群衆芝居だけど、だからこそ、いろんなお芝居があったもの。

みゆちゃんの笑顔は、ぱーっと力強く、
熱い明るさを注いでくれるパワーがあった。

みゆちゃん、有難う。
そして、ご卒業おめでとうございます…。
CSの千秋楽映像で、沢山映っていますように。
また、うるうるしながら、最後のみゆちゃんの姿をみつめたいと思います!


と、いうわけで、
月組全国ツアー組の皆様、千秋楽おめでとうございます。
あ…(なんかついでみたいで申し訳ないけど)、
雪組の皆様も千秋楽おめでとうございます。
なんか、季節が一つ変わるって感覚だなぁ…。


では、次回はみなみちゃんのお茶会レポに戻りましょう~。



月全ツ「ダル・レークの恋」・上

2007-06-18 19:47:29 | Weblog
うん、面白かった。
星版をDVDに落とせたから、観ようかと思ったけど、やめてました。

これは正解だった。
私は初見命なので、他バージョンで先に観てしまうと、
先入観とかが邪魔してダメなのです。

星版は、生で観てないし、
かなり前に…さえちゃんを中心にビデオで観た作品だから、
既にほとんど覚えていませんでした。

印象は、あの…カマラちゃんがサリーをぐるぐるほどかれちゃう場面ばかりで…
お祭りの次は何故かいきなり、お別れの場面なの(笑)。
なんちゅう記憶だろ!

だから、話もところどころを知らなくて、よかった。
ほぼ、ずっとオペラグラスをあげたまま観ていたのも、久しぶりだなぁ。

とにかく、私は、
みゆちゃんを観に行ったんだけど、
結構、しっかり全てを見入って来ました。

正直…
この演目が決まった時、瀬奈さんにこの作品はどうなのかな?と思いました。
だけど、…ターバンは、やっぱりあさちゃんの小さいお顔には、大きすぎて、
はっきり言って、ターバンに被られてる感じが否めなかったけれど、
(そりゃ、かしちゃんに敵う人はそうそうおるまい・笑)
軍服も、あさちゃんには大きすぎない?って思う場面もあったけれど、
でも、お芝居は面白かった。特に2幕の途中までは。

この作品は、
同じ台詞を畳み掛けて行く手法で綴られていく。
この同じ言葉と言葉の間というものに潜む何か、
を、どう表現していくか…なんだろうと思うんだけど、
あまり動いてはいけないであろう、ラッチマンのお芝居、
名作ゆえに、動かずにお芝居をするあさちゃんは、
非常にこちらの想像を掻き立ててくれて、よい。

カマラかなみちゃんが、
恋心と規範に振り回され、翻弄される様子が、
気品を保ちながらも、愚かさをも、新鮮に醸し出している。
実に自然に翻弄されていくのが、可哀想なのね。

台詞の間の取り方も、非常によくて、
かなみちゃんのタイミングと、それを待ち受けるあさちゃんの表情っていうのが、
なかなか絶妙で、よかったんだろうと思います。
お互いのバランスの取り方が…
トップさんとして組んで来て、ぴたっとあってきた、というのか。

2幕の途中まで、と言ったのは、
物語のクライマックスの難しさというのを、ものすごく感じたからです。

多分、男性側の気持ち…とか、ロマンとか、そんなものなんでしょうけれど、
これは…台詞に無い部分をどう解釈して表現するかで。
観ていて、私には、あさちゃんのラッチマンがわからなかった…
そうだなぁ、中日公演の「あかねさす」を観た時のうやむやさ加減がまたやってきた、と言ったらいいのかな。

でも、「ダル恋」という作品は本当に難しい。
ラッチマンの側も自分でぶち壊してしまった、
という気持ちもありながら、
やはり、カマラの一族とカマラ自身からうけた侮辱によって壊された自尊心、
それでも消し去ることの出来ない恋心…
この狭間で苦しむラッチマンも気持ち、
ここで、自分の家柄で手のひらを返されることで、更に受ける傷…
この辺りをどう表現していくのか。

…最後、カマラちゃんが、もう少しおバカさんでもいいのか…
なぁんて、いろいろと考えながら、降りていく緞帳をみつめていたのでした。

これは、あさちゃんだからっていうのではないし、
さて、星版だってどこまで?って思ったので、
またDVDを観てみようと思います。

ああ、偉そうに書いちゃった!(いつもか?)

その他のこと。
前述のサリーを…っていうか、船の場面?
あの場面、もちろん楽しみにしていたのですが、
どういうこと?
私は、かなみちゃんの見事なお腹の筋肉を眺め、
いや、食い入るようにみつめ、
みつめて、場面が終わってしまった…!

待て待て。
あそこは、悩ましい表情を観なければならなかったのでは?
自らの体型と比較して、反省してる場合では無かった……
(しかも、省るだけで、何の対策もしないくせに…なら無駄じゃん!)

無かったけど、気付いた時には、
カマラちゃんは、ラッチマンに押し倒され、
ラッチマンの手は、カマラちゃんの胸に行ってたから…
万事休すでした。あーあ(笑)。

と言いながら、
フィナーレのデュエットダンスのかなみちゃんのお衣裳が、
またもや、お腹を見せてくれてるのを見ると、
やっぱり視線はお腹に集中なのでした(苦笑)。

ゆーひさん。
開演前にお会いした、ゆーひさんファンの皆様に、
「ウチは最初1時間暇だから」
って言われたんだけど、
確かに、見事に音沙汰が無いものね。
こりゃ、私の記憶からこの役が抹殺されていたのにも納得。
稔さんが…って言われても、思い出せないんだもん。
ぶんちゃんは知ってるけど。

THちゃんは、もう、このゆーひさんにメロメロです。
今日が千秋楽だけど、現在進行形でいいよね?
サングラスが、とか、サイコロが、とか、
かなり断片的なメールがやってきて、
その時点では観劇予定がなかった私は、
ここから何を想像せいと言うんぢゃ?と思っていました。

あさちゃんのラッチマンは、器の大きい男、というよりは、
こまやかな神経の行き届いた人、という感じがして、
何処の馬の骨って言われる割に、育ちを感じるという風情でした。
これは、王族の皆さんからの感覚の問題だから、
そこら辺が、案外よかったなと思うんですが、
ゆーひさんペペルが、非常に大きな度量を感じる役作りなのが対称的で面白かった。

ラッチマンのことを忘れ去ってることも、
なんか説得力あるし、
その大きさに、リタがコロッと行っちゃったんだろうな。
…あ、THちゃんたちもね。
うさん臭さ満載なのも、よかったね。

ゆーひさんが若手スターだったころ…
そう、「黒い瞳」の役替わり、プガチョフを演ったゆーひさんを少し思い出した。
今…「黒い瞳」を観たいかも。
そりゃ、かっこいいよ~。
あさちゃんもかなみちゃんも似合いそう。

あの時、先に代役プガチョフを観て、
それから、やはりリカさんのを観なければならないだろうと、リカさんのを観て、
さすがリカさんだなぁと思ったけれど、
リカさんを観なければ…
多分、ゆーひさんのはゆーひさんので、納得できたんだよね。

今ならば…
もっと野性味あるプガチョフかな。
観たいなぁ、ゆーひさんのプガチョフ。

で、ゆーひさんには、もう一つトピックスがありました。
ゆーひさんの「すけすけ衣裳」をお見逃しなく、
と、Hちゃんからのお達しがあったのですよ。

すけすけ?何、それ??
はじめは、どこかオーガンジーになってて、
素肌を透かして見せちゃってるのかしらん?
と、勝手に想像したんだけど、
どうやら着ている衣裳の生地が薄くて、
ライトの関係で透けて見える、ということらしい。

Hちゃんは、ちゃんとどの辺りの場面か教えて下さってました。
開演前…っていうか、
神奈川県民ホールまで歩く道すがら、
すけすけ衣裳、すけすけ衣裳♪
と、心の中でリピートしながら歩いていたのです。
もう、どんな衣裳なのか楽しみでたまらない。

ところが、
あまりにも夢中で観劇したために、
休憩時間には既に、すっかり、このことを忘れ去っていたという…。
せっかく反復してたのにねぇ……。

で、2幕になっても忘れ去ったまま、
お芝居が終了しても、さっぱり忘れていたの。

だけど…私の本能?は素晴らしい!!
かなみちゃんのお腹を観賞しながら、思い出したのです。
やばいっ、すけすけ衣裳!?

確か、3人の場面って言ってた?
と、オペラグラスを後ろに動かすと、
ゆーひさんは、階段の上で踊っておられました。
そして…

おおお!確かに、透けている!!(笑)
(本当に、クスクス笑ってしまった)

だけど、
その時、舞台前方で、へそ出しかなみちゃんと、悩ましく踊るあさちゃんのは、透けてないの。
ちょいと待って?
せっかくかなみちゃんは、おへそを見せて頑張ってるのに、
あさちゃんは……温存??

ゆーひさんは、背後で大サービス?だけど、
これは同時に観られないじゃん…。
どちらも美味しい、と考えるべきなのか?

ゆーひさんのズボン?と言っていいのか、
とにかくそのお衣裳は、裏地が無いのか、
白い生地であるために、照明が当たる角度によって、
くっきりとその脚のラインの影が…露わになるのでありました。

更なるHちゃんの情報に基づいて、
キャトルに販売写真の見学に行って参りましたが、
本当だ、写真も、見事に脚のラインが……。
この写真を選んであるということは、
はじめから、脚のラインをご披露することを前提に作られてるのでは?
確信犯か…ぬぬぬぬぬ。

ということなので、
うっかり見逃しちゃった方は、キャトルで見学ないしは、ご購入下さいますように。
ファンの方は、そりゃ漏れなくご購入でしょうねぇ。

いやはや、すんでのところで思い出してよかった!
楽しませていただきました~。
有難う、Hちゃん♪


つづく。


この度のみなみ茶。

2007-06-17 11:04:39 | Weblog
いつも一緒に行っていたお友達が、今回は誘ってくれませんでした。
乙女なお友達は、いろいろ複雑なお気持ちを抱えておいでなので、
今回は行かないんだろうな、と思った。…別に、みなみちゃんのせいじゃないんですよ?

としたら、私は誰と行けばいいんだろう?
きょろきょろしたけど、どうも誘いにくい。
みなみちゃんは可愛いし、綺麗だし、お話は面白いし、気さくだし、
いいとこ一度はおいで♪なんだけどなぁ…。

それで、私は迷いました。
一人で参加するのか、断念するのか。
お茶会に一人で行ったことってないんだけどな。
だけども、あの配役への感動やら、観劇時の感動やらを考えたら、
やっぱり行くべきだろう!一人でも!!

それで、勇気をふり絞って行って来ました、
みなみちゃんのお茶会。
もし…行ってみたくなった方がいらしたら、
次回は是非ご一緒してね?
そうでなきゃ次回も(その先は動向次第だが)、私は、きっと一人で行くことになるから。

一人でも、楽しいですよ?
みなみちゃんは、とっても楽しくお話しして下さるし、明るい。
でも、誰かと盛り上がれたら、更に楽しいに決まってるんだもん。


お茶会のはじまり。
会場が暗転になり、みなみちゃんは、
ステージの脇の衝立から、スポットライトを浴びながら登場。

「ダゴベール!!クラウン・ジュエリー窃盗の現行犯で逮捕するっ!」
暗転の中響く、アナ・マリアの台詞…銃声!
思わず力が入るみなみちゃんの声と銃声の大きさに、会場が揺れた!

笑顔で姿を現したみなみちゃんの出で立ちは、
これまた可愛かった!

デニム調のパンツは、腰が少しゆるい感じ。
パンツのポケットの縁が一段濃い紺のラインで縁取られてる。
パンツにボタンでとめる、太いサスペンダーが肩にかかってます。
ボタンは1端につき2つずつ、ね。

白いブラウスは、カッター襟の下にフリルがついてるもの。
このフリルは、紺の細く細かいレースに縁取られ、胸元を豪奢に飾ります。

そのブラウスの上に濃紺の長袖のカーディガン。
このカーディガンは、ややボレロ風で、ショート丈。
背中はパンツとの間の下の方に、白いブラウスが見えて、
サスペンダーは、カーディガンの上にかかっているの。

胸元に、大きな黒い石が連なってるのと、小さい黒い石が連なってるのと、
2種類の長いネックレス。
左腕には、腕時計の位置に、
太いカラフルな石の腕輪。
四角いスワロフスキー風の石がシルバーの台の上にくっついてるもの。
これをカーディガンの上から、がしっとはめて。

髪は、額はあげて、ねじり留めで、上半分くらいをまとめて、
そこに黒い石の飾りで留め、そのまま下ろしていました。
……って、少しは想像できました?

このパンツ姿、普段がスカートだから、楽屋出が非常に落ち着かなくて、どう歩いていいか困ったんですって(笑)。

この出で立ちで、にっこにこの笑顔のみなみちゃんが、
客席の間をぐるっとまわって、
ステージに上がられます。

今回はテーブルが増えたのかな?
みなみちゃんが、通られるにも、本当に狭い隙間を…
私が、こんなところは通るまいと油断していたところを、
娘役としたら長身で、スリムなみなみちゃんは、
迷いもせずに、通って行かれました。

ほら、脚が長いから、普通はお尻になるところが、
まだ脚なんで…それで、割に通れる……
と思ったら、椅子に少しぶつかって行かれました。
すみません、もっと空けておくべきでした……反省。

乾杯。
「皆様のハートを、今日は全て捕えたいと思います(笑)」
という力強いご挨拶だったのに、
「乾杯!」
になったら、うまくタイミングを計り切れなかったか、ちょっと弱気な感じ?になっちゃった(笑)。
そのちょっとへろっとした感じも可愛かった。


みなみちゃんのトークタイム。
まず、「アナ・マリア」から。

★アナ・マリアの役作り。
「児玉先生が、最初、銭形警部をイメージに、作って欲しいと言われまして…
ルパンとかいろいろ観たんですけど、…一応ワタクシ、娘役なので……」
こういう役もやったことが無かったので、壁が高く、
いろいろな上級生の方々に歩き方、立ち方、台詞回しなど、
沢山のことを教えていただいた。

「イメージでは、外見は峰不二子で、中身は銭形警部がいいと、
児玉先生に言われましたので、
ちょっとボンキュッボンを意識しつつも、
でも中身は銭形のとっつあんな感じ(笑)で、役作りをしてます」


★アナ・マリアの衣裳
身体のシルエットが、隠しているようで、全部出る、というスタイルで、
しかも一張羅で、緊張感がある(笑)。
着こなしについては、男役さんにパンツのラインを見てもらったりして、研究。


★舞台の端から端までの猛ダッシュ。
お稽古では、狭くてスピードを出すことができず、
「つっかけ履いて、スーパーの安売りに走ってるみたいって言われたことがあった(笑)ので、
舞台では上手の袖の奥に大安売りのものが見えないように、
ちゃんとダゴベールを追ってるようにイメージして、
腿上げを意識して(笑)走ってますね」

段々にタイムは上がってると思う。
「たまにイグナシオくんが、「速いぃ~」って袖に引っ込んだ時に、「追いつけない~」って言ったりしている時があるので、
もう、どんどん引き離して行こうと思います」


★部下のイグナシオくん。
二人で芝居をするのが初めてで新鮮だった。
「よくマンガで出て来る、追いかけてても憎めない二人のキャラクター」を目指している。
お稽古が終わっても二人で残って、お稽古をしたりしていた。

「最後の場面で上手の花道から出て来て、最後イグナシオが…
私がダゴベールに向かって振り返った時に、なんか一ネタやってくれるんですけども、
赤のサングラスとかを勝手に入手してて、自分用に!
それで貸し切りの時とか、赤のサングラスをかけてたり、
日々いろいろ日替わりでやってくれるので、すごく楽しいです」


★失敗談
最後の場面、ダゴベールを追って出て来て、
いつもなら、琴さん演ずるジェニファーに静められて、敬礼をするところが、
「ある日、そこでヒールの踵が何故か斜めに入ってしまって、
そのまま床にどーん!と転んでしまったことがあって、
琴さんが静めるはずの私が、何故か下から見上げてたって…みたいな感じで、
その後、全く意識がないまま立上がって、敬礼には間に合ったものの、
その後残されたロイヤルファミリーの一族の人たちはみんな、笑いをこらえて、
「あれはひどい!」って言って…
私はやるだけやって、もう引っ込んでしまうのでいいんですが」

舞台の中で転んだこと。
あまりにも気持ちよく走りすぎて、袖の中に入って、スピードを落とすのを忘れた。
「急に、あ、止まらなきゃ!と思って、止まった瞬間、
そのまま前にスライディングで転んで、衣裳が融けて穴が明いてしまって、
脚ももちろん擦りむいて、
袖の中の床にも、よく事故現場にあるような、
ブレーキをここからここ、踏んだだろう?
っていう跡のように、
床にぴーっと私の衣裳が融けた跡が残ってしまうほど、
派手に転んで、それはちょっと痛い失敗でした。」


つづく。