はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

続*宙エリザ観劇

2016-07-24 22:24:33 | Weblog
今日は、シシィ嬢が、キャッチしたオレンジを掴みきれずに、前にすっ飛ばすのを拝見。
更にオレンジを追いかけ、捕まえ、急いで戻り、最後はパパにパスして、フランツ陛下が来るまでに間に合いましたが、
その時のシシィの表情!
可愛かったなぁ。

ああいうことってあることでしょうねぇ。
いっそのこと、上手袖まで入っちゃったらそのまま、あーあって感じで帰って来ればいいんでしょうけど、
いやいや、小道具遣いは難しいですね。
でも、お転婆シシィちゃんではアリ!な出来事。
オケボックスに入っちゃったらどうするのかな?(笑)

そのシシィ。
何しろ、上手い。

子ども子どもした外面からの動き方をしないではじまる少女時代。
フランツにキスをされて、何か扉が開く音がする…
そういうことが、中から出てくる。
この年齢、こんな場面で、シシィはどう感じるかというところから、地道に積み上げて創っておられるのを感じます。

こうしたら、子どもに見えるだろう、
こうしたら、やつれて見えるだろうということを狙っているようには感じないんですよね。

結婚式から、「最後のダンス」になって、鏡が割れる音と共に現実世界に戻る、
その時の怯えるシシィの表情が、好きです。
…好きって言っちゃうと、いぢわるみたいだけど。

でも、見てはならないものを見た、逢ってしまったというという、
あの目を見開いたお顔、
思わず、フランツに抱きついてしまう、そこから、あなたがいれば何も怖くないという安堵に移って行くのが、
非常に納得が行く。
リアルに響きます。

私がくみちゃんとフィーリングが合うということもあるのかもしれませんが、
今まで、理屈で理解していたような部分も、
自然に感じさせてくれるんだなぁ。

一つずつ挙げていたら、きりがない。
歌も素晴らしい、芝居も素敵、マイベストシシィです。


そしてそして、トート閣下。
私は、会見やお稽古映像を見た印象では、もっとさえちゃんのトート閣下から漂っていた空気みたいなのに似た空気を纏ってるんじゃないかと想像していたのですが、
いやまた違う空気で、嬉しい誤算でした。

でも、まぁくんのお声の状態によっては、
声の感じが似ることがある…
というと、双方のファンから、

違うっ!

と言われるかもしれないのですが、
私の思うさえちゃんのトート閣下の声のニュアンスのエッセンスみたいな部分と被るところがある、ということなので、
あくまでも個人の感想としてご容赦いただきたい。

通常モードのまぁ閣下は、割に闇に溶け込みそうな感じに動いておられる。
周りの空気を泡立てない。

そこに、歌の声色や強弱の入り方、
非常に細かな切り替えが入ったりというところで、伝えてくるのが、
バンッとこちらに届いたり、引き込んだりする。

この辺りの創り込みが実に綿密で、
これを二回公演演るのは、大変だぁ!とまず思いました。

私は、こういう創り込みが繊細で綿密で凝っているのを、
観ているだけで満たされる感じに包まれる人なので、本当にうっとりします。
うわぁー
スゴイーー
と口の中で何度呟くことか!


ルドルフの自害の後の、キス。
せり下がっていく際に、
ごちそうさま!
という顔をされるトート閣下も居ますが、
まぁ閣下は、割と無表情に下がって行かれます。

この違いは何なのかな?
と考えたのですが…以下はあくまでも私の私見。

まぁくんは、トートはシシィの中から生み出された存在、というような解釈で創っているとお話しされていましたが、
そう言われると、閣下が最初から、
「お前は私を愛している」だとか、「あいつ(フランツ)を愛しちゃいない」だとか断言したり、
シシィに執着したりすることに納得が行きます。

キリスト教の考え方では、
人間の死を、この世という苦難の溢れた世界から、
そういうものから解放され、神の身元に行くのだ、
ということがあります。

そう考えると、
トートは、ルドルフを救い出してやったんだという感覚でいるのかもしれない。
とすれば、ごちそうさま!ではない。

ルドルフの棺桶の向こうに現れる時だって、
自由を与えてやった、いいことをしてあげた、これでシシィは理解してくれる(息子が選んだことの意味を)、くらい思っているのかもしれない。
だからこそ、死を逃げ場に選ぼうとするシシィに怒ることになる。

さて、この辺りまでは、このように、
トートとシシィの間に感覚の隔たりがあるわけです。
夜のボートのシシィとフランツみたいに?

じゃあ、何故最後にシシィは、自分が選ぶべきゴールはトートの元だと悟るのか、
それは、次回の観劇の時に考えたいと思います。

…今まで、あまり深く考えないで、この作品を観ていたんだということに、気が付きました。

こう考えると、トート閣下が黒い、黒天使が黒いのは、人間サイドからの見え方であって、
(キリスト教の)神の側から見ると、白い…
或いは、閣下はこの世に居るから黒いだけで、それは、この世自体が闇だからってことなのか…
闇が広がる、なのであって、
闇を広げる、ではない。

などと、ぐちゃぐちゃと書いて来ましたが、
こんなふうに、新たな角度から考えさせてくれる、深さが素敵です。

話を変えて、閣下のお衣装の話。
凝ってるなぁと思ったのが、ポスターや会見で着ている黒いお衣装の色違い同モチーフの茶色のお衣装で登場された時。
照明で、違う色に見えるのか?(文字通り自分の目を疑った)とも思いましたが、
そんな訳はない。
上着のデザインが違います。

ほんの短い時間しか着ていない衣装も何点もあり、
ブーツだけ違うのを履いてるところもあったり…

どこまで新調?
ドクトルゼッペルガーのコートは、毎回同じなのかもしれませんけど?

そんな中で、グレーの羽の刺繍が施されているお衣装…
「私が踊る時」に着られているのだと思いますが、
あの短い時間に一生懸命見ちゃいます。


つづく。







宙エリザ観劇

2016-07-23 23:55:00 | Weblog
まず、開演前にプログラムを見学。
今まで…少なくともシェイクスピアまでのプログラムと全然違う内容。
紙質も違うし、お写真の分量も違うし、読み応えある対談やら座談会やらが掲載されていたり。
思わず、値段を確認しました。…値上げに伴うバージョンアップなのかと思ったので。

しかし…ご安心ください。
価格はそのままです。
これなら、買いたい。…でも、日比谷で買おうっと(笑)。

カガヤキユウくんは、ホントに最下なんですね!
でもいいの、可愛いから。
舞台上で、この子?と思う子が居るのを見た気はするんだけど、閣下もおられるので、自信を持てるほど見つめられなかった。
いいです、東京公演が終わるまでには何とか。



そんなわけで、観て参りましたエリザベート。
始まってすぐ、クオリティの高さを痛感しました。

コーラスの音質が柔らかい。
刺さるような鋭いのではなく、もっと繊細にハーモニーが重なり合っているように感じました。

ルキーニあいくんの声にびっくり。
凄い!音域が広がったのか、低音がきれいに出ている。
ビジュアルもニヒルさもあって、はまっている。
これは、きっとどんどんもっと上手くなられるんじゃないでしょうか。

フランツの登場の爽やかさが、とても新鮮。
ずっとそのまま、真っ直ぐさを保ちながら、年齢を重ねて行く様子が、非常によかった。
外見の作り込みや声色みたいなものに頼らずに、ちゃんと年をとっていくのがいい。
ウィーンの旅の番組で紹介されているフランツの写真たちから感じたイメージを思い出せる。

革命家たちの、おじさまになった時のビジュアル、最高です。
特に、あきちゃん…あれを観たら、あきさまとお呼びせずにはいられない!

ゾフィママ。恐い。
せーこさんの歌唱力と芝居力…ビジュアルも恐いんだけど、
黙っている時と、発声した時のメリハリが素晴らしい。
恐くて、目が離せない…

マダムヴォルフ。
史上最強に美しいマダムなのは、間違いございません!
私は、うらりんに釘付けで、なんと、マデ嬢のバスタブが出て来たのもはけたのも気が付かなかったのでした。
マダムが、フランツにマデ嬢を勧めに寄ってくところは、
いやむしろ、貴女でいいからっ!
と、観客はツッコミ入れずにいられませんよ。

このマダムは、恐らくは自分の美貌にふらふらと寄って来た男どもに、
あんたにはこの子、あんたにはあの子、と、
自分のコレクションを次々にあてがって稼いでるんでしょうね。


つづく。


いよいよ、闇の扉の前

2016-07-23 09:36:14 | Weblog
関西圏にやって来ました。
もっと新幹線で寝ればよいのに、結構な時間ゲームをしてしまい、反省です。

電車に乗ったら、太宰府で観た始皇帝関連の出土品の展示の車内広告があり、
思わずニヤニヤしてしまいました。
ああ、君らもやって来ましたか!(笑)
一緒に宙を追って来たみたいだわー。

今朝は、早く行動開始したつもりが、
コンビニに寄ったら、危うく新幹線に乗り遅れそうに…
乗り遅れなかったんだからいいんだけど、
もっと走らなくちゃいけなかったか…。
時間管理を反省です。


すっかりご無沙汰をしていた間に、
姪っ子ちゃんのお宮参りなどがありましたよ。
甥っ子くんの時は、完全に蚊帳の外だったのに、今回は呼ばれて、お付き合い。
いやはや、幼子たちには過酷なイベントだなぁ。



大変地元だけど、それなりに由緒もあるらしい神社。



この後、お食事会をして、有名チェーン子ども写真スタジオで撮影会。
テレビでは見たことがあるけど、凄い!
カメラマンのお姉さんのテンションが素晴らしい。
大変なお仕事だなぁ。

2歳と少々の甥っ子くんが、コスプレなお衣装を着せられ、
鏡の中の自分を満足げに見ている有様は、ちょっと面白かった。
あの年でも、王子様はいいのか!

すっかりおネムな割に、
カメラの前で、しっかり目を見開く姪っ子嬢に末恐ろしいものを感じましたよ。
将来、ここで何枚のおドレスをお召しになるんでしょう?(笑)


みーまいも、辛うじて観て参りました。
ぴぃちゃんはぱーちゃんではなかったのですが、
私なりにお別れが出来て、嬉しかったです。

ゆきちゃんのおばさまが、素敵でした。
終盤で涙が出そうになったおばさまは、初めてかなぁ。

ショーになったら、ちなつ嬢が、ちなつ氏になって、ばりばりっと登場して、
はくはくしちゃいましたが…
これ、どっちバージョンの役替りでも、はくはくしちゃうよなぁ。。。(笑)


てなゆるーい記述で終わり、
黄泉の国にダイブしに行って参ります。

こないだ、CSで見て、可愛い!と思った、カガヤキユウくんを見つけることは出来るんだろうか?
…頑張ってみます。


祝☆宙エリザ初日

2016-07-22 08:00:16 | Weblog
本日、宙エリザ初日!
宙組さん、初日おめでとうございます。

お稽古映像を観て、
シシィに頬を寄せる閣下に、胸の奥をぎゅっと掴まれる。

何だろうなぁ。
この感覚!
まぁくんの表情だけではなく、くみちゃんの表情もあるんだろうけれども、
ぞくっとさせられる。

とりあえず、私は明日観せていただくのを、楽しみに。


6月のグルメ

2016-07-03 23:08:06 | Weblog
ご無沙汰してしまいまして。。。
6月も、あっという間でありました。
いろいろ、美味しいものもいただいたのに、写真を放置しておるので、
載っけておきましょうか。

まずは、Hちゃんのリクエストにより、博多の明太子屋さんのご飯屋さんへ、ランチをしに行ったお話。
丸の内にあるお店が、残念ながらやっておられなかったので、
ならば、ウチの会社の方ならやってるだろうと、HちゃんとTHちゃんと3人で、てくてく歩いて行くことに。

すると…



そうだった。
この日は、山王祭だったのです。…すっかり忘れていたけど。

Hちゃんにも、THちゃんにも、江戸の熱い祭り霊を感じていただけて、よかった。
さすが山王祭、すごい人でしたが…

山王祭とは、神田祭と交互に行われる、江戸時代から続くお祭りなんですよ。
なので、二年に一度、です。

で。
明太子屋さんに到着。
行列がありまして、そこに列んでいる間にオーダーが取られ、
席に案内されると割りに早く、お食事を出してくださいます。

私は、お腹が弱めだったので、鯖にしたのですが、
あとのお二人は、揚げ物系。



写真が暗い!(笑)
暗いけど、このおかずの量は察していただけますでしょうか?
明らかに二人前くらいありました。
私の鯖が、まず、大きいので、揚げ物の量がわかりにくいと思うのですが、
目の前のメンチカツは、コロンと分厚く、
斜め向こうの唐揚げは…山盛りです。

お二人とも完食されました。
あっぱれ!

因みに、明太子と高菜は食べ放題。
私には、明太子はもっと辛くてよかったんだけどなぁ。
食べ放題だから、おかわりをお願いしてもいいんでしょうが、言い出せなかった…(笑)。



そして、帰りもお祭りを眺めながら歩きました。
いろいろ満喫出来て、よかった!


そして、翌週。



学生時代のお友だちと、パンケーキをいただきに。
こちらは、旧万怱のパンケーキ職人さんたちが集まって開いたお店。
列んでいてびっくりしましたよ。
お店に入るまで、40分くらいかかりました。

…だったら、明太子屋さん並みに、先にオーダー取ってくれればいいのにって思いました。
通されてから、何にしようーって考えるのだと、一組あたり5分以上ロスですもん。



かつてのお店でオーダーしていたのと同じように、注文しました。
一つはフルーツクリーム付き。



一つは、プレーンで。

パンケーキ自体は、恐らくレシピは同じかと思われます。
でも、いろいろと違っているのが、私は残念。

二人で行けば、掛けるソースは二種類出ていたのですが、
今のお店は一種類であるらしい。。。

とか、

フルーツクリームに、カスタードクリームがトッピングされていて…
いや、万怱のクリームにもそれは練りこまれていたのかもしれないんだけど、
フルーツの切り方が大きくて、正直ちょっと食べにくい。
万怱のフルーツが細かく刻まれていたのは、そこを配慮されていたのでしょうね。

では、食べ方の通りに。。。



それぞれに、バターを塗り、二枚重ねて
切り、



ソースを掛けて、
いただきます!

しかし、一人二枚は結構重かった。
重いのがわかっているから、フルーツクリームは一つ分だけにしたんだけど。。。

考えたら、この店は、一枚単位で注文出来たので、
三枚分だけ頼むとかすればよかったのか。

しかし、このずしっとした感じがまたよいのよね。
ふわふわじゃないところが。
そして、表面はややカリッと。

この後、私たちは、もう一人のお友だちと合流したのですが、
すっかり晩ご飯の時間だったのに、サラダを一皿しか頼めませんでした(笑)。

合流したお友だちには、ちょっと申し訳なかったですが…


さて、今月も美味しいものを食べられますように。