今回の舞踊会は、
専科さんの出られない演目が2つくらいで、
あとは、みんな専科さんが出ている、
しかも少人数口の演目がほとんどでした。
みっちゃんは、五峰さんと、
蘭ちゃんは、京さんと。
この2つの演目の間に、チャルさまと美穂さんの演目が入り、
「道行き三部作」ということになってました。
解説によると、みっちゃんたちの道行きは、
二人の未来に明るいものが見え、
チャルさまたちのは、「ネズミの道行き」というコミカルなもの、
蘭ちゃんたちのは、もはや死ぬしか道はないという結末の見える道行き、
ということだったと思います。
チャルさまたちは、別にネズミの扮装で出て来られるワケではありません。
仕草(特に手先)がネズミで、という程度で…。
で、なんでネズミなのか、とかいうツッコミはしないでね?
道行きを集めたかったから、持って来た、という程度の説明だったかと。
シリアスな、梅川・忠兵衛のくだりの前の演目なので、
明るいものを持ってきたのではないかと思います。
みっちゃんは、とっても緊張されているように見えました。
半分お芝居に近い舞踊だったのですが、
表情が…凛々しく引き締めてる、というよりも、強張って見えたのです。
私はファンではないので、読み違えかもしれないけれど、
素人(何の?)目には、そう感じられた。
私は、みっちゃん主演の新人公演だって拝見していますが、
みっちゃんが、終始そういう表情であるのを観たのは、初めてだと思う。
心中しようとして思いとどまり、
さて、刀を腰に差し直そうとしたみっちゃん。
袴の紐の隙間に上手く鞘の先が挿さらない。
いや、さっきは2本入っていたところなんだから、入らないはずはない。
…と客席じゅうが、固唾を飲んで見守る中、
えいっえいっえいっ…くらいやって、すっと納まった時には、思わずホッ。
みっちゃんは、そういう失敗をしそうに見えないタイプ…
というのも、素人?の勝手なイメージなのかもしれないけれど、
そんなみっちゃんが、あんなふうに力付くで、刀をねじ込もうとするなんて、
やっぱり緊張されてたんだろうなぁ…と納得すると共に、
本番の、あんなところで…と思うと、お気の毒だった。
さぞ、悔しかっただろうなぁ…。
梅川・忠兵衛の道行き。
緞帳が上がると、しんしんと降りゆく雪。
セリ部分がぽっかり空いていて、そこに、雪が吸い込まれて行く。
下からセリ上がって来た二人は、寄り添い、1枚のござに半身を包まれて。
冷たくなった梅川の手を懐で暖める忠兵衛。
とにかく、忠兵衛が、優しく、梅川をいたわる、
その包容力に呑まれたようになって、みつめていました。
いよいよ、クライマックス。
激しくなる雪…二人を覆い尽くさんばかりに……
降らそうとしたんでしょうね。
白い塊が、ぼたっぼたっぼたっと落ちた。
思わず、何??って、オペラグラスを動かしてしまったじゃん~。
頼みますよ、スタッフさん…(大苦笑)
雪は、舞台の天井裏のバトン(照明や幕等を吊る、棒)に吊られた籠に入れられてるんだと思う。
舞台袖に繋がった紐を引くと、その籠の粗い目から、はらはらと雪が落ちて行くという仕組みが、
激しく雪を降らそうと、紐を強く操ったんだろうなぁ…。
籠が傾き過ぎて、籠の縁…上から雪が落ちた、と。
あっ!と思って、紐を引く手を止め、揺れを軽減させようにも、
振り子の往復は、すぐには止まらず、ぼたっぼたっぼたっ…てことになったんじゃないか、と、
そんなことまで頭をよぎってしまった……(笑)。
演じておられるお二人は、背後で起きた出来事で、多分ご存じないでしょうし、
1階でご覧になっていた方の中には、気付いていらっしゃらない方もいらした様子。
しかし、上から観ていたら、そこに、塊があるんだもの…。
何の塊?って、確認しちゃった私は、集中力が足りないんだろうか?
原因が推理できたから、納得して、すぐに物語に戻れましたが。
書くと長く感じるけど(笑)、多分3秒くらいの間のお話です。
みっちゃんのことを書いちゃったから、
こちらのハプニング?もご紹介するべきかな、と思って。
一回きりの本番。
リハーサルだって、そんなに時間をとってやっていないのでしょうから、
こういうことは、起きて当然なのかもしれないですね。
つづく。
専科さんの出られない演目が2つくらいで、
あとは、みんな専科さんが出ている、
しかも少人数口の演目がほとんどでした。
みっちゃんは、五峰さんと、
蘭ちゃんは、京さんと。
この2つの演目の間に、チャルさまと美穂さんの演目が入り、
「道行き三部作」ということになってました。
解説によると、みっちゃんたちの道行きは、
二人の未来に明るいものが見え、
チャルさまたちのは、「ネズミの道行き」というコミカルなもの、
蘭ちゃんたちのは、もはや死ぬしか道はないという結末の見える道行き、
ということだったと思います。
チャルさまたちは、別にネズミの扮装で出て来られるワケではありません。
仕草(特に手先)がネズミで、という程度で…。
で、なんでネズミなのか、とかいうツッコミはしないでね?
道行きを集めたかったから、持って来た、という程度の説明だったかと。
シリアスな、梅川・忠兵衛のくだりの前の演目なので、
明るいものを持ってきたのではないかと思います。
みっちゃんは、とっても緊張されているように見えました。
半分お芝居に近い舞踊だったのですが、
表情が…凛々しく引き締めてる、というよりも、強張って見えたのです。
私はファンではないので、読み違えかもしれないけれど、
素人(何の?)目には、そう感じられた。
私は、みっちゃん主演の新人公演だって拝見していますが、
みっちゃんが、終始そういう表情であるのを観たのは、初めてだと思う。
心中しようとして思いとどまり、
さて、刀を腰に差し直そうとしたみっちゃん。
袴の紐の隙間に上手く鞘の先が挿さらない。
いや、さっきは2本入っていたところなんだから、入らないはずはない。
…と客席じゅうが、固唾を飲んで見守る中、
えいっえいっえいっ…くらいやって、すっと納まった時には、思わずホッ。
みっちゃんは、そういう失敗をしそうに見えないタイプ…
というのも、素人?の勝手なイメージなのかもしれないけれど、
そんなみっちゃんが、あんなふうに力付くで、刀をねじ込もうとするなんて、
やっぱり緊張されてたんだろうなぁ…と納得すると共に、
本番の、あんなところで…と思うと、お気の毒だった。
さぞ、悔しかっただろうなぁ…。
梅川・忠兵衛の道行き。
緞帳が上がると、しんしんと降りゆく雪。
セリ部分がぽっかり空いていて、そこに、雪が吸い込まれて行く。
下からセリ上がって来た二人は、寄り添い、1枚のござに半身を包まれて。
冷たくなった梅川の手を懐で暖める忠兵衛。
とにかく、忠兵衛が、優しく、梅川をいたわる、
その包容力に呑まれたようになって、みつめていました。
いよいよ、クライマックス。
激しくなる雪…二人を覆い尽くさんばかりに……
降らそうとしたんでしょうね。
白い塊が、ぼたっぼたっぼたっと落ちた。
思わず、何??って、オペラグラスを動かしてしまったじゃん~。
頼みますよ、スタッフさん…(大苦笑)
雪は、舞台の天井裏のバトン(照明や幕等を吊る、棒)に吊られた籠に入れられてるんだと思う。
舞台袖に繋がった紐を引くと、その籠の粗い目から、はらはらと雪が落ちて行くという仕組みが、
激しく雪を降らそうと、紐を強く操ったんだろうなぁ…。
籠が傾き過ぎて、籠の縁…上から雪が落ちた、と。
あっ!と思って、紐を引く手を止め、揺れを軽減させようにも、
振り子の往復は、すぐには止まらず、ぼたっぼたっぼたっ…てことになったんじゃないか、と、
そんなことまで頭をよぎってしまった……(笑)。
演じておられるお二人は、背後で起きた出来事で、多分ご存じないでしょうし、
1階でご覧になっていた方の中には、気付いていらっしゃらない方もいらした様子。
しかし、上から観ていたら、そこに、塊があるんだもの…。
何の塊?って、確認しちゃった私は、集中力が足りないんだろうか?
原因が推理できたから、納得して、すぐに物語に戻れましたが。
書くと長く感じるけど(笑)、多分3秒くらいの間のお話です。
みっちゃんのことを書いちゃったから、
こちらのハプニング?もご紹介するべきかな、と思って。
一回きりの本番。
リハーサルだって、そんなに時間をとってやっていないのでしょうから、
こういうことは、起きて当然なのかもしれないですね。
つづく。