はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

週末と宙と。

2007-09-30 23:57:16 | Weblog
宙組さん、千秋楽おめでとうございます。

ああ…終わっちゃった。
ね?SEちゃん??(笑)

いや待て。
「(笑)」って、
笑ってる場合じゃないのだ。

この一週間の私たちの、狂ったような観劇状況を聞いた、Lちゃんの反応。
…ってか、あまりのことに、私も一度に明かせなかったもん。

最終的には、
「新公入れて☆回!」
と言うSEちゃんに、
「待ってよ?いつから観始めた訳??」
と計算を促すLちゃん。

そうです。
SEちゃんが本公演を初めて観たのが2週間前。
そこから☆回って…
しかもそのうちのほとんどがこの1週間なんだなぁ、実は。
大変…何かが破壊されてるわ。
(一緒に走った私にだけは、SEちゃんも言われたくないでしょうが)

SEちゃんの名言。
「あたし、なんで☆回もみっちゃんのロドリーゴばかり観てるんだろ!」

だからさぁ…
あれほど、蘭ちゃんのロドリーゴも観てって言ったじゃん!!
今更後悔のSEちゃんなのです。

そうよ、何のための役替りか!
SEちゃんご執心のちぎちゃんは、ロドリーゴと絡んで芝居してるからって…
あれほど、お姉さん言ったのにさ。

そんなことで、
この一週間、SEちゃんといっぱい遊んでいただけて、
昨日は更に、Lちゃんも加わって下さって、
私は大変幸せに過ごしました。


Lちゃんは、SEちゃんがあまりにもお薦めするので、
これはちぎちゃんを観なくてはなるまい、と思われたご様子。
芝居でお顔を覚えて(大変痩せてしまわれてるから、賢明な判断だったでしょう)、
ショーでは、せっせとご覧になったらしい。

昨日は、3人とも2階の上の方で観劇しながら、
立見のSEちゃん、当日B券のLちゃん、B席最前列の私、
という三人ばらばらの観劇。
それぞれが、自分のワールドでの観劇でした。

そしたら、Lちゃんに、
クラブビーナスの蘭ちゃんと、鳳翔大ちゃんとみーちゃんの絡みは観てね
と言ったつもりが、
それがLちゃんには、水星の場面であるように伝わったらしい。
がーん。

隣りで、観て!って言う私がいないから(笑)、
そのままスルーしてしまわれました。
ショック。

しかも、ちぎちゃんチェックを頑張っておられたLちゃんにしてみたら、
あー、ちぎちゃんが居なくなった。…ちょっと休憩~
と思われたか、
じゃあユウガさんを観ておくか
と思われたか。

とにかく、ヤらしさ爆裂中の、宇宙ナンバー1ホスト蘭寿氏を観ていただけなかったのです。
きゃあっ!あそこに8000円!と私は思ってるのに……。
(注:だけど、私は一度もそういうお値段の席で観ませんでしたが)

みっちゃんのロドリーゴはエロさが足りない
…って言ったかどうかは忘れたけど、
そんなようなことをおっしゃってたLちゃんが、
今公演最大のエロススポットを見逃してしまうとは…
ワタクシ最大の不覚でございました。(平謝り)

というか、お茶会での蘭ちゃんのご発言…
「すみれコード?…すみれコードって、どこまでなんでしょうね」

どこまで?
どこまでって、、、、(ごくり)
どこまでやれるって思われてます?蘭寿さん?


私は、昨日は、
お友達から譲っていただいた席で観劇。
立見でも、当日B券でも無かったから、贅沢な気分で観劇しました。
が、贅沢なのは、そういうことではなく、
「蘭ちゃんの静止目線が飛んで来る席」だったことでした。
しかも、それが数回あり、
私は、蘭ちゃんの視線に、まんまと串刺しになって、
観劇終了、でした。

目線の定めるポイントに座れるって素晴らしい。
私を見てるわけじゃないし、
みつめあってるわけじゃないし、
まぁ、私が一方的にみつめてるんだけどさ(笑)。

どちらかというと、
蘭ちゃんの注がれる視線を、ミット持って、キャッチした感覚。
私を狙ってないけど、
そこに飛んでくるホームランボールは当然いただくでしょ?

SEちゃんは、「勘違い目線」と呼ばれてましたが、
私は「おこぼれ目線」と呼ぶことにしてます。
おこぼれだから、せっせと拾うの。

SEちゃんいわく、
ちぎちゃんは、下手の方がチャンスが多いらしい。
…って、くじ引き系確率で上手下手が決まる、立見では、
一度も下手を外さなかったよね、SEちゃん♪
(こちらで、上手下手の希望をいうことが出来ないのが、東宝立見販売ルールなのに)

それで、
この回も下手てっぺんで立ってたSEちゃんも、
すっかりちぎちゃんにヤられて、へろへろになってました。

こんな二人に囲まれたLちゃん…
ご愁傷さまでした(笑)。
二人同時に、違う人のまなざしについて、溜め息混じりに語ってるんだもん。
間に挟まれたら…きっと嫌だよね。
で、挙句に、突然同じ言葉が二人の口からでるわけ。
「ああ、終わっちゃう。まだ観たいよぉ~」

Lちゃんは冷静でした。
「観ればいいじゃん、前楽。今日の当日券並びの様子なら、買えるよ、絶対」
え?そうかな?そうだよね??
で、でも、こんなに観てるのに、明日もなんて…いいだろうか?
「もう、観ちゃいなさいよ…!」

はーい、じゃあ観ようっと。
そうだよ、こんなに楽々に観られる公演、有り難いもん。
しかも、狙いは、立見だ!!

蘭ちゃんの場合、立見は侮れません。
というか、ヘタに2階Aとかで観るなら、立見だろうと思った。
何故なら、彼女は、おこぼれ目線をてっぺんに放るのが、大変に上手だからです。
しかもダンサーなので、オペラグラスを使って観る私には、
全身を綺麗に観るには、最適なのだ。

♪狙いは決まった♪(byフェルナンド)
立見をいただきに、並ぶことにしました。
頑張るぞ!

で、SEちゃんはどうするの?
って思ってたら、
彼女は、ダーリンを騙………
もとい、
ダーリンに、方便を使って、お出かけすることにしました。
「ねっ、15:00には帰ってくるから!」
とダーリンに、言って来たとおっしゃる。

15:00に帰れるの?
と尋ねたら、
「1時間で帰れますから。…でもいいんです。(用事が)のびちゃったぁとか言えば」
。。。頑張れ、SEちゃんのダーリン!
でも確かに、一緒に居て悶々として、不機嫌なSEちゃんを目の前にしてるよか、
目的を果たして、ご機嫌に帰ってくる彼女と会った方が、よいかもしれない。

…とは思ったんだけどねぇ。
結局どうだったんだろ?
大丈夫だった?SEちゃん。
よい子で、居てあげられたのかしら?(笑)



「愛、時…」感想・下

2007-09-30 21:01:13 | Weblog
ガラシャの旦那様、細川忠興。
笑也さんは、私は女形をされてるときが、大好きです。
…って、今までそんなに舞台を拝見したことがあるわけでもないですが。

以前に一度、歌舞伎の舞台で立役をされているのを観たことがあって、
その時も、なんか今一つピンと来ないなぁと思っていた。
でも、その時の役は、実は女だっただのどうのという役だったので、
それが原因だったのかな…と漠然と思っていたのであります。

が…どうもそうではないみたい。。。。な気がする。
忠興のガラシャへの愛の形も、
野心に燃える部分も、
身勝手な部分も…でもその中にある正義の部分も、
総てが混沌とした感じに見えてしまう。
なんでだろう。

笑也さんの魅力って、
あくまでも私が思う魅力ですが、
たおやかっていうか、静かな落ち着きっていうか、
そういう部分が素敵だなって思うんです。
実際の笑也さんが、どんな方なのかは、わからないのですが、
テレビなんかでお話されれる姿も、そういう空気を持っておられるのが、
私は好きなのです。

立役となると、違うトコロに力が入ってしまっているように見える…
というのか、
力強く見せようとされているのが、
笑也さんの魅力をがんじがらめにしてしまっているような気がして。。。

今回は、相手が女の人なので、
しなやかな男として存在して下さっててよかったんじゃないかと、
少し思うのです。
戦国武将だし、熱い部分も野心もあるにしても、
細身の鋭利な刃物であってよかったんじゃないかと…。

私の好みの問題で、希望なだけかもしれませんが(笑)。
そういう笑也さんのお芝居を観てみたい、という。←観る努力も足りてないのは確かです。。。


徳川家康さん。
横澤祐一さんとおっしゃる役者さん。多分私は、はじめての出会いだと思います。
家康のひょうひょうとしている部分、
食えないヤツな部分…
そして魅力的な部分。
これらを、力みのない芝居で、みせて下さった!

はじめの感想で、まず触れたように、
その台詞と動きの間と緩急が素敵過ぎて、ハートを奪われました。
以後、オペラグラスでガン見で(笑)。

その魅力について、
ちゃんと表現したいんだけど、どう説明したらいいのかわからないんです(笑)。
とにかく、巧い!!
素敵っ!
いい家康だった……。


小春ちゃん。
この方、何処かで観たことがあるっ!…と思いました。
坂本法子さん…名前は覚えていないのですが、
プログラムを見て、「ああっ!」と思った。

プロフィールに「プロデューサーズ」とある。
そうだよ、そうだ。
いらしたいらした!
…私はドレスを着ていた姿とか、お婆ちゃんになってる姿とかを、
パッと思い出したのでした。
そうか、道理で歌がお上手なはずですわ。

鬼丸さんも、小春ちゃんも、
軽快で憎めない愛すべきキャラで演じていらっしゃって、
すごく楽しかった。
この辺りも、キャストの「ごった煮」感がとても感じられる部分だったかな。


楓。
笑野ちゃんです。
何がびっくりしたって、笑野ちゃんが華奢に感じられないこと。
歌舞伎で観てると、細~いイメージだったので、
あれれれ?って思った。

そうか、あれは歌舞伎マジックであることと、
周りの方たちの顔の大きさとの比較の問題なんだな、と気がつく。
華城さんも、お顔が小さいし、ANZAさんも然り。
かしちゃんと比較したって、勿論!

しかし、それにしても、
笑野ちゃんの身体の動き方は綺麗です。
特に、背中で動かれると、何とも…。
さもないと、ずっと女性たちと女としての芝居をし続けるのは難しいよなぁ。
かしドラキュラに、首を噛まれる時も、
お背中の芝居でしたね。

久しぶりに、笑野ちゃんの歌舞伎も観たいなぁ…
と思ったりした。
可愛い姫とか、可愛い腰元とか……。


高山右近。
吉野さんにしたら、得意技を禁じられたような演目だったのでは?
私はてっきり、吉野さんも歌われるんじゃないかと思っていた。
或いは、少なくとも、時代劇ってイメージの方ではないのではないかと…

と言いながら、私はおもだかやさん(すみません、私の電話では文字が出ません)の舞台より、
更に、吉野さんの舞台を観たことがないので、
あくまでも、ホントに文字通り、「イメージ」。

そしたら、吉野さん、大変に凛々しい。
袴姿がとてもお似合いだった。
清々しいし、キリシタン大名……見事にハマッておられる。
なんか、護ってくれそうなの。素敵。
発声も素晴らしいから、声の迫力で、時代劇を演じ切っておられる。

かしドラキュラとの立回りでは、
かしちゃんをかなり高い位置までリフト…とは言わないのか??(笑)
とにかく、持ち上げて下さり、
その逞しさに、きゅんとなる。

かしちゃんは、とっても軽いでしょうけど、
納まりとしては、丈がある。
としたら、私とかでも、持ち上げられるのだろうか?
(何故、自分に比較する?笑。何に憧れてるんだろうか?)


石田三成。
段ちゃんのお芝居も、お久し振りでした。
お久し振りの感想。…カッコイイ。

とっても、貫禄がついたというか、ドシッとされたというか、大きくなられたというか。
苦り走った表情に漂う色気、芝居の大きさ。
スケールがでっかくなられたなぁ…!

これまでの段ちゃんのご活躍を思うと、
今回のかしちゃんとの競演は…
段ちゃんが主演であってもおかしくないんじゃないかな、と思わないでもない。
どちらが主演でもおかしくない、というか、
どちらも主演、みたいな感じで来るのかな、と、少し思っていた。

が…オスカーの力ってすごいんだな、と思った。
これは、段ちゃんのことだけではない。
すごいメンバーだよね、吉野さんも笑也さんも……。

正直言うと、特に三成は勿体なかった。
だって、カッコイイし、素敵なんだもん。
なんでこれしか活躍してくれないんだろ。
ていうか、こういう絡み方かぁ…ううう。

もともと、段ちゃんのお芝居の在り方が、私は大好きなので、
残念さ加減は大きいです。
まして、こんなにパワーアップされたとあっては……

千秋楽のご挨拶で、
またこの一座で…
という言葉が出たけれど、
うん、がっつり、深いお話のお芝居が観たい。
かしちゃんも段ちゃんも、そういうお芝居をされる方達だから。

現代物(?…って言い方もどうなんだろう)や洋物のお芝居でも、
今度は、段ちゃんの優しさとか包容力が出てくるお芝居も、いいと思うんだなぁ。
きっと、かしちゃんの可愛い女性の部分を引き出して、
ガシッと受け止めて下さると信じてます。



みなみちゃんのこと

2007-09-28 08:05:16 | Weblog
昨日、みなみちゃんの退団発表がありました。
いち早くメールを下さった、Vちゃん。
私は、その前に配役の発表は見ていたのですが、まさか退団とは。

まさか??
いや、
とうこちゃんがおやめになる時には、もしかしたら一緒のタイミングかも…?
とは、何となく思っていました。
でも、れおんくんのこれからを考えたら、
居て支えてあげたい気持ちもあるだろうなぁ。

この間「KEAN」を観劇したときに、私なりに思ったこともあって、
この発表も、なるほどなぁと思わないではなかった。
いろんな要素を考えたら。

ただ、少しだけ、
思ったのとタイミングが早かったかな。
びっくりしたけど、ショックで受け入れられないという感覚ではなく…

みなみちゃん、本当によく頑張ってきたよね。
ありがとう…
という気持ち。

新人公演で、ヒロインをさせていただくチャンスを得られなかった時点で、
正直ここまでのことをして下さるとは思わなかった。
して欲しいことは、いっぱいだけれど、
順調に噛み合い、回っていかない歯車の中に居て、
出来たこととしたら、これは、満点以上だったんじゃないかと思う。

最後の公演。
原作のわからない私は、役名を見て、どの程度の役なのか、サッパリわからなかったけれど、
歌を歌えたり、台詞がいっぱいあったり、
できたらラブシーンなんかもあったら、いいな。
(勝手な希望です)

ゆるくゆるーく、見守らせていただいてきたみなみちゃん。
ちょうど、かしちゃんの1年後に退団…ということになるのか。
まず、れおんくんが、みなみちゃんにお花を渡しながら、
ごうごうに泣いちゃってる姿が、思い浮かんでしまってたまらないんだけど…(涙)
最後の公演も、ゆるいながらも、
心に焼き付けさせていただこうと思います。

みなみちゃんに、
幸せがいっぱいいっぱい、満ち溢れていきますように。



'01仏旅記~ジャンヌダルクを感じよう

2007-09-26 22:25:56 | フランス旅行記
ル・アーブルから、パリ方面に引き返したその途中に、ルーアンがあります。
ルーアン大司教…って、ベルばらにも出て来てたっけ?

この地の訪問は、Pちゃんのご希望だったと思う。
ジャンヌ・ダルクの所縁の地に立ち寄りたい。
そういう目的でした。

ルーアンに到着したのは、夕方だったかな。
宿は、ルーアンの大聖堂のすぐそばにありました。
窓から身を乗り出すと、目の前に聖堂。いい眺め。

お部屋は改装したばかりのようで、綺麗でした。
ベッドカバーとカーテンが…貝殻(コキーユ)の模様。
なんか、窓の外の景色とあわない…モダンな感じなの。
そして、この旅唯一の、バスルームとトイレが別室になったお部屋でもありました。
ちょっとゴージャスな気分??(笑)
そして、バスルームの壁のタイルには、魚の模様が描かれ……。
海辺でもないのに、何でなんだろう?(笑)

とにかく、まだお日様が出てるうちは、外にでなくちゃ気がすまない私たち。
慌ただしく、外に出ました。

どんな順番で歩いたか覚えていないんだけど、
多分まず、ジャンヌダルク教会に行ったんじゃないかと思う。
教会に入る前に、そのすぐ横に寄り道。
ジャンヌダルクのろう人形館…もとい、
ジャンヌダルク博物館なる物があったのです。

Pちゃんは、是非に見てみたいとおっしゃる。
私は…えー、なんかうさん臭すぎてヤだなぁ…。
看板とかが、…なんていうか、気持ちをそそらないの。
これが、ディズニーランドの「カリブの海賊」並みの展示ならすごいけど…。

でも、Pちゃんは、どうしても入りたいとおっしゃるので、
行っておいで
とお見送りしました。
…付き合ってあげればいいのに、ひどい人たちよね、私たち。

私たちは、教会の外観を眺めたり、写真を撮ったりして、
Pちゃんのお帰りを待ってました。

教会のすぐ脇には、何やら石の建造物があった…らしい、
壁の跡みたいな残骸遺跡があり、
人々はそれをベンチ替わりに腰掛けたりしてました。
何の遺跡なのか、よくわからなかったんだけど…
ここに教会がある、ということは、
例えばここでジャンヌが処刑された…みたいなことかもしれないのですが、
すみません、忘れたのか、はじめからお勉強不足だったのか、
それすら覚えてない有様です。

ジャンヌダルク教会は、大変新しい教会でした。
デザインがまず、現代建築で、外から見て、不思議な形をしていました。
ホントにこれが、教会なの?…しかも、観光名所?
って思うような。

一枚板みたいな屋根が、斜めに被さって、
屋根に押しつぶされたみたいに見える。
建物のほとんどが屋根ってイメージ。

そうこうしているうちに、ややぐったりしたPちゃんが、出て来ました。
感想を求めると、
不気味な人形たちに囲まれて、震えていたらしい。
なんておっしゃってたか、詳しくは忘れてしまったけれど、
多分展示されているお人形も古くて、
その古ぼけた感じがまた、恐ろしかったんじゃないかと思われます。
なんにしても、田舎のお土産物屋さんがやってるような展示館なので…(苦笑)。

気を取り直して、新しい教会、ジャンヌダルク教会に立ち寄りました。
中も、現代風の聖堂で、多分自動ドア?とかじゃなかったかしら。
違ってたら悪いんだけど、そういう感じの教会でした。

聖堂に入ると、三角の壁=窓の一面がステンドグラスで、
そこから降り注ぐ光が、教会の主な明りでありながら、
かなり明るい聖堂でした。

三角屋根の傾斜がそのまま天井の傾斜でした。
天井の頂点付近は高く、しかし、それは聖堂の中心ではなく…、
どうだったかなぁ…聖堂の入口が最も低くて、
祭壇に向かって高くなってたのかしら?
やっぱり中から見ても、天井は多い被さるようなイメージだった。

多分、祭壇に向かって行く時に、左手にステンドグラスを見ながら進むことになり、
祭壇の右脇…入口から見て右前方の片隅に、
ジャンヌダルクの像がありました。

お供えの蝋燭の為の燭台が、低く這う立木のように、幾重にも枝を伸ばして1本、
ジャンヌの前に置かれていた(写真)。

このジャンヌも…
現代アート彫刻系のブロンズ像で、なかなか抽象的で…
両手を低い位置で広げて、(多分)にこやかに立っておられた。
……あれ?何でジャンヌだってわかったんだろ?
もしや、マリアさまだったかもしれないのに?
どこかに書いてあったのかしら??

……記憶にありません。
勝手な私たちの思い込みで、間違ってたら、
ジャンヌにもマリアさまにも申し訳ないなぁ…。


かし楽と蘭茶をハシゴする

2007-09-24 23:29:05 | Weblog
コレ、私だけじゃなかったみたいで(笑)。
蘭茶に行ってみたら、北千住でお見掛けした方が、同じテーブルで、びっくりした。

今日は、まずかし友の皆様と顔を合わせて、
かしちゃんの出の話になった。

「その後に用事があるので…」
はじめはそんな言い方をしていたのですが、
まぁ、コレを読んで下さったらバレるわけですわね。

用事って時点で、
「東宝?」
とか聞かれて(笑)、
「あ…お茶会なんです」
とお返事する。
で、私がめかしこんでいるとツッコミを入れられ、
最後には、
「最近は、蘭とむちんに随分ご執心のようじゃない?」
と…とうとう言われちゃった(笑)。
「どっちの方が楽しみなのかしら?」

あー…
どっち???……どっちも。(笑)
欲張りな私を、神様許して!

ホントに神様は、許して下さるのかなぁと、
ちょっと心配になる場面もありましたが、
無事になんとか、目論んだフルコースを総て平らげることが出来た形。
大満喫な一日でございました。

…ってか、今日一日で二日分くらいだよなぁ。
誠にこの三連休、めいいっぱい、どっぷり別世界に生きたので、
明日から日常に戻れるかどうか、大変に不安です。

やだなぁ…
明日、会社に行って、PCの前に座ったら、
3日のことが、夢か遠い日々のことみたいに感じたら!

そんなわけで、
3日間、お世話になった皆様、本当に有難うございました。
それぞれのことは、また書いていくつもりですので、、、
って、またもや筆が追いついてませんけど(苦笑)、
よかったら、懲りずにお付き合い下さいね。



「愛、時…」感想・上

2007-09-23 23:05:47 | Weblog
何か、とってもまとまらない感じの感想なんだけど…。
ホント、ブログタイトル通り、「ひとりごと」風です。
ぶつぶつぶつぶつで、意味分からなかったら、ごめんなさい。


2回観せていただいた訳ですが。
なるほど、何が1回めにわからなかったのか、その理由が判りました。
脚本が、甘いのだ。
役者さんたちが巧いので、1回めでは、そこまで気にならなかったけど。

ドラキュラの心理、心の変化の描かれ方が、
無茶苦茶大雑把。
…うーん、描かれ方というより、
変わって行くきっかけというのが安易というのか、
キャラに一貫性が持たされてないというか、軸がぶれているというか。
ここが、よくわからない最大の要因だったらしい。

愛に生きるなら、愛に拘ってくれ!
血を求めるなら、血に溺れてくれ!
その血も、女性がいいなら、戦乱云々は関係ないじゃん?
(大雑把なのは、そう感じる私の性格か?)

…あまりにも、石田三成がお気の毒なお話です。
どうせなら、ドラキュラと三成とガラシャの三角関係にしちゃえばよかったのに。
その方が、納得できる!

段ちゃんは、凛々しく勇壮で美しかったので、
そういう話でもよいと思う。
…だって、お国は「女にあらず、男にあらず」でしょ?
(その必然性もサッパリわからんけど)

かしちゃんファンへのファンサービスのために、書き下ろされた作品というならともかく、
再演ものだという点が、ますます腑に落ちない。
前に演られた方は、どう演られたんだろう?
(すみません、何の予習もしてないから、
前回の上演のことは、何も知りません)


かしちゃん演ずるドラキュラは…
ドラキュラって呼ばれてるのが、これまた不満。
まぁ、正しいんだけど、違和感がすごくあるんだよなぁ。
なんか…チャチに聞こえるのは、私だけ?
ドラキュラって苗字でしょ?
まず、名乗るならフルネームで名乗らないものなのかなぁ。

細かいツッコミは、まぁいいや。
かしちゃんのドラキュラは、やっぱり、
さえちゃんのトート閣下を思い出さずにはいられない髪型でした。

話には聞いてたけど、あれを見て、「閣下だ!」と思わない彩輝ファンはいないだろうと思う。
お衣裳も、黒っぽい感じで、マントをふわりふわりと翻しているので、
どうも、無意識に閣下と重なってくる。
別に、さえちゃんのトートと重なるってのではなく、
私の頭の中に形成されてる、「トートの概念」に重なるの。

また、台詞がね…
ガラシャに投げ掛けていく台詞が、切り口がトートの系列なんだよね。
私は、ドラキュラを観ながら、一緒に、
かしちゃんがトートを演ったならばということを観ているような気がした。
同時に二つの役を観てるような感じ。

かしちゃんにトートを演って欲しかったということはないけど、
演ってもよかったじゃんとは思っていたので、
ああ、やっぱりかなりいい感じだなと思った。
ああいう空気を纏っているのは、よく似合っている。

台詞に吐き出さない部分の、心の動きを、
自分の意志とは違う方向に流れて行ってしまう気持ちを、
それに翻弄されて行く内面を、
内側から見せていくタイプのお芝居。
こういうの、かしちゃんは巧みで、いい。
かしちゃんの大好きなところで、…私はそういう役者さんが好き。


何しろ、脚本には、
ドラキュラの台詞、お国としての台詞が、
ばーっと…結構作者の奔放さでばらまかれている状態なので、
これを繋ぎあわせて、辻褄を作りあげるのは、大変だったろうと思う。

ガラシャを愛しているって、
一言台詞で言えたなら、もう少し楽なんだろうなぁ。

昼間はお国になって、市井に潜む?ドラキュラ。
なんでお国なんだろ?
なんで、男とも女ともつかぬ存在なんだろ?
作者が、やりたかっただけ??

かしちゃんのお国は、「何となく」女の人って感じでした。
声の使い方が、やや高めの音域で、
かしちゃんの声色の滑らかな響きを持つ部分を、伸びやかに使っている。
一座の(となる)みんなを、引きつけていく魅力…
というか、魅惑みたいなオーラをふんわりと纏っておられる。

でも、お国が、そのみんなから受ける影響が、
なんか描かれ方が少なくて、勿体ないんだなぁ。
ドラキュラは、
ガラシャからの影響と、一座からの影響の両面から、
揺れ動かされてしまい、
封印されるに至るんだけど、そこに、何かが足りない。

かしちゃんは、表情や態度で描き出しているんだけれど、
そのきっかけになるものの、アクセントが、
言葉の曖昧な繋ぎ合わせになっているのが、
どこかまったりしている。
うーん…脚本が、いろいろ惜しいんだよな。

でも、繰り返すようだけど、
脚本の惜しい部分を、役者さんが、お芝居で埋めているので、
観ているのは、すごく楽しいです。

トータルで何か感じ得る、というには、
キリスト教の引用の仕方が中途半端だと思う。
半端なのに、そんな台詞が、芝居の結びにあったりして、
ますます摩訶不思議になっているんだけれど、
まぁ……もともと設定が大雑把なんだから、その延長なのかな。
キリスト教を持ってくるのは、ホントに難しい。
…「堕天使の涙」の時にも、散々語りましたが。

幸いだったのは、
十字架(クルス)を振りかざされ、ガラシャの言葉に逆らいながらも、
彼女の祈りに浄化されて行くドラキュラを演っているかしちゃんご自身が、
そういう概念を理解されている、
彼女自身の中にこの概念が、根ざしていることだと思う。

そこにあることは、
「恋」とか「面影」とか「信心」とか、そういうことばかりではなく、
……ガラシャの愛こそが、神の愛であり、
それに包まれて、鎮まって行く姿が、
自然に受け入れられていく……

んだけど、
なんで、あんなに「死んだら魔界に」を言わされちゃうんだろ、ドラキュラは。
その矛盾を解消する台詞が、今一歩足りないんだよなぁ。。。

とにかく、かしちゃんのお芝居で成立してることと、
台詞の稚拙さがかみ合わない部分が少しあるのが、気になりました。
多分、作者が表現したいことを、台詞以上にかしちゃんが表現しちゃってるんだと思う。


このかしちゃんのお芝居に、
食らいついて来てくれたのが、ガラシャ=華城さん(ナルちゃん)でした。
ひたむきに、祈り続けること、
非常に大きな心、深い情熱を持ちながら、
自分の中にあるトラウマを抱え、
そのために、一層祈る姿…。
過不足なくキリシタンであって下さってました。
マルゲリータ(シスター=ANZAさん)よりもむしろ、すごく、修道女っぽかった。

そのおかげで、
信心深い彼女の力、というものに、非常に説得力があって、
お話が、きっちり成立されていた。
いい配役だと思います。

そして、ナルちゃんのお声と、かしちゃんのお声と、
デュエットが、とても綺麗。
響きあう感じが、あそこにもあって、
知らず知らずに、その感覚を観客の体の中に浸み込ませていく効果になってると思う。


つづく

「愛、時…」観劇まわりのお話

2007-09-22 23:39:25 | Weblog
初日。
定時に会社を出たいのに、
私の前の席のAさんがお休みだったこの日。
しかし、前日とも翌日とも比べて、はるかに暇でした。

後日、係長はこの日を「忙しかった」と称しましたが、
えー、ちっともだったよ。
それとも、私が知らず知らずのうちに手抜きをしていて、
だから、係長たちが忙しかったのか?
Aさんが、お休みでなかったなら、かなり暇な日だったと思う。ラッキー。

お仕事はほぼ定時に上がれたんだけど、
ぼちぼち、脳みそが壊れはじめた私。
この日と翌日の朝、電車を乗り過ごす。

この日は、いつも乗換えてる駅で乗り越し、気付いたら次が終点だった。
これは、電車賃を余分に払わねばならないだけで、
終点でも乗換えられるから、まぁまだよかった。

翌朝は、会社の最寄駅を乗り過ごしたのだ。
へ…?と思ったら、電車は既に、次の駅。
この駅のヤなことは、一旦改札を出て、大通りを渡って反対ホームに改札を入り直さねばならないことなのだ。
ロスタイムは多いし、電車賃も掛かるし…
乗ってた電車の一部が遅れてたから、会社には間に合わないし……
ああっもうっっ、踏んだり蹴ったりだった。
会社に、電車の遅延ですって言いたかったが、面倒でやめた。
いいの、私、ご機嫌だったから(笑)。

何だってこんなに乗り過ごしたって、
問題は、寝ていたせいではないってこと。
メールを打ってる間に、すごく集中しちゃう瞬間があるらしく、
集中しすぎて、いつもなら生きてるアンテナが、
働かなくなってしまうらしい。
……どうも何処かが、疲れてるのだ!(笑)

いやいや、すこぶる元気なの。
ご機嫌だし(笑)。
眠くならないし。
…でも、ダメなんだな、と、この連続乗り過ごし事件で思ったのでした。

ダメだから、
定時に上がれたものの、用心する。
(この時点では、まだ乗り過ごしは一度だったわけだけど(苦笑))
いつもは会社で朝だけ飲むコーヒーを、午後にも飲み、
劇場にもコーヒーを持参しました。

でも、ずっとぴりぴりぴりぴり緊張してて、
眠くなる余裕は全く無かった。

だって、劇場に着いたら、すぐにいろんな方々からのお花が入っているのを見て、
ああっメールしなくちゃっ…
とあわあわメールしたり、
販売物の列に並んだり、
とても30分弱では、足りないよぉ~と半泣きでした(笑)。
それでも、開演5分ちょい前には、着席し…
そこからは、前回書いた通りです。


もたもたしてる間に、
今日が2回めの観劇になので、舞台の内容のお話は、まとめて書くことにしますね。
先に、カーテンコールのお話を書きましょう。

カーテンコールの演出が、とても素敵です。
オープニングや、転換でも、細かい帯状の青い照明が、舞台の一番前のバトン辺りに仕込んである、
(と思ったんだけど、今日1階で観たら、カーテンコールは、3列くらいのバトンを使ってますね)
これを舞台から客席に、客席から舞台へと当てて行く演出があって、
不思議世界感に繋がって、私は好きだった。

この照明が、カーテンコールにも使われていました。
暗い舞台に、青い照明の帯が、客席に向かって伸びる、
この間にキャストが入れ替わってスタンバイ、
舞台に通常の照明が入った時には、違うキャストが並んでいる…
ということが繰り返されるのだ。
これは、2階から観ると、また綺麗だった。

このカーテンコールの最後に、かしちゃんが登場。
その後は、普通に2~3回、幕が上がり直したんだけど、
お客さんの中には、ぱらぱら帰り始める方もいらっしゃいました。

しかし、微動だにしないのが、宙御一行様。
誰一人、隣りの様子を窺うような様子すらないの。
普通に、着席したまま。

ちぎちゃんとか、八雲美佳ちゃん辺りは、頭の上で拍手をしておられる。
終演のアナウンスが入りながらも、鳴りやまない拍手に、
かしちゃんが、カーテンの前に、一人出て来ると、
自然にスタンディングオベーションになりました。
宙の皆さんも、迷わず、立上がり、拍手されている。

2階席は、やっぱり、スタンディングは控えめになりがちです。
でも、宙組生が立ってるんだもん!と、私も、えいやと立ち上がりました。
宙っ子たちはみんな、まっすぐにかしちゃんを見て、
一心に拍手を送っている。

かしちゃんは、いつもの調子で、
初日から剣を落としちゃった、なんて自ら暴露されながら、
(これは、初見の私には、どこで??って感じ。全くわかんなかった)
千秋楽まで「ドラキュラりたいと思います」
そして、

「また、観に来てね♪(にこっ)」

小首を傾げるかしちゃんに、客席は大喜び。
そして、ちぎちゃんも…他のお客さん並み…いや、それ以上に盛り上がっておられた。

これは、金曜にも来ちゃうんじゃない?
なんて思ったら…
本当に、いらしたんですってね(笑)。
さすが。(笑)(笑)(笑)


そして、これは、本日のお話。
舞台の内容じゃないから、一緒に書いておきましょ。

今日は、さえちゃんがご観劇でした。
内心ちょっと期待してたのは、かしちゃんの月同期コンビのご観劇で、
それが、さえちゃんのご観劇に遭遇するとは。。。こっちか!

しかも、私の席からは、ちょうど死角になるところに、
さえちゃんは、イケメン2人を従えて、座っておられました。
Hちゃんに、「お姫様か女王か」というメールをいただきましたが、
あー、あれは、女王様ね(笑)。
須賀くんと、もう一人は、岡本さんだったんじゃないかな。

かし友の某方が、気がついて、席番まで教えてくださったので、
私は、その前の通路を横切って席に戻ったんだけど、
なんだか、凄い早歩きになっちゃった。むしろ、怪しい(苦笑)。

終演後は、お知り合いの方とお話して、可愛く笑ってるさえちゃんを、
ちょっと離れた後ろで、綺麗に並んで、おとなし~くお待ちしてるイケメンくんたち。
ほら、何か、こんなところも女王様でしょ?(笑)

さえちゃんは、
黒いトップス…黒い長袖のメッシュの下に、可愛い感じの黒いキャミ。
下は、黒っぽい膝が隠れるくらいのスパッツ。
眼鏡は、レンズの下半分が青くなってる華奢なものをかけて。

毎回、観劇ごとに、ご贔屓遭遇状態の私ですが(笑)、
こんな公演も珍しいなぁ。


さ、次回こそ、公演の感想を書きたいと思います!(笑)

「暗くなる…」千秋楽に行く

2007-09-21 23:50:00 | Weblog
いやぁ………これがねぇ。。。。
なんと、この観劇爆睡でした。
あの騒がしい公演で、寝るのか?私??

…でも、寝た。どうしようもなく、寝た。
コーヒーの投入を忘れたのも、敗因だろうなぁ。

まず、朝。…というか、昼。
東京でNKさんと待ち合わせる。
ランチタイムをご一緒しましょうということにしていたのだ。

上京されるのは判っていながら、ご一緒出来たのがこの一日だけで、
いつものペースからしたら、足りない感じだった。
何しろ私もバタバタで…って、読んでの通りですが(苦笑)。


ココは、たまには、人気スポットにでも行ってみようと、
新丸の内ビルディングに行ってみる。

前回、MWちゃんとお出かけしたときには、
人で埋め尽され、とても近付く気がしなかった、お食事エリア。
今回も、まだお昼には早めだというのに、並びはじめてる?お店もあって、驚いた。

いやいや、もっと驚いたのは、価格設定で、
ランチ価格の設定の平均が3000円ってのは、どうなのよ?
どんな高級店が並んでしまってるっていうのさ?

くるっとこのフロアを見て、
あっさり退散する。
多分上のフロアは更に、平均価格上昇でしょ。

こういう時には、地下に潜ってみるのがいい。
たいして選べる感じでもなかったけど、
お茶漬けと洋食風との二者択一になりました。
さぁ、どっちを選ぶ?

洋食風の方がゆっくり出来るのでは?
とおっしゃるので、そちらにする。
私はハヤシライスを食べました(写真)。

でっかいお皿が出て来て、ちょいとびっくりしたんだけど、
結構美味しかった。
使ってある豚肉がポイントだったようですが、
うん、味のコクがあるタイプのお肉だった。

このところ何か月も、体調が低迷されてるご様子のNKさんですが、
かなりのボリュームがあった、パスタを残さずに召し上がっておられました。
元気で、食べられる時に食べておくのはいいこと。
暑い週末だったので、尚のことね。

こんなで、NKさんと久しぶりのデートを楽しんだ後、
二人で北千住入りをした訳ですが……
いやぁ、眠りに落ちるの、早かったなぁ。

はじめはやる気で、オペラグラスをあげたりしてたのよ?
が…多分、浦井くんが出て来る前に、視界が暗転になっていた。
ま、さえちゃんがまだ出て来てないし…と自分を許したら、
次に目が開いたら、浦井くんが仕込みナイフを振り回しており、
直にスージーちゃんが帰って来た。
「意地悪ね!」
とか言いながら、丸いイスを洗濯機の横の隅っこに戻してるのは、見た。

で、スージーちゃんとダーリンのラブな場面は、勿論、堪能したんだけど、
やっぱり、ところどころ寝てるんだよねぇ。
あーあ。

2幕になったら、平気かと思ったら、とんでもない。
スージーのピンチなのに、しっかりと睡魔に脚を捕まれ、
引きずりこまれる闇の世界(笑)。
もうどうにもなりませんな。

あーあ、やっぱり、サスペンスに二回の観劇は多かったか。
せめて、日が開いてたら、よかったんだけど、
私は続けて観劇しても、集中力がもたないのです。

今回の敗因は、いい加減くたびれて来ていたのと、
コーヒーを忘れたのもあるけど、
最大の要因は、若い男の子たちのお芝居が、私に合わないことだったと思う。
本格的に合わないと、初見でもがっつり寝るので、
そこまででも無かったのでしょうが、
うーん、やっぱり。

さえちゃんどうだった?
と、かし友の皆様が聞いて下さったんだけど、
今の私は、「寝た」との印象の方が強くて…
さえちゃんを観劇している中で、史上最強に寝たので(苦笑)。

男の子たちのお芝居が…
と言ったらば、とある方がおっしゃった。
「そりゃあ無理よ。(愛、時…の)家康さんが素敵、とか言ってるんじゃ(笑)」
………あー、確かに。
私はイケメンより、ベテラン。
ビジュアルより、芝居なんだろうか。
……人生の参考にしておこう(笑)。

頼む!さえちゃん!!
素敵ベテラン俳優さんと共演して下さい!
…芝居って、やっぱりキャッチボールだと思う。


結局、
二度目の観劇で頑張る!って宣言したことは、
あっさり果たせませんでした。
あーあ、ダメじゃん私。

学んだのは、不用意に、チケットを押さえるのではなく、
一度観て、次の観劇の計画を立てようということ。
一度しか観ないかもと思えば、集中も違うし、
焦がれるならば、もう一度観ればよいのだ。
…大概の場合ね。

「プロデューサーズ」の再演なんか、どうしようかなぁ。
再演はメンバーが一緒なんだって。
更に、どうしよう……。

話を戻して、この回は、千秋楽でした。
カーテンコール、出て来たさえちゃんの目からは、
思わず涙が溢れました。

どうも、眠ったという後ろめたさがある私は…
(でも、クライマックスの場面は寝なかったのよ?…って当然か)
スタンディングオベーションになっても、もたもたしたのでした。


久~しぶりに、さえちゃんが楽屋から出てくるのを見物しました。
なんか、アメリカの女子学生?(あくまでも、私の勝手なイメージです)
というようなお姿の、さえちゃん。
チアリーダー風?のスカートの下には、7分丈くらいのスパッツをお召しでした。
さえちゃんは、変わらずに、さえちゃん、というイメージ。
ファンたちの華やいだ溜息と、歓声をひょいと掴んで、
ふぅわんと去っていかれたのでありました。

これを、遠巻きに眺め、
JRで東京駅に向かうNKさんとお別れする。
遠征、お疲れ様でした。
「女ねずみ小僧」の前にも、よかったら、リフレッシュしに、遊びにいらしてね。

この後の「寄り道」のお話は、余談になるので…割愛しておきましょうか?
ね、WBさん?(にやり)
また、蘭ちゃんのお話で、盛り上がりましょうね!

SEちゃんとTHちゃんとの宙観劇会3

2007-09-20 22:10:23 | Weblog
緞帳が下りました。
もし、蘭ちゃんのハプニングに気付いてたら、
きっとパッと私を振り返るだろうなと思った。

だけど、二人はそのまま席を立ちました。
あー、やっぱり見ていなかったんだな、
と思ったから、こちらからネタを切り出した。
「ちょっと、見てた?蘭ちゃんが大階段から落ちそうになったの?」

SEちゃんは、へ?という顔をしました。
「全然知りません。ちぎちゃんがちょうどもう一度出て来たトコロですよね?」
あっそうなの?
勿論、それを私が知ってる訳ないだろう。。。
キミたちは、姿は見えずとも蘭ちゃんの歌声は目に入ってるだろうが、
私には、気配を感じようもあるまい。
一応、その瞬間の場面のメインは蘭ちゃんであるわけだし??

事態を説明すると、
「あー、それは見たかったな(にやり)」
と、SEちゃん。
そうかしら?蘭ちゃんのハプニングよりも、ちぎちゃんでしょ?
キミの場合は。
蘭ちゃんとしては、見られなくてよかったかも?(笑)

その後、
どんなにちぎちゃんが素敵か、カッコイイかについて語るSEちゃん。
私に、
「(ちぎちゃんを)観て下さいよぉ」
とおっしゃる。
観てるさ。観られるところ、気付いたところはね。
でも、私は忙しいの。あの子もこの子も観なくてはいけないんだもん。
それでも、ちぎちゃんも観ているよ…蘭ちゃんがいない時にはね。

お二人は、蘭ちゃんをご覧になったふうが、まるで無かったので、
話はこれまでです。

確かに、私の周りの好みとビジュアルが違うみたいなんだよね、蘭ちゃんは。
系統が違うのかなぁ。

そもそも私が、蘭ちゃんを花組代表(花を観劇した時に中心に観る相手)に決めたのは、
「カナリヤ」の犬姿だったので、
ビジュアルがどうとかは、全く関係なかった。
関係なかったけど、
でも、本来はフェアリータイプから外れる系統でもないと私は思っている。
ご本人が、骨っぽいところを目指し過ぎてるだけで。


タニちゃんが可愛い、
とお二人はおっしゃいました。
え?何が?
と尋ねると、
ショーのはじめの、ユウガさんのメイクがお気に召したそうです。

そうなの??…そうなのかぁ……。
私は、タレ目に描き過ぎてると思うし……(以下自粛)
もっと普通でいいじゃん、と思う。

でもなるほど、
そういうふうに見えるのが、案外平均なのかもしれないな。
そうなのか。


みんなで、キャトルに寄りました。
THちゃんは、前日にキャトルに行って、ブックマークを買おうと思ったら、
ゆーひさんのは買えたけど、ひろみちゃんのが売り切れだったそうです。
…って、発売は半月も前だったと思うんだけど。

そしたら、この日には、
ひろみちゃんのも入荷してました。
そ、今回のブックマークはたびたび入荷してるんだよね。

だけど、いつ見ても、蘭ちゃんのには、「売切れ」の札が貼られていて、
売ってるのを見たことがない。
ホントにすぐ買っておいてよかったなぁと思うんだけど。

THちゃんは、ひろみちゃんのブックマークをGETし、
私は蘭ちゃんのDVDを入手して、
一緒にお会計しました。
私はうっかり、分ける袋をもらうのを忘れたので、
DVDを出して、袋ごと、ブックマークをTHちゃんに渡しました。
すると……

THちゃんは、袋を眺めては、にやにや…もとい、
にこにこと顔をほころばせておられるのです。

あ、皆様。
袋を覗きこんで、にこにこされてるんじゃないのです。
キャトルの、あの紫の袋自体をみつめて、にまにましておられるの。

とうとう、
「袋じゃん?袋のどこが、そんなに嬉しいの?」
ぴしゃり。
SEちゃんにツッコまれる、THちゃん。
確かに!!と、大喜び+大爆笑の私。

THちゃんは、
袋の中に、ブックマークがあるってこと自体が嬉しいようでした。
THちゃんが、呟いた、
「これで揃った」
の言葉からすると、
ゆーひさんのと2枚並べて眺める自分を想像して、
幸せいっぱいなのでしょうね。


この後は、ランチして、みんなでカラオケへ行って少し歌い、
かしちゃんのいいとも!出演時のDVDなどを見たりして、
夕方までご一緒したのでした。
お二人とも、有難うございました。

最後に、恒例のお手紙をお渡しする。
前回に、手持ちのあげられるかしちゃんのカードが終わったってことを宣言してありました。
いつも、かしちゃんのポスカに、コメントを書いてお渡ししてたわけ。

次を用意してあるからって書いておいたら、
「なんだろう?楽しみにしてます」
って、THちゃんは言ってくれていました。

で、
皆さんは、何を私が用意したと思います?
私は、モロばれだろうって思ってたんだけどなぁ……。
私が差し出したカードを見て、THちゃんは本気で驚きました。

「ええっ!!」
「何よ?私がゆーひさんのカードでお手紙書くと思った?
ゆーひさんのカードは、自分で買ってあげなさいよ」

THちゃんは、オスカーで新しいかしちゃんのポスカが出て、
それを買ったんだと思ったんだって。
ふーむ…それなら、敢えてかしちゃんのカードが終わったって、言う必要は無いじゃない。
まぁ、そういう物を使うことも当然あるでしょうけども。

ということで。
お友達の皆様。
かしちゃんのカードの次は、当然蘭ちゃんのカードに決まってるので、
お楽しみに。

手紙を欲しいという、お友達の方々は、
是非、名乗り出ていただけたら(笑)。
いつでも、蘭寿さんのカードに、愛をこめて、お贈り致します。



「愛、時をこえて」東京初日・プレ感想、と

2007-09-20 00:56:09 | Weblog
さぁて、記事がごちゃごちゃ入り混じってきたぞ~。
読んでいて、時間軸がぐちゃぐちゃになってしまわれている方が、もし居たら、
ごめんなさい。

本当は、一つ前の記事を、もう少し早く書き上げて…
と思っていたら、
思いがけず、帰りの電車をご一緒してくださる方々がいらしたので、
予定が変わりました。

そう、今夜も北千住へ行ってまいりました。
ほんの二日前に、全然別の公演を観た劇場なので、
本当に不思議な気分。
全く違うタイプの演目で、
面白い体験でした。

とにかく、出ている役者さんが、皆さん達者で…
しかも、ご活躍のジャンルが違う分、
お芝居の作り方も、発声も、ばらばら。
この、ごっちゃ煮感が、たまらなく楽しかった。

もともと、
不思議なワールドのお話なので、
異文化間の違和感みたいなものが、
この役者さんのごっちゃ煮に、助長されている。

私は、どこからこの不思議ワールドに入っていけばいいんだろう?
とずっと入り口を探していて、
心地よくなってきたら、終わっちゃったって感じ。
多分、二度目の観劇は、はじめから入り込めて、相当楽しいと思う。

私、家康役の方のお芝居がたまらなく好き!!
うーまーいぃ!
家康さんをずっと観てたいもん。

こんな感じで、
どの場面も、芝居好きには、楽しくてたまらない。
万華鏡とか、おもちゃ箱みたいな楽しさ。

かしちゃんは、
とってもかしちゃんで、
マントさばき一つとっても、
手の使い方一つとっても、
セリフも、表情の作り方も、
ああ、かしちゃん…
だった。

この、万華鏡の中に、入り込んで、
筒を回されると、あらわれ、
また、回されると消え、
次の瞬間に、お国になってあらわれ、
また、消えて…

この、「消えて」の間に、
全く違うトーンやテクニックのお芝居が入ってくるから、
すごく寸断される感じがするの。
これに慣れるまでに、時間がかかった。
だから、次回は、私自身が、上手に観劇できるんじゃないかなと、期待しています。
感想については、また書きますので、簡単にしときます。


そしてそして。
今日は、宙っ子の皆様が、大勢ご観劇でした。
実は、それをとっても期待していた私。
だって、水曜日じゃん?

しかし、直前になって、
今日は宙組さんは、お仕事があって、観劇に来られないんじゃないか、
という噂?が耳に飛び込んできたのであります。
え~~~!!
一緒に観劇する気満々だったのに!

まぁ、でも、
私はかしちゃんのお芝居を観劇しに来たのであるから…
と、納得しながら二階の席についた、直後、
階下を見た、私の目に、どう見てもすっしーさんだと分かる横顔が飛び込んできたのでした。
あっ!宙っ子、来てるじゃん!

ふーんと目線をずらすと、
あああ!あれはっ!!
ら…蘭ちゃんだぁっ!
蘭ちゃんがやってきて、折りしも着席されるところでした。

そこから、オペラグラスを取り出し、
ずっと開演まで蘭ちゃんをみつめていました。
一緒に居たのがどなたなのか、よく分からなかったんだけど…
分からなかったから、私の予想した方のお名前は出しませんが、
とにかく、娘役さん。
その方に、真ん中よりの席を譲って、入れ替わるの。
(譲ったのか、持っていたチケットの席番を確認した結果なのかは分からないわけだけど)
そんなところから、
白いシャツの襟を直すところとか何とか…
ストーカーみたいだから、書くのやめるけど、
じーーーーーーーっと、みつめてて、
私は大層幸せでした(笑)。

他の人も探すんだけど、
気もそぞろになるから、ちっともみつけられないの(笑)(笑)。

で、蘭ちゃんが、
二列後ろの席に、知り合い(これまた、どなたなのかわかりませんでした)を発見して、
後ろの席に、まだ誰も座っていないのを良いことに、
乗り出して振り返って、
「わ~」
ってやったりもされたのも、勿論、眺めておりました。
ああ、可愛いかった。

そんなことで、他にどなたがいらっしゃるのかが、少し分かったのは、
休憩のときとか、終演後でした。
ちぎちゃんの期は、ほとんどお見えだったんじゃないかと思うのと、
愛花ちさきちゃんとか…
上級生も来ていたし、
ちょっとした、宙エリアが出来ていたのでした。

この皆さんのお話は、
感想の時に、カーテンコールでのことを書きたいと思います。

SEちゃんとTHちゃんとの宙観劇会2

2007-09-19 23:45:35 | Weblog
それにしても、SEちゃんは、舞台上のちぎちゃんに、撃たれ撃たれ撃たれ…
いわば、蜂の巣状態。
出番がさほど多いとも思えないのに、
余韻が、そこまでに、ちぎちゃんだとは!
…恐るべし、早霧せいな。

私の今更発見は、
ドンファン・カルデロの手下に郷ちゃんが居たことと、
ホルヘの手下が、月映樹茉ちゃんだということに気付いたこと。

ドンファンの手下については、
七帆くんばかりを観ているせいだろうと理解出来るのですが、
樹茉ちゃんは何故?(苦笑)
下級生だからと、兵士やら店の客ばかりをうろうろ探していたからだと思うんだけど、それにしてもなぁ。
さすが、「NEVER SLEEP」で、最下なのに芝居がうまくて目を引いただけある。

どう考えても、新人公演を卒業するやしないかくらいの人が演るような役。
しかも、まともにこなしているから、
まじまじと見たことが無かった。
ホルヘが可愛いから、ついついそちらを見てたのもある。
むしろ、樹茉ちゃん系の子だな…くらいにしか思っていなかったのだ。
違うっ…樹茉ちゃんじゃん!!(笑)

いいねいいねぇ。
新人公演でも、ガンガン使って、
育てていただきたい人材です。


ショー。
私には心配ごとがありました。
ちぎちゃんがかたつむりちゃんと出て来る場面、
初見のお二人が見遅れるんじゃないかということ。

美桜ちゃんたちのハーモニーに聞き惚れ、
娘役さんたちの、たおやかな群舞にうっとりしてると、
花道に現れる二人に気付けない可能性がある。
こんなにちぎちゃんを楽しみにしてるんだから、そりゃお気の毒だろう。

それで、出て来た瞬間に、コツンと教えて差し上げたのですが、
両隣りの席の方々まで、響いていたら、ごめんなさいです。

そんなふうにしなくても、気がつくかなぁとは思ったんだけど、
少し、ハッとしていただけたようで。
あそこは、運転手やってるところより美味しいくらいだからね。


さて、この回の、クラブビーナス。
鳳翔大ちゃんの肩に後ろから腕を回す蘭ちゃん。
耳元に少し顔を寄せて、大ちゃんを開放。

一歩、みーちゃんに寄って、すっと腰を落とした…と思ったら、
左手で、みーちゃんの左脚を、ふくらはぎの辺りから腿にかけて、
するする~っとややねちっこく撫で上げながら、上半身から、寄って行く。
そのまま上まで撫で上げた手で、みーちゃんの頬を包んで、キス。
勿論、慣れたふうに、キスに応えるみーちゃん。。。

ああ…ちゅーした、ちゅーした、ちゅーした!
はくはくはくはく。
…本日もご馳走さまでした♪


まだ書いてない、私のショーのお楽しみがあります。
それは、ファンタジスタ復活の場面。
なかなか強烈なお衣裳を来て…
これは、ユウガさんも、だけど(なんだよね?あんまり知らないけど)、組子の皆さんも、なかなかの派手さだよね。
あの、場面です。

死んでセリ下がって行ったファンタジスタを偲ぶ歌を歌った後、
蘭ちゃんは、下手から、ポッカリ明いたセリの遠くをぐるっと回って、次の立ち位置まで移動するのですが、
その間の、出会う娘役ちゃんたちとの交流。
コレです。

まず、あおいちゃんと…
ニッと笑いあったりするのをよく見ますが、
この回は、互いに片腕ガッツポーズで、ニカっと。

そして、次が美桜ちゃんで、
いつも、美桜ちゃんがこっちを向くのを僅かに待つ、蘭ちゃん。
そして、二人で、うんっ♪とにっこり頷きあうの。
観ているこっちが、元気になる。
可愛い~、癒される。

通りながら、他にもいろんな子に掛けて行くんだよね。
蘭寿ビューならでは、の楽しみだけど。


最近気付いたことは、もう一つ。
フィナーレでの、蘭ちゃんのステップ。
ダンサー蘭寿とむは、フィナーレでも、ステップきっちりです。

他の人は、シャンシャンを振りながらのステップは、
例えば、右脚を軸に、左脚をトンとつく時には、
全く右脚の真横、か、
せいぜい、左脚の踵が、右脚の土踏まずの横に来る程度、つまり、足の裏半分くらい前に出してます。
が、蘭ちゃんは、しっかりと右脚の爪先の前に左脚をつくのです。

些細なことのようですが、
この違いは、案外運動量に差が出るのですよ。
蘭ちゃんのプライドを感じる。

で、これに気付いたもんで、
この日のフィナーレは、大階段ではどうしてるんだろう?と気になった。
大階段で歌いながらステップを踏む時の脚。
そんなとこをじっと見たのなんて、蘭ちゃんが初めてだわ(笑)。

さすがに、大階段では、脚を前に出す訳には行かず、
横に少し踏んでるなぁ……と思ってオペラグラスを上にあげて、お顔を拝見…
と思った瞬間、
グラッと、蘭ちゃんが揺らいだ。

ああっ落ちちゃう!
と瞬間的に思うくらい、斜めになる蘭ちゃんに、
ドキーっとさせられた。
多分、階段を降り始める辺りで、
ステップを迷ったか、滑ったかしたのかしら。
次の瞬間に体勢を立て直して、…
つまり、転ぶことも、落ちることもなく、降りて来られたのですが、
もう、こっちは、心臓ばくばく、
オペラグラスを上げていられずに、一度下ろして、
大きく何回も息をついて、
それから、オペラグラスを上げ直したのであります。

蘭ちゃんは、何事も無かったふうに、
堂々と定位置についておられましたが、
もう、こっちは、胸元を押さえたまま、呼吸が速くなったまま、戻らない。

ああ、おっこちなくてよかった!
蘭ちゃんの笑顔を見ながら思うわけですが、
はたと思い付くのです。

私の前に座ってる二人は、
果たしてあの瞬間を見ていたのだろうか?


つづく。


主に、お買い物と明日のことと。

2007-09-18 23:20:28 | Weblog
ちぎちゃん、お誕生日おめでとうございます。
…今日だって知ったのは、一昨日くらいだけど(笑)。

いやぁ…昨日の記事。
読み返してみて、びっくり。
もう眠くて眠くて眠くて、送信前に読み返しはしたんだけど、
あんまり読めてなかったんだろうねぇ(笑)。
そんなに好きかっ!?
と自分でツッコんでしまった。
…ま、好きなんだね。(笑)

近頃、千秋楽がカレンダーの向こうにちらつきはじめ、淋しくなっている。
宙全ツもなぁ…キャストによるよなぁ……
なんて言ってたのが、そんな場合じゃない。
やっぱり、ラモンに会いに行くべきだろうかと、頭の中をぐるぐる廻りはじめている。
いいじゃん、とにかく、あのラモンさえ居てくれたら!
…ああ、病は重い(笑)。

何がこんなに淋しいのかと思ったら、
割にコンスタントに、かしちゃんに逢えている生活に慣れはじめてるのも原因らしい。
そのペースに馴染んでるので、
ハイ、来年2月までサヨナラ
と言われると、その遠さにくらくらしちゃうのだ。


病の話は置いといて。
音楽配信がアップされています。
…コレ、かれこれ数日前なんだと思いますが、
私は土曜に気付きました。

念願の……
「バレンシアの熱い花」役替りバージョン!
きゃあっ!そういうことだったのね?
逆のキャストをないがしろにしたわけじゃなかったのか!
別に配信してくれるなんて…やるじゃん♪

以前ならば、違う部分だけを配信していたところですが、
なんと、役替りと関係ない部分も納め直しになっている。
フェルナンドも、役替りの日に録った分なんだろうか??

どちらのバージョンでも、ストーリーに沿って聴いていかれるという訳ですな。
はぁ、素晴らしい。
うん、素晴らしいと思うけど、でも私は、
蘭ラモン~蘭ロドリーゴって部分だけ聴けたらいいので、
そこは、あんまり関係ないや。

♪バレンシアのために♪だけは、落とし直さねばならないかなと思ったが、
パートが違ったかどうかが思い出せず…
…違ったとして、そこまで必要なのか??(笑)(一番の決定的違いは、台詞部分ですが)

そうすると、ロドリーゴの歌は1曲しかなく、
ああその辺りが3番手さんの役なのか…!
と初めて気がつく。

ともかく、
ラモンもロドリーゴも蘭ちゃんで♪
という気分は、これで味わえるようになりました。
みっちゃんのファンの方は、全く逆のことを考えておいでだと思いますが(笑)。


そして、歴代「エリザベート」のアルバムもアップされていました。
その前に、主題歌集レベルの配信も無かったっけ?
私はそれと混同して、主題歌の方なら要らないやと思って…
つまりは、新しいものはアップされていないと思い込んで、
気付くのが1~2日遅れたんじゃないかと思う。

今、エリザベートか?
ううううむ。
また、このアルバムがすごいのだ。
私の目には、彩輝と瀬奈の文字ばかりが目に入り…(笑)
まあ、主役なんだからそうなんだけど、
なんか、もっと……いろんなナンバーはありませんでしたか?
どうも、トート中心のセレクトになっているようだ。

ちなみに、彩那の名前はありませんでした。
うーん…子ルドは省略か。
確かに、ナンバーを拾っていけば、
ほとんど歌の作品なんだから、
実況CDみたいになっちゃうだろうけども、
商売としたら、いろんな人が歌ってる歌が入ってた方がよさそうなもんだけどね。

しかも、「闇が広がる」が入ってないのは、どうなんだろ?
「キッチュ」とか、「ミルク」が、トート視点としては入らないのは、ごもっともだが……
「闇が広がる」は、必要だろう??
まさか、「歴代『闇が広がる』アルバム」なんてことをやろうとしてるんじゃないだろうなぁ?


お買い物といえば、
蘭ちゃんの「パーソナルブックラボ」を買いました。
しかし、購入には、
CSの録画があるしなぁ…
と、かなり迷った。
(つまりはCS視聴料を払ってるのに、改めて番組放送DVDを買うのが悔しかった)

で、並んでる見本をひっくり返して、収録時間を調べる。
42分。
ふーん。放送が30分きっちりあったとして、12分が特典映像か。
1/4以上が新しい映像なら、しゃあないか。

で、
買おうと思って♪
と、SEちゃんとTHちゃんに言うと、
「え?当然買ったんじゃないんですか?」
って、言われちゃった。
迷うこと自体が、ファンにあるまじきこと、くらいの勢いだ。

えー、だってさ、劇団に敗北したような気分になるじゃん?
……いや、これだけ、宝塚に振り回されてる時点に、とっくに敗北してるんだけどさ。


みんなで、観ようかなと思ったんだけど、
あんまり蘭ちゃんに興味がなさそうだから、やめました。
まぁ、帰って観ればいいもんねぇ。

で、うきうきしながら、再生する。
当然、特典映像からね。

蘭寿さんという人は、
どうもやたらと自分を客観的分析をする人であるらしい、
ということに、ようやく気付いた。

その時の自分の精神状態とか、
自分がこうだったからこう仕上がった、とか、
これについては、こんなご意見を沢山いただいた、とか。
大変理路整然と、並べて喋っている。

そんなお喋りと、写真集撮影時の未公開映像が交互に流れてく構成。

映像も終わりに近付いたところに、素敵場面が潜んでいました。
ご本人のコメントは、
「リラックスしてる」
とか
「こんな部分もあるのかと思っていただけたのでは」
とかなんだけど…
いや、そんなレベルでいいのか??

わんこと戯れる、蘭ちゃん。
写真集だけ見ても、なんとも癒される場面な訳ですが、
番組放送時には、わんこを抱いて喋っている蘭ちゃんは、ほとんど映っていなかったのです。
(これは、今回観て改めて気付いた)

特典映像では、わんこちゃんを抱っこして、
ご機嫌…というか、すっかりとろとろになっちゃってる蘭ちゃん、
いつものように、どういうふうに撮影したいか、みたいなことを語っておいでなのですが……
……あなた、誰??(笑)

蘭寿とむを何処かに置いて来てしまって、
タダの「まゆちゃん」になってしまっているらしい。
それも、無茶苦茶ナチュラルで、ご本人は、それに気付いていない様子で喋ってるの。

犬に向かって語り掛ける時に、
赤ちゃん言葉になったりするのはよくあるんだけど、
そのままの延長で、カメラに向かってコメントしている…
甘えん坊の女の子ちゃん、まゆちゃん…まゆたん???(笑)

あまりのあどけなさに、びっくり。
なんて無防備な…!(笑)

いや、蘭ちゃん?
これ、リラックスとかいうレベルなの??
見せていいのか?かなりプライベートな空気すらするよ?(笑)
いや、ファンは見て嬉しい…ってか、
照れる~と言いながら、リピートしまくりですが(笑)(笑)。
可愛いすぎるよ、もぉっ。

こまち(=わんこ)に可愛い~とか言ってる場合じゃないよ?蘭ちゃん…
貴女が可愛いです。

確かに…
私の大好きなコパのNOW ON STAGEでも、
ちらっとそんな部分が見えてはいたけど、
それにしても、しかし……!

いやぁ…私は、あの場面に税抜2500円!
125円の税金だって、喜んで払わせていただきますよ(笑)。


さて。
明日は、「愛、時をこえて」の北千住初日です。
初日なのです。
開演は、「暗くなるまで待って」より30分も早いのです。

今日は、久しぶりにお仕事に追われました。
会社帰りに振込みに行こうと思ったけど、諦めた。
振込手数料が余分にかかるのは嫌だから。
残業という言葉の存在しないわが職場に於いては、あんまりないことです。

そしたら、私の前の席の方が帰る時に、
係長が言いました。
「そんなわけで、Aさん、明日休みだから」

は?
明日?
なんで、わざわざ明日なの?
なんでキミらは、私がかしちゃんに会いに行こうとすると、
交互に休むのだ!?

そんなわけって、なんだよ?
いや、理由なんかどうでもいいのよ。
問題は、明日も今日くらい忙しかったらどうなっちゃうんだ?ということよ?(泣)
侮れない、連休と連休の合間……。
ああ、オソロシイ。

知らないもん。
私は帰るからね?
絶対間に合うように、帰るぞ~っ!
…できたら、なるべく早く着いて、販売物も物色したかったのに、
きぃぃぃぃっ!

思わず、「ヴェローナの二紳士」の観劇希望日に、
半休します宣言をここでしそうになったが、
まだあくまでも希望でしかないのを思い出して、言葉を飲み込む。
まだ3週間あるわ……。

でも、また誰かが休むって言い出さないとも限らないから、
休むことにしちゃえばいいかなぁ…。

まずはとにかく、明日よ、明日。
頑張ろう……。。。
よかったら、私の仕事が暇であるように、祈って下さいね。
…また面白冒険談にならないように(笑)。



SEちゃんとTHちゃんとの宙観劇会1

2007-09-17 23:49:45 | Weblog
当日券並びに、SEちゃんが付き合って下さいました。
そんなに真剣に並ぶ必要もないかなとは思ったんだけど、
さすがに、連日ハードに動いているので、
立ち見ではキツい。

それで、蘭ちゃんが楽屋入りした後から並びはじめ、
しばらくしたら、SEちゃんが来てくれたので、
お喋りしながら、並ぶ。
いろんな人が、楽屋に入って行くのを眺めていたんだけど…
ユウガさんだけは、気付いたら、ファンの方達がいなくなっていた。
あれ?…いつの間に??

SEちゃんは、
「私たち、15列(B券前売最後列)で観るんですよぉ。前後で観ましょうよ」
とおっしゃる。
うん!それいいね♪

それで、SEちゃんに席番号を伺って、
いよいよ私が買う番だ。

ラッキーなことに、真ん中から売れて行ってるチケットが、
ちょうど狙いの席番のところが売れる直前。
まんまと、お二人の席の後ろをGET出来たのでした。
やっぱり、並んで正解だったね!

THちゃんは、なかなか来ません。
いや、来ないのはいいんだけど、
連絡も来なくて、
「まさか、15:30(公演)だと思ってるんじゃないよね?」
とSEちゃんも心配しはじめる。

結局おいでになったのは、
10:30をだいぶ越えた時間で、、、いやいや間に合ってよかったよね(苦笑)。


この日は、私のラモンが帰って来た日でした。
私のロドリーゴはもういないんだけど(笑)、
あの素敵な「EL PATIO」での、イサベラちゃんとのダンスが観られるかと思うだけで、
私は超~ぉうきうきでした。

ま、でも初見のお二人は、
ちぎちゃん中心の観劇なんだろなとは思っていました。
思っていたけど………全く観てないとは思わなかったなぁ。

SEちゃんの、
「ラモンを観ながら、ちぎちゃんの(新人公演の)ラモンが頭を回っちゃいました」
に、私は絶句した。
ふうううう……ん。
ちなみに、私はみっちゃんのロドリーゴを観ながら、
蘭ロドリーゴにすり替えたりはしないのよ?
みっちゃんはみっちゃんで観させていただいて、
後から、いろいろ(笑)考えるの。

いいもん、いいもん。
Lちゃん、一緒に観劇するの、楽しみにしてるからね!


この観劇のトピックス。
フェルナンドが変わってました。
まず、あのベビーピンクの唇がベージュになっていた。
お化粧が全体的に落ち着いている。

そして、復讐を誓う銀橋の歌、
「神よ!」
で甲高く叫ばなかった。
歌をだんだん張り上げなくなってるのは、
張り上げられなくなって来てるんだろうなと想像するんだけど、
お芝居にも、似た現象が起きていました。
箇所によっては、力が抜けて、哀愁みたいなものが出始めている。
正直言って、今までの中のベストフェルナンドでした。

THちゃんは一度しか観ないんだから、
こういう回でラッキーだったと思う。


みっちゃんについてはねぇ…
やっぱり脚の組み方がさぁ……
足首より下は外に向いてるのに、
太股が内股っぽいという、ある意味器用な座り方をされている。
ああ、相変わらず、なよっとしている……。
(そこにラモンが居るのに、つい気になってチェックしちゃった~笑)

全体的に、女々しい…私にはね。
歌はお上手なんだけど、目の前のシルヴィアちゃんに向かって歌ってるというより、
女の子に向かって恋の歌を歌ってる自分に向かって歌ってる…ような気がする。

ボク、こんなに響かせちゃいます~
ビブラート、綺麗でしょ?
テクニックあるでしょ?
ボク、恋しちゃってるでしょ?焦がれちゃってるでしょ?
ね、観て観て~聴いて聴いて~

って、観客に語りかけてるように聞こえる。

そして、別の場面では、
シルヴィアちゃんを抱き締めて、首を……
お顔をパッと振って、一点を見つめる。
うん、そういう振付なのは、理解出来るの。
でも、歌舞伎の見栄を切るみたいにやっちゃ……。
あなたは、「桂小五郎」じゃないんだからさぁ……。

こんな感じなので、
やっぱり、シルヴィアちゃんとは、星を眺めて夜を過ごしそうな感じが、顕在でした。


蘭ちゃん。
お帰り、私のラモン!!
…っていうか、激しくかっこよかった。
歌い方も、また、噛み締め度がアップしたかな?と思う。
この歌い方と、ステップや、手のキメ方がピシッとあっていること。
反りや粘り、キメ…この辺りへの拘りがよく効いてるなぁ。

ちょっと長めの髪を乱しながら、
ウメちゃんと添いながら踊るのがまた綺麗というか、凛々しいというか…
素敵カップルよ!!!

ラモンのキャラとしては、
気のよさの辺りが、「くらわんか」の八五郎に近付いた感じがした。
カッコイイ部分は、誰よりも二枚目ですが、
緩む部分が、八五郎風。
このギャップは激しいようだけど、
緩んでる時も、おへその下辺りでギュッと手綱を短めに握ってある感じなのがさすがで、
ココで、周りの芝居を不用意に壊さないし、
自分を二枚目に、すっと引き戻せる。

そして、イサベラちゃんへの、
♪愛している、愛している、愛している、愛している
に、またもや泣き出す私。
泣いたら見えない~~って必死でこらえて、
なんとか涙を押し込めて、眺める……
ラモンの優しさも切なさも苦しみも、飛んでくるんだよねぇ…。ああ!


つづく。


「暗くなる…」初見の話・下

2007-09-16 22:10:03 | Weblog
舞台の上は、シンプルながら、可愛い調度品が並ぶお部屋。
舞台正面奥に、下手側に降りる、緑の階段。
階段の上が玄関でした。
上手側がキッチン。キッチンの上にブラインドの掛かった、大きな窓が二枚。
流し・調理台の手前に、冷蔵庫。
奥には洗濯機、その隣り…階段の横が、書斎。

舞台の中央には、テーブルセット。
下手側が、隣りの寝室に続く袖。
その手前に、金庫や、電話のあるテーブルなど。
壁には、写真がいっぱい飾ってあり、
書斎の上に渡されたロープに、洗濯バサミで、写真が吊り下げられている。
「写真」をやる人の家だな、とわかります。

まず、はじめに、「悪者たち」が、この家にズカズカ入ってくるところからお芝居が始まります。
ここで私は、初めて気付いた。
…どれが誰だかわかんないぞ!

プログラムは1000円でしたが、
後日絶対に読まない自信があったので、買うのをやめました。
宝塚だと、後からこの子何やってた子だろ?
って使うパターンもあるんだけど。
しかし、今回は、どうなんだろうか?
必要だとすれば、この記事を書く為、だけなんだけども…

おかげで、結局、ちゃんとわかったのは、
浦井さんだけでした。
そういう意味では、トークショーがあってよかった。
あの、スージー(さえちゃん)の旦那様の友人を騙る男が須賀さんであるのがわかったのは、
トークショーの時でありました(苦笑)。

イケメンファンの皆様、申し訳ございません。


で、
スージーが帰って来るまで、
悪者たちが不法侵入して、何やら悪い話をしてるんだけど、
台詞が時々聞き取れない。
声がこもって聞こえるのは、私の耳が悪いのか?
(私の父の耳がよくないから、その可能性はあると思っている)

悪いことに、
この会話の何処が重要で、何処が他愛ないところなのかが、
聞いてて掴めない。
…ああ、ボーッとしてくる。
多分、2回目の観劇の時には、ちゃんと聴けるだろうと思って、
途中で、台詞を全部聴こうとするのを投げました。

これが、物語の出だし。
テキトーに聞いてたけど、結局ほとんど大丈夫でほっとした。

さえちゃん扮するスージーは、
視力を喪失って、数年の奥様。

彼が、麻薬入りのお人形をそうとは知らずに、見知らぬ女性から預かるところから、
この人形を狙う男たちに襲いかかられることになるわけですが…。
このお人形が、みつからない…
殺人事件…
目が見えないスージーを騙して、人形を隠してあるところから出させようとする男たち。
スージーの手助けの為に、雇われてる少女。

…この絡み合いとテンポ、
「見えない」がゆえに働く勘や発想…推察、
男たちの想像の感覚外のスージーの能力。
ここの対決が、観客を舞台に引き込んで行きます。

さえちゃんは、
見えないスージーの、苛立ち、恐怖、感覚…
そういうものを細部に渡って、よく表現していました。
緊張感、研ぎ澄ました感覚。
観ているこちらに、目が見えない感覚が伝わって来る。

今の私のテンションが、
きゃあっ♪さえちゃん!!
というレベルではないので、
冷静に楽しめた…というか……
もし、さえちゃん個人にもっと感情移入していたら、
かなり辛くて、心配して、疲れちゃってたかも。

暗闇の乱闘は、かなり危険だろうとも思うし、
そのリアルな迫力が、音からも伝わってくる。
今の私は、
単純にスージーを応援する気持ちで、
そういう種類の移入で、観ることが出来た。
うん、面白いお芝居だった。

観終わって、少しして思ったこと。
悪漢の中、一人くらいもう少しベテランの俳優さんが混ざっていてもよかったのにな…。
このメンバーはこのメンバーで成立してるんだけど、
みんな必死で、ゆとりがない。

スージーを小馬鹿にしたような表情や仕草が出るんだけど、
それで、こっちがゾッとしたりしないんだよなぁ。
とにかく、声と力で、客席を脅迫する。

それはそれで、面白かった。
だけど、あと僅か、引いた間合いも観てみたいかな。

ダーリン=サムは素敵でした。
いい包容力があって、二枚目で、
優しくて厳しくて。
彼の前の、安心しきったスージー。

あの短い場面で、
二人の抱き合う姿が脳裏に焼き付いているからこそ、
観客は、スージーと一緒に、
心の中でサムに助けを求めることが出来るのだ。

さあ、二回目の観劇は、明日…千秋楽ですが、
もう少し深く、感想を述べられるように、
それを念頭に置いて、観られたらなと思います。

それを考える余裕が無いくらい、
息をつく間もなく、のめり込んで観ちゃったんだよね(笑)。


トークショーについては…
はっきり言って、なんだこりゃ?と思った。
メンバーに、お客さんを残して、話を聴いてもらうからには、楽しませよう
という意識が、感じられない。
司会のお姉さんが可哀想。

中には、これじゃまずいよなって思っておられる方もいらっしゃるのは伝わって来たんだけど、
貴方の立場では、あんまり口を差し挟めないよねぇ?
でも、貴方のそのお気持ちが救いでした。

お疲れなのは分かってるけど、
そんな姿を見せられたファンはガッカリすると思うんだけど…
…「それも、彼の可愛いトコロ」、なのかな?

さえちゃんも主演なんだから、
もう少し引っ張って行こうよ!


北千住は、案外遠かった…横浜までね。
帰り着いた時間を見て、チェッ…と思ったのは、
トークショーのせいです。
多分、芝居の後のテンションで帰った方がよかったね。
翌日が会社がお休みなのは、よかった。
なんで、岡山日帰りの翌日に、こんな遅くに帰ってるの?って時間だったから。

会社が休みなのはいいけど、
翌日が土曜で、都合がいいってわけじゃないのよ?
だって、だって、
翌日は、SEちゃんとTHちゃんと、宙観劇をする約束だったんだもん!
私は当日券をGETしがてら、まんまと蘭ちゃんを目撃しようと企んでいた。
だから、朝が早いのよ~!(笑)
頑張れ、私!(笑)(笑)(笑)


追。
例の身体によさそうなお茶は、案外飲みやすく、
私は結構気に入りました。
伊藤園の……なんちゃらという、細身のペットボトルです。

これじゃなんだかわかんないでしょうね。
…と思ったので、調べてみたら、
茶養生 和漢人参茶
でした。

私の味覚の許容範囲は広いから、
必ずしも参考にはならないかもしれないけど。
……じゃあ意味ない…?(笑)
ま、
とにかく、ご興味ある方は、お試し下さいませ。



「暗くなる…」初見の話・上

2007-09-15 19:58:05 | Weblog
しっかり栄養つけて観劇に臨むように、
と、言われて、ちょっと怯む私。
栄養かぁ…と頭にあったおかげか、
普通にジュースを買うつもりが、
目に入ったのは、漢方が入った感じのお茶でした(笑)。

会社の近所の…多分、本来は、果物屋なんだが、
多分店頭売り上げのほとんどが、ペットボトルなのではないかという小さなお店。
時々、おばあちゃんが店番に立っておられる。

このおばあちゃん、
すごく可愛らしくて、本来ご自分がお洒落さんなんだと思うんだけど、
私がちょっと面白い物を身に着けたりして行くと、
必ず注目するの。
例えば、手作りのかんざしとか、ね。

昨日は、私が着ていた服がお気に召したご様子で、
「ああっ、素敵!素敵ねぇ…」
と何度も繰り返しておいででした(笑)。

私が、身体によさそうなそのお茶に着目していると、
「こっちに、冷えてるのがあるわよ」
と案内して下さる。
いや、幕間に飲むんだから、冷たくなくてもいいんだけど…
おばあちゃんがおっしゃるから、冷えてるのを探す。

身体によさそうだけど、
まずかったら困るので…
(私は缶入りやペットボトルのお茶が合わないことがあるの。
どうやら、香料がダメなのか、濃いのか、薄めると大丈夫なことがわかってきた)

「あの、これ飲んだことあります?」
と、朝鮮人参の絵が書いてあるボトルを指して尋ねてみた。
おばあちゃん、
「私は、ココにあるの全部飲んだら大変よぉ」
…確かに。
「息子(社長か?)は飲んでみてるみたいだけどねぇ」
……今いないのに、訊きようもない。

それで、一か八か、買ってみました。
チャリーン、100円。
(この店は、安いのも魅力です)

店を出るまで、
おばあちゃんの、「素敵ねぇ」は続いて、
「それ、日本のじゃないでしょう?」
…いや、多分日本のだし……
ああ、違う意味で(笑)異国で作られてるかもしれないけど。
。。。どこまでも可愛いおばあちゃんに癒され、
パワーをいただいて、地下鉄に乗りました。

はじめは、日比谷線の駅まで歩いて、乗って行こうかと思いましたが、
検索かけたら、
最寄の銀座線の駅から行った方が早いようだと思ったので、
銀座線で上野まで行って乗換えた。

ちょうどたまたまPちゃんが、同じ回をご観劇だったので、
待ち合わせて、夕ご飯をご一緒することにしていました。
18:00くらいに、ということでいたので、
ああ余裕余裕と思った……が!

日比谷線下りは、混むものらしい。
混雑のあまり、電車は遅れていました。ひぇーっ。

ココで、ホントに助かったのは、
さえちゃんの公演とかしちゃんの公演とでは、
開演が遅いさえちゃんの日程が先だったこと。

18:30開演のかしちゃんの公演の前に、
19:00開演のさえちゃんの公演があったおかげで、
ギリギリになるかしちゃんの公演の時に、おたおたしないで済みそう。

かしちゃんの時は、昼休みにご飯を買っておいて、
とにかく北千住に行き、
早くエレベーターで上り、劇場に行って、
劇場のロビーに入る前のスペースで、ご飯にしよう!
と心の中で、計画を立てました。


さえちゃんの公演まで、あと50分ちょい。
Pちゃんが待つ改札に駆け付け、ご飯を食べに行きました。
かなり、時間ギリギリですが、…ほら、栄養つけなくっちゃ。

Pちゃんも、「暗くなるまで待って」の映画はご覧になれなかったそうですが、
「サスペンスなんだよね?」
とおっしゃる。
……そうなの?
(私は、インタビュー記事の何処を読んでたんだろうか?苦笑)

サスペンスで、重たいの??
うーん…???

かなりがっつりとご飯を食べ、
慌てて劇場が入っている丸井へ行くと、
エレベーターが渋滞していました。
ああ…当初の予定より少し早めに移動して、よかった。
これだから、ビルのてっぺんの劇場は大変だよね。


このチケットは、須賀さんのファンの方に、
「私もこの回に観ますから、同じ回観ましょうよぉ!」
と言われて、更に、
ぴあにこんな素敵なチケットが出てますよ!
と言っていただいて、即買いに行ったチケットでした。

初日と近過ぎるからって後込んだ自分…馬鹿!
でも、確保した自分…偉い!!
この劇場は、後部座席に向かって広がっているので、
ど真ん中の私の席は、とっても観やすかった。

しかも、演出上、芝居の佳境では暗転みたいな場面が続く。
音での芝居でも、非常に捉えやすく、
初見をここで観られたことは、ホントに素晴らしかった。

私の近くの席に、
百花さんとくららちゃんと紫水梗華ちゃんが、
並んで座っておいででした。

くららちゃんといえば…
かつては諸事情(笑)から、間近で拝見させていただくこともあった方。
久しぶりに、近くでお顔を見て…見て…見て……
すみません、ガン見してました。
変わらぬあどけない笑顔は、とても可愛かった。

そして、他にも何人か、
現役のジェンヌさん、OGの方が、いらしているようで…
ファンの勝手な心理として、本当に嬉しゅうございました。


つづく。