はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

らんの花に囲まれにゆく☆7

2009-02-28 19:02:45 | Weblog
とにかく、まっすぐに、
司会のお姉さんが言っておられた蘭ちゃんの展示ブースの方向?
に向かって、歩きました。
途中のお店をきょろきょろと覗きながら…

お店ブースが途切れて、
コンテストの作品を展示してあるコーナーに出ました。
あまり、見慣れないお花が並んでいるのですが…

さすが、7月生まれ、お友だちが気づきました。
「あっ…これじゃない?さっきの、ペ…」
確かに、この長い名前は!!だけど、
「違うよ、パ…」
私は、プログラムの蘭の名前と、そこに掲げられているプレートを見比べて、確認。
「パ、フィ、オ、ペ、ディ、ラ、ム!(笑)」
(注:今日は、正しい名前を確認し直して書いてます(苦笑))

しかし、そこに並んでいる鉢に咲いている花たちは、
私の蘭のイメージとは、ちょっと違っていて…。
お友だちは、一瞥して、おっしゃいました。
「何か、虫とか食べそう」
…あっ。私も思ったけど、言わなかったのに。

蘭ちゃんが、トークショーでおっしゃっていましたが、
ラン科のお花の花弁のつき方は全部同じだそうです。
種別、品種によって、花弁の色や形状が違うというわけなのですね。

その花弁の、手前に張り出している下の花弁…正式名称はわかりませんが、
その花弁が、一様に袋状になっている。
上に向かった、袋の口は、やや狭くなり、
他の花弁が、虫が飛び込んだら蓋をしようと待ち構えてる
…ように、見えなくもない?かもね(笑)。

私は、思わず、袋の花弁の中身を覗き込みました。
「大丈夫、中はネバネバしてないから。食べないよ(笑)」
(コラコラ…)

これが、ピンクとか黄色とか、鮮やかなかわいい色だったら、
花弁が袋に なってたって、
食べそう
とかは思わないだろう。
しかし、これがまた、何とも…毒々し…

「でも、ジャングルとかで、逞しく生えてそう」
あくまでも、お友だちは、シビアなコメントで、大笑いした。
「確かに、ジャングルの下草っぽいよね」
ふと、プレートを見上げれば、
パフィオペディラム(原種)
とありました。
原種だから、ああなるほど。
ジャングルに生えてたのかもね。

このパフィオペディラムは、1本の茎に、お花を一つしか咲かせない、と書いてありました。
鉢によっては、2本、3本と花茎が伸びて、お花を咲かせているものもありましたが、
中には、1鉢1花というのも多くて、
鉢の外に向かって先を伸ばしている、何枚もの細長い葉に囲まれて、
いや…かしずかれるように、誇らしげに咲いているのです。
…毒々しいくらい(笑)。

花なんか、沢山要らないのよ?
どぉ、あたし?立派でしょう?

いやはや、逞しい。
でも、茎などは、細く、繊細でもある。
原種…なるほどなぁ。
しかも、どれもが、同じ品種とは思えないくらい、個性的。

百聞は一見に…なので、
お写真を見ていただけたらと思うのですが、
スミマセン、写真を撮るに至った時には、原種コーナーを通りすぎていました。
従って、見ていただけてるお写真は、原種ではないんです。

これは、だいぶ可愛いんだよ?
従って、原種は…って具合に、ご想像いただけたらと思います(笑)。


つづく。

宙の風向き

2009-02-27 23:53:42 | Weblog
昨日、「逆転裁判」をご一緒したTちゃんに、
宙の新しい情報が出たら、ブログに書いてね、
と、別れ際に言われました。
Tちゃんは、宝塚ファンではないから、そうでもしないと、知るきっかけに乏しいものね。

私も、力強く、書くことをお約束したわけなんだけど、
おいおい、昨日の今日かよ、と、思った。
…公式サイトのニュースメールが来たときにね。

私には、そのメールが来たときに、
どうも、他人事な予感がした。
それは、今までのファン経験からなのか、よくわかんないんだけど、
ともかく、何か、そんな予感がしたのだ。

それで、更に、メールには、次の主演が誰なのかが書いてはいなくて、
発表になったから、公式サイトを見てね
って、書いてあるじゃん?
なんだろねぇ、この勿体ぶった感。
じゃあ、一体誰だというのだ?

携帯電話と同時に、PCサイトをもGOかけたらば、
PCサイトは、開きました。

次は、大空祐飛と野々すみ花で行きますよ~

だ、そうです。
ありゃ。私は、ゆーひさんファンのお友だちが多いので、
そんなに他人事じゃあ、ないじゃんね。
だから、かなり、混乱しました。
自分が何に混乱してるのかも、よくわかんないくらいに、混乱した。

宙って、なんだか、大変な組だねぇ…
またもや、こういう交替のやり方をするのか…
…よく考えたら、かしちゃんの期が、というだけともいえるか。

かしちゃんが、3代目で、ゆーひさんが5代目で、
二人とも、博多で宙デビューなのか…。
確かに、こういう「揃える」ことが、好きな劇団だといわれたら、そうだよね。

それにしても、
ゆーひさんと蘭ちゃんの並びが思い付かない。
どんなふうだろう?
かつて、イベントごとで、隣だったことがないわけではないのよ?
あるイベントで、蘭ちゃんが帽子を転がした時の立ち位置は、
ゆーひさんの隣だったか…少なくとも、ものすごく近くだった。

同じ回をご覧になった、Hちゃんは、
ゆーひさんを凝視するあまりに、
すぐそこで、帽子がころころころ~となったことを、全くご存じなかったので、
私は、その出来事を忘れられない(笑)。

だけども、私は、転がる帽子の記憶ばかりで、
二人の並びがどんなだったかが、全く思い出せないのだ。あーあ。

ともかく、短い時間に、いろんなことを考えました。
もはや、仕事どころじゃないから、
これは、かつての部署の、納品書の切り離しでも手伝うしかない!
と、下の階まで移動し、
伝票を切りつつ、ぶつぶつと独り言を口にしながら、脳内整理を図る。

なのに、今日に限って、
いろいろと、話しかけられちゃうんだよなぁ…(苦笑)。
それに対して、反射的に、笑顔で、つらつらとお話に乗っかっちゃう、私。
脳ミソが、分裂してるんじゃないかと思った(笑)。
なかなかスゴいぞ、私。

しかし、おかげさまで、
かなりのスピードで、いろんな計算式が稼働しました。
どちらにしても、博多には行くんだろうなぁ。

博多…行くならば、蘭ちゃんのお誕生日は、出勤日だけど、
私の誕生日じゃないけど、誕生日だから、休みます
と、わけのわからん言い訳をして、
無理矢理誕生日休暇を動かして、この日から博多に行こう、
と、私は企んでいます。

博多で、蘭ちゃんのお誕生日、というのは、
物凄く幸せで大切な思い出の日だからです。
…って、昨年も書いたでしょうね、多分(笑)。

で、蘭ちゃんが、博多に行くならば、何を観られるか、についても、シュミレーションしました。
作品のストーリーは、よく知らないんだけど、侍系?
そして、ショーも、月組さんのは観なかったけれども、
中詰の辺りに、男役さんたちが、
ズラリとドレスであさちゃんを取り巻くように、銀橋に並んでいたのを知っている。

侍って、
実は、蘭ちゃんは経験がないのでは?
町人やら村人やら、…殿!(笑)だよねぇ?
殿は、まぁ侍系ったら侍系だけども…
いや、殿、かっこよかったよなぁ。
将軍になる前の殿なんて、じたばたしそうなくらい、かっこよかった。
長袴引き摺って…

ゆーひさんは、酒呑童子のカツラが、さぞお似合いでしょうねぇ…
そう想像してみると、
何となく、並びが見えてくるような気も?

そして、ショーの中詰は、
…ダメだよ?先生、ここは変えちゃ…?
キリちゃんは、確かご自分を、蘭の花だっておっしゃってたはず。
真っ白なドレス、真っ白な、蘭の花。

ご本人は、嫌がられるかもしれないけど、
私は、とっても楽しみです。
だって、蘭なんだよ?
このチャンスに、あなたが演らなくて、どうするの?

私は、蘭ちゃんが綺麗なお姉さんっぷりを見せてくれるのも、大好きなの。
もう、観られるチャンスは無いかも?って思っていたから、
無茶苦茶期待しちゃうなぁ…。


そんなわけで、
ゆーひさん、すみかちゃん、
主演内定おめでとうございます。
ゆーひさん、蘭ちゃんのこと、
めいいっぱい、可愛がってあげてくださいね。

らんの花に囲まれにゆく☆6

2009-02-26 22:25:45 | Weblog
どの蘭が好きですか、という質問があって、
蘭ちゃんは、胡蝶蘭、とお返事されました。
今回のらん展の展示に、ランジュトムという名前の胡蝶蘭(写真)があって、
トークショーも、その流れで開かれたものでした。

光栄なことで…
と言う蘭ちゃんに、わたせさん、
「羨ましいことですよ」
蘭の株というのは、100年以上も生き続けるものなのだそうです。

凛々しくも華やかに瑞々しく、観る人を静かに真っ直ぐ、見返すような蘭。
あの広い空間で、あの存在感…普通のお部屋に置いたら、それはまた見事なんでしょうね。

今は、1株しかないお花ですが、これを増やしていって下さるといいなぁ。
…って、それこそ何年もかかるんでしょうね。


さて、トークショーのお話は、CSでの放送を期待して、この辺りにしておきましょう。
トークショーの後、私たちは、ゆるゆると歩いて、蘭ちゃんの展示を観に行こう…
と、展示会場に入りました。
…が、ゆるゆるとも歩けない、人、人、人!

私は、何となく全部を回ることができるものかと思っていたのですが、
トークショーの会場を横切って、向こう岸近くにある、蘭ちゃんのブースに行くだけで、ぐったり。
上から見ててもすごかったけれど、
いやぁ、蘭って、こんなに人気のあるお花なんだねぇ(しみじみ)。

トークショーの会場のすぐ下に、公式グッズなるものが売られているブースがありました。
どれどれ?と見ると、蘭の種類をあしらった、ストラップなど。
買うわけでもないけど、
私は、8月生まれだから、胡蝶蘭~♪、と…チェック。
お友だちも獅子座だって聞いてたから、8月かと思い込んでいたんだけど、
聞けば、7月生まれだそうで。

7月の蘭は、なんだろう?

入場口で配られたパンフレットに、12ヶ月の蘭が紹介されているページがあったので、
その場で、開いて調べました。
パ………

すみません、花の種類に詳しくないもので。
そして、たまにとか、時々とかに、このブログを見てくださってる方はご存じかと思いますが、
私は滅法記憶力が低く、中でもカタカナにかけては、更に覚えられない人です。
この会場にいる間に、何度もわからなくなり、何度も読み直したにも関わらず、
結局、覚えられなかった。

パティ……ム?
とかなんとかいうイメージなのだけど、
私たちは、
パ…?ペ…?…いや、パだから!
という会話を繰り返し、パからはじまる、ということだけは、覚えたんだけど、
パ、なんとか…
と呼ぶことしか出来ない。
パとか、ペとか…夫婦芸人じゃないんだから…(苦笑)。


これじゃ、読んでくださってる方に、
何が何だか伝わらないわ。
7月生まれの皆さんは、相当気になっておられるはず。

そう思って、会社のPCで、調べてみました。
蘭の品種一覧で、Pの項目。
ああ、これこれ!…って……

パフィオベディラム

…メモ、録ったんだけど…
そのメモが今出てこないから、まだ怪しい。あってるのか?
しかも、パとムしかあってないじゃん!!(大爆笑)

お花に詳しい方は、何やってんだろうって、呆れておられることでしょうね。
じゃ、そのまま、もうしばらく呆れてて下さい(笑)。


つづく。

らんの花に囲まれにゆく☆5

2009-02-25 23:18:26 | Weblog
CSニュースで、放送になっていますね。
なかなか、いい編集で、水遣りのお話も入っている。ナイス!

なんと、わたせさんは自ら、「繊細なので」って、おっしゃってるんですね(笑)。
すっかり、頭から抜け落ちてた…。
でも、その後の、わたわたとお水を遣りに走る仕草の再現が、
確かに繊細さを象徴していて…可愛い、わたせさん。
(…!、シャレじゃないよ?)


展覧会を見学した蘭ちゃん、
蘭の花の匂いがして、というお話をされていました。
そうなのです。会場には、ものすごい量の蘭があって、
仄かな香りが…仄か同士で集まって、なかなかに、品のよい香りが漂っていました。

私は、実は、風邪をひいていて、
前日は、悲しいほど匂いがわからない人でした。
どうするんだ?花の展覧会に行くのに、これでよいのか?
もっと言えば、帰りにおやつの約束をしているのに、
せっかくのおやつがぁぁぁ…
(ええ、まぁ、メインはこっちだね・笑)

田舎から、素敵生ガキが送られてきていて、
さらに前日の夜に、届いた瞬間に勝手に箱を開け、パクパク食べておいてよかった、
と思うくらいに、食べ物を飲み込んでも、匂いがわからない。

お店のポプリオイルの匂いを、胸いっぱいに吸い込んで、
しばらーくすると、鼻の奥…ほとんど目の奥といえる場所で、
微か~に、小さな小さな声で、
柑橘類、で……す…
と囁かれた感じがするのを、察知するのに、
大変な集中力を要する有り様。

それだって、
全く感じない訳じゃないんだから、脈がないというのでもない!
と言い聞かせ、
体に良さそうなもの…と悩んだ結果、安売りになってる野菜ジュースを購入。
飲みながら、帰る。
当然、何を飲んでるのか、感覚は遠いけど。

帰宅したら、勿論、前日の生ガキが待っている。
匂いがわからなくて、勿体ないなぁ…と思いながら、しこたま平らげた。
だって、カキって、風邪によさそうじゃない?
そして、カキって、匂いがわからなくても、芳醇な味がするんだなぁと発見。
らん展当日も、花組さんの入りの見学に行く前に、しっかりいただきました。

すると…
なんと、日比谷に着く辺りには、匂いを感じるようになったのです。すごいぞ!

念のためと思って購入した、ドリンク剤をご一緒したお友だちに見せる。
「安かったけど、ほら、タウリン3000って書いてあるし。
タウリンって、よくわかんないけど、身体に良さそうな気がするから」
すると、お友だちは、物知りでした。
「タウリンってのは、カキに含まれてる成分じゃないかな。カキは滋養にいいんだよ」
ああ~じゃあ、カキをガツガツ食べたのは、やっぱりよかったんだ。

だめ押しの、タウリンを補給して、会場入りした私は、
ちゃんと、蘭の匂いがわかる人になっていました。
声は、相変わらずの鼻声だけどね。
でも、間に合った!!有難う、カキ!

…という気分に、トークショーが始まるまでにはなっていたのですが、
蘭ちゃんの、「蘭の匂いが…」のコメントを聴いて、
更に、カキに感謝の気持ちでいっぱいになったのでした。

だって、そう言われてるのに、匂いを感じられなかったら、悲しいじゃん。
(バカファンだから)


写真は、証拠写真です。
蘭って、樹だったっけ?
…間違いなく、違うけど、もはや、こんなことになっていました。
ほとんど、別の植物だね。

こうなると、沢山の観客、ドームの広い空間に関わらず、
香りが保たれるわけです。


つづく。

先生に異議ありっ!!!

2009-02-24 21:19:52 | Weblog
逆転裁判東京初日でございます。
私の初見はまだなので、とりあえず、先生へのツッコミを続けますす。

その前に。
お友だちと劇団販売写真を見ていて、わかったこと。
ニックくんのネクタイに、ブランドロゴマークが入っていて、
やっぱり有村先生、単色のネクタイでも、こだわって下さってるんだなぁと思ってはいたものの、
どうしても、どこのブランドなのかを見極めることが出来ずにいた。

マークが小さいからなんだけど、
自分でも、オペラグラスを使ったり、写真をみつめたりして、
判別の努力はしていて、それでもわからなかった。

昨日は、そんな話をしながら、ひょいと、お友だちのお写真を借りて、
ほら…
って言ったら、急にそのマークが、ちゃんと形になって、目に飛び込んできた。
ああっポロ・ラルフローレンだ!

いやぁ、スッキリした。
青年館では、そう思いながら、オペラグラスで見てみようっと。


もう一つ、言っておきたいこと。
マヤちゃんが、メモを録ってるメモ帳。
「異義ありっ!!」メモ帳です。
意外に気づいてない方もおられるふうなので、
これからご覧になる皆さんは、チェックしてみて下さいね。


☆「異議あり!」…そのトリックには、矛盾がある!

注意!
この記述は、観劇後に読んでくださいますように。
謎解き要素の強い戯曲なので、トリックがわかってる初見なんて、
伸びた味噌ラーメンのようなものです。


☆ロッタさんのお写真について。

連続した写真を、1枚しか検事側が提示しない、ということは、
ゲーム中にも、あったことです。
しかし、今回は…
デジカメだって、写真に番号がつく。
フィルム式のカメラだって、写真の順序は明らか。
ロッタさんが、現像した写真しか提出しなかったとしても、
天才検事マイルズ・エッジワースが、元の記録を確認しない訳が、ないじゃありませんかっ!

だとすれば、
エッジワース検事は、証拠を捏造していたということでしょう。
過去の捏造疑惑について、あんなにプライドと気持ちを傷つけられてる彼が、
そんなことをするはずがない。
彼の「手段」とは、そのテのことではない…と思う。


◎特注大型メスについて

はじめ、「とくちゅう、おおがためす、よ」という台詞を聴いて、
O型メス!?と、聞こえたのですが…
そんな訳ゃない。
しかし、2年前から持ち歩いてたとしたら、モニカちゃんって、いくつなんだろ?
アメリカには、飛び級があるから?

いえいえ、私が「つきつけ」たいのは、そんなことではないのです。
モニカちゃんが、若くしてお医者さんになった、優秀な女の子であることは、
素晴らしいことです。
年の差のある妹を守ろうとした巴さんと、レオナちゃんとは、違う人物なのだし。


その1…このメスには、指紋は残っているのだろうか?

2年間、無造作に?机の中に入れられていたメス。
この時点で、何かに当たったり、擦れたりして、指紋がはっきり残っていない可能性がある。

いや、レオナちゃんへの縛りつけの材料だから、
見た目より大切に扱っていて、指紋は完璧に残っていたとしよう。
しかし…ニックくんは、物の重要性をわかってなかったから、
机から発見して、素手で掴んでいるし、
軽快に、トトトトトトトーーン♪なんてやっちゃってるでしょ?
更に、マヤちゃんまでも…。

あんなに二人して、ベタベタさわっていたら、
二人の指紋しか出なくっても、不思議じゃない。
鮮明に、モニカちゃんの指紋が、出るかなぁ。


その2…メスは裁判所に持ち込めるのか?

裁判所に入るのに、ボティチェックがあるっていうことが、
一つのキーになっている。

私は、裁判所に行ったことがないし、
ましてや、アメリカの裁判所の規則はもっとわからない。
いや、その前に医者じゃないんだから、経験のしようもないか。

医師免許があれば、手術道具を持ち込むことが、出来るの?
ニックの立証のように、メスは、誰かを刺し殺すことはできないけれど、
動脈を切って殺害することや…
殺さないまでも、怪我を負わせることは出来るよね?

医者なら、悪用しない、という確証はなく、
少なくとも、誰かに盗まれる危険性はあるはず。
それを、簡単に持ち込ませるのかなぁ?


とまぁ、こんなことを考えながら観ておりました。
ミステリー作家の方たちって、偉大だよなぁ。
本当は、裁判長のように、すっかりのせられて、気づかずに観てたらいいんだろうけど、
気づいちゃうもんは、仕方がない。

他にも、細かいツッコミとしては、
脚立をわざわざ運び込むならば、ゲームではお約束のあのセリフを入れて欲しい…
「ハシゴじゃなくて、脚立だよ」
「ナルホドくん、物事の真髄を見ようよ」
(スミマセン、正確に思い出せないので…)

入れるつもりで、脚立を用意したけど、
時間の関係でカットしたのだろうか?
ゲームを知ってると、スルーされてるのが、気持ち悪くてたまらなくて。

確かに、マヤちゃんが、味噌ラーメンって言っても、
アドリブで、トノサマンって言っても、
あんまり観客に反応がなかったもんなぁ…。
気にならない観客が、ほとんどなのかも?


東京公演が開廷、という時に、
こんなに先生にツッコミ入れてていいんだろうか?(苦笑)
だって、黙っていられないんだもん。
せめて、この記事は、東京公演が始まってからにしよう、と思って、温めてたんだけど、
どっちにしても、ツッコミは、ツッコミか(笑)。

らんの花に囲まれにゆく☆4

2009-02-23 20:00:23 | Weblog
開演時間まで、私たちは、ステージ上に、パネルが設置されていく様子を眺めながら、お喋りしていました。
わたせさんのイラストの中に、蘭の花をみつけては、
なるほど、こういう企画か…と。

わたせさんの作品を、じっくり見たり、読んだりしたことがないので、
今回の蘭展への出品の経緯は、
元々わたせさんが、蘭をお好きで、よく描いていらっしゃるのを、
イベントの企画担当の方が、見て、とかいう流れなんだろうなと、
勝手に想像してました。

そのくらい、イラストの中の蘭はさりげないし、
さりげないけど、ちゃんと蘭の特徴を放って、そこにいるでしょう?

ところが。
蘭の花との関わり方について、という話題を振られて、わたせさんは、
実は今までは、ほとんど蘭の花を描いたことがなかった、
と、おっしゃいました。

花というと、すぐに散ってしまうような花に、
可憐さとか、繊細さを感じる、
それが、花についての、わたせさんのイメージでもあった、と。

しかし、今回、蘭の花を描くことになって、
12ヶ月分の蘭を写生用に用意されて、気がついたことは、
蘭の花は、長く咲いている花で、
花にお水を遣り、時には、日が当たるところに鉢を移動してやり、
共に暮らす、花なのだなということだった、と。
花に対する新しい感覚を知ることができた、というお話。


さて、蘭ちゃんと蘭の花のお話は…
ファンの方からいただいた胡蝶蘭を、家に飾って眺めています。
公演やお稽古で、疲れて帰ったときにも、そこにしっかりと、華やかに咲いていてくれることに、癒されるんです。
「あんまり、お水を遣らなくても、綺麗に咲いていてくれるし…」

客席から笑いがこぼれました。
蘭ちゃん、ふと目を上げて、呟き気味に、
「!…笑われてしまいました……」

可愛い!
…思わず、もう一度、笑っちゃった。
蘭ちゃんは、いたって真面目に、蘭の素晴らしい点を語ったつもりだったんだよね。
でも、それすらもが、何とも…
蘭ちゃんを知っていると、あまりに彼女らしく、微笑ましくて、
つい、笑ってしまったんだけども…。

司会のお姉さんが、フォローして下さいました。
「そうなんですよね、お水を遣りすぎても枯れてしまうんですよ!」
うんうん、そうそう。水遣りの鉄則は、
土の表面が乾いたら、鉢の下から水が出るまで、
って、昔、車に乗ってお仕事をしていた頃に聴いていた、NHKラジオの園芸相談で言ってた。

でも、わたせさんは、
土の表面が乾き気味になったら、心配になって、
すぐさま霧吹きで、お水を遣ってしまわれるんですって。
ああ、蘭ちゃんのおっしゃるように、わたせさんは繊細な方なんだなぁ…
と、思ったのは、おそらく私だけではないはず。


お写真は、
わたせさんの展示ブースの8月のイラストの下に飾ってあった、胡蝶蘭。
ハートのストローが、ラブな感じですね。

つづく。

らんの花に囲まれにゆく☆3

2009-02-22 22:19:42 | Weblog
漫画家について、
描く人物の顔や容姿は、漫画家本人に似る、
と聞いたことがあります。
誰の言葉だったかなぁ。

例えば、出てくる女の子が、グラマーな人気女流漫画家は、
ご本人もグラマーでおられて、なるほど、やっぱり似てるんだな、と思った、というお話。
私も、その漫画家さんのお写真を見て、とっても納得した。
お顔の雰囲気も、絵に似ておられる気がした。

それ以来、その法則?が頭に焼き付いているため、
見たことがない、わたせさんのお顔も、わたせさんの描かれるイラストの人物に似ておられるんだろうか?
と、非常に勝手に期待しておりました。
わたせさんのイラストって、とっても特徴的でしょ?
見たら、すぐわかるくらいに。

ステージに現れたわたせさんは、
あのイラストの中の登場人物によく似た…
私のイメージを裏切ることのない風貌の方でした。
やっぱり、あの法則は正しいんだ!と、何だか嬉しかったりして。

そのわたせさんが、蘭ちゃんとお顔を合わせて、の感想は、
「カッコいいですよね」
蘭ちゃん、ちょっと照れる。
「目が印象的だな、と思いました。目力(めぢから)が強い。…言われませんか?」
「舞台の上では、言っていただくこともあるのですが…嬉しいです」

蘭ちゃんのわたせさんの印象は、
作品の中に感じる繊細さを、先生ご自身からも感じる、
といったような内容のこと。
蘭ちゃんは、予め、先生の作品に触れ直して、作品へのイメージをしっかり固めて、
トークショーに臨まれたんだろうな。

会場のわたせさんの展示ブースを見ての感想も、
まだ展示を見ていない私にも、どんな雰囲気の展示で、どんな構成なのかもわかりやすく説明しながら、でした。
このトークショー全体の、蘭ちゃんのコメントの一つ一つが、
言葉から、語尾までに丁寧に、神経が行き届いているのを感じました。


写真は、わたせさんのブースのイラストの一部。
絵巻物、をやってみたかった、というわたせさんの、アイディアで、
蘭の花と12ヶ月過ごしていく、物語。
描かれている品種の蘭が、パネルの下に飾られていまました。


つづく。

らんの花に囲まれにゆく☆2

2009-02-21 22:47:13 | Weblog
わたせせいぞうさんとのトークセッション、ということだったので、
何か、展覧会に於けるコラボレーションでもあるのかな、と思っていたら、
このセッション自体がコラボレーション、といった程度の趣で…
ステージに現れたお二人の出で立ちの差が、まず物凄かった(笑)。

わたせさんは、ダメージジーンズに、ジャケット、
ダメージ系コーディネートだったのに対し、
蘭ちゃんは、歌劇誌のお正月ポートでお披露目されている、
胡蝶蘭のお花があしらわれている白地のお着物に、袴。

お二人は、初対面だということで、
果たしてどうなっちゃうのかなぁ…。
その、どうなっちゃう?って感じが、いきなり目に飛び込んできた、という印象の、
お二人の並び姿でした(笑)。

案の定…
二人は、一緒に居るけれど、
司会の方が、別々の話を振っていく、という形で進んでいく、トーク。
一緒にやる意味って何だったんだろう?

だけど…
わたせさんは、お優しそうな方で、
蘭ちゃんがお話ししているときも、にこやかに、時々頷きながら聞いていてくださいました。
空気の和やかさが、いい感じで、わたせさんとでよかった…と、思ったのでした。


お二人のお写真は、掲載できないので、
沢山撮った写真を少しずつご紹介していきます。
まずは、始まる前の、準備中のステージ上の様子から。

わたせさんのイラストの一部のパネルと、
逆転裁判のポスターが飾られていますね。


つづく。

らんの花に囲まれにゆく☆1

2009-02-21 19:20:10 | Weblog
らん展のトークショーに、蘭ちゃんが出られるというので、行って参りました。
会社の近所のチケットショップで、前売券をいくらかお安く入手して…。

チケットショップに出回るくらいだから、
静かなイベントなのかな、と思ったら…とんでもない!
開場より少し前に着いて、ゲート前の列に並ぶ。
少しして振り返ったら、大変な人、人、人でした。
しかも、年齢層は高めで、何か、今までにないところに来ちゃったか?
と、この辺りで、気づき始めたのではありました。

だけど…
まごまごしながら、会場内案内図に載っかっていないトークショーのステージ前に辿り着いて、
そこから、会場を見下ろすと、どんどん人で埋まってくではありませんか!
なんか、物凄い人気イベントなの?もしかして!?

トークショーの会場は、スタンド席に設置されていて、
スタンドの客席をそのまま活かして使っていました。
そこに居る分には、私たちは、高みの見物~

わかるかな?
ブースの白いパーティションの下の方が、人で埋まってるのが…(汗)


つづく。

怪我の功名?

2009-02-20 20:18:19 | Weblog
通勤ルートを変えることにしました。
つい、数日前まで、思いもよらなかったことですが、
ひょんなことから、別ルートの方が、速い…少なくとも朝は、速いことに気付いたからです。

ひょんなこと…それは、家に財布=定期券を忘れたこと。
またかって?
ええ、そう。私も、またかよって思った。
こないだ、忘れたばかりだよね。

でも、今回は、鞄を忘れたんじゃなくて、
財布を忘れたの。
定期券が無いという点では、おんなじだけどさ。

また、やっちゃったのか…ぐったり×いらいら。
財布がないない…って、改札口の前でごそごそやったから、
乗った電車も1本遅かった。

いや、この1本遅い電車というのが、また、最近のイライラの元でした。
前回のダイヤ改正後から、不愉快な事態が続いているのです。

私のいつも乗りたい電車は、7:24発。
電車が遅れなければ、この7:24発に乗っても、
その後の7:27発に乗っても、7:29発に乗っても、会社に着く時間は同じです。
だったら、7:29発に乗ればいいと思うでしょ?
ところが、7:29発の後の急行列車が、非常に遅れやすいのです。

急行列車が遅れなければ、7:24発の電車で間に合う日比谷線は、
7:27発と7:29発を抜いてやってくる急行列車を待ってから、中目黒駅を発車します。
しかし、遅れている場合は、急行列車を待たずに発車するのです。
すると、急行列車の後の日比谷線は、7:29発の日比谷線直通列車で、
これだと会社に遅刻しちゃう。

7:24発に乗ってれば、大丈夫かというと、そうでもなくて、
急行列車が遅れているのに、それを待ったり、
運転間隔の調整とやらで、やたら途中駅で停車したりして、
これまた、会社に遅刻したりすることがあるのだ。

だったら、その前の電車に乗ればいいのだが、
それが、7:19発で…これは、私としては、早く着きすぎて嫌だ。
ロスタイムも短い電車なのだ。
そして、この5分が、私には、どうにもしんどい。

そんなこんなで、私は、なるべく7:24発を目指しているけど、
週に1~2回は、7:27発になってしまう、という日々を送っていて、
常に、電車がどの程度遅れているのか、気にしながら乗っているのです。
1~2分ならばオッケーで、それが平均値です。

遅れるのが、平常だと思ってるとしか思えない、鉄道会社。
遅れるならば、はじめから、遅れる時間でダイヤを組んだらどうなんだ?
それならそれで、毎日きっちりとした時間で行動できるのに。
遅れなければ…という希望的観測は、ダイヤを組むには不適切。
誇大広告の一種なんじゃないの?

…と、本気で苦情をよせたい、と思っていました。
だって、ストレスになるんだもん。

そんな今日この頃。
財布を忘れたことで、ふと思った。
もし、いつもと違うルートで行っても、会社に間に合う電車で、
しかも、値段が安い電車があるならば、
そっちで行くことにしよう。
乗り合わせ次第ではあり得るんじゃないかな?

思い付いたときには、既に電車に乗っていたから、
最寄り駅ではなくて、途中の駅から検索した。すると…
私は、渋谷から銀座線に乗る、のパターンの結果が、会社に間に合うか否かが判るという程度に考えてました。
ところが、弾き出された結果は、思いもよらないルートでした。
「目黒から、山手線」。

確かに、最近は、日吉まで目黒線が乗り入れていて、
いつも、あっちはサクサク運行されてていいな…と、
途中まで平行して走ってるのを眺めていた。
だけど、乗ったことはないけど、山手線なんて混んでて、ゆっくり走ってそうじゃない?
目黒線自体は、以前つぶれちゃった会社への通勤に使ってはいたんだけど…

しかも、全然到着予定時間が速いの。
これが、運賃が高いなら許されないけど、こちらの方が、安い。
定期券なら、テキメンに安い。
むしろ、会社に感謝されて然るべきだろう?
差額をそのままくれないかしら?だって、ボーナスもチャリーン、なんだよ?
(…ま、無理だな)

到着予定時間が、ちゃんと守られるかどうか、
定期券を忘れていたおかげ(苦笑)で、乗ってみて確認できました。
混みすぎないから、多分大丈夫でしょう。
山手線も、案外混まないんだねぇ。

…って、会社のセンパイに言ったら、
逆方向だからでしょう
って言われた。
丸く回ってる山手線にも、そういう差ってあるのか!

ということで、今の定期券が今日で切れるから、
明日から、ルートを変えた定期券に買い換えます。

ん?明日は休みだろうって?
だって、日比谷やらに出掛けるには、定期券が要るじゃん。
継続で、定期券を買えば、どうせ、明日も含まれるじゃん。
…当然、新しいルートでも、有楽町を通ります。キラーン!(笑)

ということで、
さらば、日比谷線!
今日が最後の、霞が関まで歩いて帰る、となりました。
霞が関まで歩くようになったのは、ごく最近だったけど、この駅とも短い付き合いだったなぁ…。

ちょっと気になったのは、
今の私の主な洋服の仕入れ先になってる自由が丘を、通過しなくなってしまうことだけど、
そうね、それこそ、1駅歩けばいいんだし…。


さて、定期券を忘れた、ということは、
勿論我が身へのペナルティ、渋谷まで歩いて帰ろう、第二弾を決行致しました(笑)。
今回は、適当に歩いたら、246ではなく、六本木通りを歩いていく結果になりましたが、
道としては、246の方が面白かったな…。

写真は、夜に浮かぶ、連日話題のかの場所。
今回は、真横を通ったので…いかがでしょ?不気味さは、伝わりますでしょうか…

先生に異議ありっ!!

2009-02-19 22:31:07 | Weblog
☆「異議あり!!」…先生は、映像に固執している。

私は、映画を観に行ってるのではなくて、
芝居を観に行ってるのですよ?
更に、映像でしか出てこない人物が、複数いるというのは、どういうことか?

モエノ・クリステル嬢について、お稽古レポの放送があったときに、書きました。
ニュースキャスターです。
ニュースキャスター、だけど、それだけで終わってどうするんだ?

裁判について、取材に来る、とか、何か、芝居するのかと思ったら…
萌野りりあちゃんは、あとはその他大勢ばかり。

ん?もしかしたら、
市長さんの場面の時には、モエノ・クリステルとして出てるのかもしれないけど…
私は、気づきませんでした。人がいっぱいだし。
…とにかく、その程度。

りくちゃんが、ということを、以前に書きましたが、
りくちゃんは、今回の殺人事件の被害者の弟。
ゲームの登場人物でいうと、カウボーイの弟。
つまりは、この世の人ではないけど、今回の事件に、深~い関わりがあるということですね。

その、過去の出来事を、どう表現するのか?
芝居でやったらいい、と思うんですよ?
だけど、映像で再現なの。
そもそも、そんなの、防犯カメラにでも映ってない限り、不可能じゃん?
法廷の場面で再現するなんて…。
なんで、そんなに得意げに種明かししたいんだ?

あれは、ニックが用意した、再現映像だ、とか、
あれは、裁判に臨んでる人たちの、脳内映像であって、実際に提示されている映像ではない、
とか、説明しようとすればできるのかもしれないけど、
どうかな?無理があるのではないだろうか?

あそこで映像で見せるんじゃなくてね、
観客には予め、回想シーンとして、見せておくのでは、いかがだろうか。
犯人が、悪夢に怯える場面として。

観客は、その時点では、何の場面かわからない…だけど、誰が何をしたかはわかる。
ニックは、その真実をあぶり出せるのか?
…という方向から、作っていったらよかったのに。
全部、逆の発想から作っていってたら…ねぇ?
つまり、それこそ、逆転、だっ!
(ちょっと、「くらえっ」な気分?)

同じ理由から、被害者も映像にしか出てきません。
しかも、いろんな映像に出てくるんだけど、
少なくともバウホールでは、映像がぼんやりしてて、
お顔がよく見えない。
せっかく目立つ役どころなのに、お気の毒に。


私だったら…
まず、1幕のはじめは、今回の事件発覚の現場からスタートさせるな。

駐車場から、出ていこうとして、コトに出くわす、ロッタさん。
ああっ怪しい?事件やっっ!
シャッター音に気が付く、レオナちゃん。ロッタさんを発見、電話を取り落とす。
あれっ、あああ、殺人や!
更にシャッターを切り、レオナちゃんを追い詰めながら電話するロッタさん。
もしもし?警察?事件、事件やっ!殺人やで!?

ここで、カットアウト。
場面変わって、ニックの事務所の、現在の最初のシーンへ。

逆転裁判というゲーム自体、こんなオープニングも、よくあるじゃない?
現場を目の当たりにすることで、
レオナが不利である印象を、より一層、鮮烈に観客に与えることが出来るし、
それでも信じ抜く、ニックの想いと意志が、浮き立つだろうと思う。

更に、2幕の出だしに、犯人の回想シーンを置いてみる。
過去の事件を夢に観る、その夢にうなされて、最後は目が覚める犯人、という場面にしちゃう。
過去の事件の現場が再現され、そこに駆け込んでくるレオナちゃん、
夢らしく、ここから、今回の事件に繋がる、被害者と犯人のやり取りに繋がり、
暗転になりながら、レオナちゃんに電話をかけはじめる犯人
この辺りで、夢から醒めてく感じかな。

その次に、今の2幕のオープニングにつながれば…
キレイに繋がるじゃない?
トリックだけを隠しておけば、観客は、ニックと一緒に謎解きをできるはず。


映像は、まだまだ多用されています。
もうひとつ、気になったのが、
付き合っていた頃の、幸せだったニックとレオナの映像。
あれは…必要なの?

二人が、どんな関係だったか、については、
立ったままのお芝居で(苦笑)、充分に、客席に伝わっています。
あれを映像化するんだったら、短くとも、あの映像にあるエピソードの1つでも絡めた、
テーブルと椅子の一つもあるような場面で、
回想シーンをやったらよかったのに。

あのガラーンとした、立ちっぱなしの場面の背景の夜景で、
あかねさす紫の花やら、黎明の風やらを思い出してしまうのは、
…さすがに、私だけかしら?(笑)
あの背景を作るなら、
図書館のセットの一つでも組んで、さぁ…

なぁんて。
文句言ってる割には、
あの映像の、一緒にお勉強してて、疲れて眠ってしまうニックと、
そんなニックに、コートを掛けてあげて、
寝顔をみつめてるレオナちゃんの映像が、とってもツボでした。

ああ、ニックの寝顔…
きゅんとする…
…なんでかな?舞台上のニックに休む間がないからかしら?

これも、別に映像でなくてもいいじゃん?と思うのよ?
でも、映像自体は、好き。
……矛盾?(笑)

どうせだったら、
予告VTRみたいに作ってあったらよかったのに。

…こんなに幸せだった、二人。
しかし、2年前に、突如告げられた、別れ…
そして、事件…
最後は、モエノ・クリステルによるニュースの抜粋、
そして、「逆転裁判」のテロップね。

これを、公演の宣伝として、CSと、逆転裁判の公式サイトで流してくれたら…
勿論、録画して、完全保存だわ!!

録画…狙いは、そこか…。


つづく。


追:
映像の批判ばかりしましたが、
証拠の提示、拡大なんかは、テンポも間もよくて、非常に効果的でした。
あの使い方だけでも、よかったんじゃないだろうか。

水戸黄門の印籠のように、
出しまくっちゃうよりも、ここぞというときに「つきつける」方が、効果的なものってあるでしょう。
多用しすぎなのです。

あと、面白かったのは、
ドラマのオープニングテーマ風に使ってあったところ。
ですが、
せっかく、ここで、ほぉぉと思った気分も、
その後の映像の氾濫で、ボケたり、お腹いっぱいになってしまったりするんだよなぁ…。
やれやれ…

続*四神記を眺めにゆく

2009-02-18 23:59:58 | Weblog
私のお気に入りキャラは、壮さんでした。
もうね、出てくるだけで笑ってしまうの。
オペラグラスが無いから、細かいことはよくわかんないんだけど、
なんか、楽しそうじゃない?

あそこまで、極端なキャラだと、とことん行くしかない。
行ってくれてしまってるから、おかしくてたまらない。
今時、世界征服っていうのも、なかなか無いでしょう?
あれを見ると、我らがアンソニーさまなんて、普通の人だった!と思える(笑)。

とにかく、いいスケールでお芝居されてて、
壮さん、大きくなったな、と思った。
この大きな劇場を、難なくパワーで埋めることができるようになられたのね。

次は、主演だし、
壮さんファンの皆様は、楽しみでたまらないことでしょう。
ますます、すくすくとご活躍されますように!


うんちゃん。
そう言えば、「アラビア」の時も、こんなイメージではなかったろうか?
大海のような心に、優しさをゆったりと湛え、みんなから信頼され、慕われ。
ある意味、典型的なヒーローのキャラなのかな?
先生方見た、真ん中に立つ、うんちゃんのイメージなのかもしれない。

スゴいくだらないことで、申し訳ないんだけども、
非常にツボだったところ。
くだらないから、こそ、ズキューン、だったんだろうなぁ…。
うんちゃんが手にした剣が、光を放つ場面がありますが、
それを見た私が思い出したもの…

機動戦士ガンダムというアニメが、昔ありました。
いや、今も続いてたりするようですが、
その大本山の、タイトルの後に何もつかない、アムロくんが乗っかってたあの、ガンダムね。
そのガンダムが、剣を使うんだけど、やっぱりあんなふうに光るのです。

いや、多分、ガンダムの剣は、光の剣であって、
ああいうふうに刃の部分が光るわけじゃなかったでしょう。
しかし、オモチャは、あんなふうだったか…畜光プラスチックでできていたか、ではなかったか…
とにかく、そんなイメージと重なって、
うんちゃんの剣が光ったら、咄嗟に、
ガンダム!
と、思った。

え?それがどうしたって?
どうもしませんよ、それだけ。

もっと言えば、
よく考えたら、もしや世の中の大半の人は、
スターウォーズを連想するんじゃないだろうか?
私は観たことがないから、知らないんだけど、なんかそんなじゃなかったでしたっけ?
ガンダムって思う人なんて、いないんだろうなぁ…。

…それだけです、スミマセン。


ゆーひさん。
なんで、チュシンの王って一人だけなんだろ。
せっかく神器が4つあるんだから、うんちゃんもゆーひさんも平等に同じ立場な方が、面白いのに。
自分が、本物でないのを知りながら、神器を集めようとする姿なんて、
もはや、自棄っぱち、もう後に引けないから、突き進むしかないだけじゃない。

どう考えても、自分は正しくない側であるらしい、
ということをわかっていて、
だったら、プルキルみたいにその立場を楽しんでしまえたらいいのに、
そうできずに、追い詰められていく感じが、切ない。

ゆーひさんファンではない私が、
うわっイタタタタ…
って胸を押さえる感じだったんだから、ファンの皆様は、いかなる心情でおられるか…。

いっそのこと、
「薔薇の封印」のミハイルみたいに、人が変わってしまってくれた方が、
スッキリするんだけどな。

ん?
案外、この話、「薔薇の封印」に被り気味?

先生に、異議ありっ!

2009-02-17 23:49:11 | Weblog
前置き。
演出家というのも、いろんなことを考えて、やってみて、
反省やら、発見やらをしながら、
積み重ねて行くものだと思うんです。
スズキ先生は、極経験の浅い先生なので、まだまだ、これから、でしょう。
仕方がない、という点は、多々あるんだろうと、思います。

しかし!観る側は、演出家の経験値とチケット代金の相関性がないため、
蘭ちゃんの立場分の代金を支払う訳だしなぁ…。

1から創るのは、とっても難しく、
一方、作品に、ああすればいい、こうすればいいって言うのは、とっても簡単です。
だから、あくまでも、私があーだこーだ言うのは、「言うのは容易い」のレベルですので…悪しからず。



☆「異議あり!」…演出家は、出来る人に頼りすぎている。

今回の戯曲は、主要キャストにウェイトが偏り過ぎている。
だから、蘭ちゃんが、でずっぱりで、引っ込めなくなっちゃってる。
謂わば、マンガだったら、ずっと主人公の顔か、主人公の視界のコマばかりが続いてる、という状態。

ゲームだったら、それで正しいのです。
主人公=プレイヤーだから。
しかし、舞台は、観客は、多面から物語を追っていく、追っていけるものです。
それを活かしてこそ、舞台でやる意義があるというもの。

演出する側からすれば、
今回のように、核となる人材がしっかりしている場合、
中心となる役者の周りに、肉付けしていくように作っていくのは、
一番楽で、確実な作り方だと言えると思います。
失敗が少ないよね。
作り手のイマジネーションも膨らませやすく、指示も与えやすい。

だけど…
こんなに沢山の手駒を持ってるのに、こんな使い方しかしないなんて…。
確かに、演出は、しやすい。
みんなに役割を与えれば与えるほど、交通整理一つとっても、作業が増えるから。
いろんな人の動きや、配置を絡めながら演出していくのは、本当に脳ミソが沸騰しそうにもなるでしょう。
演出家の技量を問われるところです。

しかも、下級生たちにやらせるには、指導する事項も増える。
と、すると、真ん中周辺に役割を集中させて演出するのが無難なんだけど…
でも、下級生を育てるのも、演出のお仕事でもあり、
作品も豊かになるものなんだけどな。

一番、勿体なかったのは、りくちゃんで、
せっかくバウに出るのに、映像主体のお仕事で…
彼女なんか、どんどん目立つことをさせて、将来のスターとして磨いて研いて行きたいところでしょ?
よその組の同世代の子たちに、一歩後れを取らされた!と、観ていて悔しかった。


☆「異議あり!」…演出家は、ゲーム視点から抜け出せていない。

今回は、ゲームが原作であるからこそ、違うアプローチをして欲しかった。
逆転裁判を舞台化することによって、世界観が広がる、
そう在りたかったなぁ。

美苗ちゃんが…
失礼、可愛い方で、しかも可愛いお名前なので、私は、勝手にこうお呼びしているのですが、
つまり、CAPCOMの松川プロデューサーが、
1コンテンツマルチユース
と、某番組でおっしゃっていたのが、非常に強く印象に残っています。
そう…マルチユース、なのよ、先生。

題材は、逆転裁判だけど、
観客がゲームのように追ってくならば、舞台でやっても、大してマルチじゃないよ。
舞台らしい、というのは、ダンスやら歌やらがあることじゃないよ。
舞台ならではの、構成の仕方、
それだからこそ、違う感じ方ができる…
それでこそ、マルチユースの美味しさであろうと。

観客が、最後までトリックを求めて、正解を探っていく必要があるだろうか。
宝塚は、リピーターの多い観客で客席が埋まっている。
だったら、謎解きが大事なのではなく、
謎解きをしていく人物が、大事なのです。

観客は、早い段階で、事件の結論がわかってしまっている、
だけど、主人公はわからずに悩んでいるパターンや、
人物同士の心の内は、観客からは見える、とか、
そこにあるもどかしさに、観客が心をひっかきまわされてく面白さが、
もっとあっていいと思うんだなあ。

トリック以外のことは…
犯人が誰なのかということだって、わかってていいと思う。
どうせ、ゲームを知ってたら、一発でわかる犯人だし…
ゲームを知らなくたって、想像つきそうだしね。

ニックが多方面から追い詰められるほど、
彼が信じぬく気持ちが際立つし、
逆転が、大逆転になって、盛り上がるじゃない?


つづく。

四神記を眺めにゆく

2009-02-16 23:59:47 | Weblog
久しぶりに、立ち見する。
まんまと素敵ポジションを得て、よし、いよいよ開演だ!と思ったら、
荷物の中に、オペラグラスが無かった。

朝、確かに、用意したつもりだったんだけど…
したけど、カバンを変えたりしてる間に、
結局入れなかったんだな?…あーあ、やっちゃった。

初見で、立ち見なのに、オペラグラス無し。
眼鏡は持っていました。…セーフ?

しかも、予習はゼロ。プログラムもあんまり見てない。
私は、声で判別できる人が、案外少ないようで…
誰が何だか、さっぱりわかりませんでした(笑)。
(笑い事か?)

なので、個々の演技がどうのということが言えるような観劇ではありませんでした。
しかし、全体を逃さず、ざっくり観られた(と思われる)のは、よいことだったと思う。
だって、面白かったもん。

終演後の、周囲から聞こえるざわめきの中から、耳に飛び込んできた言葉の断片たちから察するに、
いろいろはしょっていたり、
はしょるために、話が変わっていたりするらしい。
そりゃあ、そうでしょう?
そうでなきゃ、舞台として成立させられるわけがない。

どこを生かして、どこをカットするのか?
それが演出家のセンスであり、腕の見せどころだよね。
こんなエピソードをこんなにしちゃって!!というご意見もおありの皆さんはいらっしゃるでしょうが、
舞台全体としては、よくできていたと思う。

はじめの、伝説時代の話は、
完全に説明台詞で追っていくだけなのだけど、
視覚的に飽きさせない、テンポと構成がある。

まっつ氏も、よくあの長丁場を、語り切っておられるなぁ、と感心した。
解説が、客席のてっぺんまで、きっちり届いてるし、ちゃんと世界に入っていかれた。
これが、語り部が悪いと、きっと集中して聞いておらず、
物語から置いて行かれてしまったりするでしょ?

場面転換が、実に滑らか、且つ、リズミカルだし、
ダイナミックだし、立体的だし。
それが、どんどん畳み掛けられて行く。

電光板の使い方も、上手になったなぁ、小池先生。
「薔薇の封印」の時には、映像を流すスクリーンになってしまっていた、電光板が、
瞬時に役割を変えられる、装置物として、非常に活きていた。
レーザーの使い方も…。
舞台の額縁が拡がるような発想で、作れるようになってきたのかな。

そういう、舞台全体の動き方から、ワクワクさせてくれた。
これは、オペラグラスで、役者を追っていたら、気づかなかったかもしれない。
やっぱり、舞台っていいな、大好きだな、と思いながら、観ておりました。

なので、そっちの眼差しからも、是非、観ていただきたい作品です。
上から、オペラグラスを外してね(笑)。

お芝居については、
CSのダイジェストで、そのダイジェスト自体を断片的にしか観ていなかった中で、疑問だった、
キハが、王様を…しかも、タムドクのパパらしい人に、剣を突き立てているシーンの、意味がやっとわかった、というのが、まず、スッキリした。
なぁんだ、というのと、なるほどね、というのと。

私は、あのシーンを観て、もっと複雑な人物を想像していたの。
思ったより、純真な人なんだな、キハって。
あまりにも、いろいろとキレイすぎて、物足りないなぁ…
…なんて言ったら、キハファンの方たちに、怒られちゃうか。


つづく。

逆転裁判@バウ◇その6

2009-02-15 23:24:48 | Weblog
ああ…今日が、バウホール公演の千秋楽です。
比較的公演のはじめの方に観たはずなのに、のらりくらりレポが、終わらない~。
もう、レポだって思わない方がいいね。これは、多分、覚え書きなんだと思う。
青年館公演が始まるまでには、書き終わることでしょう。

でも、CSだって、まだ舞台レポを放送してないよね?
私だけじゃないも~ん!
(そういう問題じゃないだろう?)


ダンスのお話をしたので、ショー部分のお話をしておきましょう。
今回は、スズキ先生の思う、ザ・宝塚を織り込んだショーだそうです。
まぁ、蘭ちゃん主演だから、それをやりたい気持ちは、よぉくわかる。
誰よりも、真っ向からそれをやりこなせる男役さんの一人だろうと思うし。

そう思って観てると、
わぁ、キタキタ!!となる要素がいろいろある。
この感じは、バウ作品には、珍しいかも?

私が、お稽古映像で、わぁ♪と思ったのは、男役さんの群舞。
ぴたっと揃っていて、尚且つ、切れ味がいい。
確かに、メンバーにダンサーも多いのでしょう。
バウで観るには、ちょっと近すぎる…とも思った。
青年館の2階から観ると、また、カッコいいんだろうな。

まずは、七帆くんの、娘役さんを引き連れて踊る、これまた素晴らしくカッコいいナンバー。
髪型は、エッジワースのままなのだけど、
衣裳は、有村先生のこだわりを感じる赤いシャツに、黒タキシード。
これを見て、やっぱり七帆くんは、この髪型がすごくお似合いだな、と思った。

こないだの「ダンシング・フォー・ユー」で、
いりすくんと二人で、場面の芯を張っておられましたが、
大劇場でも、もう、お一人でできるだけのスケールを、
七帆くんはお持ちなんじゃないかと思った。
いりすくんも、中日の映像を観る限り、多分。
次からは、短くとも、一人ずつでやってく場面を観てみたい。

この群舞の後、が、蘭ちゃん中心の場面になっていく訳ですが。
先生のリクエストによる(笑)、掛け声。まぁ、濃いこと、濃いこと!
蘭ちゃんご自身も、相当気負って、入れておられるご様子。

ここまでは、よかった!
さぁ、群舞が終わり、決まった♪というときに、いきなりはじまるのが、
蘭ちゃんのお着替えタイム。

七帆くんたちが、背中で半分隠して下さるんだけど…
いやね、普通のショーとかだと、ちょっと美味しい場面だと思うの。
脱いでくれるとかいうのは、ドキッとかするじゃない?
それが、ここまで出ずっぱりな作品だと、
もういいから、舞台袖で一息つかせてあげて…
とか、思っちゃうのは、ファンだから?

上着だけならまだしも、頭飾りまで、せっせと回りから装着されている。
自分で鏡でチェックも出来ないでしょうし…
ん?それとも、鏡係がいたりしてるんだろうか?
実は、誰かが、鏡を差し出してるのかも?私が見えてないだけで。

前に向き直ると、さっきまでシンプルだった胸元に、ひらひらフリルまでついている。
一体どういう仕組みになってるんだろう?
ベストにくっついてるのかしら?

とにかく、先生は、
蘭寿とむという材料を、隅から隅まで余すところなく、料理しつくしたかったのかな?
その気持ちで、作って下さるのはありがたいけれど、
…あのお着替えには、そこまで働かせるの!?と、思わずにはいられなかった。


さて、次回は、
スズキ先生に異議あり!!
として、ツッコミ感想に、いよいよ突入です。
ネタバレなので、ご観劇前の方は、ご注意くださいませ。

いよいよ?
…やっと、の方が正確だね(苦笑)。


つづく。