さて、大劇場へ「スーパー日帰り」して来た帰りの新幹線で、
お友達からメールをいただく。
「アプローズ」を観に遠征にいらしてたお友達が、
かなり以前ですが、このブログでご紹介したアップルパイを、召し上がりたいとのことで、
あのお店のご確認のお問い合わせでした。
ギリギリ、まだ銀座に出店してる期間ではありましたが、
観劇は、銀座で、ではないのだし、せっかくだからと、水道橋の本店にご案内することに。
それが、その翌日。
私は、この界隈にやって来たのが、物凄く久しぶりで…
以前に私が居た、崩れてしまった会社が、無くなってしまう半年前くらいまで、ここにあった…
あの日のことを思い出しつつ歩き、
そしてアップルパイ屋さんも、その隣りの素敵なパン屋さんも、
そのまま変わりなくあったことが、懐かしく嬉しかったのです。
で、皆さんとお昼ご飯をご一緒して…
気付いたら、私は、当日券を買い求めていた。
もともと、できたら2回観たいとは、思っていた。
しかし、あわよくば…と思っていたチケットが手に入らなかった時点で、
まぁ1回でもいいか…と諦めてもいたのです。
公演期間は短く、私のスケジュールも結構タイトだったし…。
当日券があるのか無いのかを、確認する余力もあまりなかったし……。
そんなわけで、観たいとは思ってても、
何せ、そのつもりで行動してきていないから、
前日の遠征で、集中力やらなんやらを使い果たしている。
朝から、目が見えないなぁと思ったので、眼鏡をかけっ放しででかけてもいました。
お友達とお喋りしてる間は、テンションが上がっていて忘れていたけれど、
眠いぞ……大丈夫なのか?私??(苦笑)
グローブ座は、とてもお洒落なつくりの劇場です。
ちょっとオペラ座風?…木造風内装の円形劇場。
私は未だ、アリーナ席に座ったことがありませんが、
このアリーナ席をぐるっと取り囲むテラス席。
3階ともなると、観にくくでびっくりした。
一体、どうしてこんなふうに作ったのだ?
座席とは、何のために設置するのか、よく思い出して設計したまえ!と、
デザインした人の胸倉を掴みたくなる、そんな座席でした(笑)。
で、その座席についた途端に意識が遠のく私。
う…ここまでダメだとは、一体どうしたものか。
まず、チケット代金の金額を思い出した。
この、客をなめてるとしか思えない座席のつくりであっても、
料金は、宝塚大劇場のS券の値段を少し超えている。
頑張れ、私!チケ代…チケ代…チケ代……
多少意識を取り戻し、
後ろにも横にも、他に座っている人がいないのをよいことに、
多少伸び上がり、背中を背もたれから離し、
なんとか覚醒して、観劇がはじまりました。
だけども…最大の問題は、
出演者の皆さんの歌が上手い、ということでした。
台詞を聴いている時に、払う注意力が途絶えた瞬間に、
美しい歌声が私を別世界にいざなうのです。
あー………さ…さらばだ……!(沈)
歌は、諦めがつくとして、
ストーリーについていけないのでは、あんまりに切ない。
何と言っても、代金は大劇場の……
それは、もういいか。
とにかく初見だし、
いいところだけ起きてればいいという、前日の楽園王子2回め観劇時のような開き直りは、できない。
別に、楽園王子で寝たワケじゃないですよ?
流しで、ほけーっと観てた場面があった…というだけで……
あそこで頑張ったおかげで、「アプローズ」では余計に持久力の低下が……?(苦笑)
とにかく、どうにかせねばと思った。
何かを口に入れねば……
眠い時には、カリカリしたものがよいのです。
カリカリしたもの……あ、さっきお土産にいただいたおやつが……
ホントは、客席飲食禁止なのですが、
隣りもスカーンと空いているのをよいことに、
拍手などに紛れておやつを開封し…少しずつ口に含み、
なんとか、これ以降は意識を飛ばすことなく、観劇できたのです。
カリカリしたおやつは、噛むとうるさいので、注意が必要です。
噛まずにゆっくりとお口に滞在させるだけでも、ガムより効果絶大なのです…
って、一体何のレクチャーだろうか。
とにかく、おやつを下さった某さん、
実は、こんなふうにお世話になってました。
本当に有難うございました!(大感謝)
なんとか、はじめの方の歌以外は、
一通り観劇することができたのですが、
何しろ、凝視しきれるだけの集中力がなかったため、
観劇を薦めて下さった方の「初見はざっと全体を観ればよい」のお言葉通りの、全体把握で終わりました。
とにかく、2回めの観劇は、
日々睡眠を積み重ね、なんとか、いいコンディションで観劇せねばならない!
と、毎日頑張り、臨んだのでした(笑)。
やっぱり、3階テラス席なんだけど、
今度はセンターに近い場所。
それでもやっぱり基本的に観にくくて、
終演後は、首に針金が入ったみたいな感覚になっていましたが、
でも、ガッツリ集中して観劇することができました。
ああ、よかった。
戯曲についても、演出についても、
美波里さんや、かしちゃんたちのお芝居についてもいろいろ考えたりもしましたが、
今日は、もう書ける量が中途半端だから、舞台装置の話にしようっと。
私が手放しに、一番お気に入りだったのは、舞台装置だったし。
……えっそこ…?(苦笑)
私の場合、舞台装置に感動することは、案外よくあることだし、
楽園王子のアニメーションスタジオの装置物も、大変に気にいって、
オペラグラスで細部を見たりしていた…
(そんなことをしてるから、みんなを見切れないんだよなぁ…)
「アプローズ」の舞台装置は、場面転換をスムーズにさせるために、
回転カプセルみたいになっていました。
リカちゃんハウスみたい…と言った方が的確かなぁ。
2部屋タイプのリカちゃんハウスの下にキャスターがついている。
使う方の部屋の後ろの部屋では、次の場面の部屋を用意していて、
場面転換となると、今使ってた部屋の観音開きに開かれた壁を、
真ん中合わせに閉じて、リカちゃんハウスを、ぐるっと回転させる。
そして、後ろになってたお部屋の壁を観音開きに開くと、
次の場面のお部屋になる。
また、後ろでは次の場面が用意される…という仕組みなのです。
或いは、閉じたままの壁を活かした場面もあったり。
この転換の様子は、
むしろ観にくくて死にそうな、舞台に向かってほぼ垂直な位置のテラス席の方が、堪能できました。
上から、そして斜めから眺めると、
準備してる片鱗が僅かに見える部分があったりするもんだから。
どの席にも、その席なりの楽しみ、というものはあるものですな。
つづく。
お友達からメールをいただく。
「アプローズ」を観に遠征にいらしてたお友達が、
かなり以前ですが、このブログでご紹介したアップルパイを、召し上がりたいとのことで、
あのお店のご確認のお問い合わせでした。
ギリギリ、まだ銀座に出店してる期間ではありましたが、
観劇は、銀座で、ではないのだし、せっかくだからと、水道橋の本店にご案内することに。
それが、その翌日。
私は、この界隈にやって来たのが、物凄く久しぶりで…
以前に私が居た、崩れてしまった会社が、無くなってしまう半年前くらいまで、ここにあった…
あの日のことを思い出しつつ歩き、
そしてアップルパイ屋さんも、その隣りの素敵なパン屋さんも、
そのまま変わりなくあったことが、懐かしく嬉しかったのです。
で、皆さんとお昼ご飯をご一緒して…
気付いたら、私は、当日券を買い求めていた。
もともと、できたら2回観たいとは、思っていた。
しかし、あわよくば…と思っていたチケットが手に入らなかった時点で、
まぁ1回でもいいか…と諦めてもいたのです。
公演期間は短く、私のスケジュールも結構タイトだったし…。
当日券があるのか無いのかを、確認する余力もあまりなかったし……。
そんなわけで、観たいとは思ってても、
何せ、そのつもりで行動してきていないから、
前日の遠征で、集中力やらなんやらを使い果たしている。
朝から、目が見えないなぁと思ったので、眼鏡をかけっ放しででかけてもいました。
お友達とお喋りしてる間は、テンションが上がっていて忘れていたけれど、
眠いぞ……大丈夫なのか?私??(苦笑)
グローブ座は、とてもお洒落なつくりの劇場です。
ちょっとオペラ座風?…木造風内装の円形劇場。
私は未だ、アリーナ席に座ったことがありませんが、
このアリーナ席をぐるっと取り囲むテラス席。
3階ともなると、観にくくでびっくりした。
一体、どうしてこんなふうに作ったのだ?
座席とは、何のために設置するのか、よく思い出して設計したまえ!と、
デザインした人の胸倉を掴みたくなる、そんな座席でした(笑)。
で、その座席についた途端に意識が遠のく私。
う…ここまでダメだとは、一体どうしたものか。
まず、チケット代金の金額を思い出した。
この、客をなめてるとしか思えない座席のつくりであっても、
料金は、宝塚大劇場のS券の値段を少し超えている。
頑張れ、私!チケ代…チケ代…チケ代……
多少意識を取り戻し、
後ろにも横にも、他に座っている人がいないのをよいことに、
多少伸び上がり、背中を背もたれから離し、
なんとか覚醒して、観劇がはじまりました。
だけども…最大の問題は、
出演者の皆さんの歌が上手い、ということでした。
台詞を聴いている時に、払う注意力が途絶えた瞬間に、
美しい歌声が私を別世界にいざなうのです。
あー………さ…さらばだ……!(沈)
歌は、諦めがつくとして、
ストーリーについていけないのでは、あんまりに切ない。
何と言っても、代金は大劇場の……
それは、もういいか。
とにかく初見だし、
いいところだけ起きてればいいという、前日の楽園王子2回め観劇時のような開き直りは、できない。
別に、楽園王子で寝たワケじゃないですよ?
流しで、ほけーっと観てた場面があった…というだけで……
あそこで頑張ったおかげで、「アプローズ」では余計に持久力の低下が……?(苦笑)
とにかく、どうにかせねばと思った。
何かを口に入れねば……
眠い時には、カリカリしたものがよいのです。
カリカリしたもの……あ、さっきお土産にいただいたおやつが……
ホントは、客席飲食禁止なのですが、
隣りもスカーンと空いているのをよいことに、
拍手などに紛れておやつを開封し…少しずつ口に含み、
なんとか、これ以降は意識を飛ばすことなく、観劇できたのです。
カリカリしたおやつは、噛むとうるさいので、注意が必要です。
噛まずにゆっくりとお口に滞在させるだけでも、ガムより効果絶大なのです…
って、一体何のレクチャーだろうか。
とにかく、おやつを下さった某さん、
実は、こんなふうにお世話になってました。
本当に有難うございました!(大感謝)
なんとか、はじめの方の歌以外は、
一通り観劇することができたのですが、
何しろ、凝視しきれるだけの集中力がなかったため、
観劇を薦めて下さった方の「初見はざっと全体を観ればよい」のお言葉通りの、全体把握で終わりました。
とにかく、2回めの観劇は、
日々睡眠を積み重ね、なんとか、いいコンディションで観劇せねばならない!
と、毎日頑張り、臨んだのでした(笑)。
やっぱり、3階テラス席なんだけど、
今度はセンターに近い場所。
それでもやっぱり基本的に観にくくて、
終演後は、首に針金が入ったみたいな感覚になっていましたが、
でも、ガッツリ集中して観劇することができました。
ああ、よかった。
戯曲についても、演出についても、
美波里さんや、かしちゃんたちのお芝居についてもいろいろ考えたりもしましたが、
今日は、もう書ける量が中途半端だから、舞台装置の話にしようっと。
私が手放しに、一番お気に入りだったのは、舞台装置だったし。
……えっそこ…?(苦笑)
私の場合、舞台装置に感動することは、案外よくあることだし、
楽園王子のアニメーションスタジオの装置物も、大変に気にいって、
オペラグラスで細部を見たりしていた…
(そんなことをしてるから、みんなを見切れないんだよなぁ…)
「アプローズ」の舞台装置は、場面転換をスムーズにさせるために、
回転カプセルみたいになっていました。
リカちゃんハウスみたい…と言った方が的確かなぁ。
2部屋タイプのリカちゃんハウスの下にキャスターがついている。
使う方の部屋の後ろの部屋では、次の場面の部屋を用意していて、
場面転換となると、今使ってた部屋の観音開きに開かれた壁を、
真ん中合わせに閉じて、リカちゃんハウスを、ぐるっと回転させる。
そして、後ろになってたお部屋の壁を観音開きに開くと、
次の場面のお部屋になる。
また、後ろでは次の場面が用意される…という仕組みなのです。
或いは、閉じたままの壁を活かした場面もあったり。
この転換の様子は、
むしろ観にくくて死にそうな、舞台に向かってほぼ垂直な位置のテラス席の方が、堪能できました。
上から、そして斜めから眺めると、
準備してる片鱗が僅かに見える部分があったりするもんだから。
どの席にも、その席なりの楽しみ、というものはあるものですな。
つづく。