この、「モンテ・クリスト館」には、主に2つの建物がある。
1つが母屋で、こちらが、展示スペースになっていました。
肖像画や、原稿、そして、挿絵に使われた銅版画。
私が最初に読んだ「三銃士」にも、沢山の銅版画の挿絵が入っていて、
これが、作品の雰囲気を盛り上げて、
大変に効果的だったのですが、
どうも、その銅版画とここに展示されている、
初版の銅版画とは違うような気がする。
私は展示を見ながら、大変にワクワクした。
この挿絵が入った本とか、ポストカードがあったら、欲しい!!
「三銃士」は、当時の大衆娯楽小説だったので、
挿絵もたっぷり入れてあったのでしょうね。
デュマ自身、1行いくら、で書いたために、
アトスの従者のグリモーは、最小限しか喋らないという設定にした…という話は書いたっけ?
流行作家の極みだと思いますが、
また、このグリモーが、とてつもなくいい味わいを出しているので、
手抜き~だなんて、安易に言えない。
ここがまた、私のこの作品の好きな点です。
今時の単行本でいう、
ページを増やすために、活字を微妙に大きくし、
文字の間も微妙に広くし、
1ページの上から2/3くらいしか埋まってない感じがする…ああいう手法と同じようなものだろうか。
今となっては、銅版画以外の展示を、ほとんど覚えていないんだけども、
とにかく私は、デュマのお家に居られるというだけで、
幸せで幸せでたまりませんでした。
Pちゃんが、ダ・ヴィンチ先生のお家などなどでお幸せそうだったのと、同じようなものだったでしょうね。
展示を観終わったら、再び、お庭に出る。
まず、この本館を外から見れば(写真)、
外壁面には、芸術家の顔のレリーフがいっぱいついています。
私には、どれが誰の顔なのか、さっぱりわからなかった(苦笑)。
綺麗な建物ではありますが、
建築へのセンスあるこだわり、などがあるワケではなく、
感覚としては、カードケースに好きなアイドルの写真を入れて下敷にしたり(古い?)、
ストラップを好きなスターのグッズにする、とか、
そういう気持ちに近いんじゃないかと思う。
金があるから、それを、お屋敷に刻みこんじゃう…みたいな?
もっとすごいのが、別館で、
こちらは内部は非公開ですが、見た目こじんまりとした、小さい2階建ての建物です。
が……壁には、一面、自分の作品の登場人物の名前が彫られている……!
そんな作家って、他に居るの?(笑)
ファンにしてみたら、なかなか楽しい建物で、
お気に入りのキャラの名前を見つけては、盛り上がれる…。
ディズニーランドの「隠れミッキー捜し」の気分か?
だけど、ここは、アトラクションではありません。
ここが、「アレクサンドル・デュマランド」ならば、わかるけど、
本人が自ら、これをやっちゃったと思うと…
一流の文学者というより、かなり俗っぽい…
でも、流行作家というには、何か突き抜けちゃっている……
その突き抜けっぷりは、芸術家らしくもある、そんな人となりを想像させてくれる、センスでした。
1つが母屋で、こちらが、展示スペースになっていました。
肖像画や、原稿、そして、挿絵に使われた銅版画。
私が最初に読んだ「三銃士」にも、沢山の銅版画の挿絵が入っていて、
これが、作品の雰囲気を盛り上げて、
大変に効果的だったのですが、
どうも、その銅版画とここに展示されている、
初版の銅版画とは違うような気がする。
私は展示を見ながら、大変にワクワクした。
この挿絵が入った本とか、ポストカードがあったら、欲しい!!
「三銃士」は、当時の大衆娯楽小説だったので、
挿絵もたっぷり入れてあったのでしょうね。
デュマ自身、1行いくら、で書いたために、
アトスの従者のグリモーは、最小限しか喋らないという設定にした…という話は書いたっけ?
流行作家の極みだと思いますが、
また、このグリモーが、とてつもなくいい味わいを出しているので、
手抜き~だなんて、安易に言えない。
ここがまた、私のこの作品の好きな点です。
今時の単行本でいう、
ページを増やすために、活字を微妙に大きくし、
文字の間も微妙に広くし、
1ページの上から2/3くらいしか埋まってない感じがする…ああいう手法と同じようなものだろうか。
今となっては、銅版画以外の展示を、ほとんど覚えていないんだけども、
とにかく私は、デュマのお家に居られるというだけで、
幸せで幸せでたまりませんでした。
Pちゃんが、ダ・ヴィンチ先生のお家などなどでお幸せそうだったのと、同じようなものだったでしょうね。
展示を観終わったら、再び、お庭に出る。
まず、この本館を外から見れば(写真)、
外壁面には、芸術家の顔のレリーフがいっぱいついています。
私には、どれが誰の顔なのか、さっぱりわからなかった(苦笑)。
綺麗な建物ではありますが、
建築へのセンスあるこだわり、などがあるワケではなく、
感覚としては、カードケースに好きなアイドルの写真を入れて下敷にしたり(古い?)、
ストラップを好きなスターのグッズにする、とか、
そういう気持ちに近いんじゃないかと思う。
金があるから、それを、お屋敷に刻みこんじゃう…みたいな?
もっとすごいのが、別館で、
こちらは内部は非公開ですが、見た目こじんまりとした、小さい2階建ての建物です。
が……壁には、一面、自分の作品の登場人物の名前が彫られている……!
そんな作家って、他に居るの?(笑)
ファンにしてみたら、なかなか楽しい建物で、
お気に入りのキャラの名前を見つけては、盛り上がれる…。
ディズニーランドの「隠れミッキー捜し」の気分か?
だけど、ここは、アトラクションではありません。
ここが、「アレクサンドル・デュマランド」ならば、わかるけど、
本人が自ら、これをやっちゃったと思うと…
一流の文学者というより、かなり俗っぽい…
でも、流行作家というには、何か突き抜けちゃっている……
その突き抜けっぷりは、芸術家らしくもある、そんな人となりを想像させてくれる、センスでした。