この作品は、ヤスの目線を通して、銀ちゃんを描いている。
銀ちゃんの真意や、想いというのは、あんまり本人が吐露しない。
銀ちゃん自身は、ストレートな表現が苦手な、シャイな人だし、
周囲に自分のストレスを吸収してもらってるような人で、
「実は…」の銀ちゃんのシリアスな本音は、ほんの要所要所にしか、登場しない。
この辺りのメリハリは、非常に苦労された部分かと思いますが、
ゆーひさんご自身は、ある意味ナチュラルに、さり気なく、ココを演じておられる。
ヤスが命を掛けたいと思うような魅力のある、銀ちゃんだった。
うわぁ、キレイだなあと思ったのが、
銀ちゃんがヤスを抱き締める場面。
銀ちゃんは、物凄くウルサい柄(笑)合わせのお衣裳で、
…なのですが、立ち尽くすように立って、ギュッと抱き締める姿が、
その想いを、全身に漲らせておられるからでしょうか。
面白い場面、可愛い場面などいろいろあったけど、
私のゆーひさんベストショットは、あそこでした。
今回、すごかったのが、ヤス役のみつるくんで、
気がついたら、私は、完全にヤスに感情移入をして、観ていた。
ヤスの動きに、作り事がない。
真っ直ぐに、銀ちゃんをみつめ、銀ちゃん目掛けて生きていく。
ヤスの不器用な部分、暖かい部分、
その中にある、男前な部分。
これまた、小夏ちゃんが、
段々、ヤスとの生活に安らぎを抱き、幸せを夢見る気持ちが、
本当に、自然に納得ができるのです。
「映画に命を掛けてる」という言葉が、リアルだし、
「俺にとっての銀ちゃん」が、そこにある男としてのロマンみたいな気持ちが、
ひしひしと伝わってくる……。
みつるくんが、
どれだけ、いろんなことを考え、感じて、また考えて、
それをコツコツ積み重ねたか。
そのひたむきさまでもが、ヤスをより深めてくれたんだろうという想像ができました。
幕間に、まず、私は、
「ちょっと、ヤス、いいっ!たまんない~」
って言ったよね、THちゃん?(笑)
それで、
話を知らないせいもあるけど、これまた大変油断していた私は、
2幕で、思わず、ぽろぽろと泣き……
階段落ちでは、泣かなかったんだけど、
むしろ、荒れて暴れる場面が、もう、耐えられなかった……。
演じてる、作ってるっていう隙間が全く無かった。
だけど、みつるくんの中では、多分ちゃんと、冷静に外から見てる自分もいるんでしょうね。
見失ってしまってる、無茶苦茶な芝居じゃないの。
あの後の場面も、本当によかったよね。
あんなヤスで、ゆーひさんは、かなり演りやすい部分はあったんじゃないだろうか。
お芝居が、楽しかったんじゃないかなぁ…とも想像します。
みつるくんは、
多分、歌に課題がまだまだいっぱいある方だろうと思う。
今回は、音をとれてない箇所もあったように感じた。
歌としたら、課題なのかもしれないけど、
芝居歌としたら、あれでよかったと思う。
だって、あんなに伝わる歌は、なかなか歌えないよ。
はちゃめちゃになっちゃってる部分を、音をとることに集中したら、
あの感じは出ないんだよね。
久しぶりに、そういう「歌」を聴いたなぁと思った。
譜面を忘れて、聴ける歌でした。
つづく。
銀ちゃんの真意や、想いというのは、あんまり本人が吐露しない。
銀ちゃん自身は、ストレートな表現が苦手な、シャイな人だし、
周囲に自分のストレスを吸収してもらってるような人で、
「実は…」の銀ちゃんのシリアスな本音は、ほんの要所要所にしか、登場しない。
この辺りのメリハリは、非常に苦労された部分かと思いますが、
ゆーひさんご自身は、ある意味ナチュラルに、さり気なく、ココを演じておられる。
ヤスが命を掛けたいと思うような魅力のある、銀ちゃんだった。
うわぁ、キレイだなあと思ったのが、
銀ちゃんがヤスを抱き締める場面。
銀ちゃんは、物凄くウルサい柄(笑)合わせのお衣裳で、
…なのですが、立ち尽くすように立って、ギュッと抱き締める姿が、
その想いを、全身に漲らせておられるからでしょうか。
面白い場面、可愛い場面などいろいろあったけど、
私のゆーひさんベストショットは、あそこでした。
今回、すごかったのが、ヤス役のみつるくんで、
気がついたら、私は、完全にヤスに感情移入をして、観ていた。
ヤスの動きに、作り事がない。
真っ直ぐに、銀ちゃんをみつめ、銀ちゃん目掛けて生きていく。
ヤスの不器用な部分、暖かい部分、
その中にある、男前な部分。
これまた、小夏ちゃんが、
段々、ヤスとの生活に安らぎを抱き、幸せを夢見る気持ちが、
本当に、自然に納得ができるのです。
「映画に命を掛けてる」という言葉が、リアルだし、
「俺にとっての銀ちゃん」が、そこにある男としてのロマンみたいな気持ちが、
ひしひしと伝わってくる……。
みつるくんが、
どれだけ、いろんなことを考え、感じて、また考えて、
それをコツコツ積み重ねたか。
そのひたむきさまでもが、ヤスをより深めてくれたんだろうという想像ができました。
幕間に、まず、私は、
「ちょっと、ヤス、いいっ!たまんない~」
って言ったよね、THちゃん?(笑)
それで、
話を知らないせいもあるけど、これまた大変油断していた私は、
2幕で、思わず、ぽろぽろと泣き……
階段落ちでは、泣かなかったんだけど、
むしろ、荒れて暴れる場面が、もう、耐えられなかった……。
演じてる、作ってるっていう隙間が全く無かった。
だけど、みつるくんの中では、多分ちゃんと、冷静に外から見てる自分もいるんでしょうね。
見失ってしまってる、無茶苦茶な芝居じゃないの。
あの後の場面も、本当によかったよね。
あんなヤスで、ゆーひさんは、かなり演りやすい部分はあったんじゃないだろうか。
お芝居が、楽しかったんじゃないかなぁ…とも想像します。
みつるくんは、
多分、歌に課題がまだまだいっぱいある方だろうと思う。
今回は、音をとれてない箇所もあったように感じた。
歌としたら、課題なのかもしれないけど、
芝居歌としたら、あれでよかったと思う。
だって、あんなに伝わる歌は、なかなか歌えないよ。
はちゃめちゃになっちゃってる部分を、音をとることに集中したら、
あの感じは出ないんだよね。
久しぶりに、そういう「歌」を聴いたなぁと思った。
譜面を忘れて、聴ける歌でした。
つづく。