はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

神々…感想書き散らし

2017-08-24 08:35:46 | Weblog


思わず観劇を増やし、遠征を終えて帰って参りましたが、
帰って来てからも、お芝居の台詞を反芻したり、お衣装やら仕草やら表情やらを脳内再生しては、心を満たしております。

先生は、まぁくんのサヨナラ公演に際し、
いろんな要素を沢山詰め込んで下さっています。

猟銃を使うかと思えば、拳銃も使い、
軍服も何種類か着せて、
コートも寒冷地仕様とトレンチと。
タバコを吸う、ライターを探す。
軍服肩に掛けてのサスペンダー!

ダンスシーンも繰り返し…
秀逸なダンス、そしてお遊び、踊れないオリガちゃんと踊っているのも楽しそうで、そして優しくて。

いろんな顔…
オリガちゃんやアレクセイ殿下への態度。包容力。
酒場で、黙ってオリガちゃんの剣幕を見守っているお芝居も私は好物。
イリナとの距離感…

背筋の伸びた、互いへの尊敬が愛情の中心にあり、
そこを最大に大切にして揺るぎない、二人の想い合いが堪らなく、好き。
そこから溢れ出る感情もまた、何かを押し流してしまうことはなく…
大人の恋愛劇。

大人の恋愛劇…
私は、心底そういうお芝居を観たかったので、
正直この作品が発表になり、ドミトリーの年齢設定をポスター映像から感じた時に、
とっても残念な気持ちになっていました。
それをこんな形で裏切ってくれるとは…!

行間が沢山あるお芝居でもあるので、
これから、どんな風に深まっていくのか…見逃せません。
(というほど、遠征もできませんけど。。。)


あいくんの怪演。
初めて宙組を観た方は、あの人が2枚目スターだなんて絶対に思えないでしょう。
全てをかなぐり捨て、全身全霊を掛けて演じ切っている姿に感動。
確かにラスプーチンが不気味で、底知れぬスケールを出せれば出せるほど、物語は翻弄され、目に見えない力に支配される。

ラスプーチンには計り知れないパワーがあって、
それは、何かの象徴でもあるのでしょうし、
そこを考え始めると、また深くなって行く。

彼は何を見て、何を読み取っているのか?
彼が支配するのは何なのか?
何が正しくて、何が間違っているのか?

また、ラスプーチンとの絡みが、ドミトリーのお芝居を深く複雑にしてくれ、
立ち回りがまた、すごい迫力で。
この立ち回りの終わりのラスプーチンの姿が、凄い。
階段に敷いてある毛氈を表す布が、滑ってしまうのでは?とちょいとドキドキするのですが、
そんなことすら御構いなしにも見える…脱帽だし圧倒されずにはいられない。


アリサちゃんが、本当によかったなぁと思います。
最近、もっと与えるべきでは?という役付きが続いていたので、
最後にいい役で、本当に嬉しい。

もう少し、こんなふうに活躍するアリサちゃんを観たかったなぁとも思います。
ここまで、でなくても。

今回思うのは、
娘役さんに活躍させると、美味しいことになる男役さんも増えるということで、
あきちゃんがこんなふうに、大劇場公演で甘い感じになるのも初めてでしょうし、
有難いことですね。

たくさんのキャストに、それぞれ美味しいところを与えるのは、
非常に大変なことだろうと思いますが、
今回は、たとえ一言でも台詞をもらっている人が多めで、
観ていてそこも嬉しいところです。
なかなかどの台詞を誰が喋っているかまで、把握しきれないではいますが、
ああ、この人がマイクつけて台詞を…!と感動したりしております。


フェリックスを観ていると…
ど〜ぉしても、パレス・メイヂの宮さまを思い出してならないというか、
最早、宮に見えてならない…口髭が見えてきそうだ。
特に最終巻が出たところだからでしょうね。
最終巻の宮さま。

いいんです、これは誰の共感も得ないであろう、私の極々個人的な感覚です。
私は、パレス・メイヂを宝塚で上演してほしいと思っていて、
あーさに御園をやって欲しい訳ですが、
だいちゃんが居たら、だいちゃんに宮を…でしたが、
こんなところにも、宮役者が居たか!

多分、フェリックスが宮に見えてきたきっかけは、
オリガちゃんのお衣装が軍服にスカートという出で立ちで、
彰子さまを連想したところからなのです。
最終話の彰子さまのお姿がそんななのが、私はあまり好きではないのですが、
まどかちゃんを観ていたら、あれが現実ならありかもしれない…と思ったのです。

そんなことを考えていたら、フェリックスが宮に見えてきたわけです。
まぁくんが、御園、ならば…。
まぁくんがやるには、主人公が子ども過ぎるかなと思っていたのですが、妄想だけならありかもしれません。
さすがに、まどかちゃんが彰子さまでは、バランスが悪いですから、
となれば今であればうらりんが彰子さまか。
…妄想では、あり、かなぁ。


話が大幅に逸れました(笑)。
誰それを思い出すといえば、
せーこちゃんは、TOP HATを思い出しますね。
台詞のニュアンスが被っていて。
たまたまなのかな?
ワザとなのかな?




おめでとうございます!

2017-08-18 23:42:31 | Weblog
今日は、宙組さん…まぁくんのラスト大劇場公演の初日でした。
初日おめでとうございました!

そして、今日は、マヤちゃんといとゆくんのお誕生日…
ということは、コンサートの時にいとゆくんがおっしゃってましたね。

その時に、あっそうか、マヤちゃんは私と誕生日が一緒だったのだ…
と思い出されたのでした。

マヤちゃん
いとゆくん
お誕生日おめでとうございます。

そして、はっぴばーすでぃ とぅ みぃ!(笑)

これが、同じ初日でも、
サヨナラ公演の初日じゃなかったらいいのに…
と何度思ったことか!

まぁ、しかし、そんなこと思っていても仕方がないので、
とにかく誕生日だし…と自分に理由をつけて、初日を観劇することにしたのであります。

今日はいろんな買い物をしなくてはならなくて大変でした。
まぁくんの卒業記念監修グッズのうさぎさんやら、パレス・メイヂの最終巻やら、宙組本やら…
自分に誕生日プレゼントと思い、荷物を抱えて観劇して来ました。


お友だちの皆さんの感想は今ひとつふるわないご様子でした。
その理由を聞いて、私自身は全く共感できませんでした。
それは、
私が変わり者なのか?
私がわかっちょらん人なのか?
私にセンスがないのか?
…ということなのかもしれません。

なので、私の感想を読んで気分を害される方もおられるかもしれませんけど、
多数意見ではないようでもあるので、
私と意見が合わない方は、
あっそ!
という程度で、流していただけたら。


お芝居は、まず一言で感想を言えば、
染み入る(沁み入る)なぁ…
という感じ。
観劇後も、ずっと、じぃんとしておりました。
ドミトリーとイリナの在り方とかやり取りとかが

好きっ

いい塩梅というか、
すれ違ってしまうようで、ギリギリ触れるというか、
でも心が露わになってしまうところは、案外素直であったり…
いちいち、いちいち、好みなんだなぁ。

複雑な距離感。
でも拒絶は出来ない。
イリナの強さ、気高さ。
うらりんのああいうお芝居、私は本当に好き。
初日でこのレベルなんて、これからどんどん惹きつけられずにいられないだろうなぁ。

踏み込みたくても踏み込めない。
彼女の言葉や態度に、自分を抑える姿、
でも抑えていられなくなる瞬間。
繊細に、そして情熱の炎の色が…そう、色が違っているというのか、違ってくるというのか、
そういうまぁくんのお芝居が、たまらなく好き。

正直、年齢設定を聞いて、
ああ、もっと大人な男性のお芝居が観たかったのに…
と思っていたのが、
蓋を開けてみたら、大人のお芝居で、私は本当に幸せなのです。

オリガのまどかちゃんが、またとても可愛くて、目を離せない女の子で…
うーん、ドミトリーはオリガを大切にしているし、愛はあるんだよなぁ…恋が無いだけで。

はっきり言えば、この両手に花、状態なだけで、私は嬉しくてたまりません。
素敵な姫たちは、王子の魅力を引き上げてくれる!
…能天気な言い方をすれば。

この人もあの人もこんなご活躍を…
なんて部分も、お気に入りです。

あいちゃんのラスプーチン…
体当たりで不気味に不可思議で、よくここまで作り上げて来たなぁと感心しました。
ここから、掘り下がっていって、底がもっともっと深くなっていくのではないかと期待してます。


つづく。