はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

カサブランカ考☆2

2009-11-30 23:49:35 | Weblog
この脚本のすごい点は、
野乃すみ花さんが、抜群な演技力の持ち主だということを前提に、書かれてる点だと思う。
そんな気じゃないとしたら、たまたま先生は、ラッキーだったということだ。

すみ花ちゃんの何がすごいって、
あのイルザがヤな女に見えないってことでしょう。
一歩…いや、半歩でも間違えたら、
魔性の女イルザに振り回された、カリスマ男たち、とか、
カリスマ男たちから、愛を吸い上げる女イルザ、
みたいな、えげつない舞台になりかねない…

可哀想な男たちって後味にならないのは、
ひとえに、すみ花イルザさんのおかげでございます。

ヒロインって、大事よね。
殊、二人の男をちゃんと愛するヒロインを、説得力を持って演ずるのは難しい。
…難しいって、夏に思ったばかりなので、まさに、感涙。

物語の終わりに、思わず落涙したことは書きましたが、
あそこで、3人について、相当平等に想いを馳せられたのは、
すみ花ちゃんが、ちゃんと2人に対して、全力で愛していて、
2人もイルザの為に、イルザだけではなく、相手の男に対して敬意を表し、そして思いやる…
その関係性が、演じこまれていて、ガッツリと成立しているんで、泣けたんだと思う。

だからって、3人で仲良しこよしなんて未来もないだろうし、
戦争に脅かれたり、平和に向かっての働きかけを思ったりしていなかったら…
こんなにも、美しい幕切れにはなりえなくて、果たしてどんな泥沼になってしまうか…?

うーん、でもラズロは身を引きそうだなぁ。
蘭ちゃんのラズロは、そういう人かな。
映画のラズロは、どういう人かは、わからないんだけど。


イルザが素晴らしかったので、
イルザの心理をいろいろ考えてみた。
私は、乙女じゃないから、あんまり当たってないかもしれないんだけど。

私のイルザ説は、
まず、イルザはカリスマを持つ男に惹かれる。
更に、自分がそのカリスマのパワーの源で居たい。
今、私が彼を見放してしまったら…!一つの星が絶えてしまう…
というシチュエーションには、大変に弱いのが、イルザさんです。

ラズロが死にそうで、リックは逃げ延びられそうならば、
そりゃ、イルザさんはラズロの元に駆けつけずにはいられませんし?
ラズロは仲間に支えられ、力強く目的に立ち向かって行かれそうだけど、
リックが酷く心傷ついて、自分を求めてるならば、
そりゃイルザさんは、リックの元に留まらずにはいられませんし?

でも、どちらもイルザにとって、大事なポイントを突いてるんだよねぇ…。
コピーロボット(@パーマン)があったら、ねぇ?イルザさん。


すみ花ちゃんが、巧いので、
自分がイルザになりたいなんて、決して思わないのが、ある意味またすごいところだろうと思うのです。
カリスマがあって、自分をこんなに愛してくれちゃう、魅力的な男たちが二人もいるなんて、
まぁ、現実の私には羨んでも羨み切れない素晴らしいシチュエーションだとは思うんですよ?

だけども…
苦しいよなぁ。
どちらにも愛されてたい気持ちを、どうにもできないのも、解るよね。
そこを、実にうまく表現しておられる。

うーん、ブラボー!!
すみ花ちゃん。


貴女ならば、どちらの男を選びますか?
イルザさんならば、傷が深い男を選ぶのだと思いますよ。

でも、本当に道を選ぶ権利を持つのがリックである、というのがミソですね。
今のゆーひさんは、そのリックのスケールに、大変によく合っておられる。
そして、リックにそのスケールを与えるのもまた、イルザであり、イルザという存在なのよねぇ。

…深いなぁ。


つづく。

処方箋

2009-11-28 23:50:58 | Weblog
昨日は、会社を抜けて、お医者さんに診てもらいました。
インフルエンザじゃないでしょうから(そりゃそうだ)と、
眠くなるお薬を処方していただいたわけですよ。

ところが。
鼻水がとまりませんんんん。
くしゃみもでますうううう。
身体もだるくなってきましたああああ。
…物凄くダメでした。

だけど、昨夜はバイトの日。
私のポリシーは、遊びで休んでも、病気では休まない、です。
来週は、そうでなくとも、健康診断やら、遠征やら…またもや遠征で、休むし…。
立っていられるならば、出勤してみよう。

大変にダメでしたが、
会社にいるときよりは、マシでした。脳細胞の活動はね。
鼻はずるずるで、ティッシュが切れたから、
店長室の箱ティッシュを何枚かくすねて、すごしました。
まぁ、何とかすごせました。

さて、今朝。
なるべく遅くまで、寝てました。
でもねー、バイトなのよ。
渋々起き出しましたが、どうやら、鼻水はピタリととまっていました。
おおお!

昨日は、イケメン風若い医師について、
ヤブだのなんだのと言ってみたが、
この復活ぶりはいかがしたことか?
時間を追うごとに、元気になるではないですか。

出勤前に、カサブランカの舞台写真は出ていないかな、と、
キャトルに寄ってみましたが、
まだ、そこには鬼やらニックやらが飾ってありました。
ちっ。

でも、今日中には、店頭に並ぶと思うのよ?
見たい見たい見たい。
私は、すぐに見たい人なのだ。

…ということは、夕方にダッシュしてくるのか?
ダッシュって…この体調で?

バイトの夕方の休憩は30分。
確かに、往復はできましょう。
しかし、往復したら、終わっちゃうような。

しかし、執念は凄かった。
走りましたよ、日比谷まで。
確かに、近いには近いけど、、、これで、出てなかったら、泣いちゃうな。

到着。
じゃーん。果たして、ちゃんと、写真は並び替えてありました。
よかった、明日また、走ってこなくてもいいのね。

でも、時間がないから、蘭ちゃんのしか見てません。
一応、全買いの人ではないから、選ぶんだけど、
つい、いつもよりも多めで(笑)。

そういえば、アリスちゃんと凪七くんの2ショットがありましたが、
あれは、アリスちゃん主体でなのか、凪七くん主体での発売なのか、少し気になったのでした。
買うわけではないんだけど…

ヒットは、イルザを抱き締めるラズロのお写真。
何とも大事に、包み込むように、愛しげに抱くのが、大好きな場面で…
いや、ニックの時もそんなだったじゃん?とつっこまれたら、反論はできないんだけど、
…でも、私は、そんな優しさが好きなんだ!!!

ともかく、風邪も吹っ飛ばす勢いで、買って参りました。満足♪
おかげで、今夜も頑張れました。
明日も、明後日も、頑張れる気分になってきた。
明日は、お写真を買いに走らなくていいんだしね!
写真をにんまり眺めて、パワーをいただいて…

なんて思ってたら、
バイトが終わる1時間くらい前になったら、頭が痛くなってきた。
薬が切れて来たのか?
疲れ?
やはり、お写真だけでは、まだ無理か(そらそーだ)。

でも、早めの通院は、有効的です。
イメージとしては、トモダチコレクションの風邪薬が頭から離れない
(飲んだ瞬間に、劇的に復活する)
のだけど、そりゃ、それはゲームだからね。無理でした。
でも、これなら上出来。

何だか、外が寒いです。
寒くて、具合が悪くなりそうだけど、走って帰ります!
…走れるならば、十分?(笑)

復活したら、カサブランカの話の続きを書きます!

近況、と。

2009-11-27 09:40:32 | Weblog
風邪が上陸です。
あーあ。

バイトをはじめてから、初めて、水際で排除出来なかった。
悪条件が、重なりすぎだったか…
バイオリズムには、逆らえなかった!

風邪をひいてる場合じゃないんですよ?
来週は、健康診断だし、来週末は、再び遠征だし…
だけど、鼻水が止まらない~(汚くてごめんなさい)

更に、さっき大変に腹が立ったのは、
電車で隣に座ったヤツ。
私の症状が酷くなると、こうなるんだろうな…という症状。
鼻をぐじゅぐしゅ、咳払いをしまくり…しんどさをアピールされてますが、

マスクをせんかっっ!

はじめは、同じ風邪だと思ったから、放置していたが、
私の症状が酷くなりそうで、思わず私がマスクをしましたよ。
(私自身は、鼻水がお休みしてる状態)
せめて、新しいティッシュをどんどん使ってくれ…

週末が恐ろしいので、病院に行ってきます。
熱を測ろうとしたら、体温計の電池がないみたい…
電子体温計の弱点を見た感じだね。
あったとしても、たいした熱でもない程度でしょう。
むしろ、微熱に風邪を退治して欲しいくらいだ。


こんな有り様ですが、
カサブランカの舞台レポは、観て参りました。
ゆーひさん、蘭ちゃん、すみ花ちゃん。
あれ?みっちゃんは??
人数が多い方が、賑やかでいいのになぁ。

今回のフィナーレのお衣裳、素敵ですね。
舞台を観ているときは、案外、じっくり衣裳を見られないもんじゃありません?
あの学年にして、あのシックな色彩のドレスを着こなすすみ花ちゃん。
お化粧も、本当にお美しく、まさしく花盛りといった感じ。

ゆーひさんにとっても、すみ花ちゃんにとっても、
一番いいタイミングで訪れた就任の機会だったんだなぁって、
ぼんやりと底の方で思いながら、眺めました。

蘭ちゃんは、まず、デュエットダンスの話をする。
これは、割にいつだってそうなんだけど、
ダンスという表現から、そこに表れるものは、
多分蘭ちゃんにとって、いろんなことがわかるんでしょうね。
デュエットダンスが素敵だ、そしてその形を愛してくことが、
蘭ちゃんの中のカップルへのイメージだったり、カップルの元で自分を盛り上げてくことを作ってくことなんでしょう。

タバコを使う、お話を振られて、のゆーひさん。
タバコを吸う役は、案外多いので、タバコを吸うと落ち着くんだ、とおっしゃる。
確かに、タバコをくゆらす間って、無言で何かが埋まって行ったりするような。
…しかし、それは、慣れたら…でしょうね?
或いは、日常的に吸う方ならば。

まゆさんは、舞台でタバコを吸われたことは?
と訊かれて、
一度も無いんです
と、首を振る、蘭ちゃん。

ゆーひさんは、舞台上で、(ラズロに)1本勧めちゃおうかな、とおっしゃったのですが…
さて、実際に勧められたら、困っちゃうだろうなぁ。
頑なに、
いや結構、と、手のひらで拒む姿が、目に浮かんじゃった(笑)。

でも、タバコを受け容れたら…
それは、二人の無言の解り合いを感じる場面にもなるんでしょうね(にやり)。

カサブランカ考☆1

2009-11-26 23:58:09 | Weblog
2回観たら、何だか、物凄く、ずーっとゆーひさんのお顔を見ていたような気分だった。
目を瞑ると、ゆーひさんのお顔の残像。
かつて、ない経験だなぁ。

そもそも、ゆーひさんの出られている公演を、2日続けて観る、ということ自体が、
いったい何年ぶりだろう?という有り様だし。
そして、作品に占める、ゆーひさんの割合が、違うのは勿論だよね。

でも、そういうものだけじゃなくて…
観劇中、私は、言うほどは、リックを観てないんじゃないかと思うの。
なにぶん、人が沢山出ている場面が、多い。
初回は、努めてリックを観ましたが、
2回目は、周りで芝居している皆さんを観察しながら、
リックの台詞を聴いている、ということもしばしばだった。

…だけど、終演後の感覚は、
ゆーひさんのお顔が焼きついてる、という感じですよ。
何故だろう。


一つには、この戯曲の在り方だろうと思う。
リックの過去を描いてある分、リックの内面が軸になっている。
リックの心が支配している、世界。

リックは、酒場の主であるけれど、
物語の主であり…
♪本当の俺は、どう生きる
って、歌ってはいるけれど、そこに揺らぐものは感じられない。

リックは、苦悩しているけれど、
観ていて、苦悩に翻弄されている感じは、しない…
って、ニュアンスは伝わるかな。

ゆーひさんご自身が、大変に肝が据わっておられることが、
非常にリックに出ている。
私は、多分、リックのどろどろとした気持ちよりも、
ゆーひさんのそういう部分を先に感じてしまうので、
出ておられない場面でも、顔を見ていない場面でも、
常に、ゆーひさんのお顔がちらついているんでしょうね。
テレビで言うところの、小さな窓画面に、ずっと流されてるイメージ。

これが、もし、もう少し…
イルザ側の場面もあるならば、ちょっと違ってくるだろうな、とも思う。
イルザには、イルザなりの事情があって…と説明するのが、
全くイルザの台詞だけでの表現でしょ?

これ…
リックの知らないイルザの顔っていうのが、解りにくいんだよなぁ。
例えば、イルザが説明してる、ラズロとの出会いは、再現シーンがある、とか、
怪我をしたラズロの元へ駆け付けるイルザのシーンがある、とか、
もっと単純に、イルザとラズロのラブシーンでもいいんだけど、
そういうシーンが入ると、
リックを揺るがしてく苦悩も解りやすくなる。
リックの、想像の…という場面でもいいよね。

役者さんの技量によっては、
確かに、そういう場面が入ると、リックの存在感やら、人間像が薄れるかもしれないんだけど、
今のゆーひさんの大きさだと、全くそんな心配がないし、
むしろ、豊かになると思うんだよなぁ。
三角関係が、より濃厚になる。

リックの男としての、もっと言っちゃうと、雄としての苦悩っていうのが、
観ている方に、はっきりする。
…ゆーひさんのファンの皆さまは、感じていることなのかもわかんないけど、
私は、そういう点、ゆーひさんに対して「素人」なんで…(笑)。


つづく。

橋弁慶からフィナーレの話へ

2009-11-25 23:33:12 | Weblog
それにしても、まさか、こんなに長い場面だとは、思ってもみなかった。
母上さまとの場面が、かなりしっかりとあって、
弁慶がなかなか出てこない。

母上さまに諭されて、泣いてるところなんて、大変に可愛らしく…
手フェチな私としては、
お顔を覆う、その仕草の、綺麗にぴんと揃った指先をものすごく凝視し、
かなり満足だったりしました。
姿勢が綺麗なので、一層映えるんだろうと思う。

そして、背中を向けて、
うすぎぬを被せられ…いよいよ弁慶の登場か。
登場か…?
………被せられてる時間も長いっ!(笑)

結局、2コマ近い時間が、この場面に与えられていました。
正直、途中で心配にもなったんですよ?
弁慶のご活躍が、本当に一瞬だったら、
せっかく弁慶なみっちゃんが…みっちゃんが弁慶なのに、そりゃ酷いだろう?

観てる時には、みっちゃんの心配だけをしてたんだけど、
後から考えれば、遠方から駆けつけた、みっちゃんのファンの皆さまも、たまんないよね。
蘭ちゃんのファンは、ご本人の意気込みに思わず駆けつけてると思うんだけど、
みっちゃんだって、毎年出られてるってことは、同じように意気込んでおられるんでしょうし、
やっぱり、ファンの皆さまもそれでいらっしゃってるんだと思う。
しっかり、弁慶をみせていただかねば!

弁慶、万を辞して登場。
見て、誰もが弁慶だっ♪とわかる出で立ち。
今、ふと思ったけど、ミシュランのあの白いモコモコちゃんって、似てるよね。

弁慶は薙刀、牛若は刀での立ち回り。
私の脳内妄想では、牛若が欄干から宙返り降りしちゃうイメージでした。
歌舞伎ならば、黒子が補助に入って、やってしまうかもしれないんだけど、
いやいや、ウチの若様にもしもの事があっては困りますので…

ていうか、その前に、
あの可愛らしい橋と、絡みを持つこと自体が、不可能でしたね(笑)。

飛び降りたりはできませんでしたが、
牛若さんは、相当に身軽でした。
音が出やすい板を敷き詰めてあって、
踏み鳴らすと音が出るわけですが、
蘭ちゃんが飛び上がっても、そんなに音はしてなかったんじゃないかと思う。

薙刀を避けては、跳ぶのですが、
あの衣裳のかさも重さも感じさせず、
しかも前傾姿勢のまま、跳ぶ。
助走なしのジャンプで、あの高さとは…。
よくよく見てると、膝の位置より高く跳んでる。
上半身に跳んでますアピールが出ないんだよねぇ…。
強い人だなぁ。

太刀筋自体は、象徴化されていて、
そこは、舞踊ですね。
弁慶が、参った、とするのは、どこか微笑ましくもあり…。
以降、弁慶が出てこないのは、少し淋しかったかも。


微笑ましい、といえば、フィナーレ。
毎年、普段化粧に紋付きに緑の袴の出演者が、
童謡に合わせて、ご挨拶がてらに舞うの慣わしですが、
今回は、フィナーレも特別バージョンでした。

専科さん、下級生チームが舞っている間に、
あれ?もしかして、長い!?
と、思いはしたけれど、宙はそれに輪をかけて楽しかった。

しょうじょうじの歌と月の砂漠の掛け合いミックス。
まず、蘭ちゃんが出てきて、そしてみっちゃんとすみ花ちゃんが出てきて、
ぽんぽこやってるところに、ゆーひさんがクールに登場、
扇まで手にして、月の砂漠~なんて舞われるのを、
他のメンバーは、ひそひそひそひそ…(笑)

すみ花ちゃんは、途中で、ゆーひさんに加わったりしますが、
蘭ちゃんとみっちゃんは、タヌキに引き戻しにかかります。
このやり取りが、本当に可愛いのなんのって!

蘭ちゃんは、出てきた瞬間から、顔つきが違っていました。
ファンならば、可愛いぃ~っと、デレデレでしたでしょ(笑)。
メンバー全員に、芝居心が豊かにあるのが、この演出のポイントでしょうね。
みんな、活き活きやってるのが、本当に可愛かったし、笑いました。

続いての星組、れおんくん、涼氏、ねねちゃんが、
傘を使っての、真面目な…って言うと語弊があるけど、
クール気味な仕上がりだったのを観て、
志向の違いとは言え、可愛い方向性だったのは、嬉しかったな、と思った。

あまりに大興奮だったために、
その前に観た牛若さんたちが、吹っ飛んでしまいそうでした(笑)。
いやぁ、堪能、堪能。
このフィナーレこそ、舞踊会の醍醐味だとおっしゃっていたお友だちも、
大変にお幸せそうでしたし、
今回は、確かに、フィナーレのためだけに行ったとしても、
満たされちゃうような長さでもありました。


しかし、ニュース映像では、
このフィナーレの様子は、全くに近いほど、放送されませんでした。
何だか、涼しい顔して、すかされた気分。
或いは、出し惜しみ?(笑)

再び拝めるのは、お正月でしょうか。
ご覧になれなかった皆様、是非CSの放送を、しっかり最後まで、
たっぷりとお楽しみにされてて下さいませ。

あっきーくんのお誕生日

2009-11-24 21:57:40 | Weblog
今日は、澄輝くんのお誕生日だそうです。
はっぴばーすでぃ♪

最近、ちょっと気になる方、です。
スカイフェアリーズの時から、気にはかかっていたのですよ。
どうも、薄い子だなぁって。
…ダメじゃん、それじゃあ逆だよね。

だけど、その薄さが逆に気にかかるんだから、いいといえばいいんだとも思うのよ。
スカイフェアリーズでは、えりちゃんと二人、おとなしいイメージ。
実際のお二人のキャラはわかんなかったけど、
白いイメージでした。

しかし、気になるあまりに、フェアリーズの最後のインタビューとかは、
ちゃんと映像を保存してあるんですよ。
私の中では、不思議な存在感です。

そんな澄輝くんが、今回のカサブランカでは、目についてたまりませんでした。
役も、いい役だった。
ちょこちょこ出ては、働いて去る。
制服が、すごく似合っている。
一年前は、アンソニーの手下の黒服くんでしたが、
あの時よりも、思わず顔に目が行くのは、サングラスがないせいだけではないはず。

この目のやり場が忙しい公演に於いて、
本当に印象が強く残っている。
やるじゃん、澄輝くん。

ホントは、カサブランカの話を書くときに、
この話をするつもりだったんだけど、
今日はお誕生日だって気がついたので、書かせていただきました。

今日は、バイト先に行ってみたら非番だったので、
まだ、3分しか観てない、澄輝くんの旅美写美でも観ちゃおうかな。

バイトではなかったので、
グラフを買うかどうか、検討しに行く余裕がありました。

遠征中は、パーソナルカレンダー見物に精一杯で、
グラフをまともにめくってなかった。
買うにしても、帰ってきてから、書店で、と思ってたし。

ただ…退団される方々のコメントに興味はあったのと、
みーちゃんのページには気がついていたから、
蘭ちゃんが載ってなくても、買っちゃおうかな、とは思っていた。

博多の写真に立ち止まる。
ちーちゃんの「お花」写真に、買う方に1票。
可愛い♪はすみん!(役名は知ってるらしい)

更に、ぱらぱらと進むと、
澄輝くんが居ました。
お誕生日おめでとう~って、立ち止まりました。
お写真を見て、たまたま、尊敬する上級生、を見ました。
……!

お誕生日に、このコメントに出会うのも、
ご縁かもしれない。
…はいっ、お買い上げ~(笑)。


先輩からいっぱい学んで、素敵に大きくなぁれ。
伸びゆく一年になりますように。
今日から、あっきーくんって、呼んでみようかな。

橋弁慶

2009-11-24 12:42:34 | Weblog
日舞というのは、日舞であって、
所謂、洋舞とは、身体の使い方が違うものです。
身体表現である以上、表現力という意味では、別れきれはしないかもしれないけれど、、、。

蘭ちゃんという人は、
そういう境目がきっちりしている人です。
そこが、好き。

私自身は、日舞についての知識はほとんどないけれど、
日舞に抱いているイメージというのは、僅かながらある。
そのイメージの中から、はみ出して行かないのが、蘭ちゃん。
折り目がピシッとした舞い方をされます。
燕尾の時の研ぎ澄まされた切れ味にも似ている。


弁慶橋というタイトルから、
舞台に大きな橋が登場するのを想像していました。
セットでなければ、背景画ね。

ところが。
舞台上正面には奏楽チーム。
橋は…かなり品よく、小さな欄干が下手の袂に、ちょんと置かれている(笑)。
確かに、橋だ!

橋の後ろに、見事な房飾りがついた御簾の上げ下げで、開閉される入口がある。
するするっと入口が開いて、牛若登場か!と思いきや、
出てきたのは、ご婦人でした。
しかも、あからさまにおやつれ気味。
ああー、牛若のお母さまか。

これは、観たファンが全員思ったに違いないことなんだけど、
私も、思った。
昨年の恋人が、今年の母か…!

どちらにせよ、大変にご縁があることで。
だって、そうでしょ?お姉さま方は、何人も出ておいでになるのに、
2年続けて、京さんと場面をいただく…というのは。
ひょっとしたら、専科さんの、学年順、みたいなものによる巡り合わせなのかもしれないけど。

少なくとも、
恋人役の次が母子役でよかった。
(注:昨年の舞踊会では、恋人同士で、一緒に心中でした)
母子役の後で、恋人っていうのは…
現実の学年差が学年差であるだけに……(モゴモゴ)。


さて。
お母さまが、ひとしきり嘆いたところに、
再び御簾が上がり、牛若登場。
ええっと…?

私は、橋の場面の牛若ならば、
と想像していたのは、
宝塚で若衆でお馴染みのああいう頭だったのですが、
かなりのハズレっぷりでした。
違うのか!

確かに、前髪はあるんだけど、後ろ髪の結い方は…
私が連想したのは、お医者さま、でした。
お医者さまの毛束の先が少しだけ長くて、ぴょんと15センチくらい放物線を描いてる。
これは、時代考証的にそうなのか、或いはお約束事なのか?

とにかく、あまりにも新鮮すぎて、見慣れるまでに、かなりの時間がかかりました。
観てて、牛若の年齢がわからなくなってくるの(笑)。
物語を冷静に考えたらば、確か、10代前半なんだけど、
後ろ髪が大人びて感じられるから、二十歳くらいに見えてきて、
でも、前髪があって。

涼氏の牛若くんは、大変に可愛らしかった。
動きの端々に、子どもを表現する振りが入っていたし。

蘭ちゃんの牛若は、前半は、あまり動きませんでした。
これもまた、年齢不詳な感じがする理由かもしれない。
しかし…蘭牛若の決定的若さの表現は、声でした。
やぁ…高いところから飛び出したもんだ!

声は高いんだけど、幼い感じではない。
いや、でも、これは間違いなく役作りで高い声、なんですよ。
声変わりしてないんでしょうね。

蘭ちゃんは、そもそもが声の高い男役さんです。
オフのトークをよくよく知っていると、テンションが上がると、どんどん声が高くなるんだってわかってる。

だから、余計に、はじめは、ドキッとした。
えらい、声が高いんだけど!?
…3秒後くらいに、若いからか!と気付く(蘭ちゃん、ごめんなさい…)。


ニュース映像が流れて、観てみたら、
かなり、蘭牛若さまが、可愛らしく見えました。
あれぇ?

そうか、私が観たのは2階席、
角度によって、カツラの形の見え方なんかは違うのか。

母上さまの足元に座ってる、その背中がえらく可愛らしく…
立ち上がれば、大きいんだけどね(笑)。

2階席が大好きな私ですが、1階席の大切さも、思い知らされた気分でした。
1回しか観られないものは、仕方ありませんが、
回数観られるものは、やっぱりあちらこちらから観るのは、大切なんだろうな…
なんて、今さら実感したのでありました。


つづく。

注:
写真は、お誕生日に、Pちゃんが下さったキティさんの根付です。
その頃は、「バレンシアの熱い花」上演中、だったのですが…。
まさか、ここへきて、牛若に縁が出て来ようとは!
面白いもんです。

連休最終日

2009-11-23 19:08:02 | Weblog
帰ってきました、夜行バスで。
そして、何故か、明治神宮へ行き、NHKを見学し、
帰りの荷物には、ロングブーツが加わってました。

花組さんが、昨日千秋楽を迎え、
ご卒業されるご贔屓をお見送りにいらしてたお友だちたちを、
東京プチ観光にお連れしたわけ。
想い出に、少しでも、楽しさが増してたらいいんですけど。

てなことで、でかけた明治神宮は、
新嘗祭で、野菜がこんなふうに飾ってありましたよ(写真)。
ほほぉ…。

連休、あっという間でした。
気付けば、長く居た気分なのに、カサブランカを観たのは2回きりか。
ちょっと、風通しよすぎるような感覚。
1日2回観るには、私にとって濃い作品なので、正しかったとわかっているけれど、
でも、何か、物寂しい。
もっと自分の頭の中で熟した状態で、帰ってきたかったな。

とはいっても、
脳内ミュージックは、ともすれば、♪我々は生きている♪です(にやり)。


お茶会のお洋服を、成り行きで買ってしまってあり、
このスカートが短いので、出来るだけロングなブーツが欲しいと思っていました。
いや、何年も以前から、スターブーツみたいなブーツが欲しかったんだけどね。

だけど、週末、こんなに休んだから、今週は、明日から、多分バイトに休みはないだろう、と覚悟してます。
来週は、健康診断用の休みをとるから、それ以外は全部出勤でしょう。
だから、ブーツは、確かに、今日買えないと、お茶会に履いていけないかもって思っていた。
それで、実は、お友だちたちとお別れしたら、探しにいこうかと計画もしてたんだけど、
ぽそっと、長いブーツが欲しいんだと呟いたら、
ブーツ好きのお友だちのお友だちが、お手洗いを借りるために入った筈のデパートで、
「あっブーツですよ?見ましょうよ♪」
と、率先して、探してくださいました。

だけどね、
デカイ人には、ロングなブーツって、なかなかないのよ?
かろうじて長いのをみつけて、サイズを尋ねたら、
今度は、足のサイズが、合わない~。

ちくしょうめ!
と思ったら、お店の人が、別フロアの「モデルサイズ」をご案内してくださいました。
そんなコーナーがあるのか!

そこに、お手頃価格、ロングなブーツがあったので、お買い上げに至ったのです。

折り返しを伸ばせば、膝が隠れるぞ!
って、やって見せたら、お友だちのお友だちは、
「オスカル!お前の命は、俺が護る!!」
とおっしゃいました。
「ブーツが黒いから、アンドレ(だから)」

…さすが、昨日までベルばらワールドに生きておられた方は、違うなぁ(笑)。

おかげさまで、アンドレブーツ?を入手できました♪
あとは、次の遠征まで2週間弱、頑張るだけだっ!

「ゆこう~っ」
…それは、オスカルか。

宝塚舞踊会

2009-11-22 12:33:01 | Weblog
50回記念ということで、入口で記念の手拭が振る舞われました。
…大盤振る舞いです。

セットも凄かった。
ああいう背景画とかは、一体どこから出てくるんだろう?
祝舞はともかく、義経の物語では、場面ごとに用意されている背景の描き込みが凄かった。
どこからか、借りてくる(って、どこから?)のか、
今までに使ったものが保存されていて、修正・使い回しされているのか、
全部新調なのか?
…物凄く、お金がかかり、回収の見込みのない経費だよね。
…なんて、大きなお世話なことが、気になりつつ、観ておりましたが。

今回は、祝舞2つの後から、源義経さんの物語でした。
噂では、涼氏が子どもで、次が蘭ちゃん、そして…ということでしたが、
れおんくんは、義経ではありませんでした。

蘭ちゃんの後が、ゆーひさんで、この辺りで、おや?とは思った。
ゆーひさんよりも、後の年代をれおんくんが演ずるの?

いや、まぁ、舞いなんだし、
そこは役者魂でカバーなのかな?と思っていたら、
途中で、やはりおかしいぞ?と気がついた。
えええっ。いきなり、義経さんったら、死んでる!?

スミマセン、
逆転裁判2初見時…いや、プログラムを見たときかもしれない、その、
えええっ、レオナちゃん死んじゃったの?
っていう感情を思い出しましたよ(苦笑)。

涼氏の幼少のみぎりの牛若ちゃんの、
鞍馬で天狗相手に強くなるっていうところは、わかったし、
蘭ちゃんの、人斬り牛若を嘆く母に笛を授けられ、
五条橋でみっちゃん弁慶に出会う牛若さまってまでは、理解できたんだけど、
ゆーひさん義経さまになったら、話が途端にわからなくなった。

まず、すみ花ちゃんは静御前さまだって思ってましたよ。
しかし、隣の席の方に、
「昔の女のところへ寄って」
って教えてもらって、えええ?ってなった。
わからんわからんと思ったけど、そんなにまでもわかってなかったとは!

この演目で、やはりプログラムは必要だったか…という反省がはじまり、
れおんくんが、鎧を取り出した時点で、
あんたは、誰だ??
と、指差しツッコミしたくなった。

この鎧には、どう見ても、
他の場面の牛若ズたちのお着物の柄だった、天狗の団扇っぽい紋が入っていて、
話の雰囲気だと、遺品だって言ってるらしい。
れおんくん演ずる某氏は、静さまに遺品を届けに来て、
静さまは、この某氏と共に旅立つって話みたい。
ねねちゃんは、自ら静だって名乗ってくれたんだけども…。

しかし、義経が死んでしまって、この後どうするんだろう?
と思った。
実は、死んでなかった(チンギス・ハーン?)とか?
だって、まだ轟さんが出てらしてないんだよ…

と思ったら、波間に現れた轟義経さまが、名乗られました。
我は、源義経の幽霊なりぃぃ

ゆ、幽霊さまであらせられますか!
…ヤラレタ…(笑)

またしても、よくわからないんだけど、
どうも、弓を取り落としたの、流されるの、敵に取られるくらいならば…どうのこうのとおっしゃっておられるようなので、
お亡くなりあそばされた時のことを、ご説明くださってるんだろうか?

そして、最後を飾られるのは、
松本先生の静さまで…
なんと、静さまは、途中でお衣裳替えタイムがあって、
そのお着替えの間、背景画が入れ替わっていて…
多分、この背景画は、御殿の門からの眺めで、
静さまは、鎌倉さまがどうのこうのと言ってる感じだったので、
鎌倉さまに呼ばれて御殿に行って、舞うのかなぁ…
鎌倉に来ちゃいましたよーという意味で、この背景画なのかな?

なんて思いながら、待たされる、待たされる、待たされる。
長唄は、何かを語ってるけど、私ごときが、そこから何かを聞き取れる訳がないじゃん?

そうして、漸くの静さま、再登場…
ばーん!白拍子姿に大変身♪
と思った瞬間に、背景画が変わりました。

は?
えええ?
何?待ってる間だけのための背景画だったのぉ?

松本先生のために用意されるお衣裳が2着、
まぁ、お衣裳は、他にも途中で替わられた方もいらしたし、わかるのよ?
しかし、背景画が3枚!!!
すっごぉぉぉ…

さすが、50回記念の公演。
さすが、松本先生。
ははぁーっ(平伏)。

いやぁ、大盤振る舞いですね。
劇団って、お金持ちじゃん?(まさかね)


つづく。

観劇感想の概略。

2009-11-21 23:31:31 | Weblog
すっかり、遠征満喫中です。
…って、まず、言っておきますね(にっこり)。

とにかく、沢山睡眠をとるという目標は、全く達成できてませんけど(苦笑)。
久しぶりに会うと、根がおしゃべりだから、つい語りが入ってしまってダメなんだよなぁ。
いや、でも、普段よりは寝られてます。おかげさまで。

ざっくりしたことから言うと、
舞踊会は、蘭寿好きの誰もが、多角度から満足できる、幸せいっぱいな内容でした。
多角度から、というのが、
牛若さまの出番が長い、
ほろりとさせられつつ、立ち回りもあって、
うすぎぬも被り、笛も持ち、刀も抜き…
甲高い声でびっくりしたけど、台詞も有り…
そして、フィナーレもロングバージョンで、
宙はややコント風味の内容で、とにっかく、可愛い、可愛い、可愛い。
まず、出てくるのが蘭ちゃんだったから、
絶対CS映像で映るじゃん♪
なんて、細かいところまで喜ぶ、私(笑)。
バカファンだからぁ…。

ホント、来てよかった。
いろいろ顰蹙を買いながらも、押し通し、
タイトなバイトスケジュールにも、黙って耐えて、
本当によかった!!
神様ありがとう~ぉ♪

神様、ありがとう♪…?
…ぼくに、ともだちをくれぇて?(違)
(スミマセン、神様ありがとうって思うと、必ずこの歌が頭を回るのは、私だけ?)

でも、カサブランカといえば、ゆーひさん、
ゆーひさんといえば……
ある意味、あってる?

カサブランカは、とにかく、貪るように観ました。
観て、泣いた。
久しぶりな泣き方で、泣いた。
ゆーひさんの歌のところで泣いたんだけど、歌に泣かされたんじゃなくて、
その後の3人、誰もが、それぞれ心に負っていくものを思わされて、
泣いた。
(歌に泣かされた訳じゃないというのは、歌がいい悪いって話じゃないのよ?
歌は、GOODなのです。
ただ、歌がなくても、ゆーひさんが立ってるだけでも泣いたかも、という意味)

そういう泣き方って、なかなかできるもんじゃないし、
それは、よく仕上がっていて、
そこに成立しているものが、泣かせてくれるんだと思うのね。

カサブランカ…
観られる時間、チケットがあるならば、是非観てください。


とりあえず、以上!!
また、書きます…

出発準備を終え…

2009-11-20 08:12:23 | Weblog
無事に、本日に到達致しました。
…無事に!?
……ちっとも、無事なんかじゃありませんよ。
一昨日、バイト先のお店で、お釣を20円、受け取れなかったお客様、大変に申し訳ございませんでした(涙)。

大変に、キャパシティが小さい精神構造をしてるので、
いっぱいいっぱいになると、封じ込めなくなるんだよなぁ…ぶつぶつぶつ。
疲れてくると、その器は小さくなるらしく、
だんだん出来ない人になってゆく、私。

ある意味、課題を突き付けられた感じでもあり、
成長するチャンスなのかもしれない。
(この年になって、今更そこに気付くのか?)

とにかく、
風邪をひいてしまうこともなく、
寝坊することもなく、
電車を乗り過ごすこともなく、
7日連続バイトを乗り切られたんだから、まぁ、出来た方かも?
(と、思うことにしよう)

問題は、週末の時点で、全く遠征の準備をしていなかったことでした。
そして、暖かいんだか、寒いんだか、掴みきれず…
2週間前の予報の感じだと、暖かいのかなぁ?と思っていたのに、
どうも寒いらしい。

何スとぉぉぉっ!?
(ディック・ガムシュー?)

一体何を持っていけばよいか、わからなくなりました。
ダウン?…いや、でも、中途半端に寒くない場合に、困るんだなぁ。
お買い物をする時間もとれない平日を過ごす羽目になったために、
大変に困りました。

というか、荷造りの時間をとると、睡眠時間がとれなくなる。
そこで、ちょこちょこ準備を重ねてきたのですが、
なぁんか、忘れ物してそうな…

忘れ物はいつもか!(大苦笑)

今日は、とにかく、飛行機に乗り遅れないように…
午前中出勤しますって言ったくせに、11:30に帰るのが目標です。

あんまり、面白珍道中になりませんように…。

フロア統合とフィギュアの行く末…下

2009-11-19 23:40:25 | Weblog
それにしても、係長ったら、余裕だ。
回りで、あと何ヵ月だよ~とか、カウントダウンして、いぢめてあげてるのに、
さっぱりこたえてない。
(注:係長はかなりのMなので、ご心配なく)

はじめは、家に持ち帰るって言ったけど、
そんなん、係長のママが許すわけないじゃん。
家族大好きの係長なので、ことあるごとに、ママやらお姉ちゃんやら姪っ子ちゃんやら甥っ子ちゃんやらの話を聞かされて来てるために、
ご家族のキャラは、みんなが知ってます。
だから、ちくちくいぢめてるってのにな。

どうもおかしいと思ってたら、実は、置き場がみつかったんですって。
しかも、それが、なんと…
隣県にある、わが社の倉庫!(笑)

それも、別にご本人が動いたわけじゃないのです。
係長が、倉庫に打診したら、空きスペースがあって、そこに置かせてもらうことになった…
とかいうならば、まぁ、普通ですよ。
(いや、普通はそれだって、許されないか)

ところが、
倉庫に異動になった、仕入担当のシルバー氏が、
倉庫責任者に、頼んでくれたそうですよ。
係長には、何も言わずに。

「Kさんに頼んでおいたから!!空いてるところに置いてあげるって」
…マジですか?(笑)

話によれば、社長も心配していたらしい。
「Yちゃん(係長のこと)の荷物、置くところ見つかったのかなぁ」
これが、運び出せるのか、という心配ではなく、
係長サイドに立った心配なのが、スゴいと思う。

一方ではやめさせられるYA先輩みたいな方もいらっしゃるのに…。
「係長、愛されてますよねぇ。フィギュアの居場所まで心配してもらえるなんて。
追い出される人もいるってのに」
って言ったら、「しぃぃ!」って言われました(苦笑)。
…でも、だって、そうだよねぇ。

そんなわけで、荷造りしておられたので、激写したのが、写真です。
こんな箱が、何個も倉庫へ運ばれました。
係長は、A型で几帳面なので、箱ごとにリストを作成しておられました(笑)。
しかも、荷崩れのないように、きっきり綺麗に詰めてるのが、見事というか、
面白かったので、眺めていたら、嫌がられました(笑)。

ウチの会社では、
早朝に、倉庫の配送の方が神田の事務所に寄って、
神田にある荷物を、倉庫に持っていく便があります。
さすがに、スーパー私物(笑)なので、
係長は、フィギュアを運んでいただく日には、朝早く来て、自らトラックに財産を積んでおられます。

だけど、倉庫での荷下ろしや、お片付けは、倉庫の方々がやって下さるわけ。
なんて、申し訳ないことでしょう!(笑)

これは、倉庫に(ゲームセンターでとってきた)お菓子を、差し入れなきゃならないでしょ?
…って、3回くらい言ったら、昨日あたり、倉庫におやつが届けられたらしい(笑)。
そりゃ、皆さんに愛されるフィギュアでなくっちゃね。


置き場が見つかったのはよいけれど、
いざ、財産を見たくなったら、どうするつもりなんだろう?

係長は、おっしゃいました。
倉庫便で、1箱ずつ神田に持ってきてもらおうかなと思って。

え?配達伝票を切りますか?
なぁんて、言ってみたんだけど…
いやいや、待て待て。
そういう問題ではないだろう?
上のフロアの人たちが引っ越して来たら、
あんな大きな箱、持ってきても、置いて開く場所なんてないでしょうよ?(笑)

やっぱり、自ら、倉庫へ出掛けて、眺めるしかないでしょうね。
「有給とって、行っちゃおうかな?」
と、係長。
「ダメ。Yちゃんに休まれたら、困る」
と、係長の同期のMさん。
「倉庫に(お客さんからの)FAXを送っちゃうよ?」

さぁ、係長は、倉庫の鍵を作ってもらえるのだろうか?
休みの日に、誰もいない倉庫の片隅で、フィギュアを開いてる係長の姿って…
(想像中…何故か、係長がしゃがんでる背中…?)
うわー……(笑)。


しかし、何とも、変わった会社だよねぇ。
思うに、係長が愛されキャラだということと、
フィギュアは係長のパーソナリティーの一部だって認められてるってことなんだろうな。

…こんなだから、私のバイトも許されちゃってるんでしょうね。
ヅカファンもオープンにしとけば、それはそれでよかったのかな?

いやいや…そっちは、ちょいと怖いわ。
とにかく、明日は、訳も言わずに、午前中で会社を脱出し、飛行機に乗ります。
舞踊会まで、ひとっとび~

あと半日、頑張れ、私!(笑)

フロア統合とフィギュアの行く末…中

2009-11-18 23:22:20 | Weblog
ある時、
係長の引出しを開ける、その作業を眺めていて、
突然、連想したのです。
秘密基地から緊急発進する、マシンを。

私が子どもの頃に観ていたアニメでは、
地球防衛軍、みたいなものは、大概、海辺に設置されていて、
戦闘機の類いは、何故か、岩壁やら、海中やらから発進することが当たり前、だったのだ。

地上に建物があるんだから、結構敵から、モロバレかもしれないし、
地下に格納庫があったら、襲撃されて逃げられないかもしれないんだけど、
しかし、あのものものしい出動シーンは、子どものハートを盛り上げるんだよねー。

番組の作り手からみれば、
30分番組のうち、数分は毎回同じ映像を使用できたりするから、
非常に助かるだろうなぁ(笑)。

とにかく、
係長が、ビニール袋をかけたフィギュアの移動をしているのが、
戦闘機の射出部分のセッティングやら、
或いは、海が割れてくようなシーンやらを彷彿とさせ、
そこで、ようやく開いた、引出し、飛び出してくるカタログを見ると、脳内BGMがON…!
♪たったかたー♪(サンダーバード?)

そう思い始めたら、
おかしくておかしくて、たまらなくなってきた。
カタログを取ってくれるように頼む度に、
緊急発進!って思うわけです。

係長にも、この話をしてみたんだけど、
食い付きは今一つでした。
つまんないなぁ。
これは、もしかすると、やってる本人には、あまりピンと来ないのかもしれない。
見ていると、まさしく、だったんだけどな。

あ、勿論、カタログを積みまくって、かなり手狭になっている机上には、
それでも、何体ものフィギュアが常時飾られています(笑)。
これは、観賞用だから、次を飾りたくなったら、廃棄処分されます。
全く、惜しげなく。

アヤナミレイさまだって、
ふーじこちゃんだって、
平然と燃えないゴミの箱の中で、分解されてたりする。
ちょっと、怖い感じで(苦笑)。

普通、こんな有り様が許されることは、ないだろうと思う。
少なくとも、一般商社にはあるまじき、机回りですよ。

…その前に、オフィスを私物化しすぎだろう?
レンタル倉庫の車内吊り広告を見れば、
あの分量だと、月に2万や3万かかる倉庫を借りねばならないように思うけど?

自社ビルだった頃はまだしも、
今は、会社が、係長の倉庫代を支払ってるような感覚じゃない?
置ききれない書類は、徒歩5分離れた別部門の事務所の倉庫に置かせてもらってたりするのに…
よく考えたら、おかしな話だ。

書類よりも、係長のフィギュアが優位に立つのか?(爆)


しかし、この度、2フロアだった事務所を、1フロアに縮小することになりました。
そもそもが、あんなにフィギュアを置けること自体、床面積にゆとりがあったんだけど…。
元々、もっと広い事務所で生活していたために、
みんなは、引っ越したときに、これでも狭いって思っていたものなんですよ。

さすがに、係長は、社長に呼ばれました。
フィギュアで埋まってるところ、空けといてくれない?

ゆるい…ゆるゆるだ…(笑)。
問答無用で廃棄されても、文句は言えないけど、
社長は、何ヵ月かの猶予を係長に与えてくれたのです。

しかし、猶予があったって、フィギュアは減るもんじゃないよね。
減るんじゃなくて、減らす、のだ。
だけど、オタクってのは、溜めるのが命、だもんなぁ…。


つづく。

フロア統合とフィギュアの行く末…上

2009-11-17 23:35:26 | Weblog
うちの会社にいらしたことのあるお友だちが、一様に驚かれたのが、
積み上げられている「荷物」の量です。
普通、取り扱い商品とか、書類とか、カタログとか、
そういう中身を想像するところですが…
ちっちっちっ。
甘い、甘い。

「これ、全部、係長の財産だから」
私たちは見慣れてるので、あんまり疑問に思わないですが、
お友だちは、マジでギョッとしたお顔をされます。
つまり、中身は総て、ゲームセンターの景品のフィギュアなのです。

前の事務所から、今の場所に越したときに、泣く泣く大分処分し、
それでも、本人としては、こっそり(でも、バレずにはいられない場所を占めていた)運び込んでいました。
本当は、置く場所はないよって言われてたのに、
係長の執念は凄かった!

そもそも、家に蓄えてくれたら、何の問題もないのですが、
おいそれと、そんな豪邸に住める訳もない。
世の中の、フィギュア好きなオタクの皆さんは、どうされてるんだろうか。

係長は、
箱ごととっておくのが拘りなんだ!
と胸を張りますが、
…でも、自分のお部屋に、ではないじゃない。
普通は、それをしたくても、物理的にできないだけでしょうよ。

そこで、彼は、会社の商談スペース…
ほとんど、私のお昼休みの休憩スペースとして使われてるのがメインですが、
ここの壁際にずらりと天井まで、
そして、窓際の飾り棚の前の空間にも大きな箱を置いて、そこにもぎっしり、
フィギュアを詰め込んで置いているのです。

しかし、こういうものは、増えていくものです。
少しずつ、じわじわと、その床面積は広がり、
更に、自分の机回りの隙間は勿論、
カタログの棚の上、コピー機と壁の隙間、
私と係長の机の間に置いていたワゴンの裏、
そして両A先輩の机の裏の隙間に至るまで、詰めに詰め込んでいたのであります。

係長が朝、出勤すると、椅子の上にまで置いていた袋を移動させ…
というところから、はじまります。
彼なりの遠慮で、
せめて、自分のいない時間は、少しでもはみ出さないでおこうということのようですが、
そんなの、焼け石に水、
むしろ、昼間に、その椅子の上にあったものが、共用スペースにはみ出すわけで、
昼間こそ邪魔でしょ?
その前に、あれだけはびこっておいて、今さらじゃん。

全く、無意味だと思う。


そんなに、フィギュアに囲まれていて、仕事になるのか?
という疑問をお持ちの皆様、ご心配は、ごもっともです。
しかし、実際に仕事に及ぼす影響、とは、皆様がご想像されることとは、微妙に違っているかもしれません。

ウチの会社は、商社のくくりに含まれる会社です。
商社ですから、いろんな会社から仕入れ、それをお客様に販売してる訳で、
扱い商品のカタログは、かなりの量になります。

その中には、私が持っていない…しかも、共用の書棚に置いていない、
係長しか持っていないカタログなんてものもある。
しかも使用頻度が高いカタログがありまして、
係長は何故かそれを引出しにしまっておられるのです。

それが、どうした?って思うでしょ。
ちっちっちっ。
甘いな。

机の上に立ててあれば、そこから引き抜いて渡してくれたら済むんですよ。
ところが、引出しの中にあると、引出しを開けなくちゃいけない。
当たり前だ。

しかしだ、この引出しの前には、当然フィギュアが積んである。
カタログは、上の段に入っていますから、
その高さが、低かった頃は、私が自分で引出しを開けられたのです。

ところが、私が、1年あまり異動になっていた、その直前には、
私が開けるには、かなり、困難を伴うようになり、
帰ってきたら、手を触れたら崩れちゃう、というところまで来ていたのです。

係長ご自身は、真ん丸なコブタちゃんみたいな風貌の人ですが、
食べる割には、身に付かずに済んでるんじゃないかと、私は思う。
その理由の一つに、ちゃかちゃか動くことが挙げられましょう。

そのちゃかちゃか動くテンポで、
実に手際よく、受話器を持ちながらでも、私が、
「大変恐れ入りますが、キャスターのカタログをお借りしたいんですけど?」
と言えば、手際よく、二列に渡って、机の面位置の高さまで積まれたフィギュアを、
崩すことなく、30センチばかり移動させて、
カタログを引っ張り出して下さるのです。

係長は、ご自分が悪いことは承知しておられるので、
嫌な顔ひとつせず、非常に親切に、てきぱきと取り出して下さるのです。
だけど、この荷物のおかげで、仕事としたら、非効率だよね(笑)。

私は、小さい台車の上に積んだら?
などと提案はしてみたのですが、まるで聞く耳を持たないのですよ。

…頑固者めっ(苦笑)。


つづく。

ご冥福を…

2009-11-16 08:16:42 | Weblog
朝、目を覚まして、
飛行機の予約をしなきゃー…と…
ここで、航空会社のサイトをブックマークしていないおかげで、
検索かけようとしたのが、きっかけでした。
検索に利用してる画面の中のニュースに、知っている名前があり、
パッと目に飛び込んできました。

大浦みずきさん死去

え?
どういうこと?
え?…なーちゃん??

すみません、他にも同じ名前の人が居るのでは?と疑いました。
疑いたかった…私の見間違いで、実は似た名前の人、とか。

でも、慌ててクリックすれば、
記事ごとに違うお写真がついていて、
しかし、どの記事もほとんど同じ文章でした。
肺がんで死去、57歳。

肺がん…!
ということは、闘病されていたのでしょう…
最後にお顔を見たのは、いつのことだったろう。
宝塚にOGが招かれるイベントには、よくいらしていた…。

私は、なつめさんの現役時代を生で観ていません。
宝塚に接しはじめて、観る直前に辞められていました。

文章は、読んでいました…
著者も読んだと思うし、私の一番の思い出は、ソワレ誌の連載かもしれない。
ユーモア、そしてストイックさ。
…それが、私のなつめさんのイメージ。

舞台は、拝見したのは一度だけ。
戸田恵子さんが、ショー的内容の公演に、なつめさんと出られる、というので、
勇んで観に行ったのです。
タイトルは、覚えていないのですが(…さすが、私)、
とにかく、なつめさんは、スペシャルスターでした。

なつめさんが、歌い…踊られると、圧倒されました。
他の出演者が、みんな小柄だったのかもしれない。
しかし、それにしても、とっても大きく見えて、
まさに、魅せて下さった。
あのステージの印象が、今でも、私のなつめさんのイメージです。

亡くなった…。
私ごときで、こんなに衝撃なのですから、
なつめさんと共演されていた方たち、背中を見て育った方たち、
憧れて、宝塚に入った方たちは、
どれだけショックでしょうか…。

具体的に、いろんな方たちの心配までしてしまった、朝でした。
大丈夫かなぁ…って、思っても、絶対に、大丈夫なんかじゃないでしょう(溜息)。

とにかく…
なつめさんのご冥福をお祈りしております。