この脚本のすごい点は、
野乃すみ花さんが、抜群な演技力の持ち主だということを前提に、書かれてる点だと思う。
そんな気じゃないとしたら、たまたま先生は、ラッキーだったということだ。
すみ花ちゃんの何がすごいって、
あのイルザがヤな女に見えないってことでしょう。
一歩…いや、半歩でも間違えたら、
魔性の女イルザに振り回された、カリスマ男たち、とか、
カリスマ男たちから、愛を吸い上げる女イルザ、
みたいな、えげつない舞台になりかねない…
可哀想な男たちって後味にならないのは、
ひとえに、すみ花イルザさんのおかげでございます。
ヒロインって、大事よね。
殊、二人の男をちゃんと愛するヒロインを、説得力を持って演ずるのは難しい。
…難しいって、夏に思ったばかりなので、まさに、感涙。
物語の終わりに、思わず落涙したことは書きましたが、
あそこで、3人について、相当平等に想いを馳せられたのは、
すみ花ちゃんが、ちゃんと2人に対して、全力で愛していて、
2人もイルザの為に、イルザだけではなく、相手の男に対して敬意を表し、そして思いやる…
その関係性が、演じこまれていて、ガッツリと成立しているんで、泣けたんだと思う。
だからって、3人で仲良しこよしなんて未来もないだろうし、
戦争に脅かれたり、平和に向かっての働きかけを思ったりしていなかったら…
こんなにも、美しい幕切れにはなりえなくて、果たしてどんな泥沼になってしまうか…?
うーん、でもラズロは身を引きそうだなぁ。
蘭ちゃんのラズロは、そういう人かな。
映画のラズロは、どういう人かは、わからないんだけど。
イルザが素晴らしかったので、
イルザの心理をいろいろ考えてみた。
私は、乙女じゃないから、あんまり当たってないかもしれないんだけど。
私のイルザ説は、
まず、イルザはカリスマを持つ男に惹かれる。
更に、自分がそのカリスマのパワーの源で居たい。
今、私が彼を見放してしまったら…!一つの星が絶えてしまう…
というシチュエーションには、大変に弱いのが、イルザさんです。
ラズロが死にそうで、リックは逃げ延びられそうならば、
そりゃ、イルザさんはラズロの元に駆けつけずにはいられませんし?
ラズロは仲間に支えられ、力強く目的に立ち向かって行かれそうだけど、
リックが酷く心傷ついて、自分を求めてるならば、
そりゃイルザさんは、リックの元に留まらずにはいられませんし?
でも、どちらもイルザにとって、大事なポイントを突いてるんだよねぇ…。
コピーロボット(@パーマン)があったら、ねぇ?イルザさん。
すみ花ちゃんが、巧いので、
自分がイルザになりたいなんて、決して思わないのが、ある意味またすごいところだろうと思うのです。
カリスマがあって、自分をこんなに愛してくれちゃう、魅力的な男たちが二人もいるなんて、
まぁ、現実の私には羨んでも羨み切れない素晴らしいシチュエーションだとは思うんですよ?
だけども…
苦しいよなぁ。
どちらにも愛されてたい気持ちを、どうにもできないのも、解るよね。
そこを、実にうまく表現しておられる。
うーん、ブラボー!!
すみ花ちゃん。
貴女ならば、どちらの男を選びますか?
イルザさんならば、傷が深い男を選ぶのだと思いますよ。
でも、本当に道を選ぶ権利を持つのがリックである、というのがミソですね。
今のゆーひさんは、そのリックのスケールに、大変によく合っておられる。
そして、リックにそのスケールを与えるのもまた、イルザであり、イルザという存在なのよねぇ。
…深いなぁ。
つづく。
野乃すみ花さんが、抜群な演技力の持ち主だということを前提に、書かれてる点だと思う。
そんな気じゃないとしたら、たまたま先生は、ラッキーだったということだ。
すみ花ちゃんの何がすごいって、
あのイルザがヤな女に見えないってことでしょう。
一歩…いや、半歩でも間違えたら、
魔性の女イルザに振り回された、カリスマ男たち、とか、
カリスマ男たちから、愛を吸い上げる女イルザ、
みたいな、えげつない舞台になりかねない…
可哀想な男たちって後味にならないのは、
ひとえに、すみ花イルザさんのおかげでございます。
ヒロインって、大事よね。
殊、二人の男をちゃんと愛するヒロインを、説得力を持って演ずるのは難しい。
…難しいって、夏に思ったばかりなので、まさに、感涙。
物語の終わりに、思わず落涙したことは書きましたが、
あそこで、3人について、相当平等に想いを馳せられたのは、
すみ花ちゃんが、ちゃんと2人に対して、全力で愛していて、
2人もイルザの為に、イルザだけではなく、相手の男に対して敬意を表し、そして思いやる…
その関係性が、演じこまれていて、ガッツリと成立しているんで、泣けたんだと思う。
だからって、3人で仲良しこよしなんて未来もないだろうし、
戦争に脅かれたり、平和に向かっての働きかけを思ったりしていなかったら…
こんなにも、美しい幕切れにはなりえなくて、果たしてどんな泥沼になってしまうか…?
うーん、でもラズロは身を引きそうだなぁ。
蘭ちゃんのラズロは、そういう人かな。
映画のラズロは、どういう人かは、わからないんだけど。
イルザが素晴らしかったので、
イルザの心理をいろいろ考えてみた。
私は、乙女じゃないから、あんまり当たってないかもしれないんだけど。
私のイルザ説は、
まず、イルザはカリスマを持つ男に惹かれる。
更に、自分がそのカリスマのパワーの源で居たい。
今、私が彼を見放してしまったら…!一つの星が絶えてしまう…
というシチュエーションには、大変に弱いのが、イルザさんです。
ラズロが死にそうで、リックは逃げ延びられそうならば、
そりゃ、イルザさんはラズロの元に駆けつけずにはいられませんし?
ラズロは仲間に支えられ、力強く目的に立ち向かって行かれそうだけど、
リックが酷く心傷ついて、自分を求めてるならば、
そりゃイルザさんは、リックの元に留まらずにはいられませんし?
でも、どちらもイルザにとって、大事なポイントを突いてるんだよねぇ…。
コピーロボット(@パーマン)があったら、ねぇ?イルザさん。
すみ花ちゃんが、巧いので、
自分がイルザになりたいなんて、決して思わないのが、ある意味またすごいところだろうと思うのです。
カリスマがあって、自分をこんなに愛してくれちゃう、魅力的な男たちが二人もいるなんて、
まぁ、現実の私には羨んでも羨み切れない素晴らしいシチュエーションだとは思うんですよ?
だけども…
苦しいよなぁ。
どちらにも愛されてたい気持ちを、どうにもできないのも、解るよね。
そこを、実にうまく表現しておられる。
うーん、ブラボー!!
すみ花ちゃん。
貴女ならば、どちらの男を選びますか?
イルザさんならば、傷が深い男を選ぶのだと思いますよ。
でも、本当に道を選ぶ権利を持つのがリックである、というのがミソですね。
今のゆーひさんは、そのリックのスケールに、大変によく合っておられる。
そして、リックにそのスケールを与えるのもまた、イルザであり、イルザという存在なのよねぇ。
…深いなぁ。
つづく。