Riyo(里誉)’s クレヨン

世田谷区桜新町のスピリチュアルカウンセリングサロン「フォルテネージュ」です☆

相手の心の地図を知る

2009-08-18 | フォルテネージュ

同じ色を見ているのに、

夫にはグレーに見えて、私にはモスグリーンに見えたことがあった




同じ現象を見ても、

ある人は、Simple is  best!と思い、

ある人は、平坦で深みがない・・と感じる




未来の可能性を想像することを、

ある人は、「思考」と呼び、

ある人は、「意志」と呼ぶ





その昔、

国会で、イラクへの自衛隊派遣問題を議論しているとき、

その地区は戦闘地域か非戦闘地域かと問われた当時の首相が、

「自衛隊が派遣されるところが、非戦闘地域だ!」と、言い放った

当時は呆れて聞いていたが、

考えてみれば、

戦況は日々刻々と変化するうえに、

もともと、両者の定義も曖昧なのだから、

そんな議論は、言葉遊びをしていたようなものだったのかも知れない


そこに、グサッと視点の変換を突き刺した彼は、それはそれでありだ








この世の森羅万象に、


誰もが納得する普遍的な言葉で表現できるような真実などはなく、


人それぞれ、自分の心が語る言葉で、世界を理解するのだと思う


国会討論はともかくとして、


人との日常の会話の中で、


辞書的な意味をふりかざしてどっちが正しいかと考えるのは生産的ではなくて、


相手がその言葉で表現しようとしていることとは、


こういうことなんだと体感して、


時には、その世界に入ってあげると、人間関係が円滑になったりする







その人の心の地図を知るのだ






相手の言葉を、


自分が理解可能な別の言葉に置き換えるのではなく、


そのまま同じ言葉を使って会話していると、


相手の見ている世界がいくらか分かってくるから、


理解という信頼を得ることができる






基本的なカウンセリングの技法だけど、


信頼関係を築きたい人に対しては、試みてみてもおもしろいかも



               スピリチュアルカウンセリングサロン「フォルテネージュ」