花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏、観葉植物(3)

2015-08-31 | 植物 花

前回に続いて “夏、観葉植物(3)” を載せてみました。

最初に「アエオニウム」(クロホウシ、黒法師)です。

茎の先端に、へら状の葉がロゼット状に着きます、春に花が終わり、夏の日差しを受けて黒紫色になってきました。

黒光りする葉が、夏の暑さを象徴するかのようですが、緑色の儘の品種も有るようです。

春に咲く花も珍しいものですが、矢張り多肉の葉を愛でます、“黒い法師” とは、ユニークな命名です。

ベンケイソウ科、アエオニウム属、常緑低木、多肉植物、カナリー諸島、北アフリカ原産

学名 Aeonium arboreum ´Zwartkop`、英名 Purple crest aeonium、別名「アエオニウム」

春頃に小さな黄色い花が集まって咲きます。

次は、「ミルク シスル」(「マリア アザミ」)の葉です、“観葉植物” とは、其の姿からは、言え難いかと思うのですが

面白い斑入りの葉を挙げてみます、「アザミ」(薊)ですから、春に咲く淡い紅紫色の花は、「アザミ」の花とソックリです。

“地中海のハーブ” とのことで、実や種子、葉から抽出したものが、肝機能を助ける薬効が有るとか

ネット検索するとサプリメントの広告で終始して、花に付いての記述は、少ないようです。

葉の斑模様、花は、一見に値します、名前の “ミルク” は、葉の上に零れたミルクの様子を著わしています。

聖母マリアに捧げるミルクが零れた跡とか、葉は、根元から直ぐに生えて、羽状の浅い切り込みが有ります。

葉の縁には、鋭い棘が生えて、“観葉” の気を削ぐかも ・ ・ ・ 

キク科、オオアザミ属、二年草、学名 Silybum marianum、別名 「オオアザミ」(大薊)英名 Milk thistle (「ミルク シスル」)


次は、観賞用のハーブ、「ラムズイヤー」(Ram´s ear) の葉です、将に、“子羊の耳” です、銀白色の産毛が生え揃っています。

葉以外に、茎にも此の銀白色の綿毛が生いてえます。

此の葉の形や綿毛から、「ラムズイヤー」の名前が付いた由、子羊の縫い包みの耳ようです。

初夏の頃には、桃紫色の小さな舌状の花を咲かせます、葉は、周年愉しめます。

葉や花は、香るのでポプリにもなって重宝します。

シソ科、イヌゴマ(スタキス)属、イラン、コーカサス地方原産、常緑多年草、学名 Stachys byzantina

別名 「ワタチョロギ」、「スタキス」、「シルバーカーペット」


次は、「ニューサイラン」と「カンナ」の葉を挙げて終わります。

 「ニューサイラン」とは、主に「テナックス」(Phormium tenax)と「クウチアヌム」(P.cookianum)、両者の交雑種を指すとのこと

銅、赤、紫色、不斑入り等の多彩で細長い剣状の葉が、株元から扇形に立ち上がります。

花茎を伸ばして、筒状の赤や黄色の花を咲かせます。

リュウゼツラン科、フォルミウム属、半耐寒性多年草、学名 Phormium cv. 、ニュージーランド原産

英名 New zealand flax、別名 「マオラン」

因みに下図は、「ニューサイラン ´アトロプルプレウム」(P.tenax ´Atropurpureum) の葉と花です。


赤や黄色の花が咲き競う “夏の花” 「カンナ」が夏を賛歌しています。

原種「カンナ・インデカ」(Canna indica)を基にした、園芸種のグループを「カンナ」(Canna cv.)と呼ぶとのことです。

普段、視ることが多い品種、「ハナカンナ」が一般的です。

カンア科、ダンドク属、半耐寒性球根、熱帯アメリカ原産(園芸種)、学名 Canna × generalis、英名 Canna lilly

下図は、葉の斑入りが愉しめる品種です。

<各画像は、クリックで拡大します>


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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№11

今日現在(9月02日)、間も無く花芽が付くかも。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


夏、観葉植物(2)

2015-08-28 | 植物 花

「ペラルゴニーム・シドイデス」(Pelargonium sidoides=上図=が盛りです。<クリックで別の画像が視れます>


“夏、観葉植物(2)” です。

「ヒポエステス」(Hypoestes)の斑入り模様の葉から始めます。

アフリカ、オーストラリア、ユーラシアには、40種以上の品種が有るようですが

今回は、其の中の代表種「ヒポエステス・フィロスタキア」を挙げてみました。

別名 「ソバカスソウ」(雀斑草)の名前の通り、葉の表面の様々な斑点模様を愉しみます。

特に園芸種の不規則に入る細かい斑点、網目模様の色、葉の形が様々で、其の多彩さが特徴です。

花茎の先端に、小さなピンク色の舌状花を咲かせますが、葉より花を愉しむ場合は

「ヒポエステス・アリスタータ」(H.aristata)=下図=が適してます。

葉には、斑点が無く花も大きいので人気が有ります、英名で Ribbon bush とか、派手な花です。

キツネノマゴ科、ヒポエステス属、マダカスカル原産、半耐寒性多年草、学名 Hypoestes phyllostachya

=H.sanginolenta 、英名 polka dot plant、freckle face 等、 別名 「ソバカスソウ」、「サンギノレンタ」

英名のは、「ミズタマソウ」(水玉草)かな、丸くない水玉ですが




葉には、斑が入らないが、花が目当ての場合は、下図の「ヒポエステス・アリスタータ」を ・ ・ ・ 


次は、夏を涼しく演出する御馴染みの「カラジューム」です、もっとも、カラジューム属には、多くの品種が有りますので

クールな感じよりも情熱的な色彩のものも有ります。

独特な形の葉には、白や赤色の斑模様が入りカラフルな観葉植物です。

サトイモ科、カラジューム属、球根植物、学名 Caladium、熱帯アメリカ原産

英名 Elephant`s ear、別名「ニシキイモ」(錦芋)

右の画像は、Caladium bicolor

尚、サトイモ科には、他に「ディフェンバキア ´カミーラ`、「アグラオネマ」、「フィロデンドロン ザナドウ」等が有りました。

<「ディフエンバキア ´カミーラ`」(Dieffenbachia cv.´Kamille`)>

<「アグラオネマ」(Aglaonema spp.)

<「フィロデンドロン ザナドウ」(Fhilodendron xanadu)>


今回の最後は、「ゴシキトウガラシ」(五色唐辛子)の葉にしました。

実の色の変化と同時に、実の球形、円錐形の形を愛で、濃い緑色の葉との対比をも愛でます。

亦、葉自体を愛でる品種の「ゴシキトウガラシ ´パープルフラッシュ`」 有ります。

食用にはならないので、別名「カンショウヨウ トウガラシ」(観賞用唐辛子)と言う “詳しい” 名前が付いています。

ナス科、トウガラシ属、南アメリカ原産(園芸種)、一年草、学名 Capsicum annuu cv ´Purple Flash`

花は、「茄子」の花に似た花で、紫色をしています。

 <各画像は、クリックで拡大します>

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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№10

今日現在(8月16日)、蔓も延びて大きな葉も繁茂してきました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


夏、観葉植物(1)

2015-08-23 | 植物 花

夏、花火の季節です、“花火” の名前が付いた花が有りました、夏の夜空に花火が弾けた様な姿です。

「センイチコウ´ハナビ`」(千日紅 ´花火`)、別名 「センニチコウ ´ファイヤーワークス`」です。

細長いピンク色の苞から、五弁の黄色い小さな花が覗きます、“花火” が弾けてました。

ヒユ科、センニチコウ属、一年草、南アメリカ原産

学名 Gomphrena globosa ´firewarks`英名 Globe amaranth


多彩で絶妙な色合いの観葉植物を愉しみます、花には無い豊かさです。

<「クロトン」>

トロピカルムードいっぱいの「クロトン」の葉です、斑や色のバランスに魅せられます。 

雌雄同株、総状花序に、白い小さな花を咲かせますが、見栄えがイマイチです、将に、観葉植物なのです。

広葉、細葉等、葉の形や斑の色に依って多くの品種が有りました。

トウダイグサ科、クロトンノキ属、非耐寒性常緑低木、南アジア、インド原産、学名 Codiaeum variegatum

英名 Croton、別名 「ヘンヨウボク」(変葉木)

小さな花=下の画像=で、目立たないのですが、よく視ると可愛い形なのです。


<「コリウス」>

「コリウス」も葉を愛でますが、花は、白地に淡いブルーの斑が入った可憐な花です。

シソ科ですので「シソ」(紫蘇)の花に似ています、多彩な斑入りの葉の彩りや、葉の形を愉しみます。

シソ科、コリウス属、非耐寒性多年草(一年草)、東南アジア原産、 学名 Solenostemon scutellarioides

英名 Coleus、別名 「ニシキジソ」(錦紫蘇)、「キンランジソ」(金襴紫蘇)

実生(種子から)でも、挿し芽でも育成できます。


<「ベゴニア・レックス」>

葉を愛でる「ベゴニア」には、沢山の品種が有りますが、此の「ベゴニア・レックス」が最も品種が多いようです。

葉の形や斑の模様、色彩が多様で変化に富んでいます。

世界には、200種以上の品種が有るようですが、其の中の一つのインド原産の野生種(B.rex)

掛け合わせて作った交雑種群の総称が「ベゴニア・レックス」とのこと

シュウカイドウ科、ベゴニア属、常緑多年草、インド原産(交雑種)、学名 Begonia rex-cultorum Group

英名 Rex begonia、king begonia 、別名 「レックス・ベゴニア」

尚、「ベゴニア」には、他に「ベゴニア・センパフローレンス」(四季咲きベゴニア)「ベゴニア・メイソニアナ」等が有ります。





次は、<「カラテア・ドッティー」>です。

「カラテア」(Calathea)と言えば、「カラテア・マコヤナ」(Calathea makoyana)が思い浮かびますが

此の「カラテア ドッティー」も異色の「カラテア」です、卵形、波状で暗緑色の葉の真中を通る筋と

縁の内側を彩るピンクの線模様が、アクセントを添えます。

クズウコン(ショウガ)科、カラテア属、南アメリカ原産、常緑多年草

学名 Calathea roseopictal cv.´Dottie`、英名 Calathea doffie




最後は、“輝く葉”< 「ストロビランテス・ダイエリアヌス」>です、金属の様な質感の葉です。

紅紫色の葉に銀粉を塗した様に見え、緑色の葉脈が走ります。

葉の裏側は、濃い紫色で、別名 「ウラムラサキ」(裏紫)の名前の由来とか

キツネノマゴ科、ストロビランテス属、常緑低木、ミャンマー原産、学名 Strobiranthes dyerianus

英名 Burma conehead、別名 「ウラムラサキ」、「ビルマヤスアイ」


次回に、“夏、観葉植物(2)” として「ヒポエステス」、「クロホウシ」、「カンナ」、「カラジウム」

「リシマキア・キリアータ」、「ミルク シスル」を載せてみます。

< 各画像は、クリックで拡大します>

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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№10

今日現在(8月16日)、蔓も延びて大きな葉も繁茂してきました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


今、赤色

2015-08-20 | 植物 花

下の画像は、何だと思いますか、気持ち悪い姿ですが、今年の猛暑に関係が有ります。 ・ ・ ・ 答は、画像をクリックして確認出来ます。

>赤い色は、「サンブリテニア」、「モミジアオイ」の花の色です、真紅の色が浮き出ます。

<尚、前のページ “ 夏、赤色” では、「ゴジカ」(Pentapetes phoenicea)、

「ゲウム」(Geum spp.)、「クフェア」(Cuphea spp.)を載せてますので参考にご覧ください>


<「サンブリテニア スカーレット」>

流通名 「サマーバコバ」の「ジャメスブリテニア」(Jamesbrittenia hybrid)の進化種とのこと

若干、花の形の違いが視られます、亦、「サンブリテニア スカーレット」の方が、多少大きな花です。

花は、漏斗状で五枚の花弁を着け、中央が黄色です、葉は、長楕円形で、切込みが深い羽状葉です。

ゴマノハグサ科、ジャメスブリタニア属、南アフリカ原産(園芸種) 、学名 Jamesbrittenia Hybrid cv.Sunbrittenia scarlet




<「モミジアオイ」(紅葉葵)>の赤い花です、“目覚めるような” 赤色です。

「ハイビスカス」、「フヨウ」(芙蓉)、「アメリカフヨウ」、「ムクゲ」(槿)等と同属なので、雌蕊、雄蕊が柱状に立ち上がります。

「ハイビスカス」、「フヨウ」等の花にに似ていますが、花弁が一枚一枚分離してますので

花弁と花弁の間が密着している「フヨウ」とは、違っています。

「モミジ」の葉の様な掌状葉で、3~5裂しています、「紅葉葵」の名前の由来とか

最近では、「モミジアオイ」と「アメリカフヨウ」の交雑種の「タイタンビカス」(Haibiscus × Taitanbicus)の出回っていますが

両者の特徴を失って、中途半端な感じがしますが ・ ・ ・ 

花は、一日花ですが、次々と花を咲かせるので、蕾から開花する過程を愉しみます。

アオイ科、フヨウ(ハイビスカス)属、宿根多年草、北アメリカ原産、学名 Hibiscus coccineus

英名 Scarlet rose mallow、別名 「コウショッキ」(紅蜀葵)

*「アメリカフヨウ」、「ムクゲ」に関して、前のページ “「フヨウ」がいっぱい” をご覧ください*


 “今、赤色” の最後は、「ペロペロネ」の花です、緑色から赤褐色に変化した苞が重なって鱗状になり湾曲します。

此の姿が、海老の胴体に似ているので、「コエビソウ」(小海老草)の別名が付いています。

「ペロペロネ」とは、奇妙な名前ですが、以前の属名、ペロペロネ属から付いた名前とか、今は、ジャスティシア属になっています。

其の<ペロペロネ>とは、<矢>を意味して、雄蕊の先端の葯が<矢>に似てるからと記されていました。

花は、重なり合った苞の先端から紫色の斑点が着いた筒状の花を咲かせます。

キツネノマゴ科、ジャスティシア属、常緑低木、メキシコ原産、学名 Justicia brandegeana

英名 Shrimp plant、Shrimp bush、False hop 「ホップ」の実にも多少似ています。

 



下図は、ビールの原料の一つ「ホップ」(Humulus luplus / hop) で、受粉前の雌株の姿です。

「ペロペロネ」に似ているところが有りますか 、英名 False hop の由来とのこと、<False> を使ったのがミソですが

<各画像は、クリックで拡大します>

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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。

球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。

№10

今日現在(8月16日)、蔓も延びて大きな葉も繁茂してきました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原もすっかり夏の装いです。

<下図をクリックして御覧下さい>


「ミソハギ」の咲く頃に

2015-08-14 | 植物 花

猛暑が、少し和らぎ、「ミソハギ」(禊萩)が咲く季節になりました。

ピンク色の花を穂状に咲かせます。

此の季節には、赤色が目に付きます、「ハゲイトウ」、「トウゴマ」の赤い色です。


<「ハゲイトウ」(葉鶏頭)」>

鶏の頭の様な花全体を愛でる「トサカケイトウ」(鶏冠鶏頭)、「ノゲイトウ」(野鶏頭)等と違って、葉の色合いを愛でる「ハゲイトウ」です。

多彩な色合いの「ハゲイトウ」が有りますが、今回は、赤色を主にしたものにしました。

此の朱色も最初は、緑色から黄色、朱色と変化したもので、色の変化も楽しめます。

熱帯アジア原産で、中国経由で入ってきた由、枕草子に「カマツカ」の名前で載っているとか、古くから愛でられていたようです。

ヒユ科、アマランサス(ヒユ)属、一年草、熱帯アジア原産、学名 Amaranthus tricolor

別名 「カマツカ」、「ガンライコウ」(雁来紅)

「トサカケイトウ」(鶏冠鶏頭)の花は、 “鶏冠” の下に、極小の花を密集して咲かせます。

尚、「トサカケイトウ」の名前は、<鶏冠>と<鶏頭>で、充分過ぎる命名です ・ ・ ・ 花の姿が直ぐに思い浮かびます。

同じ様な小さな花(花披片五枚と苞)が、「ハゲイトウ」の茎に咲いています、葉より見栄えは ・ ・ ・ 

花が密生する様子は、「ノゲイトウ」(野鶏頭)も同じです。

<「トウゴマ」(唐胡麻)>

次は、遠目にも確認できる「トウゴマ」の赤い果実です、開花時に棘々の果実が既に形成されています。

総状花序を葉脇からだして、花穂を作ります、雌雄同株ですが、赤い雌蕊が花穂の上方、淡黄色の雄蕊が下方に着きます。

葉は、掌状で、大きく(直径30cm位)、深く裂けます、濃緑の葉の赤い葉脈が綺麗です。

種から<ひまし油>を採ることで知られていますが、同時に、リジンと言う毒が含まれているとか

トウダイグサ科、トウゴマ属、一年草(温帯地方)、多年草(熱帯地方)、東アフリカ原産、英名 Ricinus communis

英名 Castor bean、Castor oil plant、Palma christi 、別名 「ヒマ」(蓖麻)

学名の Ricinus とは、ラテン語で<ダニ>を意味するとか、“果実の姿が<ダニ>に似ているから”

“種子の姿が<ダニ>に似ているから” との記述が有りましたが ・ ・ ・ どうも、種子の方が似ている気がします。

上位が、雌蕊(果実になって雌蕊は、見えてない)で、下位が雄蕊です。

上位が雄蕊、下位が雌蕊なら納得するのですが ・ ・ ・ 

下図は、熟した果実と種子です、果実の白い筋が裂けて種子が飛び出します。

矢張り、種子が<ダニ>ですか、艶やかな胴体がソックリです。


<各画像は、クリックで拡大します>

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