花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋、輝く実

2015-10-29 | 植物 花

花屋の店先には、ハロウィン用の「かぼちゃ」が並んでいます、ジャック・オ・ランタンを作ります。

“秋深まる(2)” も 秋に照り輝く実を挙げてみました。

「ロウヤガキ」、「ハナミズキ」の赤い実です。


<「ロウヤガキ」(老鴉柿)>

小型の「柿」なので、「ヒメガキ」(姫柿)の別名が付いています、亦、蕚が長く大きいので

子供達の正月の遊具<羽根衝き>の<羽根>に似ているので、「ツクバネガキ」(衝羽根柿)の別名も付いていました。

亦、中国名は、「老爺柿」の漢字が宛てるとのことです。

熟した時の実の色は、橙や真紅、形も球形や楕円形と多少違う種類が有ります。

盆栽仕立てで愉しむことが多いようですが、生食には、渋くて、渋くて ・ ・ ・ 

澄みきった秋の空に映える夕陽のように、真赤に輝きます。

カキノキ科、カキノキ属、落葉小高木、雌雄異株、中国原産、学名 Diospyros thombifolia、英名 Chinese persimmon

 

 

                           

     <「ハナミズキ」(花水木)>

「ハナミズキ」の複合果が赤く色着き、葉も紅葉しています。

ピンク色の “花” が、5月頃に咲きますが、花弁に見えるのは

<苞>とのことで、本当の花は、見栄えのしない小さな緑色の花です。

4枚の花弁を着けて、中心に塊となって咲きます。

此の大きな<苞>が、花の様に目立つので、「花水木」の命名になった由

ミズキ科、ミズキ属、落葉高木、北アメリカ原産、学名 Cornus florida

英名 Flowering dogwood、別名 「アメリカヤマボウシ」

 

 

下図は、苞が花弁と見紛う姿です。

「ヤマボウシ」(山法師)に似ていますが、果実の姿は、全く違っています、以前のページ 赤い実、黒い実 参照

次の輝く実は、植物園で視た「ミズレンブ」(水蓮霧)の赤い実です、表面がワックスをかけた様な光沢が有ります。

熱帯植物の所為か、露地では、夏でも、視ることは、少ないようです。

食べた経験は無いのですが、林檎の様な海面質の歯ざわりで甘いとか

花は、漏斗状の花で、4弁花、多数の雄蕊が突き出ています。

フトモモ科、フトモモ属、常緑高木、インド、マレーシア原産、学名 Syzygium aqueum

英名 Water apple、別名 「ミズフトモモ」(水蒲桃)(*)

(*)フトモモ科の<フトモモ>は、中国名の「蒲桃(ブータオ)、Syzygium jambos/Rose apple」を

沖縄では、「フートー」になり、「フトモモ」になった由



此の時期には、「チェッカーベリー」の赤い実も照り輝きます、薄緑色や白い色の若い実も次々と実を結びますので

赤色が鮮やかな実と艶やかな暗緑色の葉が美しい正月飾りになます。

夏に、「アセビ」の花に似た白い釣鐘型の花を咲かせます。

ツツジ科、ゴーテリア/シラタマノキ属、耐寒性常緑低木、這性、北アメリカ原産、学名 Gaultheria procumbens

英名 Checker berry、別名 「ヒメコウジ」(姫柑子)、「ゴールテリア」


夏、「アセビ」の花に似た花を咲かせます。

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原の湖畔には、秋の気配が漂っています、木々の紅葉も濃さを増しています。

<下図をクリックして御覧下さい>


秋深まる

2015-10-23 | 植物 花

アジアン ハイビスカス” の異名が付いた「ハイビスカス」の花に似た「アカバナワタ」(赤花綿)です。

「オクラ」や「トロロアオイ」等と同じアオイ科、アベルモスクス(トロロアオイ)属 、一年草、熱帯アジア原産

学名 Abelmoschus moschatus ssp.tuberosus 、英名 Native rosella

別名 「アベルモスク・モスカツス・ツベロスス」、「アベルモスク」、「ベニバナトロロアオイ」、「サンセットハイビスカス」

「ワタ」(綿)の名前ですが、「コットン」(Gssypius arboreum)では別の植物です。


「赤花綿」=下図=名前のとおり、濃い赤色の種類も

 因みに、=下図=は、「オクラ」(Abelmoschus esculentus)の花です。

今日の本題の “秋深る”  は、艶やかな「オリーブ」、「サンシュウ」、「ミヤマカイドウ」、「ナツメ」の実を挙げてみました。

秋の陽に、照り輝く姿が、稔りの秋の象徴です。

<「オリ-ブ」の実>

古代から栽培されていたと言う  “平和のシンボル”  「オリーブ」の実が黒紫色になってきました。

銀色の葉は、観葉植物としても人気が有ります、初夏の頃に、乳白色の小さな花を咲かせます。

日本には、フランスから神戸に入ってきたのが最初とか、今では、瀬戸内海の小豆島での栽培が知られています。

実の色は、緑色から黄緑色、紫色から熟して黒紫色と変化します、オリーブオイル、ピクルス等に加工します。

モクセイ科、オリーブ属、常緑小高木、地中海沿岸原産、学名 Olea europaea 、英名 Olive



緑色をした若い実

<「サンシュユ」の実>

長い間、「サンショウ」(山椒)と間違って覚えていた、「サンシュユ」(山茱萸)の照り輝く赤い実です。

“鶴富と那須の大八の悲恋歌” 宮崎県の民謡  稗搗節(ひえつきぶし) の

“庭の<サンシュユ>の木に鳴る鈴懸けて ・ ・ ・ ” の<サンシュユ>は

「山茱萸」ではなく、「山椒」のこととか、源平の時代から後の江戸時代に中国から入ったことからでも分かるとのこと

早春、散形化序をだして、小さな五弁の黄金色の花を咲かせます、葉が出る前に咲くので、黄金色一色になります。

春を告げる花のひとつです、四本の雄蕊と、一本の雌蕊が突き出ます。

赤く艶やかな実は、「グミ」の実に似ていますが、食べてると苦くて、生食には、不向きですが

生薬として、強壮、解熱等の薬効が有るとのことです。

ミズキ科、ミヅキ属、落葉小高木、中国、朝鮮半島原産、学名 Cornus officinalis

別名 「ハルコガネ」(春黄金)、「アキサンゴ」(秋珊瑚)等

<下図は、「アキサンゴ」(秋珊瑚)の別名が付いた艶やかな赤い実>

下図は、「ハルコガネ」(春黄金)の別名が付いた、早春に咲く黄金色の花

下図は、「サンショウ」(山椒)の実です、「サンシュユ」の実と比べるとザラザラした感じです。

<「ミヤマカイドウ」(深山海棠)>

「姫林檎」の近縁種「ミヤマカイドウ」(深山海棠)の真紅の実もたわわになっています。

秋の実、紅葉、春の淡い紅色の花の美しさを愛でます。

正確には、「ミヤマカイドウ」の名前は、植物学的には、無いとのことで、「ズミ」(Malus sieboldii)(酢味)の別名として

亦、「ミカイドウ」(実海棠)M.micromalus の別名として使用する由、特に、赤く色着く実の「ズミ」を「ミヤマカイドウ」としているようです。

 バラ科、リンゴ属、耐寒性落葉低木、中国原産(園芸種)、学名 Malus spp. 英名 Toringo crab apple


6月頃に蕾がピンク色の花を咲かせます。

<「ナツメ」(夏芽、棗)の実>

夏、黄緑色だった若い実も、艶やかな暗赤色になっています。

初夏に、五弁の萼が星形の小さな黄緑色の花を咲かせます、童謡に、此の花の下で遊ぶ子供たちの姿が ・ ・ ・ 

「ナツメ」の名前の由来は、夏に芽を出すからとのことですが、葉の芽の事か、亦は、何の芽か 

此の季節には、葉も実も出揃っていますので、他の説には、抹茶入れの<ナツメ(棗)>の形が、実の形に似ているからとか

乾燥させた実は、生薬の原料として利用されています、種々の薬効が有る由

クロウメモドキ科、ナツメ属、落葉高木、中国、西アジア原産、学名 Ziziphus jujub、学名 Jujube、Chinese date

黄緑色の若い実

童謡、<なんなんなつめの花の下 ・ ・ ・ >、初夏の頃に咲く小さな黄緑色の花です。

各画像は、クリックで拡大します。

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原の湖畔には、秋の気配が漂っています、木々の紅葉も濃さを増しています。

<下図をクリックして御覧下さい>


秋、青色(2)

2015-10-16 | 植物 花

「コスモス」と「すすき」、秋の風景ですね

秋、青(2)” として、「ビバーナム・ティヌス」、「シャリンバイ」、「ギンバイカ」、「オリーブ」の実を挙げてみました。


<「ビバーナム・ティヌス」>

「ビバーナム」の種類は、多くて、落葉する日本の「ガマズミ」(Viburnum dilatatum)や

>「オオデマリ」(V.plicatum)、「チョウジガマズミ」(V.carlesii var.bitchiuense)等も

「ビバーナム」ですが、一般に「ビバーナム」と言う場合は、常緑で外国原産の「ビバーナム・ティヌス」や

「ビバーナム・カールセファーラム」等を指すとのこと、

初夏に、淡いピンク懸かった白い花を集散花序に密集させます。

秋に、赤色からコバルトブルーに変化する実を着けます、金属で作ったような、ひかり輝く実です。

スイカズラ科、ガマズミ属、常緑低木、地中海沿岸原産、学名 Viburnum tinus、英名 Laurustinus

別名 「トキワガマズミ」(常磐莢迷)、「ジョウリョクガマズミ」(常緑莢迷)



花弁に点在するピンクの斑点が可愛らしい 「ビバーナム・ティヌス」の花です。

「ビバーナム」の一種、「オオデマリ」の花です。

「ガマズミ」=左図=と「チョウジガマズミ」の花です。


薄緑色から紫色だった「シャリンバイ」(車輪梅)の実が、青色になっています、更に熟すと黒紫色に成ります。

 

「シャリンバイ」の花は、5~6月に懸けて円錐花序をだして

白や淡紅色の五弁の花を咲かせす。

葉が車輪状に着き、互生し、花が「梅」の花に似ているので、「車輪梅」の

名前が付いた由、海岸に多く分布しているのが視られます。

バラ科、シャリンバイ属、常緑低木、日本、朝鮮半島、台湾に分布

学名 Rhaphiolepis indica var.umbellata

 


「ギンバイカ」

「ギンバイカ」(銀梅花、銀盃花)の実も色着き始めました、初夏に、真白い五弁の花を咲かせます。

長い雄蕊が特徴で、葉は、艶やかで香りもします。

古代ギリシャでは、「月桂樹」と同様、頭飾りにしたとか、亦、結婚式の飾にした由、「祝いの木」の別名も付いています。

フトモモ科、ギンバイカ属、半耐寒性常緑低木、中近東、地中海沿岸原産、学名 Myrtus comunis 英名 Myrtle(マートル)



“ 結婚式の花” だけに、清純な感じがします。

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<報告>

「オキナワスズメウリ」の成育を記録してきましたが、此の場所が工事の為、プランター等を撤去することになり

葦ずに絡ませたので、適当な転地場所が無く、刈り取ることになりました。

夏場は、日除けにもなったので、残念ですが、<№15> の青い実の様子を最後に終わることにしました。

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原の湖畔には、秋の気配が漂っています、木々の紅葉も濃さを増しています。

 

<下図をクリックして御覧下さい>


秋、青色(1)

2015-10-12 | 植物 花

秋の「紫陽花」が咲いています。

 

“秋、青色” は、「アオツヅラフジ」と「ビバーナム・ティヌス」、「ノブドウ」の青い実です、紅葉と相俟っていっそう鮮やかです。


<「アオツヅラフジ」(青葛藤)」>

此の時季、淡い緑色の若い実と濃い青紫色の実が同時に視ることができます。

熟すと表面に白い粉をふく「ぶどう」の様な実を着けます、夏、円錐花序をだして、小さな白い花を咲かせます。

葉は、光沢有る卵型やハート型で、互生します。

「アオツヅラフジ」の “ツヅラ” は、茎をつづら(葛篭)の材料にした為とか、亦、茎や根は、漢方薬にする由

実は、有毒なので「ぶどう」と間違いて食べると大変です。

ツヅラフジ科、アオツヅラフジ属、雌雄異株、本州、四国、九州に自生、学名 Coculus orbiculatus=C.trilobus

 (*)英名 Snailseed、Moonseed 別名 「カミエビ」(神海老)

(*)尚、英名は、種子の形を著しています、「カミエビ」と「アオツヅラフジ」は、別との説も有りましたが、詳しくは ・ ・ ・ 



種子は、5~6mm位の大きさ、英名の snail (カタツムリ)、moon(月)の形をしています。


<お借りした画像です>


<「カクレミノ」(隠蓑)>

「カクレミノ」(隠蓑)の実も青紫色に熟してきました、トンガリ頭のユニークな形をしています。

実の先端に、花柱の名残がユニークさの秘密です。

初夏から夏に懸けて五弁の白い花を咲かせます、光沢が有る葉を互生させます。

三裂から五裂の葉が二、三裂の浅裂の葉と変化するので、種々の形の葉を同時に視ることができます。

三裂した葉が、伝説上で、天狗が着る姿を隠す<蓑>に似ているので<隠蓑>の名前が付いた由

ウコギ科、カクレミノ属、常緑高木、本州、四国、九州、沖縄に自生するとか

学名 Dendropanax trifidus 、別名「カラミツデ」、「テングノウチワ」、「ミゾブタ」、「「ミゾブタカラミツデ」等々



<「ノブドウ」(野ぶどう)>

最後は、「ノブドウ」(野葡萄)の実です、コバルト色が鮮やかです。

熟さないうちは、白色で、徐々に、紫、コバルト色と変化します、亦、実の大きさが不揃いで

「ブドウ」の様に房状には実が着かず、葉と交互に着くので、疎らにになります。

葉は、「ブドウ」の葉に似ていますが、西アジア、北アメリカ原産の「ブドウ」とは、違っています。

花は、「ヤブガラシ」に似た小花を咲かせます。

「エビズル」、「ヤマブドウ」は、食用になりますが、「ノブドウ」は、食用には不向きです。

ブドウ科、ノブドウ属、東アジアに分布、蔓性落葉低木、学名 Amepelopsis glandulosa var.heterophylla

英名 Porcelain berry、別名 「ジャブドウ」(蛇ぶどう)

<各画像は、クリックで拡大します>

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<報告>

「オキナワスズメウリ」の成育を記録してきましたが、此の場所が工事の為、プランター等を撤去することになり

葦ずに絡ませたので、適当な転地場所が無く、刈り取ることになりました。

夏場は、日除けにもなったので、残念ですが、<№15> の青い実の様子を最後に終わることにしました。


今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原の湖畔には、秋の気配が漂っています、木々の紅葉も濃さを増しています。

<下図をクリックして御覧下さい>


秋、黄色

2015-10-07 | 植物 花

<上図は、クリックで拡大します>

豊穣の秋、大きな大きな実が実ります。

上段左=「カリン」(花梨)の実、上段中央=「ハヤトウリ」(隼人瓜)の実、上段右=「シシユズ」(獅子柚)の実

下段左=「チキュウカン」(地球柑)の実、下段中央=「エァーポテト」(*)の実、下段右=「マルメロ」の実

*下段中央の「エァーポテト」の実は、“ジャンボムカゴ” と称されて、5~8cm位の大きさになるヤマイモ科です。

夏は、日除けに最適な大きな葉を着けます、東南アジア原産、学名 Dioscorea bulbifera

別名 「空中芋」、「宇宙芋」で、蔓に生る山芋の子供「ムカゴ」(零余子)に似ています。

最初の “秋、黄色 は、「ハナセンア」(花旃那)の黄色い花です。

総状花序で、五弁の黄色い花を咲かせます、今月一杯が見頃です、茶色の三本の雄蕊が目立ちます。

小葉は、偶数羽状複葉、全縁、披針形で先端が尖ります。

マメ科、カッシア属、半耐寒性常緑低木、アルゼンチン、ペルー原産、学名 Senna corymbosa =Cassia corymbosa

英名 Flowerring senna、Argentine senna、別名 「カッシア・コリンボサ」、「アンデスの乙女」

黄色が盛り上がった様子から、Scrambled eggs の名前も付いていました。

仲間の「センナ」(旃那) Cassia angustiflora は、漢方薬(便秘薬)に加工されますが

「ハナセンナ」は、“花を鑑賞する” 「センナ」で、秋の終わり頃まで愉しめます。

下図は、葉が丸みを帯びた「コバノセンナ」(小葉のセンア) Cassia coluteoides

マメ科ですので、下図の様な長さ10cm位の豆果が垂れ下がります。

次の “黄色” は、「キンレイジュ」(金鈴樹)の花です、春~夏~冬と長い間愉しめる花です。

黄色で、トランペット状の花を房状に咲かせ、花弁の中心から花冠にかけて朱色の筋が入り、華やかさが増します。

奇数羽状複葉で、縁にギザギザが有る長楕円形で先端が尖った葉です。

ノウゼンカズラ科、テコマ属、常緑高木、アメリカ、西インド諸島、メキシコ原産、学名 Tecoma stans

英名 Yellow bells 、 yellow elder 、別名 「テコマ・スタンス」




次は、「キイジョウロウホトトギス」(紀伊上臈杜鵑草)の黄色い花です。

 

 蕾の時は、上向きですが、 徐々に下向きになり開花します。

艶が有る黄色い釣鐘型の花です。

花の外側は、黄色で、内側には、「ホトトギス」(杜鵑草) Tricyrtis

 Hybrids と同様赤紫色の斑点が多数視ることができます。

葉は光沢が有る細葉です。

ユリ科、ホトトギス属、多年草、高知県に主に自生

学名Tricyrtis macranthopsis=T.macrantha.spp.macranthopsis

 

 


尚、牧野富太郎が土佐で発見した花に「トサジョウロウホトトギス」

(土佐上臈杜鵑草)=左図=

T.macranta maxim が有りますが、「キイジョウロウホトトギス」の

花の内側の斑点が、花弁(花被片)の途中迄で、「トサジョウロウホトトギス」

が花被片の先端まで斑点が有るのとの違いが有るようです。

亦、「キイジョウロウホトトギス」の葉が、細長く光沢が有るのと比較して

「土佐上臈杜鵑草」は、幅広で短く丸みを帯びていました。

 

 

下図は、「タイワンホホトギス」(台湾杜鵑)ですが、ホトトギス属特有の赤紫色の斑点が有ります。


最後は、「ヒメトリトマ」(姫トリトマ)で終わります、名前の通り、「トリトマ」(オオトリトマ/トーチリリー)より小振りなのが特徴です。

「キダチアロイ」、「アロイベラ」の花と似ています。

総状花序をだして、円筒形の赤、オレンジ色、黄色に変化する花を多数下向きに咲かせます。

ユリ科、ツルボラン(シャグマユリ)属、耐寒性多年草、南アフリカ原産、学名 Kniphofia triangularis


因みに=下図=は、「アロエベラ」の花です。

<各画像は、クリックで拡大します>


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<報告>

「オキナワスズメウリ」の成育を記録してきましたが、此の場所が工事の為、プランター等を撤去することになり

葦ずに絡ませたので、適当な転地場所が無く、刈り取ることになりました。

最後、下図の様な赤く熟した様子迄記録しようと思ったのですが ・ ・ ・ 

 

今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原には、秋の気配が漂います、湖畔の木も色着き始めています。

<下図をクリックして御覧下さい>