花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

「ミソハギ」の咲く頃に

2015-08-14 | 植物 花

猛暑が、少し和らぎ、「ミソハギ」(禊萩)が咲く季節になりました。

ピンク色の花を穂状に咲かせます。

此の季節には、赤色が目に付きます、「ハゲイトウ」、「トウゴマ」の赤い色です。


<「ハゲイトウ」(葉鶏頭)」>

鶏の頭の様な花全体を愛でる「トサカケイトウ」(鶏冠鶏頭)、「ノゲイトウ」(野鶏頭)等と違って、葉の色合いを愛でる「ハゲイトウ」です。

多彩な色合いの「ハゲイトウ」が有りますが、今回は、赤色を主にしたものにしました。

此の朱色も最初は、緑色から黄色、朱色と変化したもので、色の変化も楽しめます。

熱帯アジア原産で、中国経由で入ってきた由、枕草子に「カマツカ」の名前で載っているとか、古くから愛でられていたようです。

ヒユ科、アマランサス(ヒユ)属、一年草、熱帯アジア原産、学名 Amaranthus tricolor

別名 「カマツカ」、「ガンライコウ」(雁来紅)

「トサカケイトウ」(鶏冠鶏頭)の花は、 “鶏冠” の下に、極小の花を密集して咲かせます。

尚、「トサカケイトウ」の名前は、<鶏冠>と<鶏頭>で、充分過ぎる命名です ・ ・ ・ 花の姿が直ぐに思い浮かびます。

同じ様な小さな花(花披片五枚と苞)が、「ハゲイトウ」の茎に咲いています、葉より見栄えは ・ ・ ・ 

花が密生する様子は、「ノゲイトウ」(野鶏頭)も同じです。

<「トウゴマ」(唐胡麻)>

次は、遠目にも確認できる「トウゴマ」の赤い果実です、開花時に棘々の果実が既に形成されています。

総状花序を葉脇からだして、花穂を作ります、雌雄同株ですが、赤い雌蕊が花穂の上方、淡黄色の雄蕊が下方に着きます。

葉は、掌状で、大きく(直径30cm位)、深く裂けます、濃緑の葉の赤い葉脈が綺麗です。

種から<ひまし油>を採ることで知られていますが、同時に、リジンと言う毒が含まれているとか

トウダイグサ科、トウゴマ属、一年草(温帯地方)、多年草(熱帯地方)、東アフリカ原産、英名 Ricinus communis

英名 Castor bean、Castor oil plant、Palma christi 、別名 「ヒマ」(蓖麻)

学名の Ricinus とは、ラテン語で<ダニ>を意味するとか、“果実の姿が<ダニ>に似ているから”

“種子の姿が<ダニ>に似ているから” との記述が有りましたが ・ ・ ・ どうも、種子の方が似ている気がします。

上位が、雌蕊(果実になって雌蕊は、見えてない)で、下位が雄蕊です。

上位が雄蕊、下位が雌蕊なら納得するのですが ・ ・ ・ 

下図は、熟した果実と種子です、果実の白い筋が裂けて種子が飛び出します。

矢張り、種子が<ダニ>ですか、艶やかな胴体がソックリです。


<各画像は、クリックで拡大します>

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