花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

「サルビア」シリーズ(1)

2023-08-29 | 植物 花

今日からは、シソ科の花「サルビア」を挙げてみます、花期が長いお馴染みの花達です。

1回目の最初は、「サルビア・ミクロィィラ」と「サルビア・グレッキー」です。

花期が、初夏から晩秋と長いのが特徴です。

<「サルビア・ミクロフィラ」>

「サルビア・ミクロフィラ」Salvia microphylla  の花色は、赤色ですが、赤、白の混色の花も在ります。

 

今日は、「サルビア・ミクロフィラ」の園芸種「ミクロフィラ  ”ホットリップス” 」を挙げました。

総状出して出して、緋色で唇形の花を咲かせます、花色は、園芸種の「サルビア・ミクロフィラ `ホットリップス`」

の様に花冠が、赤と白のツートンカラーも有ります。

尚、近縁種の「サルビア・グレッキー」  Salvia greggii  には、緋色以外に、橙、黄、白色が有るようです。

此の「サルビア・グレッキー」と「サルビア・ミクロフィラ」似ていて、判別が着き難いのですが

判別のポイントの①に、「サルビア・ミクロフィラ」の花冠には、元の方に一対の突起物が在る由

ポイント②は、、片方の名前が、<ミクロフィラ>なので、花、葉の大小なのかなとも

亦、「サルビア・グレッキー」には、「オータムセージ」の別名も付いてますので、最盛期の違いかも

亦、花径、草丈が、「ミクロィィラ」は、2cm、40cm位に対して

グレッキー」は、3cm、120cm位と大きさ、高さの違いでも判別は、嘉納です。

シソ科、アキキリ(サルビア)属、メキシコ原産、耐寒性多年草、学名 Salvia microphylla cv.Hot Lips

英名     Baby sage、Cherry sage



 

次は、上載の「サルビア・ミクロフィラ」と似た花の「サルビア・ミクロフィラ」です。

<「サルビア・グレッキー」>

「サルビア・グレッキー」Salvia greggii別名「オータムセージ」、「チェリーセージ」です。

花色は、赤、橙、黄、白と多彩、冬に越冬して、低木状になりますので、剪定が出来ます。



ひまわり ”テディーベア”

2023-08-26 | 植物 花

「ヒマワリ」の花をジックリ眺めてみましょう。

クリックで拡大すると、一段と絶妙な細部配置を見極める事が ・ ・ ・ 

 

夏を代表する花「ヒマワリ」の種類も多いのですが、今日は、其の中の八重咲きの「テディーベア」を挙げてみました。

縫いぐるみのテディーベアー似似てる故に名付けられて「ヒマワリ」です。

<「ヒマワリ 'テディーベアー’」>

「ヒマワリ」は、キク科、ヒマワリ属の非耐寒性一年草、北アメリカ原産

学名   Helianthus annus、英名   Common sunflower

別名「ヘリアンサス」、「ニチリンソウ」(日輪草)等

頭状花序に、周りを舌花で、中心が筒状花で構成する花が、多いのですが

今回は、矮性の八重咲き「’テディーベアー’」です。

小さな花弁が、中心迄密生するので、モコモコ感がして、丸で、縫いぐるみの テディーベア です

学名   Helianthus sunflower 'Teddy Bear'、英名   Teddy Bear Sunflower




テディーベアー’ の名前は、花弁の様子が、縫いぐるみ テディーベアーの毛並みに似ているからとか

「ひまわり」多彩

八重咲きの種類には、花弁が、「テディーベアー」より 密で無く、周りの舌状花が大きい

「ひまわり ’東北八重’」等も有ります。

濃い赤黒色の「ムーランルージュ」H. 'Moulin Rouge'、「ココア」H. 'Cocoa' 等多彩です。

 

秋頃からは、「ヤナギバヒマワリ」(柳葉向日葵)が、咲き始めます。


「ペロペロネ」や「アカンサス・モリス」

2023-08-24 | 植物 花

今日は、妙な名前の「ペロペロネ」と「アカンサス・モリス」の花です、今が、盛りです。

妙な名前とは、言っても、別名は、「コエビソウ / 小海老」と「ハアザミ / 葉薊」と真面な名前ですのでご安心を!!

両者、キツネノマゴ科の植物です。

ベロペロネ(コエビソウ、小海老草)」>

花より赤褐色の葉の様な苞が、目立ちます、鱗状になった苞が、湾曲して海老の様に見えるので

別名「小海老草」の名前が、付いた由、花は、白く長い筒状花で、花弁には、紫色の斑点が入ります。

ベロペロネ属から今は、ジャスティシア属になったとのことで、学名も旧と新が、併記され場合が有ります。

 「ベロペロネ」は、ギリシャ語で<ベロス(矢)>、<ペロネ(帯)>

雄蘂の先端で、二本の葯が、矢の様な形になるからとか

キツネノマゴ科、ジャスティシア属、非耐寒性常緑低木、メキシコ原産、学名 Justicia brandegeana

=Beloperone guttata、英名 Shrimp plant、False hop

尚、False hop は、形が、ホップの花の形に似ているための命名とか、”偽のホップの花” ですね


「ペロペロネ」の名前の由来のギリシャ語の<ペロス pelos(矢)>、<ペロネ perone(帯、留め金)>からとか

雄蘂の先端から突出る2本の葯が、矢の様な形からですかね ・ ・ ・ 

下図は、ビールの原料の一つ「ホップ」 Humulus luplus / hop  で、受粉前の雌株の姿です。

「ペロペロネ」に似ているところが有りますか 、英名  False hop  の由来とのこと、<False> を使ったのがミソですが


<「アカンサス・モリス」(ハアザミ/葉薊)>

数十種有る中で、此の「アカンサス・モリス」と「アカンサス・スピノサ」が一般的です。

花は、上部に覆い被さる様な萼、下部に苞、其の間から花弁が舌の様に突出ます、苞には棘が生えています。

最初の「アカンサス・モリス」は、古代ギリシャ、ローマ時代のコリント建築の彫塑

装飾モチーフとして此の「ハアザミ」の葉が、モデルになったとのことです。

特に、コリント建築の石柱の飾り模様に多く採用された由、ギリシャの国花にもなっているとか

日本の一万円札の図柄にも描かれています。

紫色の萼と白い色の花弁のコントラストが見事で、長い茎に穂状に着いた筒状花が咲きます。

羽状に深く込みが有る艶やかな葉や、特徴有る花の形や萼に入る紫色の筋(脈)に人気が有るようです。

亦、花後の萼は、其の儘残りますので、長い間愉しむ事ができます。

種々種類が有る中で、此の「ハアザミ」(アカンサス・モリス) が 一番知られている様です。

キツネノマゴ科、ハアザミ属、耐寒性多年草、南ヨーロッパ原産、学名 Acanthus mollis

英名   Bear's Breech”熊の尻”、何、似ているって ・ ・ ・ 、別名「ハアザミ」(葉薊)



下図は、更に長く太い棘を生やした、「アカンサス・スピノサス」です、葉にも棘が視られます。

 

 古代建築の意匠に用いた葉の形と其の彫刻文様<借用画像>



今、アオイ科の花(7)

2023-08-20 | 植物 花

今日のアオイ科の花は、「ムスクマロウ」と「ラバテラ・ツリンギアナ」の花です。

<「ムスクマロウ」>

「マロウ」の仲間には、種類が多く有、「ウスベニアオイ」 Malva sylvestris 

変種の「ゼニアオイ」 M.sylvestris var.mauritana  等々が代表的ですが

今日は、清楚な感じの「ジャコウアオイ」(麝香葵)(ムスクマロウ)を挙げてみます。

名前の通り、麝香の香りが強い種類です、「ウスベニアオイ」や「ゼニアオイ」も香りは有りますが

其れ以上の強さです、花は、ハーブティーにしても愉しめます。

花色は、ピンクが主ですが白色の花も見受けられます。

アオイ科、ゼニアオイ属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産、学名  Malva moschata

他に、「コモン・マロウ」 Common mallow、「ブルーマロウ」 Blue mallow  の名前が付いています。


麝香の香りがする葉は、深い切込みが在ります。

 

次のアオイ科の花は、「ラバテラ・ツリンギアカ」の花です、先日に挙げた「ラバテラ・トリマストリス」の仲間です。

花期が「トリメストリス」より長いので、充分愉しめます。

<「ラバテラ・ツリンギアカ」>」

「ラバテラ・ツリンギアカ」は、初夏から来月頃迄咲く開花期間の長い花です。

「ラバテラ」は、地中海沿岸、ヨーロッパ、西アジアの広い地域に分布してるとのこと。

花は、「ムクゲ」や「フヨウ」に似た5弁花で、葉は、手の平型で、切込みが入ります。

花径  8=12cm、草丈  70-180cm

「ラバテラ」の園芸種には、多数の品種が有る様ですが、日本で多く栽育して上記上記の2種を挙げます。

半耐寒性多年草、学名   Lavatera thuringiaca別名「ラバテラ 'バーンズレイ’」



<画像は、クリックで拡大表示します>


今、アオイ科の花(6)

2023-08-19 | 植物 花

今日のアオイ科の花は、「シダルセア」と「タチアオイ」の花です。

大輪の花を咲かせ、真夏を象徴する花です、草丈も高く、青空に映える花達です。

最初は、” 小さなキダチアオイ”  と称される、「シダルセア」です。

<「シダルセア」>

「ミニホリホック」の別名が、付いています、” 小さな「タチアオイ」” と言ったところです。

草丈も40~80cm位と低く、茎も「タチアオイ」と比べると細く、直立します。

総状花序を出して、多くの5弁花を次々と咲かせ、掌状に裂けた葉は、互生します。 

アオイ科、ゴジカモドキ(シダルセア)属、耐寒性多年、一年草、北アメリカ 中、西部原産

学名   Sidalcea Hybrids英名   Checker mallow、Prairie mallows

別名「キンゴジカモドキ」、「ミニホリホック」、「プレリーマロー」

尚、人気の品種には、交配種の「シダルセア・マルビフロラ」Sidalcea  malviflora

「シダルセア・カンディダ」S. candida 、「シダルセア・オレガナ」S. oregana  が人気です。




 

次は、お馴染みの「タチアオイ /  立葵」の花です。

「タチアオイ」(立葵)も空に向かって高く茎を伸ばします、明るい夏空をバックに輝きます。

「ハイビスカス」の花に似た花を、下から上へと穂状に次々咲かせます。

花の色もピンク、青紫、赤、黄、白、黒と豊富です、一重、八重が有ります。

アオイ科、タチアオイ(アルテア)属、西アジア、地中海沿岸、中国原産、耐寒性多年草(秋蒔き一年草)

別名「ホリホック」、学名  Alcea rosea、英名  Hollyhock


他の画像は、動画にしました。