ナス科の花3種、「ニーレンベルギア」、「ブロワリア」、「リシアンサス・ランドネッティー」の花です。
青紫色が ”夏色” の花々です、夏に暑さに涼味を添えて涼しげです。
皆、ナス科だけに「ナス(茄子)の花に似ているのが特徴です。
<「ニーレンベルギア」>
初夏から長い間、愉しんだ「ニーレンベルギア」Nierenbergia spp.も開花期を終えます。
「ニーレンベルギア」は、別名「糸葉桔梗)の名前の通り葉が細長い線状で、「桔梗」に似た花を咲かせます。
青紫色の花の中心が黄色の「セルレア」が、多い種類ですが、別名「ギンバイカ」(銀盃花)の「スコパリア」
「レオエンス」N.repense 、「スコパリア」N.scoparia 等、他に、多数の園芸種が栽育されています。
茎が、立性と匍匐性が有りますが、今回は、立性の「セルレア」にしてみました。
ナス科、ニーレンベルギア属、半耐寒性多年草、メキシコ、南アメリカ原産
学名 Nirembergia caerulea (=N.hippomanica)、英名 Cup flower
次のナス科の花は、「ソラナム」(リシアンサス・ラントネッティー)の花です。
「リシアンサス・ラントネッティー」
「ヤマホロシ」、「フユサンゴ」、「ツルハナナス」、「シホウカ」等を流通名で「ソラナム」としてますが
ナス科の植物の総称が「ソラナム」だからとのことです。
秋頃に、赤く熟す実は、水滴型で垂下がります。
ナス科、ソラナム属、半耐寒性常緑低木、アルゼンチン、パラグァイ原産
学名 Lycianthes rantonnetii = Solanum rantonnetii 、英名 bluepotato bush
Paraguay nightshade とか、nightshade は、辞書に<ナス属>となってました。
勝手に “パラグァイの夜陰” ロマンチックな名前だと感心したのですが ・ ・ ・
次も長い期間愉しめる「ブロワリア」です。
「ブロワリア」
筒状花の先端が五裂し、花径5cmにもなる大きな花です。
別名「タイリンルリマガリバナ」が付けられています、<マガリバナ>とは、妙な命名ですが
5枚の花弁が、全て同じ形で無いので、<マガリ/いびつ>の名前が、付いた由
最も、小さな花の Browallia viscosa 等の品種も有る様ですが
一般には、今日、載せる「ブロワリア スペシオサ」(B.speciosa)が、多いようです。
ナス科、ブロワリア属、非耐寒性一年草、コロンビア原産、学名 Browallia speciosa
英名 Bush violet、Sapphire flower、Lovely browallia
別名「タイリンルリマガリバナ」(大輪瑠璃歪花)
< 各画像は、クリックで拡大表示します>
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過去の記事の再掲載です。
夏の赤色今日の窓は、「アサギリソウ」と「ユウギリソウ」です。「アサギリソウ」(朝霧草)は、細い葉や茎に白い毛が密生していて、光が当たると銀緑色に輝きます。”噴霧” の様な姿が、......