花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、“桜”

2016-01-30 | 植物 花

<「冬咲きクレマチス」>


バラ科の「桜」、「染井吉野」等の開花には、早い季節ですが、 今、“桜” の名前が付いた花々が咲いています。

「ユキザクラ」(雪)/「プリムラ・シネンシス」、「ウンナン サクラソウ」(雲南草)/「プリムラ フィルクネラエ」

開花期が終わった「アッサム ニオイザクラ」(アッサム匂い)/「ルクリア」等々です。


<「ユキザクラ」(「プリムラ・シネンシス」)>

花冠が五裂して、さらに、其の先端が二裂する可憐な形をしています、亦、花の中心が薄い黄色です。

原種の花色は、白とのことですが、最近では、赤、ピンク、薄紫、青色と多彩な園芸種が多いようです。

掌状の葉の裏が,赤色をしています、表の緑と赤のコラボが見事です。

サクラソウ科、サクラソウ(プリムラ)属、常緑多年草、中国原産、学名 Primula sinensis、英名 Chinese primrose



次は、「ウンナンサクラソウ」(雲南桜草)、「プリムラ・フィルクネラエ」です、上に載せた「プリムラ・シネンシス」の近縁種で

「プリムラ・シネンシス」同様、葉茎を伸ばして、淡いピンク色の花を咲かせます、明るい “春の色” です。

葉や茎に軟毛が被い、葉が羽状に裂けているのも似ています。

サクラソウ科、プリムラ/サクラソウ属、多年(一年)草、学名 Primula filchnerae

最後の “桜” は、「アッサム・ニオイザクラ」(アッサム匂い桜)、「ルクリア」(Luculia)です、開花時期が終わっていますが

時折、目にすることが有ります、香りが良い華麗な花です。

五弁の白やピンクの花を房状に咲かせます、「桜」の花のイメージです。

野生種は、数種有るようですが、「ルクリア・ピンセアナ」が多く栽育されています。

室内に置くと芳香剤の役目をしてくれます、「匂い桜」の名前の由来です。

「ルクリア」の名前は、現地語で「ルクリ スア」と呼ぶことからからとか

アカナ科、ルクリア属、半耐寒性常緑低木、ネパール、インド、中国雲南地方原産、学名 Luculia pinceana


<各画像は、クリックで拡大します>

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>

1月24陽日は、吹雪で、山も湖もホワイトアオトしていました。


冬、「ブルーシャンデリア」

2016-01-27 | 植物 花

「雪女王」の名前が付いている「アロエ・アルビフロラ」です、純白の花冠に濃い緑色の筋が鮮やかです。

花茎を伸ばし、先端に総状花序をだして、釣鐘型の花を咲かせます、冬のユリ科の花です。

線形で肉厚の葉には、白い斑模様が入り、観葉植物としても人気が有ります。

ユリ科、アロエ属、常緑多年草、マダカスカル原産、学名 Aloe albiflora

今日は、冬に瞬く “ブルーのシャンデリア” 「エクメア ガモセパラ」です、“冬の夜に瞬くLED照明” です。

寒さに強い冬の花ですが、室内で咲かせるのが無難です。

薄くて柔らかい葉が、ロゼット状になり、中心から花茎を伸ばし(約30cm位)、円柱形の花序をだします。

苞と萼が重なったピンク色の筒の先端に、淡い青紫色の花を咲かせます。

パイナップル科、エクメア/サンゴアナナス属、常緑多年草、ブラジル原産、学名 Aechmea gamosepala

英名 Match stick plant、別名「ガモセパラ」、「ブルーシャンデリア」

英名は、“マッチ棒” の植物ですか、ナルホド納得です。



花は、淡い青紫色で、全開しないのが、御淑やかな感じです。

<各画像は、クリックで拡大します>


冬の時季に、他のパイナップル科の花は、植物園などの温室で視ることができます。

以前に載せたページ<温室のパイナップル科の植物>をご覧ください。

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>

1月24陽日は、吹雪で、山も湖もホワイトアオトしていました。


寒紅梅、寒緋桜、ユキノシタ科二種

2016-01-20 | 植物 花

冬、ベンケイソウ科の多彩な「カランコエ」(Kalanchoe Hybridsが咲いています。

秋に咲く「カランコエ」、別名「ベニベンケイ」(Kalanchoe blossfeldianaと、少し違った花達の形です。

「カランコエ ピナータ」(Kalanchoe pinnata)、「カランコエ プミラ」(K.pumila)、「カランコエ ´テッサ`」(K.Tessa

「カランコエ ユニフロラ」(K.uniflora)等が主なものです。


早咲き種の「カンコウバイ」(寒紅梅」が見頃になりました、例年より少し早い開花です。

園芸品種だけに、一重の「白梅」の清楚さに比べて、チョット “重い” 感じがしますが、妖艶さでは負けないようです。

「ウメ」(梅)は、バラ科、サクラ属、中国原産、耐寒性落葉高木、別名 「カンコウ」(寒紅)、学名 Prunus mume 

此の「寒紅梅)の学名は、 Prunus mume ´Kankou` でした。





次は、“沖縄の桜” 「カンヒザクラ」(寒緋桜)です、小輪で濃いピンクの花が下向に半開します。

花弁が5枚で、多数の雄蕊、一本の雌蘂が視られます。

正式名が「ヒカンザクラ」(緋寒桜)とのことですが、別種の「ヒガンザクラ」(彼岸桜)と名前が混同し易いので

「カンヒザクラ」(寒緋桜)の名前も併用しているとのことです。

バラ科、サクラ属、中国、台湾原産、落葉小高木、学名 Prunus cerasoides var.campanulata

英名 Taiwan cherry 、別名 「ガンジツザクラ」(元日桜)、「タイワンザクラ」(台湾桜)



下図が、「ヒガンザクラ」(彼岸桜)です、「ヒンザクラ」、「ンザクラ」、<カ>と<ガ>の違いです。

ユキノシタ科の二種は、「ヒマラヤユキノシタ」と「ヨウシュクモマグサ」(洋種雲間草)です。

<「ヒマラヤユキノシタ」 (ヒマラヤ雪ノ下)>

例年だと、2月に花を咲かせるのですが、今年は、早くも咲いています。

光沢が有る大きな葉をロゼット状に広げて、中心から長い花茎を伸ばして、円錐花序をだし、五弁のピンクの花を咲かせます。

交雑種が多いとのことですが、今回は、人気の「ヒマラヤユキノシタ」 を載せてみました。

ユキノシタ科、ベルゲニア/ヒマラヤユキノシタ属、耐寒性常緑、ヒマラヤ地方(アフガニスタン、パキスタン、ネパール)原産

学名 Bergenia stracheyi、英名 Winter begonia、Himalayan creeping saxifrage

別名 「オオイワウチワ」(大岩団扇)、「ウインター・ベゴニア」




最後のユキノシタ科は、冬に咲く「ヨウシュクモマグサ」(洋種雲間草)です。

日本の固有種の「クモマグサ」(雲間草)とは違って、北ヨーロッパ原産種の園芸品種とのこと

寒い冬の北風を受けながら、春を待ち兼ねて咲くような風情です。

「梅」の花に似た五弁の花をさかせます、花色は、白、ピンク、赤等が有ります。

花名の“雲間” とは、雲が漂う高山に育つからと記されていました、日本の「クモマグサ」も北アルプスに自生します。

ユキノシタ科、サクシフラガ/ユキノシタ属、耐寒性常緑多年草、北ヨーロッパ原産(園芸種)

学名 Saxifraga rosacea、別名「サキシフラガ」、「セイヨウクモマグサ」(西洋雲間草)

 

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>

1月24陽日は、吹雪で、山も湖もホワイトアオトしていました。


「椿」三種、“金魚”、“林檎”、“和菓子”

2016-01-16 | 植物 花

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「ルスカス・ヒポフィルム」(Ruscus hypophyllum)が咲いています、小さな小さな(径6ミリ位)花です。

フラワーアレンジメントの花材の葉に咲いた花です、小さな紫色の花です。

花は、萎れてしまいましたが、葉に咲いた「ルスカス・ヒポフィルム」は、何ヶ月も咲き続けています。

尚、葉の様なのは、茎が変化した<葉状茎>とか、花が咲くのも納得です。

柔らかい葉状茎の上面と裏側に花を咲かせます。

調べると、仲間には、他に 「ルスカス・アクレアッス」(Guscus aculeatus)、別名「ナギイカダ」(梛筏)

「ルスカス・ヒポロッスム」(R.hypoglossum)等が有るようです。

両者、花は、葉状茎の上面だけに花を咲かせるようです、亦、葉状茎の先端には、針状の棘が有ります。

ユリ科、ルスカス属、多年草、ポルトガル、地中海沿岸原産、学名 Rusucus hypophyllum



今日の本題の<「椿」三種、“金魚”、“林檎”、“和菓子” >とは、妙な取り合わせですが

金魚の形をした葉の「椿」、林檎の形の実を着ける「椿」、和菓子の様な花を咲かせる「椿」を列挙したものです。


最初は、<「キンギョツバキ/キンギョバツバキ」(金魚椿/金魚葉椿)」>です。

此の時季に咲き、一重の淡いピンク色の小さな花も綺麗ですが、葉の形が独特で、金魚の尾鰭の形をしています。

名前の由来とのことです、「ヤブツバキ」(藪椿)の突然変異種を栽育したものとか、微笑ましい姿です。

ツバキ科、ツバキ属、園芸種、学名 Camellia japonica cv.Kingyoba-tsubaki

「ツバキ」(椿) Camellia japonica とは、日本、中国、朝鮮半島原産の「ヤブツバキ」、日本原産の「ユキツバキ」を

を原種として作出した園芸種群を称して、「ワビスケ」(侘助)なども其の中に入る由

現在では、「椿」には、数多くの園芸種が有りました。

二裂から三裂した葉の形が、金魚の尾鰭の様です、何匹もの金魚が集まってきました。


次は、実が林檎の様な「椿」、「リンゴツバキ」(林檎椿)です、艶やかに真赤な色に染まります。

花は、今が盛りですが、実は、秋に大きな(径5~8cm位)実を着けます、「ヤブツバキ」より大きい実で

花は、逆に「ヤブツバキ」より大分小さいのが特徴です。

「林檎」の様な実を着けるので、此の名前が付いた由

「リンゴツバキ」も「ヤブツバキ」の変種とかで、主に、沖縄、屋久島、九州、四国等に自生してるとか

今では、本州でも多くの場所で植裁しているのを視ることができます。

ツバキ科、ツバキ属、耐寒性常緑高木、学名 Camellia japonica var.macrorpa

別名 「ヤクシマツバキ」(屋久島椿)、「オオミツバキ」(大実椿)

<以上の全画像は、クリックで拡大します>


最後に、「ハイドゥン」を挙げてみました、“和菓子” の様な「ツバキ」花です。

冬の植物園の温室を彩る「ツバキ」です、近縁種の黄色い「キンカチャ」(金花茶)と同様の人気者です。

ベトナムの旧正月を祝う花とのこと、肉厚で美味しそうな “和菓子“ の風情です。

「ハイドゥン」は、ベトナム語の「カイドウ」(海棠) Hi Duong によるとか

最近、此の「ハイドゥン」と「ヤブツバキ」の交配種も作出されている由

ツバキ科、ツバキ属、半耐寒性常緑樹、ベトナム原産、学名 Camellia amplexiaulis

別名 「ベトナムツバキ」(越南椿)、「カイドウツバキ」(海棠椿)

<上図の4枚のうち、最初(上段左)の画像は、クリックで拡大します>

植物園には、「ハイドゥン」の近縁種の「キンカチャ」(金花茶)も咲いています。

 

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

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高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>


「ギョリュウバイ」

2016-01-11 | 植物 花

「ヒマラヤザクラ」(ヒマラヤ桜)が満開です、ヒマラヤ地方原産で、「桜」の野生種とか

日本に、ネパール国王から贈られたとのことです。

「染井吉野」等の開花の前の一時を愉しみます、清楚な一重の淡い紅色の花です。

バラ科、サクラ属、学名 Prunus cerasoides、英名 Himalayan cherry


花が少ない冬に、「ギョリュウバイ」(魚柳梅、御柳梅)の花が鮮やかな色を添えます。

花は、桃、赤、白色、一重、八重咲きが有り、実は、球形で、熟すと炸裂して種子を散布します。

名前の<ギョリュウ>は、葉が、ギョリュウ科の樹木「ギョリュウ」(御柳)の葉に似て

花は、バラ科の「梅」に似ている故の命名とか、「ギョリュウ」の葉は、細長く先端が尖った小さな硬い葉です。

フトモモ科、ギョリュウバイ属、半耐寒性常緑低木、オーストラリア、ニュージーランド原産

学名 Leptospermum scoparium、英名 Manuka、 Tea tree

別名「レプトスペルマム」、「ティーツリー」、「ショウコウバイ」(松紅梅)

<各画像は、クリックで拡大します>

此の時季に咲く花、「エリカ」も見頃です、以前に載せた記事が有りますので

<「エリカ」の季節>をご覧ください。

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尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>