花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春の色(3)

2021-02-26 | 植物 花

春の色(3)には、「プリムラ」を4種挙げてみました、何れも明るい "春の色” です。

「プリムラ」Primula  は、ラテン語の   Primos  (最初)の意味からとか、早春に他の花々に先駆けて咲くので

”春の色”  に相応しい花です。

「プリムラ・キューエンシス」、「プリムラ・オブコニカ」、「プリムラ・マラコイデス」の3種です。

<「プリムラ・キューエンシス」>

イギリスのキュー植物園で中国原産の品種を交配して作出された園芸種とか

冬は、室内での栽育が、無難ですが、明るい黄色い色の花が、咲き始めると春の到来を感じさせます。  

花には、芳香が有り、花茎に2~5段の輪状花を咲かせます。

花径3cm と小さめ、草丈は、45cm位

サクラソウ科、サクラウ属、半耐寒性多年草、学名  Primula × Kewensis = Primula ”Kewensis”




次は、「プリムラ・オブコニカ」です。

<「プリムラ・オブコニカ」>

花径が、5cm位と大きく、野生種は、淡いピンク色ですが、多くの園芸種がつくられ

透明感有る青紫、橙、白色等多彩です、亦、開花期間が、長いのも特徴です。

葉は、小型のハート型、表面に銀白色の細かい毛が、生えています。

葉や茎、花には、<プリミン>言う毒性物質が含まれていて、触ると皮膚が、爛れます。

中国、ヒマラヤ地方原産、緋耐寒性多年草(一年草)、学名  Primula obconica

英名 German primrose、Poison primrose、別名「トキワザクラ」(常盤桜)

「シキザキザクラ」(四季咲き桜)




 

最後は、「プリムラ・マラコイデス」で終わります。

<「プリムラ・マラコイデス」>

ロゼット状の葉株の中心から花茎を伸ばして、花序を作り、花茎2cm位の小さな花を沢山咲かせます。

花は、筒状で花弁は、5枚で先端の花冠が浅く2裂し、花の基部は、黄色です。

花色も紫、赤紫、ピンク、白、青、黄緑、混色と多彩です。

鼻の大きさ、咲き方、花の色の違いの園芸種が、多く作出されています。

中国雲南省原産、半耐寒性多年草(一年草)、学名  Primula malacoides 、英名  Fairy primose

別名「ケショウザクラ」(化粧桜)、葉、茎に白い粉が付着するので此の命名とか

他に「オトメザクラ」(乙女桜)乙女の様に愛らしいからですか ・ ・ ・




春の色(2)

2021-02-22 | 植物 花

今回も過去の記事を切り、多少添削しての掲載です、明るい春色の花を載せます、「セルリア」の花です。

「セルリア、フロリダ」が咲き始めています、暖かい春色のパステルカラーです。

淡いピンクの花を、茎の先端に房状に咲かせます、葉は、細い円柱状で羽状複葉です。

花弁のように見えるのは、花では無く、総苞なのです。

此の総苞のパステルカラーが、清々しく、明るい雰囲気を醸し出します。

イギリスの故ダイアナ妃が、ブライダルブーケとしたとか、ブライダルフラワーとして人気が有るようです。

英名も  Blushing bride  “頬を染めた花嫁”、ピンク色が、英名の由来でしょうか

セルリア属には、40種位有るとのこと、此の中で、フロリダ種が一番美しいようです。

近い植物には、夏に咲くヤマモガシ科の「プロテア」Protea spp.が有ります、同様にイキソチックな花です。

細長い円柱形の葉もユニークな形で愉しめます。

ヤマモガシ科、レルリア属、常緑小低木、南アフリカ ケープ地方原産

学名  Serruria florida別名「ジョーイ セルリア」 

此の時季の花、「セルリア<ジョーイ セルリア>」の新しい園芸品種が、次々と出ていますが

「セルリア・フロリダ」を中心にして総苞(花弁と見紛う)の色の濃い薄い等で

種々名前が付いた品種が視られます。

「セルリア ジョーイセルリア プリティピンク」、「スェルリア ジョーイセルリア カルメン」等々

改良種「セルリア ジョーイセルリア プリティピンク」もピンク色が、綺麗です。

細長い円柱形の葉もユニークな形で楽しめます。

淡い “春色” の花が咲き始めています、ホットする暖かい春の色です。

“頬を染めた花嫁” 「セルリア・フロリダ」

淡いピンクの花を、茎の先端に房状に咲かせます、葉は、細い円柱状で羽状複葉です。

花弁のように見えるのは、総苞です。

此の総苞のパステルカラーが、清々しく、明るい雰囲気を醸し出します。

イギリスの故ダイアナ妃が、ブライダルブーケとしたとか、ブライダルフラワーとして人気が有るようです。

英名も Blushing bride  “頬を染めた花嫁”、ピンク色が、英名の由来でしょうか

セルリア属には、40種位有るとのこと、此の中で、フロリダ種が一番美しいようです。

近い植物には、夏に咲くヤマモガシ科の「プロテア」Protea spp.が有ります、同様にイキソチックな花です。

細長い円柱形の葉もユニークな形で愉しめます。

ヤマモガシ科、レルリア属、常緑小低木、南アフリカ ケープ地方原産、学名 Serruria florida

英名  Blushing brid   別名「ジョーイ セルリア」 

 

此の時季の花、「セルリア」の新しい園芸品種が次々と出ています。

「セルリア・フロリダ」を中心にして、総苞(花弁と見紛う)の色の濃い薄い等で、

種々名前が付いた品種が視られます。

開花時期が、初夏で、濃い色の「ジョーイ セルリア ’カルメン’」等が、人気の品種です。

花弁を囲む総苞の中心に花弁が在り、葉は、羽状複葉、小葉が針形です、先端に、柔らかい綿毛で覆った蕾ができます。

ライムグリーンの総苞が、淡いピンク色になり、優しく、清楚な感じを与えます。

 

春の様な明るい色のサクラソウ科の「プリムラ」Purimula Hybrids が、咲き揃っています。

秋から冬、秋と長い間愉しむことができます。

此の時季の寒さの中でも、温かい陽溜まりの様な雰囲気を作り出します。

「プリムラ」Primula とは、サクラソウ科、サクラソウ属 の 原種や交配種の品種群とのことで

主にヨーロッパで改良したものが多い由、日本には、「ニッポンサクラソウ」(日本桜草)が

学名 Primula Hybrids、サクラソウ科、サクラソウ属、ヨーロッパ原産、耐寒性多年草

 

冬から早春に咲く主な品種は

「プリムラ・キューエンシス」( Primula 'Kewensis' =Primula × kewensis )

「プリムラ・ジュリアン」(Primula Pruhonicensis Hybrids)

「プリムラ・ポリアンサ」(P.polyanthus Group)

「プリムラ・マラコイデス」(P.malacoides)

「プリムラ・オブコニカ」(P.pbconoica)

放射状に伸びた丸葉と可憐な花の対象が見事です。

今日は、数有る品種の中から「プリムラ・ジュリアン」を載せてみました。



似た品種の「プリムラ・ポリアンサ」(P. Polyanthus Group)と比較すると花が、若干小さい特徴が有ります。

比較して、大輪が、「ポリアンサ」、小輪が、「ジュリアン」と区別しますが、可憐さは、同 じです。

八重のバラ咲き種も「バラ」の花に似て綺麗な花です。

「ポリアンサ」と「ジュリエ」P.juliaeの交配種とのこと、日本で作出したとのこと



春の色(1)

2021-02-19 | 植物 花

寒い日が続きます、温かい ”春の色” を過去の記事から切り取って載せてみました。

春を感じる花の色達です、春を先取りした様な色彩です。

最初に「ボロニア・ヘテロフィラ」と「ボロニア・ピナータ」の花の色です。

<「ボロニア・ヘテロフィラ」>

球形の蕾と釣鐘型の花が、枝一杯に着きます、冬に強い花ですが、一応、春迄は、屋内で栽育します。

芳香が有るので、部屋が、柑橘系の香りで満たされます。

線形の葉に、ピンクや白色の花が、映えます。

ミカン科、ボロニア属、半耐寒性常緑低木、オーストラリア原産、学名Bronia heterophylla 

英名   Pink bronia、Kalgan boronia、別名「ピンク ボロニア」、「ピグミーランタン」


春を感じる花の色達です、春を先取りした様な色彩です。

最初に「ボロニア・ヘテロフィラ」と「ボロニア・ピナータ」の花の色です。

<「ボロニア・ヘテロフィラ」>

球形の蕾と釣鐘型の花が、枝一杯に着きます、冬に強い花ですが、一応、春迄は、屋内で栽育します。

芳香が有るので、部屋が、柑橘系の香りで満たされます。

線形の葉に、ピンクや白色の花が、映えます。

ミカン科、ボロニア属、半耐寒性常緑低木、オーストラリア原産、学名Bronia heterophylla 

英名   Pink bronia、Kalgan boronia、別名「ピンク ボロニア」、「ピグミーランタン」


 

<「ボロニア・ピナータ」>

「ボロニア」は、此の季節、鉢植えで出回ります、耐寒性が有るので室外でも栽育出来ますが

春3月頃までは、室内で鑑賞します、ピンク色で4弁の星形の花が多数咲きます。

平開するので、星形が、クッキリと視います、葉、花が柑橘系の香りがします。

葉は、対生で羽状複葉、小葉は、細い線形です。

ミカン花、ボロニア属、半耐寒性低木、オーストラリア原産、学名 Boronia pinnata、英名 Pinnata Boronia

冬の時季は、鉢植えで売られていることが多く、室内栽育の為ですが

露地で咲かせているのも視ます、3月頃には、鉢から植え替えて、露地物が出回ります。

 


冬に咲く「クレマチス」(2)

2021-02-15 | 植物 花

”冬咲き” の「クレマチス」(2)に追加として、シルホサ系の「クレマチス」を2種挙げてみました。

白い花弁の内側に薄紫色の斑点が着いる品種で、斑点が、疎に着いている園芸種「クレマチス シルホサ・バレアリカ」

赤紫色の斑点が、密に着いて斑点と言うより全面を着色したような「クレマチス シルホサ・フレックレス」です。

似た花には、日本で作出した々シルホサ系の「クレマチス シルホサ・カリシナ日枝」C. sirrhosa calycina 'Hie' が

知られています、小型で、赤い斑点が、より密集した園芸種です(下図)

花は、2個対になって咲かせる二出集散花序状なのも興味が注がれます、常緑姓の蔓植物です。

下図、「クレマチス シルホサ・フレックレス」Clematis  sirrhosa 'Fleckles'



下図は、斑点が疎らな「クレマチス シルホサ・バレアリカ」C. cirrhosa  var. balearica 


冬咲きの「クレマチス」2種(1)

2021-02-12 | 植物 花

今日は、冬咲の「クレマチス」、「クレマチス・アンスンエンシス」,「クレマチス・シルホサ」の2種挙げます。

花が、少ない冬に咲く「クレマチス」Clematis  Hybrids です。

「クレマチス」は、初夏から夏に咲く種類が多いのですが、寒い冬に咲くのも見られます。

<「クレマチス・アンスエンシス」>

原種系で常緑の「クレマチス・アンスンエンシス」は、花弁の先端が、外に大きく反り返り

下向きにさくので、愛称に「ウインターベル」の名前が付いています。

4枚の花弁は、白、淡緑色で肉厚です。

葉も肉厚で先端が、尖っている卵形、艶が、有りますので、白い花を引き立てます。

キンポウゲ科、センニンソウ属、中国雲南省原産、常緑蔓性多年草

学名  Clematis anshunensis、英名  Winter Bell



 他の画像は、gif にしました。

 

 次も冬咲きの原種系「クレマチス」の落葉性の「クレマチス・シルホサ」です。

<「クレマチス・シルホサ」>

透明感が有る軟らかい花弁をパラシュートの様に開きます、濃い赤銅色の葉とコラボします。

シルホサ系の「クレマチス」は、夏は休眠しますので、葉が有りませんが

秋頃から濃い緑色の葉を着け、赤銅色に変色してきます。

落葉性でも花と葉を同時に視ることが出来るわけです。

夏咲きの「クレマチス」には無い、優雅な感じのする花です。

キンポウゲ科、センニンソウ(クレマチス)属、落葉蔓性、南ヨーロッパ原産、学名  Clemtis cirrhosa


英名  Early virgin's bower

 
花が終わった後に綿帽子を被った種坊ができます、咲いている花と同時に視ることが出来ます。

花が終わった後に綿帽子を被った種坊ができます、未だ、咲いている花と同時に視ることが多いのです。

花後は、残った雄蕊の変化を愉しみます。