花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

キク科の花「チトニア」

2020-09-28 | 植物 花

今日は、「メキヒコヒマワリ」の異名を持つ「チトニア」の花です。

<「チトニア」>

長い花茎の先端に、「百日草」の花に似た舌状花を一輪咲かせます。

葉は、卵形で波打っていて、互生します、草丈は、1~2m位に立ち上がります。

”赤い「ヒマワリ” と称される「チトニア」は、10種位品種が、有る様です.が

一般に、「チトニア」は、「チトニア・ロツンディフォリア」を指すとのこと

他に、人気の品種は、花径が、大きな「チトニア・ディベルシフォイア」等が、有ります。

別名「メキヒコヒマワリ」、「コウテイヒマワリ」、「ボリビアヒマワリ」等々の

名前が、付いていますが、「チトニア」の葉が、「ヒマワリ」に似た葉を着けるからとか

花色は、緋赤、橙色、黄色等が

古代インカ帝国の国花とのこと、照り輝く様な色彩が ”インカの太陽 ”を象徴してるようです。

キク科、チトニア(ニトベギク)属、非耐寒性一年草、メキシコ、キューバ、中央アメリカ原産

他の別名「ニトベギク」、学名 Tithonia rotundifolia英名  Mexican Sunflower

秋の青空に似合います、古代メキシコの国花とか、遠いメキシコの空に思いを馳せます。

花色も赤、橙、黄色と多彩です。




<各画像は、クリックで拡大表示します>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

過去に載せた ”夏のキク科の花” と題した記事です、再掲載してみました。

 
夏のキク科の花

晩秋の頃迄咲き続けるキク科の花を2種挙げてみました、先日も載せましたが少し添削して、再度載せてみました。「ユーバトリウム・コエレスティナム」と「アゲラタム」です。<......
 
コメント (2)

ヒガンバナ科の花(3)

2020-09-26 | 植物 花

「エノコログサ」が、初秋の風に揺れます、犬の尾っぽに似ているので ”犬っころ草” から「エノコログサ」となった由

漢字表記も「犬子草」、「狗尾草」とか、でも一番は、「ネコジャラシ」かな、学名 Setaria viridis 

英名 Green bristle grass、Foxtail grass

ヒガンバナ科の花(3)は、「ダイヤモンドリリー」、「シロバナマンジュシャゲ」、「ショウキラン」、の3種です。

<「ダイヤモンドリリー」>

南アフリカ原産の原種から改良した園芸種が数多く、花の色も白、黄、ピンク、紅色、濃赤色と豊富なようです。

散形花序に10から20個の花を咲かせ、花びらの形が違う種類も有ります。

原産地には、300種位の品種が有るとのこと、交配種も多いようです。

花期も長く、12月後半頃迄愉しめます。

「ダイヤモンドリリー」の名前の由来は、陽に当たるとダイヤモンドの様にキラキラ光るからとか

似た花に、「ヒガンバナ」、「ショウキラン」、「キツネノカミソリ」等の

「リコリス」( Lycoris spp.) が有りますが、「ネリネ」とは別種です。

亦、花と葉を同時に着けるのも、他のヒガンバナ科と違うところです。

ヒガンバナ科、ネリネ属、半耐寒性球根、南アフリカ原産、学名 Nerine Hybrids

英名 Nerine (ネリネ)、Diamond lily (ダイヤモンドリリー)

別名「ヒメヒガンバナ」(姫彼岸花)、「

Cimg33033

多彩な花色と花弁の形状です。



「シロバナマンジュシャゲ/シロバナヒガンバナ」(白花曼珠沙華/白花彼岸花)もヒガンバナ科の花です。


 

赤い花の「ヒガンバナ」(彼岸花)は、多く視ますが、白色の

「ヒガンバナ」「白色彼岸花、白色曼珠沙華」も

視ることが有ります、白色と言っても純白ではなく、淡いピンクや

淡い黄色の筋が入ります。

「ヒガンバナ」(Lycoris radiata)と「ショウキラン」の

自然交雑種とのことです。

「ヒガンバナ」の花弁より反り返りが少なく、「ショウキラン」より

花弁の縁のフリルが緩い特徴が有ります。

花期に、葉がないのも、上載の「ナツズズイセン」と同じです。

外側花弁が3枚、内側が3枚、雄蘂6本、雌蘂1本、

花被片から突出ます。

ヒガンバナ科、ヒガンバナ(リコリス)属、耐寒性球根、中国原産、

学名 Lycoris albiflora

(*)日本で視られる「シロバナヒガンバナ」は、中国から入ってきたも

ののようです、別名「シロバナヒガンバナ」(白花彼岸花)、「リコリス・アルビフロラ」

亀吉

「シロバナヒガンバナ」の交雑の相手の一つとされている「ショウキズイセン」(鍾馗水仙)も咲き始めています。

散形花序に、4~8個の花を咲かせます。

「ヒガンバナ」より大き目の花「ショキズイセン」は、黄色い花被片6枚、おしべ雌蘂が突出る様子は

他の「リコリス」類と同じです、花被片(花弁)の縁が、波打っている様子が、鍾馗様の髭に喩えて

<鍾馗>の名前が付いた由、立派な髭だったのかと ・ ・ ・ 金色ではないと思いますが

ヒガンバナ科、リコリス(ヒガンバナ)属、耐寒性球根多年草、中国原産、学名 Lycoris aurea

英名  Golden spider lily、別名「ショウキラン」(鍾馗蘭)、「リコリス オーレア」

尚、「ショウキラン」と同じ名前の、ラン科の「ショウキラン」Yoania japonica も有りますが、別の植物です。


交雑種の「リコリス・サングイネア」lycoris sanguinea(キツネノカミソリ/狐の剃刀剃刀)も=下図=

<各画像は、クリックで拡大表示します、時折、亀吉の様子も>

コメント (2)

ヒガンバナ科の花(2)

2020-09-25 | 植物 花

”ヒガンバナ科の花(2)は、「インドハマユウ」、「ハマユウ」、「ナツズイセン」の3種です。

<「インドハマユウ」(印度浜木綿)>

花茎の先端に散形花序を着けて、筒状の「百合」の花に似た花を放射状に着けて

下向きに咲かせます、僅かに芳香が有ります。

此の「インドハマユウ」は、最近は、「アフリカハマユウ」Crinum bulbispermum

正確な名前とのこと、 花弁に筋が、入っているのは、「インドハマユウ」とか

しかし、「クリナム・パウエリー」も花弁に筋入りですので ・ ・ ・ 

光沢が有る、幅広で肉厚の葉は、一緒で、花も似ていることなので、良しとします。

他に似た花には、同科の「クリナム・パウエリー」Crinum × powellii

「アマクリナム」Amacrinum memoria-corsii 、「ベラドンアリリー」Amaryllis belladonna 等が、有ります。

ヒガンバナ(ユリ)科、ハマオモト属、耐寒性球根、インド、中国、ベトナム原産

学名 Crinum latifolium=C.zeylanium、別名「クリナム・ラティフォリウム」


次は、「ハマユウ」(浜木綿)の花です。

「ハマオモト」(浜万年青)の名前でも知られています。

多くは、海浜に群生していますが、海浜以外の土地でも見掛けることが有ります。

花茎の先端に十数個の傘骨が開いたような花を咲かせます、芳香も有ります。

「浜木綿」の名前の由来は、花の姿が、白くて木綿(ゆう)を思わせるからとか

光沢の在る葉が、鱗状に重なり合っています。

雄蘂の色が、元の方は、白色で先端が、紫色で、花被片の白色をバックに映えます。

亦、「ハマオモト」(浜万年青)の名前の由来は、葉が、「オモト」(万年青)の葉に似ているからとのこと

ヒガンバナ科、クリナム属、半耐寒性多年草、日本原産、学名 Crinum asiaticum var.japonicum

他の別名「クリナム」




最後は、「ナツズイセン」(夏水仙) です。

今が、最盛期のヒガンバナ科の「リコリス・スクァミゲラ」「ナツズイセン(夏水仙)」です。

葉が「スイセン」の葉に似て、夏に花を咲かせるので、此の名前が付いた由

花が、咲くと葉が、無くなります。

葉が無くなるので、別名が、「ハダカユリ」(裸百合)とのこと、上記の「ベラドンナリリー」と同 じです。

花弁の先端の青味懸かった斑と、ピンク色が、相俟って、美しいものです。

ヒガンバナ科、ヒガンバナ属、耐寒性球根、中国原産、学名  Lycoris squamigera

英名  Magic lily、Resurrection lily、葉が無くても花が咲く不思議な「百合」ですか、マジックです。

他の別名「ケイセイバナ」、「ツツラ」、「リコリス・スクアミゲラ」



<各画像は、クリックで拡大表示します>


ヒガンバナ科の花2種(1)

2020-09-23 | 植物 花

”ヒガンバナ科の花2種” は、「ベラドンナリリー」、「ヒメノカリス」です。

<「ベラドンナリリー」>

「アマリリス」、「シロスジ・アマリリス」が終わり、「ベラドンナ・リリー」が、後を引き継ぎます。

夏に咲く「アマリリス」( Hyppeastrum Hybrids )別名「ヒッペアストロム」に似ていますが

 「アマリリス」Hippeastrum Hybrids が ヒッペアストラム属で、「ベラドンナ・リリー」は、アマリリス属です。

亦、「リリー」の名前ですが、ユリ科の「百合」の仲間ではない植物です。

ヒガンバナ科、ヒッペアストラム属の「アマリリス」と区別する為に、「ベラドンナ・リリー」には

「ホンアマリリス」(本アマリリス)の別名が付いています、正真正銘の「アマリリス」の意味です。

ピンクや白色の筒状化花の先端が、大きく開きます。

”ベラドンナ” の意味は、イタリア語で<美しい淑女”>とか、下の画像で確かめてください。

尚、「アマリリス」と「ベラドンナ・リリー」の主な違いは、「アマリリス」の葉は、常緑葉で、花の開花前から

着きますが、「ベラドンナ・リリー」は、開花時には、葉が着いていないのことです。

ヒガンバナ科、アマリリス属、球根植物、南アフリカ、ケープ地方原産

学名 Amaryllis belladonna英名 Cape belladonna、Naked-lady-lily、Belladonna lily

別名「ホンアマリリス」、「ベラドンナ・リリー」

英名  Naked-lady-lily は、開花時には、葉が出ないので、”一糸纏わない美しい淑女” ですか

下図は、お馴染みの「アマリリス」(ヒッペアストロム)です、初夏の花です。

「アマリリス」(「ヒッペアストルム、 Hippeastrum )の花が、終わると、秋咲き種の

「シロスジアマリリス」(白筋)も咲き始めます。

花弁に、淡いピンク色と白色の縦縞の斑が入り、中央には、幅広の白い帯状の斑も入ります。

更に、細長く濃緑色の葉の中央にも、白い縦縞の斑が入ります。

同じ様な白い筋なので、名前の ”白筋” は、葉か花からか採ったのか分かりませんが

ヒガンバナ科、ヒッペアストルム属、常緑多年草、ブラジル原産

学名 Hippeastrum reticulatum var.striatifolium、英名 Barbados lily


秋のアヤメ科の花

2020-09-19 | 植物 花

<秋にアヤメ科の花>だと季節外れの感じがしますが、此の季節に開花期を迎える「グラジオラス」が有ります。

”秋のグラジオラス” 「アシダンテラ」です。

「アシダンテラ」

乳白色の花で、中心に褐色の斑が入り、芳香が有ります。

「グラジオラス」の一種で、「グラジオラス」に似ていますが、花数が、少ない違いが有ります。

秋の時期が、最盛期なので、「グラジオラス」が、”夏の「グラジオラス」” に対して

”秋の「グラジオラス」” と言ったところです。

草丈50cm~1m位、頂上に5弁の白い花を咲かせます。

中心に、茶褐色の斑が入ります、俯き加減に咲き、芳香が、有ります。

「グラジオラス」の語源は、ラテン語の  gladius <剣>を著すとか、開花前の葯が、剣に似てるからのようです。

「アシダンテラ(アシダンセラ)」の名前は、以前は、アシダンセラ属に入っていたので、この名前が付いている由

アヤメ科、グラジオラス属、球根植物、エチオピア原産、学名  Gladiolus callianthus=Acidanthera bicolor

英名  Peacock orchid、Abyssinia gladiolus 、別名 「アシダンセラ・ビコロル」、「グラジオラス・カリアンサス」

「ニオイグラジオラス」、「ピーコックオーキット」等々


他方、早春に咲く「グラジオラス」も有ります、「グラジオラス・コルビリー」(下図)です。

 

他方、早春に咲く「グラジオラス」も有ります。

夏に咲く「グラジオラス」は、色も豊富で濃艶な

感じですが、春先に咲く「グラジオラス」は

質素な感じがします。

花の色が、白い「グラジオラス・コルビリー」

Gladiolus × colvillei や淡いグリーンの花弁に

クリームイエローの斑が入る此の

「グラジオラス・トリスティス」が有ります。

アフリカ原産の原種系のものから作出した交雑種とのこと

アヤメ科、グラジオラス属、半耐寒性多年草、交雑種

学名 Gladiolus tristis var.concolor

別名 「ハルサキグラジオラス」(春咲きグラジオラス)

 

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「スズメウリ」を育てる №11 <過去の記事に掲載したもの>

赤く熟した実が多くなって来ました、縞模様が綺麗です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
過去の記事の最掲載です、下図の >続きを読む  から入って下さい。
 
夏の名残り、八重咲きの「ヒマワリ」

夏を謳歌してきた「ヒマワリ」も最後の輝きを放っています、今日は、八重咲きの「向日葵」を挙げてみました。最初は、縫いぐるみのテディーベアー似似てる故に名付けられて「ヒ......