花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬の彩り、「トラデスカンティア ’胡蝶の舞’」、「クリスタルリリー」

2018-01-31 | 植物 花

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寒々とした冬木立です、”犬駆け回り、猫は炬燵で丸くなる” 季節です。

犬の走り回る様子は、上の画像をクリックして御覧下さい。

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 今日は、斑入りの葉が綺麗な「トラデスカンチア ’胡蝶の舞’」を挙げてました。

別名「ハツカンセツ」(初冠雪)、「ハツユキツユクサ」(初雪露草)、「コチョウノマイ」(胡蝶の舞)

等の優雅な名前が付いています、葉の美しさが、花が咲かない時季をカバーするかのようです。

花は、6月から10月に 懸けて咲きますが、此の時季は、気温が、下がると供に

緑色だった葉に、淡いピンクや白色の斑が入ります。

ツユクサ科、トラデスカンチア(ムラサキツユクサ)属、常緑多年草、南アメリカ原産

学名 Tradescantia fluminensis 'Maiden's Blush'

他の別名「トラデスカンチア フルミネンシス’ メイデンス ’ブラシュ’」

 


 「クリスタルリリー」(ディピダクス・トリクエトラ)の花も輝く美しさです。

”クリスタル” の名前もキラキラとしたイメージで此の季節に相応します。

純白の花弁6枚の星形の花です、中心に赤紫色の斑が入り、コントラストが

一層引き立ち、黄色い色の雄蘂が、目立ちます。

ユリ科、オニクソティス属、常緑多年草(球根)、南アフリカ原産、学名 Dipidax triquetra


<各画像は、画像クリックで拡大表示します>


冬、ユリ科、アロエ属2種

2018-01-27 | 植物 花

冬のユリ科、アオエ属の花は、「アロエ・アルビフロラ」と「キダチアロエ」です。

「アロエ・アルビフロラ」

総状花序をだして、30cm程の花茎の先端に、白い釣鐘型の「百合」の様な花を咲かせます。

花弁に緑色の筋が入り綺麗です、線形の葉に白い斑点が着いて、野性的な感じがします。

白い花、開花時期の冬から「雪女王」の園芸名が付いています。

ユリ科、アロエ属、常緑多年草、マダカスカル原産、学名 Aloe albiflora、別名「雪女王」

 

 

「キダチアロエ」(木立アロエ)も冬の灰色の風景に朱色を添えます。

剣形で多汁の葉の縁には、大きな刺ご密生します、中心から花茎を伸ばして、朱赤色の筒型の花を咲かせます。

多くの薬効が有るので、”医者いらず” の愛称が付いています。

「アロエ」は、ツルボラン科、アロエ属の多肉植物の総称とのことで

此の「キダチアロエ」も其の一種で、日本には、鎌倉時代に伝来したと記されていました。

日本の本州から九州の海岸に、多く帰化して分布しています。

仲間に「アロエ・ベラ」(Aloe vera)が有り、5月頃に黄色い花を咲かせます。

ツルボラン(ユリ)科、アロエ属、常緑低木(多肉)、マダカスカル原産、学名 Aloe arborescens


灰緑色の葉に 銀色の斑が入り、古生代の植物の雰囲気が有りますね

 

 <各画像は、クリックで拡大表示します>


冬の彩り「カランコエ」4種

2018-01-24 | 植物 花

寒い冬に彩りを添える「カランコエ」を3種載せてみました。

最初は、「カランコエ ’ウエンディー’」です。

「カランコエ」kalanchoe blossfeldiana と言えば、多数の小さな花が、上向きに咲く姿が、思い浮かびますが

「カランコエ ’ウエンディー’」は、釣鐘型の花を下向きに多数咲かせます。

花弁の先端に黄色の縁取りが在ります。

耐寒性が、有りますので、冬中、愉しむことができます。

「カランコエ」は、マダカスカルが原産地ですが、「カランコエ ’ウエンディー’」は、オランダで

作出された交雑種とのこと、濃厚な感じがする「カランコエ」です。

ベンケイソウ科、カランコエ属、耐寒性多年草、交雑種

学名 Kalanchoe miniata 、英名 Kalanchoe 'Wendy'



八重の花も

次は、「カランコエ・プミラ」です。

円錐花序をだして、淡い桃紫色の花を咲かせます。

花と銀色の葉を愉しみます、葉の色から「シロガネノマイ」(白銀の舞)の別名が、付いています。

冬は、屋内の日当たりの良い場所で栽育します。

ベンケイソウ科、カランコエ属、非耐寒性多年草、マダカスカル原産(園芸種)

学名 Kalanchoe pumila、別名「シロガネノマイ」(白銀の舞)



次の「カランコエ ’ミラベラ’」や「カランコエ ’テッサ’」も「カランコエ ’ウエンディー’」と同じく

オランダで作出された園芸種とか、花の形も「’ウエンディー’」に似た姿ですが、

「ウエンディー」より長い筒状で、朱赤色の花を咲かせます。

「テッサ」は、橙色で花弁の先端の色が、少し淡い色になります。

下垂する多数の花は、見事な眺めになります。 

屋内の日当たりの良い場所に置き、冬中、愉しませてくれます。

ベンケイソウ科、カランコエ属、非耐寒性多年草、園芸種、学名 Kalanchoe 'mirabella' (左図)

Kalanchoe 'Tessa' (右図)

 

 

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”ヒマラヤ” の名前が付いた冬の花

2018-01-22 | 植物 花

冬の季節に相応しく<ヒマラヤ>の名前が付いた花を2種挙げてみました。

「ヒマラヤユキノシタ」と「ヒマラヤザクラ」です。


<「ヒマラヤユキノシタ」(ヒマラヤ雪の下> Bergenia Hybrids

尤も、寒い冬に咲くので<ヒマラヤ>の名前ではなくヒマラヤ地方(パキスタン、アフガニステン、ネパール

チベット)が原産地故の命名とのことで、開花時期が、冬なので相応な命名です。

地を這うように広がる根から、大きな光沢の有る団扇のような葉をロゼット状に着きます。

中央から花茎が伸びて、集散花序をだし、白やピンクの五弁の花を咲かせます。

花の中央から、黄色い雄蘂が覗きます、花が少ない時季だけに目立ちます。

ユキノシタ科、ヒマラヤユキノシタ(ベルゲニア)属、耐寒性多年草、学名 Bergenia stracheyi

英名 Himalayan creeping saxifrage、別名「ベルゲニア」、「ウインターベゴニア」、「オオイワグンバイ」

次は、晩秋から冬に懸けて花を咲かせる「ヒマラヤザクラ」です。

一重で淡いピンク色の花と、葉先が尖った葉が同時に展開します、花が、葉より先に展開する

「染井吉野」等とは違った性質です。

日本には、ネパール王室から熱海市に贈られたのが最初とか

原産地がインドやカシミール地方とのことで、耐寒性が有って、今でも視ることができます。

「ジュウガツザクラ」も冬咲きの「桜」ですが、此の「桜」より一層野性的な感じがします。

其の分、清楚な感じのする桜花です。

バラ科、サクラ属、落葉高木、インド、カシミール原産

学名 Prunus cerasoides、英名 Wild Himalayan Cherry


 

 他に、冬に開花しないが、<ヒマラヤ>の名前が付いたものに、「ヒマラヤクサギ」(ボタンクサギ)

「ヒマラヤソケイ」(キソケイ)等が有ります。

 

 

 

<「ヒマラヤクサギ」>

別名「ボタンクサギ」(牡丹臭木)

や「クレロデンドルム」の方が、知られた名前ですが、”ヒマラヤ”

の名前を敢えて使うので、「ヒマラヤクサギ」の名前を表に出しました。

6月から8月に懸けて、左図の様な花を咲かせます。

クマツヅラ科、クサギ属、中国南部、インド北部原産

半耐寒性落葉低木、学名 Clerodendrum bunge



<「ヒマラヤソケイ」>

此の花も「キソケイ」(黄蘇馨)、「イェロージャスミナ」の名前で

知られています、開花期は、5月から6月です。

モクセイ科、ソケイ属、常緑低木、ヒマラヤ地方原産

学名 Jasminum humile var.revolutum、英名 Yellow jasumine

 上に載せた2種は、何れもヒマラヤ地方の原産ですが

開花時期は、「ヒマラウアユキノシタ」や「ヒマラヤザクラ」とは

違っています。

 

 

 

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春色

2018-01-19 | 植物 花

 寒い冬には、銀色が似合います、「ギンヨウアカシア」(銀葉アカシア)の葉と「ディコンドラ’シルバーフォール’」

「シロタイギク」(白妙菊)の シルバーリーフ です。

<「ギンヨウアカシア」(銀葉アカシア」>

マメ科、学名 Acacia baileyana

<「 ディコンドラ ’シルバーフォール’ 」>

ヒルガオ科、学名 Dichondra argentea 'Silver Falls'

 

夏、小さい小さい(径2mm)を咲かせます。

 

「シロタエギク」(白妙菊)の葉も銀色に輝きます。

キク科、学名 Senecio cineraria 、英名 Dusty Miller



初夏の頃、黄色い花を咲かせます。 

今日の標題の ”春の色” に、「ボロニア・ヘテロフィラ」

「ハツコイソウ」、「クモマグサ」の花を挙げてました。

未だ、寒い日が続きますが、”春の色” らしい暖かい明るい色がチラホラ視られます。

<「ボロニア・ヘテロフィラ」>

球形の蕾と釣鐘型の花が、枝一杯に着きます、冬に強い花ですが、一応、春迄は、屋内で栽育します。

芳香が有るので、部屋が、柑橘系の香りで満たされます。

線形の葉に、ピンクや白色の花が、映えます。

花が、星形の「ボロニア・ピナータ」( B.pinnata )も人気が有ります。

”春を先取り” したような華やかな色合いです。

ミカン科、ボロニア属、半耐寒性常緑低木、オーストラリア原産、学名 Bronia heterophylla 

英名 Pink bronia、Kalgan boronia、別名「ピンク ボロニア」、「ピグミーランタン」



 次は、「ハツコイソウ」(初恋草)、”春の響き” ですね、別名は、「レケナウルティア」

「レシュノールティア」です、”春の響き”とは程遠い感じです。

五弁花で、2枚は、小さく他の3枚は、大きく花を広げた蝶の形です。

パスレル調の花色で、黄、オレンジ、白、青色と豊富です。

品種としては、主に3種類で、Leschenaultia formosa L.biloba 、此等の交配種になります。

クサトベラ科、レシュノールティア属、非耐寒性常緑亜低木、西オーストラリア原産

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>