花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

”冬に咲く” と題した以前の記事から

2018-12-28 | 植物 花

今日も以前の記事から抜粋して追加、修正したものを載せてみました。

最初は、「カンザキアヤメ」、「ストロビランテス・アニソフィルス」

「ストロビランテス・ダイエリアヌス」が載った記事からです。

 

「プリムラ」、「ベニジゥム」、「キルタンサス・マッケニー」が載った記事です。

”冬に咲く(2)” の最初は、「カンザキアヤメ」(寒咲き菖蒲/文目)です、青紫色の花が、寒い冬を謳歌してるようです。

「アヤメ」は、初夏の花と相場が決まっていますが、”寒咲き” の名前の通り

冬に咲く「アヤメ」なのです、開花期間は、11月頃から翌3月頃迄が見頃の花です。

亦、「アヤメ」の葉は、冬に枯れますが、「カンザキアヤメ」の葉は、枯れない違いが有ります。

「アヤメ」の様な花茎が無く、長い花筒を持つ花なので、葉より低い位置で開花します。

花弁の中心を黄色の筋が走り、濃紺の斑が、点在します。

アヤメ科、アヤメ属、耐寒性多年草、地中海沿岸、西アジア原産、学名 Iris unguicularis

別名「ウィンターアイリス」、「アルゲリアンイリス」

次に、”ランプの妖精” の異名を持つ「ストロビランテス・アニソフィルス」を挙げます。

仲間の「ストロビランテス・ダイエリアヌス」(Strobiranthes dyerianus)と同様

観葉植物としても人気が有ります、葉、茎は、暗紫色で、笹の葉の様な葉は、披針径で対生しますが

片方の葉が、他の一方の葉と大きさが違う特徴が有ります。

淡い紫色で、花冠が五裂した筒状の花を咲かせます。

流通名が「ランプの妖精」ですが、、此の様な形のランプが、在ったような気がします。

キツネノマゴ科、ストロビランテス属、常緑亜低木、インド原産

学名1 Strobiranthes anisophyllus、英名 Goldfussia

*学名の anisophyllus は、”違った葉を持つ” の意味とか、葉の大きさが、違うことを著わしています。



 下図は、仲間の「ストロビランテス・ダイエリアヌス」の花と葉です。

 


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「エクメア・ガモセパラ」が、蕾を着け始めました、開花までの様子を時折、載せていきます。

パイナップル科、エクメア属、ブラジル原産、学名 Aechmea gamosephala、別名「ブルーシャンデリア」

苞のピンク色が、一層濃くなってきました、青い LED電球(花)が、顔を覗かせてきました。

開花する前の蕾のシャンデリアが、点滅します。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

次は、「プリムラ」、「ベニジゥム」、「キルタンサス・マッケニー」が載った記事です。

 
冬に咲く(4)
サクラソウ科の「プリムラ」(Primula Hybrids)が綺麗に冴える時季を迎えます。「プリムラ・ジュリアン」(Primula Pruhonicensis Hybr......
 

冬に咲く花、「ギョリュウバイ」(御柳梅)と「ワックスフラワー」と過去の記事から

2018-12-25 | 植物 花

植物園の温室等でお馴染みのバショウ科の「ゴクラクチョウカ」(極楽鳥花)Strelizia reginae

冬でも、露地で咲き、視ることができます。

耐寒性が在る植物です、トロピカルな感じの花ですが、寒さに耐えて咲いています。

「ギョリュウバイ」も寒い季節に咲く花です、花が少ない時季に咲くので重宝されます。

葉が、「ギョリュウ」(御柳)の葉に似て、花が、「梅」の花に似ている故の命名とのこと

花は、秋から早春に咲く品種と、3月頃から5月頃迄咲く品種が在ります。

葉は、ブロンズリーフ で、先が尖っていて、堅く肉厚です。

亦、園芸品種が多いのも特徴です、一重や八重咲き、花色も白、赤、ピンクと豊富です。

花後に褐色の球形の視を着けます、中には、細長い種子が、ギッシリ詰まっています。

学名の 「レプトスペルマム」は、ギリシャ語で ”薄い種子” の意味とか、細長い種子を著わしています。

フトモモ科、レプトスペルマム(ギョリュウバイ)属、半耐寒性常緑低木

オーストラリア、ニュージーランド原産、学名 Leptospermum scoparium

英名 Tea tree 、別名「ショウコウバイ」(松紅梅)、「レプトスペルマム」

英名の Tea tree は、葉を茶葉として飲用下からとか

一重や八重咲き、花色も赤、ピンク、白色等多彩です。




因みに、「ギョリュウ」に関しては、過去の記事から抜粋して載せてみました。

「ギョリュウ」(御柳、タマリックス」の花です、春と秋に咲く小さな小さな花です。

今日は、此の「ギョリュウ」(Tamarix chinensis)の仲間の「タマリックス・ラモッシマ」(T.ramossima

にしました、T.chinensis より清楚な感じが好まれます。

総状花序にピンクの小さな花を咲かせます、樹木が、年を経て枝が垂れ下がる姿が

「柳」に似ているとのことで「御柳」の名前が付いた由

亦、塩分を含む土地でも生育するので、砂漠の緑化にも貢献してるとのことでした。

「タマリックス」(Tamarix は、ヨーロッパ、アジア、中国、朝鮮半島に分布、多数の品種が有るとのこと

ギョリュウ科、タマリックス属、落葉小高木、英名 Tamrisk、Tamarix、Salt cedar

別名 「タマリックス」、「タマリスク」

 

「ギョリュウバイ」より少し遅れて咲く、同じフトモモ科で、似た花の「ワックスフラワー」が有ります。

露地では、3月頃から咲き始めますが、1月頃から、温室育ちのものが、出回ります。

沢山分岐した枝に、針葉が着きます、、花色は、赤、紫、白、ピンク等、「梅」の花に似た5弁花です。

花弁は、肉厚、蠟質で光沢が有ります、枝、葉、花には芳香が、有ります。

フトモモ科、カメラウキウム属、常緑小低木,学名 Chamelaucium uncinatum

英名 Geraldton waxflower、別名「カメラウキウム」、「ジェラルトンワックスフtラワー」



<各画像は、クリックで拡大表示します>

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「オキナワスズメウリ」は、今日現在未だ青々としています。

赤く熟すのが待ち遠しいのですが ・ ・ ・ 

 

 下図の様に赤くなるのですが

 


冬の花 、「セルリア」、「グレビレア」其の他

2018-12-20 | 植物 花

クワ科、イチジク属の「イヌビワ」(犬枇杷)の黄葉は,緑色の葉から黄色に移行する途中で綺麗な斑入りの葉になります。

”犬枇杷” の名前ですが、”無花果” なのです、食べて不味いので "犬” の名前とか ・ ・ ・ 。

今日も過去の記事からの抜粋です、寒さに強い冬に咲く花達です。

此の時季の花、「セルリア<ジョーイ セルリア>」の新しい園芸品種が、次々と出ていますが、「セルリア・フロリダ」を中心にして

総苞(花弁と見紛う)の色の濃い薄い等で、種々名前が付いた品種が視られます。

開花時期が、初夏で、濃い色の「ジョーイ セルリア ’カルメン’」等が ・ ・ 

花弁を囲む総苞の中心に花弁が在り、葉は、羽状複葉、小葉が針形です、先端に、柔らかい綿毛で覆った蕾ができます。

ライムグリーンの総苞が、淡いピンク色になり、優しく、清楚な感じを与えます。

イギリスの故ダイアナ妃がブライダルブーケにしたとか、英名の Blushing bride が、此の花の姿を著わしているようです。

”頬を染める花嫁”、”・・・” がピッタリですか

ヤマモガシ科、レルリア属、常緑低木、南アフリカ原産、学名 Serruria florida 、英名 Blushing brid

 

同じヤマモガシ科なので、開花時期が、初夏の頃の花ですが、以前の記事から再度載せてみました。

「リューコスペルマム」、「グレビレア」、「バンクシア」、「プロデア」です。

初めに、「ピンクッションフラワー」(リューコスペルマ Leucospermum spp.)の赤い花です、将に、<ピンクッション>です。

球形の頭状花序で、筒状の花被が長く立ち上がります、黄、赤色の総苞片が周りを囲み、長い雄蕊が飛び出ています。

葉の形が一定せず、種々の形がユニークです、異国情緒タップリの姿です、情熱的です。

ヤマモガシ科、リュウコスペルマム属、半耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名 Leucospermum spp.

英名 Pincushion flower (針刺花)、尚、「リューコスペルマム」は、ギリシャ語で<白い種子>の意味とか

下図は、Leucospermum cordifolium 「リューコスペルマム・コルディフォリウム」


「グレビレア」(Grevillea spp.)もヤマモガシ科の花です。

「グレビレア・アルピナ」と「グレビレア・ロビンゴードン」の二種を挙げてみました。

品種に依って、円錐花序や総状花序をだします、花弁が無く、花弁の様な総苞片から長い花柱を立ち上げるのは

他のグレビア属の植物と同じです、園芸種も多くて、総苞片の色も白、ピンク、赤、黄、橙と多彩ですが

葉の形も、線形、針形、羽状と多彩です。

ヤマモガシ科、ハゴロモノキ属、常緑低木、学名 Grevillea spp. オーストラリア原産

下図は、「グレビレア・アルピナ」(Grevillea alpina) 英名 Mountain grevillea

松葉の様な針形の葉です。


下図は、交配種の「グレビレア・ロビンゴードン」(Grevillea Robyn Gordon)です、Robyn Gordon は、人名とか

葉が、平たくて裂けていますが、花の様子は、似ています、別名「ハゴロモノマツ」(羽衣松)

園芸種の「グレビレア・ピグミーダンサー」( G.’Pigmy Dancer`)なども

 

同じヤマモガシ科で、「グレビレア」に似ている「バンクシア」(Banksia) の一品種

「バンクシア・エリキフォリア」(B.ericifolia)です、属は、「グレビレア」とは違ったバンクシア属です。

ヤマモガシ科の最後は、「プロテア」(Protea spp.)です、総苞変に囲まれた多数の小さな花が

頭状花序を作るのは、上に載せた花々と同じです。

南アフリカ近辺には、100種以上の種類が有るとのことです、今日は、代表的な「キング プロテア」(「プロテア・キナロイデス」)

King protea、学名 Protea cynaroides を挙げてみます、直径 30cm 程の大きな花です。

南アフリカの国花になっている由、アフリカをイメージさせる濃厚な花の色です。

<各画像は、クリックで拡大表示します>


過去の記事から(追加)

2018-12-18 | 植物 花

今年は、「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜)の実が、未だ緑色をしています。

赤地に白色の筋斑を帯びた実を早く視たいものです。

今日も過去の記事を抜粋、修正して載せてみました。

最初は、”「フウ」「楓」「カエデ」” と題した記事です。

街中の美しい「フウ」の並木です、「タイワンフウ」(台湾楓)と「モミジバフウ」(紅葉葉楓)が混在した綺麗な並木です。

「フウ」の葉が紅葉しています、「カエデ」(楓)の葉に似た掌状に三裂した葉です。

フウ(マンサク)科、フウ属、落葉高木、中国、台湾原産、別名 「タイワンフウ」(台湾楓)、「サンカクバフウ」(三角葉楓)

「イガカエデ」(伊賀楓)、「カモカエデ」(加茂楓)、学名 Liquidambar formosana

英名 Formosa sweetgum、Chinese sweetgum、Formosagum

「モミジバフウ」(紅葉葉楓)も綺麗に紅葉しています。

「モミジ」に似た5~7裂した葉を着ける「フウ」なので、此の名前が付いた由

「ニシキギ」のように、若枝に翼(稜)が在るのも特徴です。

フウ(マンサク)科、フウ属、落葉高木、北アメリカ原産、学名 Liquidambar styraciflua

英名 American sweetgum 、別名 「アメリカフウ」

「トウカエデ」(唐楓)も「楓」の字を宛てますが、飽く迄も「カエデ」で「フウ」とは違うカイデ科の植物です。

葉の形や紅葉の様子が似ているので、混同して使ったようです。

カエデ科、カエデ属、落葉高木、中国原産、 学名 Acer buergerianum

実も「カエデ」は、プロペラ状の翼果ですが、「フウ」は、棘々した球状の集合果の違いが有ります。

「トウカエデ」の実

<各画像は、クリックで拡大表示します>

次は、”秋の宝石” 3種と題した記事です、宜しかったら御覧下さい。

 
”秋の宝石” 三種
南半球の夏のクリスマスの花「クリスマス ブッシュ」Ceratopetalum gummiferum英名 New South Walus Cristmas bush が早くも......
 

冬、蕾

2018-12-17 | 植物 花

林檎の様な「リンゴツバキ」(林檎椿)の実が熟して弾け、種子が落下したばかりですが、花も咲いていました。

「ヤブツバキ」(藪椿)の花に似た小さな花です、実の大きさ(径8cm位)からは、想像し難い小さな花です。

種子は、「藪椿」と同じ位の大きさですから、果肉が厚いことが解ります、「ヤブツバキ」の変種とのことです。

 ツバキ科、ツバキ属、常緑高木、日本原産、学名 Camellia japonica var.macrocarpa

学名 の macrocarpa は、“大きな果実” を意味するとか

種子を放出した後の実の様子です、肉厚の果肉なのが解ります。

“冬、蕾” の最初は、「スキミヤ・ルベラ」の蕾です、日本原産の「ミヤマシキミ」(深山樒)を

ヨーロッパで品種改良したものとか、開花前、蕾の期間が長いので、蕾と花を両方楽しめます。

 赤い蕾と白い花の混在した色彩が見事です。

葉も肉厚で光沢が有ります、蕾や花の色とのコントラストも見応えが有ります。

ミカン科、ミヤマシキミ属、日本原産(園芸種)、常緑低木、学名 Skimmia japaonica ´Rubella`

赤い蕾と白い花とのコントラストを愉しみます。

次は、蕾も花も上の「スキミア・ルベラ」に似た「ビバーナム・ティヌス」です、開花時期は、「ビバーナム」より早く

此の時期にチラホラ咲き始めています、集散花序に白や淡い紅色の花を咲かせます。

似た植物ですが、「スキミア」がミカン科、ミヤマシキミ属に対して「ビバーナム」は

スイカズラ科、ガマズミ属で、葉の形状、質感が違っています。

地中海地方原産、常緑低木、学名 Viburnum tinus 、英名 Laurestinus、別名 「トキワガマズミ」、「ビバーナム」

秋、「ビバーナム・ティヌス」の銀青色の実がなります。

他に似た花には、「チョウジガマズミ」(丁子莢迷) Viburnum var.bitchiuense が有ります。

下図は、「トキワガマズミ」と同名の「ビバーナマウ・ボニンセメンセ」です。

下図は、「チョウジガマズミ」の花です。