花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

葉が出る前に

2017-03-29 | 植物 花

 早春の樹木花には、葉が出る前に花を咲かせるものが、多いですね。

其の中から、「ハクモクレン」、「モクレン」、「ハナノキ」の花、三種を載せてみました。

<「ハクモクレン」(白木蓮)>

先週に見た綿毛を被った「ハクモクレン」の蕾が、開き、白い花弁が空を仰ぎます。

青い空をバックに白く輝く花の様子は、春の到来を強く感じさせます、灰色の冬を一掃するかの様です。

白く清楚な花の花弁は、幅広で分厚く、全開しないのが特徴で、開花期が少し遅い

「コブシ」が、全開するのとの違いです、出葉前の開花は、他の早春の樹木花と似ています。

花は、花弁が6枚で、萼が、3枚で構成しています。

モクレン科、モクレン属、耐寒性落葉高木、中国原産、学名 Magnolia denudata=M.heptapeta

英名 Yulan magnoliaTulip white magnolia、Lily white magnolia、別名 「マグノリア」、「ハクレン」(白蓮)

一般に、「モクレン」とも称 していますが、「モクレン」とは、次に載せる「シモクレン」(紫木蓮)を指すとか

「白木蓮」の名前の由来は、“樹木に咲く「蓮」に似た花” からとか

<花と枝振りのシルエットです>

 

下図は、同 じモクレン科の「コブシ」(辛夷)Magnolia kobus=M.praecocissima の蕾と花です。

別名「ヤマアララギ」、「コブシハジカミ」

開花期が、「モクレン」より少し遅く、花も清楚です、実が、拳に似ているので此の名前が付いたようです。

次は、「モクレン」(木蓮)の花です。

長い舌状の6枚の花弁は、外側が紅紫色、内側が白色、開花中に葉が出るのは、「ハクモクレン」の

花後に葉が出るのとの違いが有り、また、「ハクモクレン」の落葉高木に対して、落葉中高木の違いが有ります。

「ハクモクレン」の花弁より細長い特徴も有ります。

中国から漢方)として入ってきて、辛夷(しんい)と呼ばれたと有ります。

モクレン科、モクレン属、耐寒性落葉中高木、中国原産、学名 Magnolia quinquepeta=M.liliiflora

別名 「シモクレン」(紫木蓮)、「ハネズ」、「マグノリア」

英名 Mulan magnoria、Tulip magnolia、Lily magnolia

 

 
 

「ハナノキ」(花の木)の花も、咲き始めました。

“花の木の花” とは、ややこしい話ですが、雌花雄花が、葉が出る前に赤い花を咲かせる様子を著したものです。

雌雄異株で、鮮やかな赤色の雄花は、花柄が上向、雄蕊が5~6本、黒紫色の葯が、突き出ます。

赤い雌花は、花柄、花柱が、垂れ下がります、6月頃に翼果になります。

街路樹として、方々に植栽してるので、秋、紅葉が愉しめます。

カエデ科、カエデ属、日本固有種(中部地方に分布)、落葉高木、学名 Acer pycnanthum=A.rubrum

英名 Red maple 、別名「ベニカエデ」(紅楓)、「ハナカエデ」(花楓)

 下図は、雄花

 

 下図は、雌花

 亀吉

下図は、6月頃に稔る翼果

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

高原に冬の到来です、山も湖畔も白一色です。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

今日(11/4)Live 映像を視たら湖畔の木は、葉を落として、山は雪で覆われていました。

<下図をクリックして御覧下さい>

NTT東日本、福島支社様の御好意によりLIVE映像を載せてきましたが

今月末で、此のコンテンツが終了とのことです、NTT東日本、福島支社様に御礼と

ご覧頂いて皆様に感謝申し上げます、有難うございました。

 


早春、黄色い樹木花(2)

2017-03-25 | 植物 花

「サクラ」(染井吉野)の開花を前に、此の地域でも「カワズザクラ」(河津桜)が、咲き始めました。

下図の様な早咲きの「サクラ」も、以前 の 記事に載せたgif 画像です。 

 他に、早咲きの「サクラ」には、正確な名前は、不明ですが、多数有るようです。

「カンヒザクラ」(寒緋桜)等も(最下段)

 
 

早春の黄色い樹木花は、「トサミズキ」、「ヒュウガミズキ」、開花した「ギンヨウアカシア」を挙げてみました。

<「トサミズキ」(土佐水木)」>

葉が出てる前の枝に、鮮やかな黄色い花を鈴生りに咲かせる「トサミズキ」は、冬枯れの山野を彩ります。

穂状花序に8個位の花を下垂させます、雄蕊の葯が、紅紫色で鮮やかです。

葉が、卵形で互生します、葉の表面の面積が、中心の脈を境に、左右が不同なのも愉しい形です。

マンサク科、トサミズキ属、落葉小高木、日本原産、土佐(高知)地方に多く分布

学名 Corylopsis spicata、英名 Spike winter hazel、別名 「イヨミズキ」(伊予水木)


「トサミズキ」より清楚な感じの「ヒュウガミズキ」(日向水木)有ります。

「トサミズキ」の花より小さめで、花数も少なく、3個位です、雄蕊の葯も目に付き難いものですが

黄色いパステルカラーは、早春の息吹を感じます。

枝が、細かく分岐して伸びるので、遠目、小さな花が、星を鏤めた様になります。

主に福井県、京都府、兵庫北部に自生してので、名前の日向(宮崎)とは、関係ないようです。

学名 Corylopsis pauciflora、別名 「ヒメミズキ」(姫水木) ・ ・ 此の名前が訛って「ヒュウガミズキ」由

 

 

金の粒々の様な「ギンヨウアカシア」(銀葉アカシア)Acacia baileyana の蕾も開花しました。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

高原に冬の到来です、山も湖畔も白一色です。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

今日(11/4)Live 映像を視たら湖畔の木は、葉を落として、山は雪で覆われていました。

<下図をクリックして御覧下さい>

NTT東日本、福島支社様の御好意によりLIVE映像を載せてきましたが

今月末で、此のコンテンツが終了とのことです、NTT東日本、福島支社様に御礼と

ご覧頂いて皆様に感謝申し上げます、有難うございました。

 


早春の花々(黄色)

2017-03-22 | 植物 花

「エリカ」の季節です。

「エリカ」に関しては、一昨年のページ<「エリカ」の季節>に載せてますので、下図をクリックしてご覧ください。

下図は、「ジャノメエリカ」(蛇の目エリカ)です、大勢の<蛇>が此方を見つめています。

黄色い八重の「スイセン」(水仙)も咲いています。

早春の花には、「スイセン」が不可欠ですが、種類が多くて難義します。

以前のページに載せていますので、今回は、省略です。

 

他の「スイセン」(水仙) Narcissus Hybrid) の画像を載せた前回のページです、>続きを読む<から入って下さい。

 
「水仙」が咲いています。
 此の季節、種々な「スイセン」(水仙) Narcissus Hybrids が咲いています。上図は、長い副花冠がラッパ状の「ナルキッスス プセウドナルシッサス」 Narc...
 

次の黄色は、「ネメシア・ケイランツス」の花です。

 黄色い「カルセオラリア」(巾着草)も咲き始めています。

黄色以外にも赤、オレンジや茶色、斑入りのもの、花の大小、形状の違うものと多彩です。

袋状のユニークな形の花で、<巾着>に似ていて、名前の由来になっています。

ゴマノハグサ(キンチャクソウ)科、カルセオラリア(キンチャクソウ)属、半耐寒性一年草

メキシコ、チリー、ニュージー ランド原産、学名 Calceolaria Herbeohybrida Group

別名「スリッパ フラワー」 ・ ・ ・ 古代ギリシャ語のカルセオラス<スリッパ>からとか

上唇と下唇の大きさが違うので、確かに、スリッパに似ています。


下図は、「カルセオラリア・ルゴサ」(Calceolaria integrifolia)で

別名「キダチカルセオラリア」(木立カルセオラリア)、「チリメンキンチャクソウ」(縮緬巾着草)

「キバナカタクリ」(黄花片栗)の花も早春の黄色です。

「カタクリ」より少し遅く咲き、一回 り大きな花を咲かせます。

先端が、三裂した雌蕊が長く突き出て、「ユリ」の花に似ています。

早春を彩る花の一つです。

ユリ科、エリスロニュウム(カタクリ)属、球根多年草、アメリカ、カナダ原産、学名 Erythronium Hybrids

英名 Glacier Lily、Adder stongue、Dogttoth violet

別名「西洋カタクリ」、「洋種カタクリ」、「エリスロニウム・グランディーフロルム」

 

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

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高原に冬の到来です、山も湖畔も白一色です。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

今日(11/4)Live 映像を視たら湖畔の木は、葉を落として、山は雪で覆われていました。

<下図をクリックして御覧下さい>

NTT東日本、福島支社様の御好意によりLIVE映像を載せてきましたが

今月末で、此のコンテンツが終了とのことです、NTT東日本、福島支社様に御礼と

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春、小さな小さな「椿」と大きな大きな「椿」

2017-03-18 | 植物 花

「ハクモクレン」(白木蓮))が、“毛皮” を被って春の開花に備えます。

 咲き始めた小さな小さな「椿」、大きな大きな「椿」を挙げてみました。

「カメリア ´エリナ カスケード`」、「リンゴ ツバキ」(林檎椿)と「グランサム」です。

<「カメリア ´エリナ カスケード`」>

花が咲いた細長い枝が、枝垂れる様子は、将に “カスケード(滝)” です。

最小(花径約1cm 位)の「椿」で、花の色は、白色で、外側の花弁がピンク色です。

秋、葉が艶が有る赤銅色に紅葉します。

ツバキ科、ツバキ属、常緑中低木、中国、ベトナム原産、学名 Camellia tsaii var.synaptica 、´Elina Cascade`

英名 Camellia ´Elina Cascade`、別名「ヒメサザンカ」(姫山茶花)

 次も小さい花を咲かせる「ツバキ」、「リンゴツバキ」(林檎椿)です。

花は、小さいが、果実は「ヤブツバキ」(藪椿)の凡そ2倍の大きさ、宛ら、林檎の実です。

「ヤブツバキ」の実の径が、約4cm位なのに対して、「リンゴツバキ」は、8cm位、此の大きさ故、「林檎」の名前が付いた由

「ヤブツバキ」より早い開花期を迎えます、真紅の筒状の花です。

ツバキ科、ツバキ属、常緑高木、沖縄、屋久島原産、学名 Camellia japonica var.macrocarpa 

別名 「ヤクシマツバキ」(屋久島椿)、「オオミツバキ」(大実椿)

亀吉 

 大きな「林檎」の様な実が生ります。

 

 此の時期は、花期も終わりですが、「グランサムツバキ」(グランサム椿)が、大輪(花径 約15cm)の花を咲かせていました。

黄色い雄蕊が、数百本、盛り上がります。

艶が有る葉は、縁がギザギザで楕円形、互生します。

ツバキ科、ツバキ属、常緑小高木、香港 九龍半島原産、学名 Camellia granthamiana

英名 Granthum's camellia、別名「大苞白山茶」


 

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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高原に冬の到来です、山も湖畔も白一色です。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

今日(11/4)Live 映像を視たら湖畔の木は、葉を落として、山は雪で覆われていました。

<下図をクリックして御覧下さい>

 


春の花壇には

2017-03-15 | 植物 花

春の花壇

春の花壇には、「ローダンタ・アンテモイデス」(流通名:花簪)や「ヨウシュクモマソウ」(洋種雲間草)が目立ちます。

花弁の先端が、尖った「ローダンタ ´ペーパーカスケード」(Rhodanthe anthemoides ´Paper Cascade`)等も

「ヨウシュクモマグサ」(Saxifrage rosacea)も

 

今日は、「ヒナソウ」と「バージニアストック」、「ロケット」を挙げてみました。

上載の花々と同様、春を呼ぶ小さな十字形の花々です。

 

<「ヒナソウ」(雛草)」>

名前も可愛い淡い藤色や白色の4弁の花です、中心が黄色、上向きに咲きます。

小さな葉は、ヘラ状で、茎に1対して着きます、横に広がり密生します。

アカネ科、ヒナソウ属、耐寒性多年草、北アメリカ原産、学名 Houstnia caerulea、学名 Common bluets

別名 「トキワナズナ」、「フーストニア」

 
 

「バージニア・ストック」

同 じアブラナ科で、アラセイトウ属 の「ストック」を一回 り小さくした様な可憐な花です。

開花期が長く、上向 きに多くの十字形の花を咲かせますので、グランドカバーには、重宝します。

亦、花色の変化も愉しめます、艶の有る葉は、楕円形で互生します。

アブラナ科、マルコルミア属、一年草、地中海沿岸原産、学名 Malcolmia maritimaCheiranthus maritimus

英名 Virginia stock、別名 「マルコミア」

亀吉

亀吉

早くも「ロケットサラダ」 の花が、咲き始めました。

若葉をイタリア料理に使うサラダ用ハーブです。

花は、花弁4枚の十字形、薄茶色の脈が入ります、花径が、2CM位の大きな花です。

アブラナ科、キバナスズシロ属、耐寒性一年草、地中海沿岸原産、学名 Eruca versiicaria

英名 Rocket salad、Rocket、Arugula、フランス語 roguette(ロケット) 、iイタリア語 rucola

別名 「キバナスズシロ」(黄花蘿蔔)、「エルーカ」、「ルッコラ」


<各画像は、クリックで拡大表示 します> 

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

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高原に冬の到来です、山も湖畔も白一色です。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

今日(11/4)Live 映像を視たら湖畔の木は、葉を落として、山は雪で覆われていました。

<下図をクリックして御覧下さい>