花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

過去の記事から

2019-07-26 | 植物 花

今日は、過去の記事から3題載せてみました、花の記事だけに毎年代わり映えしませんが ・ ・ ・ 

各ページの<続きを読ム>から入って御覧下さい

 
マメ科2種
「タチアオイ」(立葵)の季節も過ぎました、暑い暑い真夏の到来です。此の時季のマメ科の花3種「ロータス・ヒルスタス ’ブリムストーン’ 」と「タンキリマメ」を挙げました。......
 
 
今、瑠璃色
瑠璃色が、冴えます、「ルリマツリ」(瑠璃茉莉、「ルリマツリモドキ」(瑠璃茉莉擬、「ロウグチ」(篭口)の花色です。涼風が吹き抜けます、暑さを和らげてくれました。<「ルリマ......
 
 
ゴマノハグサ科の追加(1)
白色の「ヤナギバルイラソウ」(柳葉ルイラ草)が、咲いています、青紫色のものより清涼感が漂えます。「ヤナギバルイラソウ」Ruellia brittoniana には、 下......
 

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シリーズ「スズメウリ」を育てる。

№.7

黄色い花が咲いて、小さな実に縞模様がハッキリ現れてきました。 


夏、ピンク色

2019-07-24 | 植物 花

ピンク色が、眩しい「アサヒカズラ」(朝日葛)の花です。

名前の由来が、”朝日を連想させる” からとか、然も有ろうかと思います。

花弁の様に見えるのは、萼が、ピンクに色着いたもので、一本の花序に、数十個着きます。

先端に、巻き蔓が、伸びます、ハート形の葉が、キュートな感じがします。

タデ科、アサヒカズラ属、非耐寒性蔓性木本、マキシコ原産、学名 Antigonon leptopus 

英名 Mexican Creeper、Coral Vine、Chain of Love、Queen's Jewels 、Queen's Necklace

別名「ニトベカズラ」(新渡戸葛)、英名から「メキシカンクリーパー」、「サンゴズル」(珊瑚蔓)

「チェーンオブラブ」(愛の鎖)、「女王の宝石」、「女王の首飾り」等々

輝くピンク色が、優雅なイメージを醸し出すのでしょうか


次のピンクの花は、「プチロータス」です。

穂状の円錐花序に、ピンク色の小さな花を咲かせます、花期が、長いので、充分愉しめます。

もこもこした軟毛が密生しています。

ヒユ科、プチロータス属、多年草、オーストラリア原産、学名 Ptilotus exaltatus

英名 Pink Mulla Mulla 、Tall Mulla Mulla、Pussy Tails(子猫のシッポ)、Lamb's Tails(子羊のシッポ) 等々

英名の ”ピンク ムラ ムラ” には、英名ですので、何の思いをも馳せることは、勿論無いのですが

品種としては、Ptiloutus exaltatus 'Joy' 、Ptiloutus maglesii / Rose tipped Mulla Mulla 等が

 
 
 

「アマリリス」(「ヒッペアストルム、 Hippeastrum )の花が、終わると、秋咲き種の

「シロスジアマリリス」(白筋)が、咲き始めます。

花弁に、淡いピンク色と白色の縦縞の斑が入り、中央には、幅広の白い帯状の斑も入ります。

更に、細長く濃緑色の葉の中央にも、白い縦縞の斑が入ります。

同じ様な白い筋なので、名前の ”白筋” は、葉か花からか採ったのか分かりませんが

ヒガンバナ科、ヒッペアストルム属、常緑多年草、ブラジル原産

学名 Hippeastrum reticulatum var.striatifolium、英名 Barbados lily

 



亀吉

<各画像は、クリックで拡大表示します>


ゴマノハグサ科の花

2019-07-19 | 植物 花

今が盛りのゴマノハグサ科の「エンジェロニア」と「アサリナ」、「チェローネ」の花です。


<「エンジェロニア」(アンゲロニア)>

大きな口を開けて、叫んでいる様な形をしています。

”夏のキンギョソウ” の英名が付いた「キンギョソウ」(金魚草)にも似た花です。

30種くらいの品種が有るようですが、「エンジェロニア・アングスティフォリア」Angerolonia angustifolia

「エンジェロニア・サリカリフォリア」A.salicariifolia 等が、主に栽育されています。

葉の付け根に蕾を着けて、白、紫、ピンク、白と紫のツートンカラー等の多彩な花を咲かせます。

葉は、濃い緑色で細長、達性が多いようですが、這性のものも有る様です。

ゴマノハグサ(オオバコ)科、アンゲロニア属、非耐寒性多年草(一年草)、中央アメリカ、メキシコ、西インド諸島原産

学名 Angelonia angusutifolia 、A.salicariifolia、英名 Summer snapdragon

別名 「アンゲロニア」、「エンジェル・ラベンダー」

次は「アサリナ」(ツタバキリカズラ)です。

<「アサリナ」Asarina spp.>=過去の記事を添削

幾種かの種類が有りますが、一般に「アサリナ」は、「アサリナ バークレアナ」Asarina barclaiana を指すとのこと

他に、「バークレアナ」より葉、花が大きい種類や蔓状にならない種類が有ります。

別名に「ツタバキリカズラ」(蔦葉桐葛)が付いていますが

葉が「ツタ」(蔦)に似て、花が「桐」の花に似ているからとか

ゴマノハグサ科、アサリナ属、蔓性多年草、メキシコ、北アメリカ、ヨーロッパ原産

学名 Asarina barclaiana、別名「ツタバキリカズラ」、「ツルキンギョソウ」(蔓金魚草)

*尚、蔓状にならない種類は、「アサリナ・スカンデンス」A.scandens

 葉が大きい種類も


次は、「チェローネ」です、「キンギョソウ」(金魚草)に似た花を茎の先端に穂状に咲かせます。

<「チェローネ」(ケローネ)>=過去の記事を再掲載

草丈が、高いので切り花に多く利用されます、「ケロネ」の名前の由来は、ギリシャ語で<亀>を意味するとか

花の形が、亀に似ているからとのこと、確かに似ているかも ・ ・ ・ 

英名も pink turtle head です。

ゴマノハグサ科、ケロネ属、耐寒性多年草、北アメリカ原産、学名 Chelone oblique

= C.lyonii、別名「リオン」、「チェロン」、「ケローネ」、「ジャコウモドキ」(麝香擬)

早生種の「スピードリオン」、「リオン」は、学名の lyonii から

我が家の亀吉と比べてみました、如何でしょうか、似てないですか、でも雰囲気は ・ ・ ・ 

他の画像は、gif にしました。

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最後は 、例によって過去の記事の再掲載です。

 
「スイレン」、「サボテン」の花が、涼しげです。
「ブラックベリー」Rubus allegheniensis/blackberry が、名前の通りに色付いてきました。水辺の「スイレン」の花が、涼しげだったので載せま......
 

夏、キク科の花

2019-07-16 | 植物 花

キク科の花は、秋の開花期が相応ですが、夏にも開花するものが在ります、其の中から「ストケシア」、「アゲラタム」

「リアトリス」を挙げてみました、今後、追加するものが増えてきます。

<「ストケシア」>

花径10cm位の頭花を着けます、花は、筒状花ですが、先端が深く裂けているので舌状花の様に見えるので

集まると「ヤグルマギク」(矢車菊)に似た姿を呈します。

茎の根元から披針形で棘が在る葉が出て、互生します。

花色は、青紫色が本来の色とのことで、別名に「ルリギク」(瑠璃菊)の名前も付いています。

今では、園芸種が多く作出されて、花の色も青、紫、白、ピンク、黄等々豊富です。

日本には、大正時代に入ってきたとのこと

キク科、ストケシア属、耐寒性多年草、北アメリカ(カリフォルニア、アリゾナ)原産

学名 Stokesia laevis、英名 Stoke's Aster、別名「ルリギク」(瑠璃菊)

「エドムラサキ」(江戸ムラサキ)、「ストークス・アスター」



次は、「アゲラタム」(「カッコウアザミ」)の花です ・ ・ ・ 過去の記事から抜粋して添削しました。

<「アゲラタム」>

軟らかい質感の花を、次々と咲かせます、「アザミ」の花にも似て、舌状花が、細長いので ”ポンポン” の様に見える花です。

次に挙げる「ユーパトリウム・コエレスティナム」にも似ていますが

葉の形状が、多少違うので区別できます。

アゲラタム属は、中南米に40種位自生しているとのことですが

主に植栽されているのは、ホウストニアヌム種を中心とした其の園芸種とのこと

花色は、青紫、赤、桃、白色と多彩です、草丈の低い品種や高い品種が有ります。

”アゲラタム” とは、ギリシャ語で 長期間 ”色褪せない、年をとらない” の意味で

開花期が、長いことと、花の色が、長く鮮やかさを保つ故の命名と記されていました。

葉の形が、卵型や円形で、葉の先が、尖る「ユーパトリウム・コエレスティナム」とは、多少違います。

キク科、アゲラタム(カッコウアザミ)属、非耐寒性多年草(一年草)、中南米原産

学名 Ageratum houstonianum、英名 Ageratum、Floss flower、別名「カッコウアザミ」(郭公薊)

「ユーパトリウム・コエレスティナム」の花も上で載せた「アゲラタム」に似た花です。

<「ユーパトリウム・コエレスティナム」>

散房花序に頭花を咲かせて、筒状花から糸状の雌蘂を伸ばすので、「アゲラタム」の花の様に

花の姿が、「アゲラタム」同様、ポンポン状になります。

「フジバカマ(藤袴)/ユーパトリウム」Eupatorium fortnei の仲間です。

草丈が、120cm位に迄高くなり、草丈が低い(30cm)位の「アゲラタム」との違いです。

亦、葉の形からも両者の違いが解ります、「アゲラタム」の葉が、卵形や丸形に対して

「ユーパトリウム・コエレスティナム」は、葉の先が尖っていて、三角形です。

キク科、コノクリニウム/ユーパトリウム(以前)属、耐寒性多年草、北アメリカ原産

学名 Eupatorium coelestinum=Conoclinium coelestinum、英名 Mist flower

別名「セイヨウフジバカマ」(西洋藤袴)、「ミスト フラワー」

「ミストフラワー」は、花の姿が、”霧” の様に”煙った” 様相からです。


「アゲラタム」と「ユパトリウム・コエレスティナム」の違いは、下図の様に葉の形の違いです。

前者(左)の葉は、丸味を帯びていますが、後者(右)は、先端が尖った三角形です。

草丈の大小の違いは、前に記した通りです。

亀吉

<各画像は、クリックで拡大表示します>


「カルドン」と「アーテチョーク」の花

2019-07-13 | 植物 花

「フウラン」(風蘭)、「フウチソウ」(風知草)が、涼風を運んできました。

         <「フウラン」(風蘭)>

日本が原産の<養生種>の「蘭」です、よい香りで人気が有ります。

他には、中国、朝鮮半島にも自生している様です。

野生種は、絶滅危惧種に指定されているとか、貴重な「蘭」です。

<養生種>とは、樹木や枝に根で張り付く種類の「蘭」のことです。

空中に根が、露出していることもあります。

「フウキラン(富貴蘭)」の名前で江戸時代から多く栽育したとか

今では、多くの園芸種が作出していて、100種以上が見られる由

肉厚で堅い葉の付け根から花茎を伸ばして、白い花を咲かせます。

五弁の倒卵形の花弁が反り返り、唇形の花弁が前に突出ます。

亦、長い管の<距(きょ)>が、後ろの方に伸びて面白い形の花二なります。

花が、同じ方向に向いて咲くのも面白い物です。

ラン科、フウラン属、半耐寒性多年草、学名 Neofinetia falcata=Vanda falcata、別名「フウキラン」(富貴蘭)

 

       <「フウチソウ」(風知草)>

僅かな風に揺れる風情が、昔から親しまれた様です。

数枚の長さ15CM位の細長い葉が、多数の茎に着き垂れ下がります。

付け根の所で、葉が、ねじ曲り裏が表になり、表が裏になるので

濃い緑色で光沢が在る裏が、表になって輝きます、葉の表は白色で

すが、裏側になっているので、裏葉の緑色のみが目に付きます。

秋には、小さな小さな穂が出ます。

イネ科、ウラハグサ属、多年草、日本固有種

学名 Hakonechloa macra、別名「ウラハグサ」(裏葉草)

尚、<Hakone>は、<箱根>で、箱根地方に多く自生していたからとか

<Chloa>は、ギリシャ語で<草>の意味とのこと

亦、<Macra>は、<長い>意味で、”箱根の長い葉” の意味になる由。

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今日は、キク科の「カルドン」と「アーティチョーク」の花です。

料理の材料として知られる両者ですが、花も素晴らしいものです。

<「カルドン」>

青紫色の「アザミ」に似た花を咲かせます、萼に鋭い棘が有ります。

野菜として、古代ギリシャ、古代ローマ時代から栽培していたとか、今でも、イタリア、スペインでは

種々の料理の材料としている由、「アーティチョーク」の野生種とのことですので頷けます。

「アーティチョーク」の様に、蕾や茎を食べるのは、同じだとか

一見、刺々しいので、「アーティチョーク」の様に食べられるのかと思うのですが

認識不足でした、料理法が多数載っていました。

キク科、チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、学名 Cynara cardunculus 、英名Cardoon




葉も刺々しい姿です。

「アーティチョーク」

上に載せた「カルドン」に似た花を咲かせますが、重り合った萼には棘が無く、先端が、滑らかです。

野生の「カルドン」の改良種とのこと、蕾、茎を食用にすることで知られています。

特に、ヨーロッパでは、食材として多く利用されているようです。

キク科、チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、学名 Cynara scolymus

英名 Artichoke、Globe artichoke、別名「チョウセンアザミ」(朝鮮薊)

<p>


下図は、 料理に使う蕾、葉も「カルドン」の葉に比べれば滑らかな表面です。

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過去の記事の再掲載です。

 
キツネノマゴ科(2)
<夏に赤く実る>「ナツグミ」(夏茱萸)Elaeagnus multiflora、「ブラックベリー」Rubus「 ヤマモモ」(山桃)Morella rubra の実で......