花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏に咲くー№12 「キバナキョウチクトウ」

2024-07-29 | 植物 花

「サボテン」の開花の様子を再度のせました、辺りが、暗くなると開花が、始ります。



 

今日も樹木花です、黄色い花を咲かせる「キバナキョウチクトウ   /  黄花夾竹桃」にしました。

<「キバナキョウチクトウ」>

普段よく見掛ける「キョウチクトウ」とは、趣を異にした黄色い漏斗状の花で、前開しないのが特徴です。

「キョウチクトウ」、別名「セイヨウキョウチクトウ」(西洋夾竹桃)Nerium oleanderとは別種になります。

五弁の花には、芳香が有り、葉は、細長く光沢が有ります。

キョウチクトウ科、キバナキョウチクトウ(テベティア)属、ペルー原産、半耐寒性落葉低木

学名 Thevetia peruviana 、英名 yellow oleander

 


他の画像を次に載せました

同科の「キョウチクトウ   /  夾竹桃」も下図の様な淡い黄色い花を咲かせます。


亦、同じキョウチクトウ科には、先日、掲載した「サンユウカ  /   三友花」が  

下図は、八重咲きの園芸種、「八重三友花」です、花弁のヒラヒラ襞が、魅力的です。


夏に咲くー№11 「ツンベルギア」

2024-07-25 | 植物 花

暑い夏の日に、「フウラン」(風蘭)と「フウチソウ「(風知草)を揺らして、涼風が通り過ぎます。

夜開花する「サボテン」を gif にしました(過去に掲載したものを再掲載)

 

樹木花シリーズが、続きます、今日は、「ツンベルギア」の花を挙げてみました。

<「ツンベルギア・エレクタ」>

筒状花で、花冠が青紫色、筒部が白色、中央喉部が黄色、花径が葯3cm位、涼しげな夏向きの花です。

此の花は、立性ですが、似た花で蔓性の「ツンベルギア・アラータ」 Thunbergia alata 

「ベンガルヤハズカズラ」 Thunbergia grandiflora   等も人気が有ります。

亦、似た花には、立性の「ツンベルギア・フォーゲリアナ」が有って、区別するのが困難ですが

葉の形や大きさ、形状で見分けることが出来ます。

「ツンベルギア・エレクタ」の方が、葉が「フォーゲリアナ」より小さく、葉の縁が、波打っています。

どの花も夏に相応しい ”夏の花” です。

キツネノマゴ科、ヤハズカズラ属、非耐寒性低木、西アフリカ原産、学名   Thunbergia erecta

英名    bush clock vine、別名「エダヤハズカズラ」(枝矢筈葛)*

* 名前の<ヤハズ(矢筈)>とは、矢を弓の弦に受ける部分の名称とか、花の筒状の元の苞が似ているからとか

 




下図は、「矢筈葛」の名前の由来の<矢筈>に似ている苞の画像です。

他に、「ツンベルイア・アラータ」、「ツンベルギア・フォーゲリアナ」、「ツンベルギア・ダランディーフロラ」等が

此等は、次の機会に載せる予定です、今回は、参考に画像のみにします。

下図は、「ツンベルギア・アラータ」

下図は、同じく立性で花が「エレクタ」と極似していて、葉の形、大きさに差異が有る

「ツンベルギア・フォーゲリアナ」です。

下図は、「ツンベルギア・グランディフローラ / ベンガルヤハズカズラ」も透明感の有る花を咲かせています。

<画像は、クリックで拡大して御覧下さい>


夏に咲くー№10 「クレロデンドルム」2種

2024-07-23 | 植物 花

今日の樹木花には、「クレロデンドルム・ウガンデンセ」と「クレロデンドルム.・トムソニアエ」の花です。

馴染みの無い名前ですが、「ブルーエルフィン」、「ゲンペイカズラ」の名前なら聞いたと思います。

<「クレロデンドルム・ウガンデンセ」>

集散花序に蝶形の花を咲かせます、五枚の花弁の内、4枚は淡い空色で、一枚が濃い青紫色をしています。

仲間には、前回載せた「ボタンクサギ」や「ゲンペイクサギ」、「クラリンドウ」等が有ります。

クレロデンドルム属、非耐寒性半蔓性低木、アフリカ ウガンダ原産、学名    Clerodendrum ugandense

英名    Blue butterfly bush、他に、「ブルーウイング」(青い翼)、「ブルーエルフィン」(青い妖精)の名前が

付いていましたので、品種名かと思ったのですが、どうも、商品名のようです。

亦、フジウツギ科の「ブッドレア」(房藤空木)も「バタフライブッシュ」の名前が付いていました。


次は、「クレロデンドロン/ゲンペイクサギ」です。

<「ゲンペイクサギ」>

白い萼と赤い花が、源平の旗印の色からこの名前が付いた由

白い袋状の萼の間から花冠の先端が5裂した濃赤色の花が平開します。

4本の雄蘂と1本の雌蘂が、長く伸び出ます、葉は、卵形で互生します。

シソ(クマツヅラ)科、クサギ属、常緑蔓性低木、西アフリカ原産、学名 Clerodendrum thomsoniae

英名 bleeding heart vine、bag flower、glory bower

別名 「ゲンペイカズラ」(源平葛)




夏に咲くー№ 9 「セイヨウニンジンボク」

2024-07-20 | 植物 花

今日も樹木花です、「セイヨウニンジンボク」の花にしました、 青紫色が眩い「セイヨウニンジンボク」(西洋人参木)も今が盛りです。

<「セイヨウニンジンボク / 西洋人参木」>

淡い青紫色の花を穂状に咲かせます、梅雨の晴間の青い空色と相俟って鮮やかです。

小さな唇形の花、葉は、掌の様な披針形の掌状複葉で、「チョウセンニンジン」の葉に似ています。

果実には、ホルモンバランスを整える薬効が有り、<チェストベリー、チェストツリー>の名前で商品化してました。

「朝鮮人参」の葉が似ている中国原産の「人参木」の近縁なのと

ヨーロッパ原産なので「西洋人参木」の名前になった由

クマツヅラ=シソ 科、ハマゴウ属、落葉低木、南ヨーロッパ、西アジア原産、学名   Vitex agnus-castus

英名   Chaste tree、Chast berry、別名 「バイテックス」   


<上載の各画像をクリックすると拡大表示して一層明瞭に>

下図は、花後に、沢山の胡椒に似た実を着けます、薬効が有るチェストベリーです。

メデカルハーブとして、利用しています、亦、葉も清涼感が有る爽やかな香りがします。


夏に咲くー№ 8 「パンドレア」と「ピンクノウゼン」

2024-07-18 | 植物 花

今日の樹木花は、「パンドレア」と「ピンクノウゼンカズラ」の花にしました。

ピンク色で大振りの花は、梅雨の時期にも、一層の輝きを増します、明るい気分になります。

<「パンドレア・ヤスミノイデス」>

別名に「ソケイノウゼン」(素馨凌霄花)の名前も付いています。

「パンドレア」の名前で呼ばれることが多いようです。

花の形は、漏斗状、花色は、白、淡いピンク等、葉は、披針形の小葉は、奇数羽状複葉で、艶が有ります。

花冠は、浅く5裂しています、花色は、白色や淡いピンク、花の喉部は、濃い紫桃色です。

白色の花の基部は、淡い黄色です。

葉の形が、「ナンテン」(南天)の葉に似ていて、香りがする「素繋」に似ているので

他の別名に「ナンテンソケイ」(南天素馨)の名前も付いています。

ノウゼンカズラ科、パンドレア(ソケイノウゼン)属、常緑蔓性低木、オーストラリア原産

学名    Pandorea jasminoides=Bignonia jasminoides ,英名    Pandorea 、Bower vine、Bower plant

「パンドレア」が、咲いています、「パンドレア・ヤスミノイデス」の花です。


白色の花の基部は、淡い黄色、紫色

<「ピンクノウゼンカズラ」(ポドラネア)>

「ノウゼンカズラ」(凌霄花)といえば、中国原産のオレンジ色を花を思い浮かびますが

此の花は、名前の通りピンク色で、赤紫色の筋が、縦に入ります。

属も違って、「ノウゼンカズラ」が、<ノウゼンカズラ科>、<ノウゼンカズラ属>に対して

「ピンクノウゼンカズラ」は、<ノウゼンカズラ科>、<ポドラネア>属です。

円錐花序をつくり多数の釣鐘型の花を着けます、花冠は5裂して、前回載せた「パンドレア」に似ています。

葉は、羽状複葉で、小葉は、10枚位、”夏の花” に相応しい涼しげな花です。

常緑蔓性低木、南アフリカ原産、学名   Podranea ricasoliana、英名  Pink trumpet、Zimbabwe creeper

別名  「ポドラネア」

 


他の画像は、動画にしました、「ノウゼンカズラ」には無い花弁のピンクの筋模様を御覧下さい