花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬のキク科三種

2016-12-29 | 植物 花

秋の後半迄、外に置いて咲かせた「マネッチア」が、今、屋内で咲いています。

濃厚なオレンジ色と黄色のツートンカラーが、艶やかな葉をバック に冴えます。

筒状で、表面に粗毛が生え、先端が4裂します、「火炎粗毛草」の名前の由来です。

暖かい色が瞬く “キャンドルライト” です。

アカネ科、マネッチア属、蔓性多年草、パラグァイ、ウルグァイ原産

学名 Manettia luteorubra英名 Brazilian firecrackerFirecracker vine

今日の “冬、キク科三種” は、「カンギク」(寒菊)、「ベニジューム」、「ガイラルディア」です。

<「カンギク」(寒菊)>

一般の「菊」の季節が終わり、「寒菊」が盛りを向かいます。

「カンギク」の定義に “一般の「菊」(イエギク、サイバイギク)で、冬にも自然開花するもの”

“「シマカンギク」(アブラギク)や其の園芸種” を謂うとのことですので、今日は、「シマカンゲキ」(アブラギク)の

園芸種を載せてみました、冬空に黄金色が輝きます。

キク科、キク属、耐寒性多年草、学名 Chrysanthemum × morifolium 、英名 Florist`s dasy



 <「ベニジューム」(寒咲き蛇の目菊)>

冬から春に懸けて、鮮やかなの色の花を咲かせます、花の中心部に “蛇の目” の模様が特に際立ちます。

花の色は、橙色を主に、白色黄色も有ります。

葉や蕾が、粘着性の在る白い毛で覆われているので、表面に氷が付着している様に見えます。

キク科、ベニジューム属、南アフリカ原産、半耐寒性一年草、学名 Venidium fastousum

(=Arctolis fastuosa )、英名 Cape daisy 、別名 「アフリカン デージー」


蕾は、白く透き通った氷の様な毛が生えています。


 最後は、前回にも載せた「ガイラルディア」の珍種「ガイラルディア´メサ イェロー`」です。

「ガイラルディア」には、「オオテンニンギク」(大天人菊)Gaillardia aristata、「テンニンギク」(天人菊)G.pulchella、

交配種の「グランデフロラ」(G.×grandiflora) 等々の種類が 有ります。

キク科、テンニンギク属、北アメリカ原産、耐寒性多年草、一年草

下図は、「ガイラルディア´メサ イェロー` Gaillardia.hybr ´Msa Yellow` です。


一般に、「オオテンニンギク」や「テンニンギク」が多く視られます。

英名が Indian blanket 、アメリカ インデアン が纏う毛布の様な物の模様からでしょうか


 

花後の姿も面白い姿です。

<各画像は、クリックで拡大します>