花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

早春に咲くー№ 10

2024-02-29 | 植物 花

今日も7樹木花にしました、「オウバイ  /  黄梅」と「ウンナンオウバイ  /  黄梅黄梅」の花です。

<「オウバイ」(黄梅)>

花の形が「梅」の花に似ているので、黄色い色をした「梅」で「黄梅」の名前が付いた由

「梅」の名前が付いていますが、バラ科ではなく、モクセイ科なので「梅」ではないですね

別名  “ゲイシュンカ(迎春花)”、題名に相応しい花です。

早春、葉が展開する前に、「梅」の花に似た5弁~6弁の花を下垂する細い枝に咲かせます。

枝は、緑色をした4角形、 3出複葉の葉が、対生します。

次に載せる常緑の「ウンナンオウバイ」(雲南黄梅)より花序が、ひとまわり小さいので区別できます。

亦、「オウバイ」が、落葉性に対して、「ウンナンオウバイ」は、常緑性です。

「梅」の名前ですが、バラ科ではなく、モクセイ科ですので、「梅」では無いことが、解ります。

モクセイ科、ソケイ(ジャスミン)属、半蔓性落葉低木、中国原産、学名   Jasminum nudiflorum

英名   Winter jasmine、別名「迎春花」、「ウインター ジャスミン」

 




艶々で、太く膨らんだ蕾は、赤茶色で綺麗です、開花前も充分に愉しめます。


 <「ウンナンオウバイ(雲南黄梅)」>

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「オウバイ」より大きな花で 、八重咲きも有り、花着きも多少疎らです。

「オウバイ」の落葉性と違って、常緑性なので、花と濃い緑色の葉を

同時に視ることができます。

モクセイ科、ジャスミン属、耐寒性常緑低木

学名   Jasminum mesnyi英名   Primrose jasmine、Chinese jasmine

中国原産、別名「オウバイモドキ」(黄梅擬)

 

 

 

 

 

 


早春に咲くー№ 9

2024-02-27 | 植物 花

今日の樹木花は、「ヨウシュジンチョウゲ  /  洋種沈丁花」の花です。

人気の  “早春の花” 「ジンチョウゲ  /  沈丁花  」 Daphne odora  と同科の花ですが、少し雰囲気が違います。

「ジンチョウゲ」には、別名「チョウジグサ  /  丁字草」、「スイコウ  /  瑞香」特徴を著わす名前が、付いています。

英名  Winter oaphne、クチナシ」、「キンモクセイ」等と世界三大  ”香り花”  とのこと

<「ヨウシュジンチョウゲ  /  洋種沈丁花」>

ヨーロッパ原産の「洋種沈丁花  /   メゼレオン」が、咲き始めています。

<「メゼレオン」/「ダフネ メゼレウム」>

葉が着く前に、白、紫、赤紫色の花を多数咲かせます、芳香が有ります。

冬の間は、葉を視ることが無いので、花の華やかさが目立ちます。

花には、花弁が 無く4片の萼が、花びらの様に見えます。

ジンチョウゲ科、ジンチョウゲ属、落葉低木、西アジア、ヨーロッパ原産、学名    Daphne mezereum 

英名    Mezereon、Paradise plant、別名「セイヨウオニシバリ  /  西洋鬼縛」

尚、英名の  Mezereon  は、ペルシャ語の  ”殺す ”  を 意味するとか 

亦、"鬼縛り” も此の植物に毒が在る為の命名でしょうか、”綺麗な花には毒が在る” かな

 但し、子鳥は、食べても平気とか、種の頒布の為でしょうか


他の画像は、動画にしました。

秋には、深紅の実が稔ります、有毒なので、食用不可です、子鳥は平気なのですが ・ ・ ・


早春に咲くー№ 8

2024-02-25 | 植物 花

今日も樹木花で、黄色い花の「ユーリオプス ・バージネウス」と「ユーリオプデージー」です。

草木と見紛うキク科の低木で、黄色で明るい "春色” 、春の到来を告げます、

<「ユーリオプス・バージネウス」>

松葉のような小さく細い分裂葉で、枝先に、輝くような黄金色の花を咲かせ、樹高1メートル位になります。

其の様子が、クラッカーが、弾けるように見えるので、別名に「ゴーデンクラッカー」の名前が付いた由

冬場でも屋外で開花させることが出来る、耐寒性の優れた植物です。

キク科、バージネス属、耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名    Euryops virgineus

英名  Honey euryops別名「ゴールデンクラッカー」


下の小さい画像は、拡大して御覧下さい


次は、「ユーリオプスデージー」です、晩秋から、初夏に懸けて咲き続けます。

<「ユーリオプスデージー」>

寒さに強く、冬でも外で越冬できます、「マーガレット」の花に似た花で、一重の花を一輪、枝先に咲かせます。

葉は、羽状の切込みが深く、細かい毛が密生するので、銀色に輝きます。

Euryops は、ギリシャ語で ”大きな目を持つ” 意味とか、花径が4cm位になりますから、”大きな目” かと

思ったら、”人目をひく” からとの解説が載ってました、花の少ない季節、”大きな花が、人目をひく” で一件落着です。

仲間には、次に載せる「ユーリオプス・バージネウス」、別名「ゴールデンクラッカー」が有ります。

生育時の初めの頃は、草花の感じがしますが、枝が、太くなり、段々と樹木の感じに変わります。

キク科、ユーリオプス属、耐寒性常緑低木(多年草)、南アフリカ原産、学名  Euryops pectinatus

英名  Euryops daisy、Gray leaved euryops


下図は、似た花の「マーガレットコスモス」(Euryops chrysanthemoidesです。

開花期も粗同じですが、葉の形が羽状ですが、切込みが「ユーリオプスデージー」より浅く

毛が生えてないので艶やかで恋濃い緑色をしています。


早春に咲くー№ 7

2024-02-22 | 植物 花

今日の樹木花は、温かい  "春色”  の花「ボロニア」を挙げてみます。

寒い時期は、露地での栽育が、無理なので、室内で育てる<鉢花>の「ボロニア」を3種挙げてみました。

1,十字形の花弁が、綺麗な「ボロニア・ピナータ」、2,「鈴蘭」の花の様な釣鐘型の形が美しい

ヘテロフィラヘテロフィラ」、3,ツートンカラーが、濃艶な「ボロニア・メガスィィグマ」です。

<「ボロニア・ピナータ」>

「ボロニア」は、此の季節、鉢植えで出回ります、耐寒性が有るので室外でも栽育出来ますが

春3月頃までは、室内で鑑賞します、ピンク色で4弁の星形の花が多数咲きます。

平開するので、次に載せる「ボロニア・ヘテロフィラ」とは、形が、違います。

葉、花が柑橘系の香りがします、葉は、対生で羽状複葉、小葉は、細い線形です。

次に挙げる「ボロニア・ヘテロフィラ」の花が、「鈴蘭」に似た釣鐘型なので、対称的です。

ミカン花、ボロニア属、半耐寒性低木、オーストラリア原産、学名  Boronia pinnata、英名  Pinnata Boronia



 

次は、花の形が違う「ボロニア・ヘテロフィラ」です。

<「ボロニア・ヘテロフィラ」>

球形の蕾と釣鐘型の花が、枝一杯に着きます、冬には、強い花ですが、一応、春迄は、室内で採育します。

芳香が、有るので、部屋中が、柑橘系の香りで満たされます。

此の時季は、鉢植えで売られていることが多く、室内栽育の為ですが

露地で咲かせているのも視ます、3月頃には、鉢から植え替えて、露地物が多くなります。

花の形が、「スズラン」の花に似た釣鐘型です。

この形から、別名「ピグミーランタン」”小さなランタン” と言う愛称が、付いています。

学名   Boronia heterophylla、英名   Pink Boronia、Kalgan Boronia、別名「ピンクボロニア」


 

最後は、「ボロニア・メガステグマ」です、濃い色合いが、上の2者とは、雰囲気が 少し違います。

<「ボロニア・メガスィグマ」>

弁弁の外側が 赤茶色、内側が 黄色のツートンカラーです、ピンクに比べて濃すぎる感じですか

学名  Boronia megastigma、別名「ブラウンボロニア」

他の仕様は、上の2者と同じです。

上に載せた2種と比べて花の色が地味なので、”春色” には、程遠いのが、難点ですが。



早春に咲くー№ 6

2024-02-20 | 植物 花

今日も樹木花で、「ワックスフラワー」の花です、明るい色で、春を想わせます。

<「ワックスフラワー」>

来月頃からは、露地でも花を咲かせる「ワックスフラワー」ですが、温室で栽育したものが

出回っていました、散房花序をつくり、蝋細工の様な光沢有る5弁花を咲かせます。

花色は、白色、ピンク、紫紅色等が有ります、芳香を放ちます。

花径は、2cm位、花の中心から雄蘂が、立ち上がり、回りを雄蘂が囲みます。

10種位の品種が有るようですが、此のウンニカツム種が一般に「ワックスフラワー」と呼ばれているようです。

フトモモ科、ワックスフラワー(カメラウキウム)属、非耐寒性常緑低木、オーストラリア原産

学名   Chamelaucium uncinatum、英名   Graldton waxflower

別名「カメラウキウム」、「ジェラルトンワックスフラワー」

下図の画像を拡大すると確かに、「ギョリュウバイ」の花に類似します。<クリックで拡大します>

 

似た花で、同じフトモモ科の「ギョリュウバイ  /  魚柳梅」です。

詳細は、以前のページに載せてますので、御覧下さい。

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