花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏、カラーリーフの季節です。(2)

2022-07-31 | 植物 花

カラーリーフ シリーズ

2回目のカラーリーフは、「ベゴニア・レックス」と「ヒポエステス」の葉です。

<「ベゴニア・レックス」>

葉を愛でる「ベゴニア」には、沢山の品種が有りますが、此の「ベゴニア・レックス」が最も品種が多いようです。

葉の形や斑の模様、色彩が多様で変化に富んでいます

世界には、200種以上の品種が有るようですが、其の中の一つのインド原産の野生種B.rex)

掛け合わせて作った交雑種群の総称が「ベゴニア・レックス」とのこと

シュウカイドウ科、ベゴニア属、常緑多年草、インド原産(交雑種)、学名   Begonia rex-cultorum Group

英名   Rex begonia、king begonia 、別名 「レックス・ベゴニア」

尚、「ベゴニア」には、他に「ベゴニア・センパフローレンス」(四季咲きベゴニア)

「ベゴニア・メイソニアナ」等が有ります。

 






花も葉と同様に綺麗で、見応えが有ります。

 

次は、「ヒポエステス」の斑入り模様の葉です。

アフリカ、オーストラリア、ユーラシアには、40種以上の品種が有るようですが

今回は、其の中の代表種「ヒポエステス・フィロスタキア」を挙げてみました。

別名 「ソバカスソウ」(雀斑草)の名前の通り、葉の表面の様々な斑点模様を愉しみます。

特に園芸種の不規則に入る細かい斑点、網目模様の色、葉の形が様々で、其の多彩さが特徴です。

花茎の先端に、小さなピンク色の舌状花を咲かせますが、葉より花を愉しむ場合は

「ヒポエステス・アリスタータ」H.aristata下図>が適してます。

葉には、斑点が無く花も大きいので人気が有ります、英名で   Ribbon bush  とか、派手な花です。

キツネノマゴ科、ヒポエステス属、マダカスカル原産、半耐寒性多年草

学名   Hypoestes phyllostachya=H.sanginolenta

英名   polka dot plant、freckle face  等、別名 「ソバカスソウ」、「サンギノレンタ」

英名のは、「ミズタマソウ」(水玉草)かな、丸くない水玉ですが




葉には、斑が入らないが、花が目当ての場合は、下図の「ヒポエステス・アリスタータ」等が 

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こんな動画を見付けました。


夏、カラーリーフの季節です。

2022-07-29 | 植物 花

カラーリーフ  シリーズ

 

今回から、夏に愛でる<カラーリーフ>を挙げてみます、1回目は、「コリウス」と「カラジューム」です。

<「コリウス」>

「コリウス」も葉を愛でますが、花は、白地に淡いブルーの斑が入った可憐な花です。

シソ科ですので「シソ」(紫蘇)の花に似ています、多彩な斑入りの葉の彩りや、葉の形を愉しみます。

シソ科、コリウス属、非耐寒性多年草(一年草)、東南アジア原産、 学名    Solenostemon scutellarioides

英名   Coleus、別名 「ニシキジソ」(錦紫蘇)、「キンランジソ」(金襴紫蘇)

実生(種子から)でも、挿し芽でも育成できます。

 

次は、夏を涼しく演出する御馴染みの「カラジューム」です。

<「カラジューム」>

もっとも、カラジューム属には、多くの品種が有りますのでクールな感じよりも情熱的な色彩のものも有ります。

独特な形の葉には、白や赤色の斑模様が入りカラフルな観葉植物です。

葉の模様の形や色の多彩の妙を愉しみます、其の為、命名も多数、充分、愉しめます。

サトイモ科、カラジューム属、球根植物、学名  Caladium熱帯アメリカ原産

英名  Elephant`s ear、別名「ニシキイモ」(錦芋)




 

尚、サトイモ科には、他に、葉の模様を愛でる「ディフェンバキア ´カミーラ`」、「アグラオネマ」等が有ります。

<「ディフエンバキア ´カミーラ`」 Dieffenbachia cv.´Kamille`

<「アグラオネマ」Aglaonema spp.

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山道を登り、途中の休み処で休憩して、更に登って、滝の場所へと辿り、、滝風で涼んでみて下さい。<画像、動画は、再掲載>


夏、樹木花(6)

2022-07-27 | 植物 花

今日の樹木花は、「ルリマツリ」<瑠璃茉莉>と「オーストラリアン・ブルーベルズ」です。

<「ルリマツリ」(瑠璃茉莉)」>

 

「ルリマツリ」の種類は、20種位有るとのことですが、一般に「ルリマツリ」と呼ばれるのは

「プルンバゴ・アウリクラータ」、花径2cm位、瑠璃色の5弁の筒状の花を房状に着けます。

名前の通り、瑠璃色の種類が、多いのですが、白い色の種類も有ります。

「ルリマツリ」の<ルリ>は、瑠璃色、<マツリ>は、<祭り>ではなく、<茉莉>で

「マツリカ」(「ジャスミン」)に由来するとか

蕾、萼、果実が繊毛で覆われています、この繊毛は、”引っ付き虫” の役目をします、子孫を増やす為です。

暑さにも比較的強いので、花の色は、一服の清涼剤です。

イソマツ科、ルリマツリ(プルンバーゴ)属、半耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名   Pulumbargo auriculata

=P.capensis英名    Plumbago,Cape plumbago、別名「アオマツリ」

白色の花も清涼感タップリです、園芸種の「プルンバーゴ ’アルバ’」 Plunbago auriculata 'Alba' です。

 

次は、ブルーの色が、爽やかな 「ソリア」、別名「オーストラリアン・ブルーベルズ」です。

<「オーストラリアン・ブルーベルズ」>

濃淡のブルーの花弁が、爽やかです、小さなベル型の五弁の花を下向きに咲かせます。

蕾が開くにしたがって、花弁が重なった処は、濃い青色で、一重の処は、淡い青色に見えます。

果実は、食べることができますが、

トベラ科、ソリア属、常緑蔓性低木、オーストラリア原産、学名    Sollya heterophylla

英名    Australian bluebells、Bluebell creeper、別名「ソリア」、「ヒメツリガネ」(姫釣鐘)

「ブルーベルズ」、「ソリア・ヘテロフィラ」

同 じ様な名前の付ユリ科の「スパニッシュブルーベル」(シラーカンパニュラータ)/「ツリガネズイセン」(釣鐘水仙)

Hyacinthoides non-scripta 「イングリッシュユブルーベル」 Hycinthoides hispanica  等々が有りました。

 


”エンジェル” の名前が付いて。

2022-07-25 | 植物 花

今日は、”エンジェル”  の名前が付いた此の時期の花2種を挙げてみました。

「エンジェルウイング」<天使の翼> と「エンジェルトランペット」<天使の笛>です。

<「エンジェルウイング」>

別名「オオシロソケイ」(大白素馨)で、”素馨” 、「ジャスミン」の仲間です。

10枚ほどの花弁が、星型に開くので、風車の様な花の姿になります。

蕾が、赤茶色なので、開花後の花色が、純白なので、対称的です。

亦、濃緑色で、光沢の在る葉をバックに純白の花が、一層冴えます。

「ジャスミン」なので、花には、芳香が有ります。

植物園では、周年視ることができますが、露地では、春後半から夏に懸けて見頃になります。

モクセイ科、ソケイ属、蔓性常緑低木、パプアニューギニア原産、学名 Jasminum nitidum

英名 Angelwing Jasmine 、Star Jasmine 、別名「エンジェル・ウイング ”天使の翼”」、「オオシロソケイ」

「スタージャスミン」、「ジャスミヌム・ニティドルム」



 

次は、「エンジェルトランペット」ですが、此の花は、過去に載せた記事からの再掲載としました。

<「エンジェル トランペット」>

”天使の笛” 「エンジェルトランペット」

不気味な画像ですが、「ノキシノブ」(軒忍)が 暑い夏の乾燥に耐えている姿です。一雨欲しい様子です、雨が降って湿気を含むと緑色の葉が、蘇るからです。古い茅葺屋根の軒......

夏、樹木花(5)

2022-07-23 | 植物 花

今日の樹木花は、「ホルトノキ」の花です。

<「ホルトノキ」>

「ホルト」とは、ポルトガルの意味で、ポルトガルで採れるオリーブ油を<ホルト油>と称していたのが

間違って、此の木から採れるとしたのが、間違いの始りとか、確かに「オリ-ブ」の実と似てはいます。

間違えた人が、平賀源内とか、真偽の程は、 ・ ・ ・ ですが

常緑高木ですが、紅葉した古い葉が、必ず何枚かは付いています、「ヤマモモ」の葉にも似ています。

夏、総状花序に、フサフサが、付いた面白い形の白い花を咲かせます。

ホルトノコ科、ホルトノキ属、常緑高木、東アジア、日本に分布

学名   Elaeocarpus sylvestris var.ellipticus別名 「モガシ」

学名の   Elaeocarpus  は、ギリシャ語で ilaia (オリーブ)carpus (果実)が語源とか




当時、「ホルトガル」と称した「オリーブ」の木を平賀源内が、間違えて「ホルトノキ」と名付けたとか

確かに「オリーブ」の実に似ています、「ホルトノキ」の実も「オリ-ブ」の実と同じく、暗紫色になります。

<左図=「ホルトノキ」の実、右図=「オリ-ブ」の実>