花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春の色(3)

2016-02-29 | 植物 花

今日の “春の色” は、今盛りの「バージニア ストック」、「サイネリア」の花を挙げてみました。


先ずは、「バージニア ストック」です、4枚の花弁が、十字形に開きます、一重の「ストック」の花に似ているので、此の名前が付いた由

楕円形の葉が互生します、花には、芳香が有り、色の変化も楽しめます。

 アブラナ科、マルコミア属、耐寒性一年草、地中海沿岸原産、学名 Malcomia maritima

英名 Virginia stock、別名 「マルコルミア」、「マルコミア」、「ヒメアラセイトウ」


寒い此の時季でも鮮やかな色彩を放つ「サイネリア」にしました。

寒い冬でも、此の地方では、室内より屋外でも、十分咲きます。

原産地は、カナリア諸島原産とのことですが、園芸品種が多くて、花色の多彩さ、花径の大小を愉しめます。

花の色は、ピンク、青紫、赤、白等々で、特に蛇の目模様の花が多く咲きます。

キク科、ペリカリス属、常緑多年草(一年草)、カナリア諸島原産、学名 Pericallis × hybrida、=Senecio × hybridus

英名 Cineraria 、Florist´cineraria 、別名 「フウキギク」(富貴菊)、「フキザクラ」(蕗桜)、「シネラリス」、「ペリカリス」

 



花茎を伸ばした、「キダチサイネリア」(木立サイネリア)、別名 「キダチペリカリス」 (木立ペリカリス)も清楚な感じです。



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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>

 


春の色(2)

2016-02-25 | 植物 花

今日の “春の色” は、「プリムラ・ジュリアン」(Primula pruhonicensis Hybrids)と

「プリムラ・ポリアンサ」(Primula Polyanthus ) にしました。


両者、似た様な花で、区別が付き難く、最近では交配種も増えて、いっそう困難になりました。

一般に、「ポリアンサ」は、花茎を伸ばして花を咲かせ、「ジュリアン」は、株元に花を密生してロゼット状に花を咲かせると

していましたが、最近では、花径が(2~10cm)位で大輪の花を咲かせるのが「ポリアンサ」

小輪(2~5cm)位の花を咲かせるのを「ジュリアン」とするとか、草丈の高さは、両者ほぼ同じです。

調べてみると、「ポリアンサ」は、ヨーロッパ原産の「プリムラ・エラチオール」(P.elatior)、「プリムラ・ブルガリス」(P.vulgaris

「プリムラ・ペリス」(P.veris)等との交雑種との記述が有りました。

亦、小型の「ジュリアン」は、「ポリアンサ」にコーカサス地方の「プリムラ・ジュリエ」(P.juliae)を

日本で交配して作出した記載した品種とか

サクラソウ属には、他に「ニホンサクラソウ」(日本桜草) Primula sieboldii

「プリムラ・マラコイデス」(オトメザクラ)P.malacoides、「プリムラ・オブコニカ」(トキワザクラ) P.obconica

「プリムラ・ビアリー」(ホザキサクラソウ) P.vialii 等が有ります。 

サクラソウ科、サクラソウ属、耐寒性多年草(一年草)、ヨーロッパ原産(園芸種)、学名 Primula polyanthus

別名 「クリンザクラ」(九輪桜)、花色は、豊富でピンク、青紫、赤、橙、黄、白、混色したもの等々

下図は、青地に白い縞模様が美しい「プリムラ・ポリアンサ」です、「プリムラ・ポリアンサ´ゼブラブルー`の名前が付いています。


下図は、「プリムラ・ジュリアン」の薔薇咲き種です、薔薇の花の様な形です。

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下図は、上から「ニホンサクラソウ」、「プリムラ・マラコイデス」、「プリムラ・オブコニカ」です。



下図も、5月頃に咲く「プリムラ・ビアリー」です、穂状に花を付けます、他の「プリムラ」とは、違った花の形です。

<各画像は、クリックで拡大します>

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>


春の色合い(1)「セルリア フロリダ」、「ワックスフラワー」

2016-02-21 | 植物 花

淡い “春色” の花が咲き始めています、ホットする暖かい春の色です。

“頬を染めた花嫁” 「セルリア・フロリダ」

淡いピンクの花を、茎の先端に房状に咲かせます、葉は、細い円柱状で羽状複葉です。

花弁のように見えるのは、総苞とのこと、異国情緒の有る花です。

イギリスのダイアナ妃が、ブライダルブーケとしたとか、ブライダルフラワーとして人気が有るようです。

英名も Blushing bride “頬を染めた花嫁”、クリーム色にピンク色が、英名の由来でしょうか

セルリア属には、40種位有るとのこと、此の中で、フロリダ種が一番美しいようです。

近い植物には、夏に咲くヤマモガシ科の「プロテア」(Protea spp.)が有ります、同様にイキソチックな花です。

ヤマモガシ科、レルリア属、常緑小低木、南アフリカ ケープ地方原産、学名 Serruria florida 、別名「ジョーイ セルリア」 

細長い円柱形の葉もユニークな形で楽しめます。

“蝋細工の花” 「ワックスフラワー」

散房状に、小さな五弁のピンクや白、紫色の花を咲かせます。

花弁が、蝋で造った様な質感が有り、「ワックスフラワー」の名前の由来です。

花の中心から一本の雌蕊が、雄蕊が其の周りを囲みます。

上記の「セルリア・フロリダ」の葉と同様、細い円柱形の葉です、葉を揉むと柑橘系の香りがします。

「ワックスフラワー」の名前は、「エリオステモン」(Eriostmon myoporoides) にも付いていますが

「エリオステモン」は、ミカン科ですので別の植物になります。

 園芸品種(Chamelaucium sp.)も多数有るようですが、ウニシナツム種が、多く栽育されてるようです。

 フトモモ科、カメラウキウム属、オーストラリア原産、非耐寒性常緑低木、学名 Chamelaucium uncinatum

英名 Geralton waxflower、別名 「ジェラルトンワックスフラワー」、「カメラウキウム」




早春、里山の彩り

2016-02-17 | 植物 花

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灰色の世界が広がる里山にも、彩り鮮やかな「マンサク」、「アブラチャン」、「ミツマタ」等の樹木花が盛りです。


「マンサク」(万作、満作)の花は、葉が出る前に咲きます、花弁は、4枚、雄蕊も4個、雌蕊が2個

赤褐色の萼、花弁は、ユニークな形で、黄色で細長い紐状です。

葉は、紅葉して落葉します、同 じマンサク科、トキワマンサク属の「トキワマンサク」(常磐万作)

「アカバナトキワマンサク」(赤花常磐万作)、別名「ベニバナトキワマンサク」(紅花常磐満作)が、名前のとおり常緑なのとの違いです。

亦、「マンサク」より、開花期が早い(1月~3月頃)、中国原産の「シナマンサク」(支那万作)が有りますが

一見、判別が難しいのですが、ポイントとして<「シナマンサク」(1)は、開花期に前年の葉が付いている場合が多い

(1)の葉は、表面に毛が生えているが、「マンサク」(2)は、無毛

花の中心部が(1)は、暗赤色で、(2)より濃い、開花期が(1)は、(2)より早い、(1)は、(2)より花に強い香りが有る

花の大きさは、(1)の方が、(2)より大きい>等々です。

尚、“万作、満作” の名前の由来は、黄金色の花を咲かせる姿が、豊年満作の縁起担ぎから

他に、早春に咲くので “まず咲く” を東北地方の訛りで “まんず咲く” から「満作」になった由

マンサク科、マンサク属、落葉小高木、日本原産、学名 Hamamelis japonica 、英名 Japanese witch hazel

別名「アオモミ」、「ハマメリス」、開花期 2月から3月頃


下図は、「トキワマンサク」(Loropetalum chinense)の花です、常緑なのが分かります。

下図は、常緑の「アカバナトキワマンサク」(Loropetalum chinense var.rubra) の葉と花です。

花は、両者、4月から5月頃が最盛期です、葉は、紅葉します。

次の「アブラチャン」も黄色い花を咲かせています、早春の花の色は、黄色が多いのが不思議です。

葉が出る前に花が咲き揃うのも上記の「マンサク」に似ています。

太陽の光の色を待ち焦がれて、先取りするからでしょうか ・ ・ ・

「アブラチャン」の名前も妙ですが、<アブラ>は、<油>で、<チャン>は、

<チャン>は、粘着性の有るものの総称の<瀝青>は、<アスファルト、ピッチ>のこととか

種子や樹木に油分が多いからとの説明が有りました。

散形化序に小さい黄色の花を咲かせます、似た花に「ダンコウバイ」(檀香梅) Lindera obtusiloba が有りますが

“花茎が在る「アブラチャン」、花茎が無い「ダンコウバイ」” で区別できます。

クスノキ科、クロモジ属、耐寒性落葉高木、雌雄異株、日本原産、学名 Parabenzoin praecox

 別名 「ムラダチ」、「ズサ」、

学名の Praecox とは、“早咲き”、“早熟” の意味とか、早春に咲くからですか

下図の左が雄花、右雌花

<各画像は、クリックで拡大します>

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。

高原は、すっかり雪化粧をしています、寒い寒い冬の到来です。

<下図をクリックして御覧下さい>


「フサザキズイセン」(房咲き水仙)

2016-02-14 | 植物 花

寒い寒の時季に咲く「スイセン」(水仙)で、花茎に多数の花を房状に咲かせる「フサザキズイセン」(房咲き水仙)です。

一般に「スイセン」(水仙)と呼ばれている「ニホンズイセン」(日本水仙)Narcissus var.Chinensis の原種とのこと

房状に花を咲かせる姿が似ています、“房咲き” の謂のようです、「ニポンズイセン」も「フサザキズイセン」の一種になるわけです。

白いカップ状の副花冠を持した花を房状に付けます、花弁も純白なので、白一色です、芳香が有ります。

尚、「ニホンズイセン」の花冠は、黄色ですので、違いが解ります。

ヒガンバナ科、スイセン属、耐寒性多年草(球根)、学名 Narcissus tazetta、、別名 「シロクサズイセン」、地中海沿岸原産

「ニホンズイセン」(日本水仙)の学名は、Narcissus tazetta var.Chinensis でした。

学名の Narcissus は、 ギリシャ神話に登場する<ナルキッソス>に由来するとか

水鏡に写った自分に恋をした青年が、自分に恋焦がれて死んでしまう物語でした。

確かに、水の中を覗くような姿で咲いています。

<各画像は、拡大します>


他の「スイセン」(水仙) Narcissus Hybrid) の画像を載せた前回のページです、>続きを読む<から入って下さい。

 
「水仙」が咲いています。
 此の季節、種々な「スイセン」(水仙) Narcissus Hybrids が咲いています。上図は、長い副花冠がラッパ状の「ナルキッスス プセウドナルシッサス」 Narc...