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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

初夏に咲く樹木花 № 10 「モリシマアカシア」

2025-06-09 | 植物 花

初夏の樹木花「モリシマアカシア」の花を挙げてみました。

<「モリシマアカシア」>

頭状花序にポンポンの様な球状の花を咲かせます。

「ギンヨウアカシア」や「フサアカシア」の仲間ですが、開花期は、此等より遅くなります。

今は、花の最盛期も終りですが、代わりに、羽状複葉の葉が、涼しげに風に揺れます。

淡い黄白色が総状に着く集合花で、芳香が有ります。

「モリシマ」は、“森島” とも思える名前ですが、学名の  Mollissima acacia からの命名とのことです。

「モリシマアカシア」は、林冠を広く広げて他の植物の生育を妨げるので、日本では

要注意外来植物に指定してるとか、「ニセアカシア」同様 “厄介者” ですか  ・ ・ ・ 

花も芳香りも素晴らしいので、残念です。

マメ科、アカシア属、常緑高木、オーストラリア原産、学名 Acacia mollissimaMollissima acacia 

英名 Black wattle、尚、Mallissima  には、“柔らかい” の意味が有るとか

若枝には軟毛が覆うからか、花が柔らかそうなので、この名前が付いたのでしょうか

亦、モリシマの名前は、学名の Mollissima からとのこと、<森島>ではないです。




<他の画像は、gif  にしました>

因みに、下図は、似た花で黄色い花を咲かせる「フサアカシア」(房アカシア)です。


マメ科特有の鞘状の果実を着けます。


初夏に咲く樹木花 № 9「ドドナエ」の花(?)

2025-06-06 | 植物 花

今日は、珍しい名前の樹木を挙げました、本来、観葉植物として知られる樹木です。

花ではなくて、”果実”  を愉しむ樹木です、花と見紛う程の綺麗な果実です、「ドドナエア  /  ウチワノキ」の果実です。

「ドドナエア  ビスコーサ」

庭木等として知られ、春先に咲く花は、小さく(3ミリ)位で、鑑賞用には不向きで、初夏の頃に雌花に付く 

<さくか   /  朔果>(注)を花と思って愉しみます、花ではなく果実を愉しむのです。

(注)<さくか  /  朔果> 英名  Capsule 、果実の型の一つで、複数の心皮から成り、裂開して種を放出する。

其の心皮の形が、団扇に似ているので、和名「ハウチワノキ」の名前の由来とのこと、背丈は、3m位と低木です。

季節に依り葉の色が変わるのを愉しめます、グリーンからワインレッドに変わり、「ドドナエア・ビスコーサ」が、主に愛でられています。

中には、グリーンの儘で変色しない種類も有るとのことですが、変色しないと愉しみも半減でしょうか。

Viscosa は、ラテン後で<粘着>を意味するとか、葉や茎が、粘着性からですか

ムクロジ科、ハウチワノキ属、常緑低木、オーストラリア原産、学名  Dodonaea viscosa、英名  Hop bush

別名  「.ウチワノキ(団扇の木)」、「ホップブッシ」

 

下図は、洋風建築の庭木等に似合うワインレッドの葉が美しい樹木です。

今日の主題は、花ではなく、果実(朔果)ですので、其の画像を載せました、花と見紛う  ”果実”  です。 


次から、花と見紛う果実(塑果)の画像です、確かに  ”団扇”  です。

他の画像は、gif  にしました。


初夏に咲く樹木花 № 8 「キングサリ / 金鎖」の花

2025-06-02 | 植物 花

今日の樹木花は、「キングサリ」の花にしました。

<「キングサリ」(金鎖)>

「藤」の花の様に、総状花序を作り、鮮やかな 黄色い蝶型の花を咲かせ、其の花穂が下垂します。

金の鎖が、垂れ下がった様です。

楕円形の小葉は、3出複葉で、互生します、此れもマメ科特有の蝶型の花を咲かせます。

交雑種、園芸種と品種も多い予婦です。

マメ花、キングサリ(ラブルヌム)属、耐寒性落葉小高木、ヨーロッパ原産

学名   Laburnum anagyroides、英名   Golden chain、別名「キバナフジ」(黄花藤)、「ゴールデンチェーン」

別名に「藤」の名前が、付いていますが、フジ属ではなく、花も寧、「エニシダ」に似ています。

「金鎖」の名前の通り、金色の鎖が、垂れ下がります。




初夏に咲く樹木花 № 7「エニシダ」の花

2025-05-30 | 植物 花

今日も樹木花です、「エニシダ」の花にしました、マメ科の花は 宛ら "蝶の羽根” です。

 

<「エニシダ(金雀枝)」Cytisus Hybrids > 

一般に「エニシダ」と称するのは、常緑低木の品種の   Cytisus scoparius  を指す由

マメ科の特徴の蝶型の花を咲かせます、花色は、黄色が基本ですが、ピンク、白、赤い斑入り等が有ります。

樹木の姿は、箒型で、葉は、三出複葉で互生します。 

「エニシダ」の名前の由来は、ラテン語   genista(ゲニスタ)、スペイン語の  hinista(イニエスタ)が

日本に入って「エニスタ」→「エニシダ」になった由、”金雀枝”は、黄色い花を 色の雀に喩えて

枝に群がった様子を著わしたのでしょうか、尚、英名の   Broom   は、箒です。

”箒” の名前は、細かく分枝した枝振りが<ホウキ>に似てい るからとのこと

ヨーロッパ原産で、中国経由で、日本に入ってきたとのこと。

マメ科、エニシダ属、落葉、半常緑低木、学名   Cytisus scoparius 、英名    broom、Scotch broom


「ホオベニエニシダ」(頬紅金雀枝)Cytisus scoparius form.andreanus も面白い色合いです。

翼弁に赤色の斑が入る姿が、頬紅を指した様なので、此の名前が、付いた由

別名「ニシキエニシダ」(錦金雀枝)、落葉低木


名前の由来の  ”頬紅を差した”  姿でしょうか

園芸種の「ベニバナエニシダ」(紅花金雀枝)も紅紫色の翼弁の花を咲かせています。

学名  Cytisus purpreus 、英名  Purple bloom



他に、草丈が低く花も少ない「ヒメエニシダ」(姫金雀枝)Cytisus × spachianus

白い花で箒状の枝が見事な落葉低木の「シロバナエニシダ」(白花金雀枝)Cytisus multiflorus が、有ります。

次も園芸種の白い花弁に、翼弁が、黄色の花もCytisus scoparius 'Moon light' )

<他に下図の様な色合いの違う種類も視られます>

<各画像は、クリックで拡大します、大きくして御覧下さい>


初夏に咲く樹木花 № 6 「ミッキーマウス プラント」の果実

2025-05-24 | 植物 花

今日の樹木花は、「ミッキーマウスの木」の果実です、深紅と黒のグラデーションが、鮮やかです。

花も此の時季にも咲いていますが、赤い萼と黒く熟した実が目立ちます。

<「ミッキーマウス  プランツ  /  ミッキーマウスノキ」>

花に見紛う姿ですが、春に黄色い五弁の花が終わった後に、赤く盛り上がる蕚片なのです。

最初、黄緑色の球状の実が、蕚片の床で徐々に漆黒色になり、“ミッキーマウスの耳” の様になります。

「キッキーマウスノキ」の名前の所以です、多数のミッキーマウスが微笑んでいる様に見えます。

オクナ科、オクナ属、常緑低木、南アフリカ原産、学名   Ochna serulata(kirkii)、英名   Mickey Mouse plants

英名  Bird's eye bush、Small leaved /plane,、Carnival ochna と多彩です。

別名「ミッキーマウス プランツ」 、「オクナ・セルラタ」

学名の  Ochna   は、ギリシャ語で<野生の梨>とかで、葉が「梨」の葉に似てる故の命名とのこと

 

 

植物園などの温室では、周年視ることができる「ミッキーマウス プランツ」の

黄色い五弁の花を露地でも視ることができました。

花が終わった今の季節には、赤い萼片と球形の黒い核果が見頃です。

ミッキーマウスの姿に似た黒と赤のコントラストが鮮やか

とは言え、ミッキーマウスの顔に似てるのは、黒い核果が三個のときで

大概は、多数付いている場合が多いようです。

黒い核果も最初は、淡い緑色をして、段々と黒色に変色します。

 

 

                <他の画像>

下図は、萼を着けた「クサギ」の果実ですが、「ミッキーマウス プラント」に似ています。

下図は、春に咲く黄色い花と蕾です。