花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏、アオイ科の花

2017-07-31 | 植物 花

夏の思い出、湖の遊覧船、涼しい緑道、遊覧船の船名は、カメ丸、亀吉も其の巨大さにビックリ ・ ・ ・ 

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夏、アオイ科の花は、「フヨウ」(芙蓉)からです、透き通る様な大振りの花弁が、夏を演出します。

「ハイビスカス」の仲間ですから、雄蘂の中心から雌蘂が突き出ているのが目立ちます。

一日花なので、儚いのですが、其処が見所かと思います。

花径が、15cm位で、5枚の花弁を着けます。

同属で、此の時季に咲く「ムクゲ」(木槿)が有ります、似ていて区別が、難しいのですが

「フヨウ」は、「ムクゲ」より葉が大きく、雌蘂の先端が、曲がっているので区別出来ます。

亦、前者は、枝振りが、横広がりですが、後者は、樹立する違いが有ります。

アオイ科、フヨウ属、耐寒性落葉低木、日本、中国、台湾原産、学名 Hibiscus mutabilis

英名 Cotton rose mallow

別名「モクフヨウ」(木芙蓉)・ ・ 「スイフヨウ」(水芙蓉)の名前の「蓮の花」と区別する為とか

「スイフヨウ」の名前では、最後に挙げる「醉芙蓉」が、有ります。

 
 
 

次のアオイ科の花は、「アメリカフヨウ」(亜米利加芙蓉)です。

上に載せた「フヨウ」より花も葉も大きく、花径が、約30cm 位になります。

花色は、赤、ピンク、白、「ハイビスカス」の花に似ています。

此の花も一日花ですが、次々と花を咲かせるので、長い期間、愉しめます。

アオイ科、フヨウ属、耐寒性多年草、学名 Hibiscus moscheutos、英名 Swamp rose mallow

別名「クサフヨウ」(草芙蓉)

最後のアオイ科の花は、「スイフヨウ」(醉芙蓉)の花です。

花の色で、”酔い” の程度を計ります ・ ・ ・ 

 「芙蓉」の園芸種とされる「醉芙蓉」は、開花時期が、「芙蓉」より少し遅く咲き始めます。

「芙蓉」より葉も花も大きい違いも有ります。

八重咲きが、基本ですが、一重咲きも有り、「ヒトエスイフトウ」(一重醉芙蓉)の名前が、付いています。

朝の開花時には、白色で、ピンク、濃いピンク、赤色と変化して、夕方には、赤紫色になって、萎みます。

此の色の変化が、酔った状態に喩えた命名とか ・ ・ ・ 素面から酩酊までの顔色の変化ですか

酔いの回りが、早い物と遅い物が有って、白、ピンク、赤が混在するのも面白いものです。

アオイ科、フヨウ(ヒビスクス、ハイビスカス)属、園芸種、落葉低木、学名 Hibiscus mutabilis f.versicolor

mutabilis versicolor も ”色が変わる” 意味、変色する特徴を著わしています。

下図は、未だ素面の状態です。

 ↓下図は、少しお酒が回ってきました。

程よい回り方です。

 

大分回ってきました。

 ↓悪酔いの状態です。

 出来上がりました。

アオイ科には「ムクゲ」、「ヤノネボンテンカ」も有りますが、長くなるので次回に追加します。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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夏、白色

2017-07-27 | 植物 花

風の名前が付いた植物2種、「フウラン」(風蘭)と「フウチソウ」(風知草)です、涼しい風が、葉、花を揺らします。

滝風も涼しい風を運んできます。

 

周りの木々が、滝風に揺れます。

 

”夏、白色” の最初は、「セイロンライティア」の白い花です。

濃い緑色の葉と肉厚で純白の花は、夏に相応しく、清涼感タップリです。

五弁の花は、星形で中心の根元に、細かい花弁の様な副花冠を着けます。

一見、「キョウチクトウ」に似ていますので、香りもと、思われるのですが、無芳香です。

キョウチクトウ科、ライティア属、常緑低木、スリランカ原産、学名 Wrightia antidysenterica

=Walidda antidysenterica、英名 Ceylon wrightia 



次は、「オオシロソケイ」です、別名「エンジェルウィング」(天使の翼)、優雅な白い花です。

「ジャスミン」の仲間なので、いい芳香を放ちます。

光沢の在る濃い緑色の葉が、風車形の白い花を浮き立たせます。

モクセイ科、シケイ属、常緑蔓性小低木、パプアニューギニア原産、学名 Jasminum nitidum

英名 Angelwing jasmine、Star jasmine、Windmill jasmine

<他は、以前のページでも挙げていますので、詳細は、省略です>

 

他の「オオシロソケイ」の画像は、gif にしました、gif を含め、全画像は、クリックで拡大表示します。

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№13

髭が出てきました、葉も大きくなりました。


夏、キツネノマゴ科

2017-07-23 | 植物 花

 

 

暑い日が続きます、峠の茶屋で、ラムネでも飲んで涼んでいってください。

夏、キツネノマゴ科の「アカンサスモリス」、「ペロペロネ」の花と

「ウラムラサキ」、「ヒポエステス」の葉を挙げてみました。


「アカンサス・モリス」

背丈、2M位の嘉穂を伸ばして、紫色の萼と白い花を咲かせる様は、存在感が有ります。

深い切り込みが在る葉は、光沢が有ります、古代ローマ、古代ギリシャの建築の柱頭等や織物の意匠として

用いられたとのこと、亦、ギリシャの国花にもなっています。

「アカンサス」の名前は、ギリシャ語で<棘が在る>との意味とか

上部に覆い被さるような萼、下部に苞、其の間から花弁が、舌の様に突出ます、苞に確かに棘が在ります。

キツネノマゴ科、アカンサス(ハアザミ)属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、別名「ハアザミ」(葉薊)

学名 Acanthus mollis、英名 Bear's Breech (「ベアーズ ブリーチ」)”熊の尻”  ・・・ 

 

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 ”綺麗な「アカンサス」には、棘が在る” 喩えの通り、名前の由来の棘が ・ ・ ・ 

 古代建築の意匠に用いた葉、其の彫刻文様<借用画像>

 

 

「ペロペロネ」もキツネノマゴ科の植物です。

苞が、魚の鱗の様に重なって湾曲するので、海老の胴体の殻のように見えます。

此の海老の殻の間から、白い筒状の花が、咲き出ます。

花弁には、紫色の斑点模様が、浮き出ます。

「ペロペロネ」とは、ギリシャ語で、<矢>を意味するとか、雄蘂の先端の葯が、矢尻の様な形をしています。

キツネノマゴ科、ジャスティシア属、半耐寒性低木、メキシコ原産

学名 Justicia brandegeana=Beloperone guttata、英名 Shrimp plant、Shrimp bush、False hop

別名「コエビソウ」(小海老草)

最後の False hop は、「ホップ」の花に似ているから

 

 



英名 Fales hop は、下図から納得できます。<借用した画像です>

各画像は、クリックで拡大表示します。

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№13

髭が出てきました、葉も大きくなりました。


夏、ピンク色

2017-07-21 | 植物 花

 

ピンク色が、眩しい「アサヒカズラ」(朝日葛)の花です。

名前の由来が、”朝日を連想させる” からとか、然も有ろうかと思います。

花弁の様に見えるのは、萼が、ピンクに色着いたもので、一本の花序に、数十個着きます。

先端に、巻き蔓が、伸びます、ハート形の葉が、キュートな感じがします。

タデ科、アサヒカズラ属、非耐寒性蔓性木本、マキシコ原産、学名 Antigonon leptopus 

英名 Mexican Creeper、Coral Vine、Chain of Love、Queen's Jewels 、Queen's Necklace

別名「ニトベカズラ」(新渡戸葛)、英名から「メキシカンクリーパー」、「サンゴズル」(珊瑚蔓)

「チェーンオブラブ」(愛の鎖)、「女王の宝石」、「女王の首飾り」等々

輝くピンク色が、優雅なイメージを醸し出すのでしょうか

 

次のピンクの花は、「プチロータス」です。

穂状の円錐花序に、ピンク色の小さな花を咲かせます、花期が、長いので、充分愉しめます。

もこもこした軟毛が密生しています。

ヒユ科、プチロータス属、多年草、オーストラリア原産、学名 Ptilotus exaltatus

英名 Pink Mulla Mulla 、Tall Mulla Mulla、Pussy Tails(子猫のシッポ)、Lamb's Tails(子羊のシッポ) 等々

英名の ”ピンク ムラ ムラ” には、英名ですので、何の思いをも馳せることは、勿論無いのですが

品種としては、Ptiloutus exaltatus 'Joy' 、Ptiloutus maglesii / Rose tipped Mulla Mulla 等が

 
 
 

「アマリリス」(「ヒッペアストルム、 Hippeastrum )の花が、終わると、秋咲き種の

「シロスジアマリリス」(白筋)が、咲き始めます。

花弁に、淡いピンク色と白色の縦縞の斑が入り、中央には、幅広の白い帯状の斑も入ります。

更に、細長く濃緑色の葉の中央にも、白い縦縞の斑が入ります。

同じ様な白い筋なので、名前の ”白筋” は、葉か花からか採ったのか分かりませんが

ヒガンバナ科、ヒッペアストルム属、常緑多年草、ブラジル原産

学名 Hippeastrum reticulatum var.striatifolium、英名 Barbados lily

 

亀吉

各画像は、クリックで拡大表示します。


夏、キク科の花(2)

2017-07-16 | 植物 花

「サワグルミ」(沢胡桃)の翼菓のシャワーです、涼んでいってください。

 

先般のキク科の花の追加

「リアトリス」、「アゲラタム」、「ストケシア」、「ユーパトリウム・コエレスティナム」

を挙げてみました、「菊」とは一味違った風情をご覧下さい。

「リアトリス・スピカタ」

品種として、穂咲き種と玉咲き種の二種類に分けられます。

穂状の花序に小さな花を密生して咲かせる「リアトリス・スピカタ」が多く栽育されています。

穂の先端から花を咲かせて、段々と下に向かって開花させるのも珍しいものです。

花色も赤、紫、白色とが在り、細い葉が互生します。

玉咲きの「リアトリス・リグリスティリス」(Liatris ligulistylis)は、小さな花が固まって咲く頭状花ですが

花数が、疎らで見栄えは、劣ります。

キク科、ユリアザミ属、耐寒性多年草、北アメリカ原産、学名 Liatris spicata

英名 Dense Blazing Star、Prairi Gay Feather

別名「ユリアザミ」(百合薊)、「キリンギク」(麒麟菊)

 


 下図は、玉咲きの「リアトリス・リグリスティリス」(L.ligulistylis

 

「アゲアラタム」もキク科の植物です。

円錐花序に紫、青、白、紅色の花を咲かせます、「菊」に似てもいますが

長い糸状の花弁が、特徴の一つです。

「カッコウアザミ」の別名が付いていますが、名前の由来は、葉がシソ科の「カッコウ」別名「カワミドリ」に似ていて

花が、「薊」に似ているからとか、亦、「アゲラタム」(Ageratum) は、ギリシャ語の Ageratos に因るとのこと

意味は、”年をとらない”、”色褪せない” なので、開花期が長く綺麗な色を保つからでしょうか

キク科、カッコウアザミ属、非耐寒性多年草(一年草)、中南米原産、学名 Ageratum houstonianum

英名 Ageratum、Floss flower

 



下図は、名前の由来の「カワミドリ」(川緑)Agastache rugosa

「ストケシア」

「ストケシア」もキク科の花、野性的な感じがする「ヤグルマギク」(矢車菊)に似た花です。

筒状の小花を集めた頭花を咲かせます、舌状の花弁には、筋が入り、光の反射を強めて輝きます。

葉は、細く長い広披針形です。

花の色は、青紫色が、基本なので、別名に「ルリギク」(瑠璃菊)の名前が付いています。

他に、花の色には、青、紫、白、黄、ピンクと豊富です。

キク科、ルリギク(ストケシア)属、耐寒性多年草、北アメリカ(フロリダ、ルイジアナ、カリフォフニア等)原産

学名 Stokesia laevis 、英名 Stokes' aster、Stokesia、別名「ルリギク」、「エドムラサキ」

「ストケシア」の名前の由来は、イギリスの植物学者 ジョナサン ストークス からとか

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最後に、上に載せて「アゲラタム」に似た「ユーバトリウム・コエレスティナム」

を載せて終わります。

淡い紫色と淡い藤色が混合したような絶妙な色合いです。

英名は、Blue Mistflower ですから頷けます。

キク科、コノクリニウム属、耐寒性多年草、北アメリカ、メキシコ、西インド諸島原産

学名 Eupatorium coelestinum=Conoclinium 、英名 Blue Mistflower

別名「セイヨウフジバカマ」(西洋藤袴)、「コノクリニウム・コエレスティナム」、「宿根アゲラタム」

 

下図は、銅葉が、美しい「ユーバトリウム・ルゴスム `チョコラータ`」です。

Eupatorium rugosu `Chocolate`

各画像は、クリックで拡大表示します。

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№12

葉が一層大きくなってきました。