今日は、涼し気な葉や花の風景です、色や形から涼感を得ます。
純白の「ヤナギバルイラソウ」(柳葉ルイラ草)から始めます。
花の色は、白い以外にピンク、青紫等が有りますが、涼感は、白色が一番です。
亦、濃緑の披針形の葉も涼感に一役かっています。
ルイラソウ属には、多くの種類が有って愉しめます。
筒状の花で、葉は対生しています、一日花なのが多少残念ではあります。
花冠は、五裂して、花弁が皺々なのも見応えが有ります。
茎の断面が四角なのも特徴の一つです。
帰化植物で、四国、九州地方では、野生化する程繁殖力旺盛とか
花の終わりは、萼と雄蕊を残して落下します。
「ヤナギバルイラソウ」の名前の由来は、葉が柳の葉に似ていることに因るとか
キツネノマゴ科、ルイラソウ属、メキシコ原産、常緑低木、学名 Ruellia brittonia = R.simplex 、英名 Common ruellia 、別名「ルエリア・ブリットニアナ」
フローズンカラーの花弁、内側の青紫色の筋が、一層、涼を感じさせます。
淡い紫色の花も視られます。
下図は、他にも多くの種類が有る葉の形が違う「ルエリア」の中の一つ、「ルエリア・ツベローサ」(Ruellia tuberosa)です。
「ロウグチ」(篭口)の花が、亦、咲き始めました、青紫色が涼しげです。
日本で作出した「クレマチス」の園芸種、「クレマチス´ロウグチ`」です。
「クレマチス」は、原種を改良した園芸品種が多く作られて、其の特性から幾つかの
系統に分けられているとか、其の中のイングリフォリア系とレティキュラータ系の
交配から作出した品種とか、他の「クレマチス」とは、違った佇まいです。
4枚の花弁状の萼が反り返り、下向きに咲かせます。
キンポウゲ科、クレマチス属、園芸種、学名 Clematis ´Rouguchi`
「クレマチス」の仲間の「センニンソウ」(仙人草)の白い色にも涼感を感じます。
散房花序をだして、4枚の花弁の様な萼片が開きます。
花弁が無いのは、キンポウゲ科の特長とか
秋口が最盛期になりますが、今、チラホラと咲き始めています。
「仙人草」の名前の由来は、実の先端に着く羽毛状の物を仙人の髭に
見立てたことに因るとのこと、仙人の髭は、白く長いのです。
有毒植物とのことで、「馬食わず」の別名が付いています。
キンポウゲ科、センニンソウ属、蔓性落葉多年草、日本、中国原産
学名 Clematis terniflora、英名 Sweet Autumn clematis
似たものに「ボタンズル」が有りますが「ボタンズル」は、萼が淡い黄色で、「センニンソウ」の純白の萼片とは違います。
亦、葉の形が、前者には、切込みが在りますが、後者は、全縁ですので、区別も容易です。
下図は、実の画像です、白く長い “髭” が着いています。
“水の女神” 「スイレン」(睡蓮) も涼し気です、似ている「ハス」(蓮)の東洋的な雰囲気とは、一味違います。
日本には、「ヒツジグサ」が自生していて、交雑品種が多く作出しています。
温帯性や熱帯性が有って、花の色、葉の色が多彩なので十分愉しめます。
浮葉、浮花(熱帯睡蓮 Nymphaea colorata は、花が水面から立ち上がりますが)が、水生植物だけに涼し気です。
スイレン科、スイレン属、多年草、水生植物、学名 Nymphaea Hybrids、英名 Water lily 、Tropical water lily
<各画像は、クリックで拡大します>
今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。
球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。
№9
今日現在(7月11日)、蔓も延びて葉も大きくなりました。
今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。
高原もすっかり夏の装いです。
<下図をクリックして御覧下さい>