今、紅葉が見頃です、今回は、「マルバノキ」(丸葉の木)と「ハゼノキ」(櫨)の 紅葉、黄葉です。
最初は、葉の色と形がユニークな 「マルバノキ」(丸葉の木) の紅葉です。
<「マルバノキ」>
シンボルツリーとしても人気の樹木ですが、黄色から赤色と、ハート型の葉の色の変化を愉しみます。
互生した葉が、長い茎の先で風に揺れています。
「マンサク」(満作)の仲間ですので、暗赤色の星型の花が、紅葉と同時に視ることができます。
マンサク科、マルバノキ属、落葉低木、日本の山野に自生、学名 Disanthus cercidifolius
別名 「ベニマンサク」(紅満作)
花は、落葉する頃に咲きます、五弁で線形、細長く先端が尖っています、二個の花が、背中合わせに咲きます。
別名「ベニマンサク」紅万作は、「マンサク」の花に似ていて、赤色だからとか。
次の<紅葉>は、「ハゼノキ / ハゼ」(櫨)の紅葉です。
<「ハゼノキ」>
童謡、サトウ ハチロウ作詩<小さい秋みつけた>の歌詞 に載っている「ハゼノキ」の葉の紅葉です。
(三) 誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
小さい秋 小さい秋 小さい秋 みつけた
昔の 昔の 風見の鳥の ぼやけたとさかに
はぜの葉 ひとつ はぜの葉赤くて 入り日色
赤くて入り日色なのです。
<以前の記事で「ナンキンハゼ」を載せた時にも此の童謡を添付しましたが、「ナンキンハゼ」の紅葉より
「ハゼノキ」の紅葉の方が、色の鮮やかさは、相応しています>
日本原産の「ヤマハゼ」(山櫨)に似ていますが、葉の裏表や茎に細かい毛が生えていているのが「ヤマハゼ」で
無毛で薄いのが、「ハゼノキ」なので、区別可能です、亦、「ウルシ」にも似ていますが
葉の先端が、尖っているのが「ハゼノキ」で、丸味を帯びているのが「ウルシ」です。
葉は、奇数羽状複葉、15枚位の小葉からなっています。
ウルシ科、ウルシ属、落葉高木、東南アジア原産、雌雄異株、学名 Toxicodendrum succedaneum
英名 Wax tree (実から木蝋)を採ったことからとか
別名 「リュウキュウハゼ」、「ロウノキ」、「トウハゼ」、「ハゼ」
「ハゼノキ」は、単に「ハゼ」とも呼ばれています、<ハゼモミジ>(櫨紅葉)の名前で
秋の季語にもなっています。
<各画像は、クリックで拡大します、大きくしてお楽しみ下さい>