花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

其の他の紅葉、黄葉(2)

2021-12-05 | 植物 花

今日の紅葉は、「ハナノキ」、「スズランノキ」、「ニシキギ」です。

<「ハナノlキ」>

 葉が展開する前に樹木全体が、濃い紅色の花で一杯になるので、この名前が付いたとのこと

葉が出る前に花が咲き、”花” の印象が、更に強いので、このことも名前の由来とも思われます。

カエデ科なので、紅葉は、素晴らしいものです。

「ハナノキ」の名前は、「シキミ」(樒) Illicium anisatum  にも付いていますが、別の植物です。

「カエデ」の仲間ですので、花後に翼果を着けます、街路樹として多く植栽されています。

雌雄異株で、雄花の花序は、束になって上向きに咲きます、雌花の花柄は、下垂します。

カエデ科、カエデ属、落葉高木、、学名   Acer pycnathum

亀吉

下図の「アメリカハナノキ」Acer rubrum は、切れ込みが、日本原産の「ハナノキ」より

葉の切込みが深い違いが、有ります。

アメリカ、カナダ原産、英名  Red maple、scarlet maple別名「ハナカエデ」(花楓)

 下図は、名前の由来になった 葉が出る前に咲く花です。

 

「ハナノキ」は、日本の固有種とのことですが、近縁種に葉が、「ハナノキ」より葉が大きくて、深く3~5裂する

北アメリカ原産の「アメリカハナノキ」Acer rubrumも有りました。

遠く離れた北アメリカと日本で、同じ様な樹木が育っているのが不思議です。

 雌雄異株で、下図は、<雌花>

下図は、雄花

実は、カエデ科特有の翼果です。

次は、「スズランノキ」です。

三大紅葉の他の一つは、通称「スズランノキ」の紅葉です、長楕円形の葉が鮮やかな赤色です。

円錐花序に「スズラン」に似た花を咲かせます。

ツヅジ科、オクシデンドルム属、北アメリカ原産、落葉高木、学名 Oxydendrum arboreum

落葉小低木、英名 sorrel tree

“通称” 「スズランノキ」としましたが、「ゼノビア」も、同じく「スズランノキ」と称しますので

「ゼノビア」も確かに「スズラン」に似た鐘型の白い花を咲かせます。

ツヅジ科、ゼノビア属、学名 Zenobia pulverrulenta 、英名 honey cup で別種とのこと

 

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5月頃から10月の頃に懸けて「スズラン」に似た釣鐘型の花を連なって咲かせます。

次は、「ニシキギ」です。

果皮が弾けて、赤い種子も紅葉同様、赤く照り輝きます。

枝に “翼” が付きます、他のニシキギ科の植物との違いです。

「ニシキギ」(錦木)の見事な紅葉は、“世界三大紅葉樹” に相応しい素晴らしさです。



初夏の頃に、淡い緑色の4弁花を咲かせますが、小さいので  見栄えがイマイチです。

ニシキギ科、ニシキギ属、耐寒性落葉低木、日本、中国、学名  Euonymus alatus 、英名   Burningbush

別名 「ヤハズニシキギ」(矢筈錦木) ・ ・ ・ 枝に付く “翼” が弓矢の羽(矢筈)に似ているからとか


下図は、葉も実も「ニシキギ」に似た「コマユミ」(小真弓)、枝に 翼が無いので区別できます。

 

他の世界3大紅葉は、「ニッサボク」です、植物園等で視ることが出来ます。

「スズランノキ」や「ニシキギ」と同様、鮮やかな色の紅葉、黄葉を視ることができます。

至る所で視ることは不可能ですが、植物園には多く植栽されています。

4から5月頃に黄緑色の小さな花を咲かせます。

ミズキ科、」ヌマミズキ属、落葉高木、中国原産、学名  Nyssa sinensis




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