花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

此の時季のナデシコ科の花(1)

2022-05-13 | 植物 花

1回目は、「アグロステンマ」と「シレネペンジュラ」の花を選びました。

最初は、「アグロステンマ」です。

<「アグロステンマ」>

初夏の風が、通り抜け易い様な姿が印象的ですが、ヨーロッパでは、”畑の雑草” として扱われている由

原産地の地中海沿岸や西アジアには、幾種かの品種が有る様ですが

園芸用には「アグロステンマ・ギタゴ」が多く鑑賞さているとか

花径は、約3CM 位、5弁の花は、外側に少しカール、花色は、ピンク色で、中心が、白色です。

花弁には、放射状に紫色の筋が入り、草丈は、1M 位に迄伸びます。

茎や線形の葉には、産毛が生えているので、銀緑色に見えます。

細長い葉が、「麦」や「撫子」の葉に似ているので、別名に「麦仙翁」、「麦撫子」が、付いています。

ワイルドフラワー ”畑の雑草” にしては、「アグロステンマ」Agrostemma の名前の由来は、素晴らしいもので

ラテン語の agros (畑)+ stmma(王冠)からで ”畑に美しく咲く” の意味とか

ナデシコ科、ムギセンノウ(リクニス)属、学名 Agrostemma githago

別名「ムギセンノウ」(麦仙翁)、「ムギナデシコ」(麦撫子)

「アグロステンマ」Agrostemma githago が咲き揃っています、初夏の風が、吹き渡ります。



白い色の「アグロステンマ ’オーシャンパール’」等も

次のナデシコ科の花は、「シレネ・ペンジュラ」です。

<「シレネ・ペンジュラ」>

沢山の品種の中の人気が有る品種で、別名「フクロナデシコ」(袋撫子)、萼が、袋状に膨らむので

此の名前が、付いたとか、草丈は、20cm位、花径は、2cm位、一重や八重咲きが有ります。

花色は、ピンク、白等、「桜」の花に似た雰囲気が有ります。

ナデシコ科、シレネ属、耐寒性一年草、地中海沿岸原産、学名   Silene pendura

英名   Drooping catchfly、別名「サクラギソウ」、「サクラマンテマ」 



尚、「シレネ」には、他に、似た花の「シレネ・ディオイカ」Silene dioica  が、有ります。

判別は、難しいのですが、「フクロナデシコ」が、1年草に対して、この花は、ヨーロッパ原産の多年草

花径も前者が、2CM位に対して小さく1CM位、草丈も前者が、20~30CM位に対して

後者は、30~80CMと高いのが特徴です。

今回も友人から送られて来た動画を再度載せてみました、”猫と小鳥” と題したものです。


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