1回目は、「アグロステンマ」と「シレネペンジュラ」の花を選びました。
最初は、「アグロステンマ」です。
<「アグロステンマ」>
初夏の風が、通り抜け易い様な姿が印象的ですが、ヨーロッパでは、”畑の雑草” として扱われている由
原産地の地中海沿岸や西アジアには、幾種かの品種が有る様ですが
園芸用には「アグロステンマ・ギタゴ」が多く鑑賞さているとか
花径は、約3CM 位、5弁の花は、外側に少しカール、花色は、ピンク色で、中心が、白色です。
花弁には、放射状に紫色の筋が入り、草丈は、1M 位に迄伸びます。
茎や線形の葉には、産毛が生えているので、銀緑色に見えます。
細長い葉が、「麦」や「撫子」の葉に似ているので、別名に「麦仙翁」、「麦撫子」が、付いています。
ワイルドフラワー ”畑の雑草” にしては、「アグロステンマ」Agrostemma の名前の由来は、素晴らしいもので
ラテン語の agros (畑)+ stmma(王冠)からで ”畑に美しく咲く” の意味とか
ナデシコ科、ムギセンノウ(リクニス)属、学名 Agrostemma githago
別名「ムギセンノウ」(麦仙翁)、「ムギナデシコ」(麦撫子)
「アグロステンマ」Agrostemma githago が咲き揃っています、初夏の風が、吹き渡ります。
白い色の「アグロステンマ ’オーシャンパール’」等も
次のナデシコ科の花は、「シレネ・ペンジュラ」です。
<「シレネ・ペンジュラ」>
沢山の品種の中の人気が有る品種で、別名「フクロナデシコ」(袋撫子)、萼が、袋状に膨らむので
此の名前が、付いたとか、草丈は、20cm位、花径は、2cm位、一重や八重咲きが有ります。
花色は、ピンク、白等、「桜」の花に似た雰囲気が有ります。
ナデシコ科、シレネ属、耐寒性一年草、地中海沿岸原産、学名 Silene pendura
英名 Drooping catchfly、別名「サクラギソウ」、「サクラマンテマ」
尚、「シレネ」には、他に、似た花の「シレネ・ディオイカ」Silene dioica が、有ります。
判別は、難しいのですが、「フクロナデシコ」が、1年草に対して、この花は、ヨーロッパ原産の多年草
花径も前者が、2CM位に対して小さく1CM位、草丈も前者が、20~30CM位に対して
後者は、30~80CMと高いのが特徴です。
今回も友人から送られて来た動画を再度載せてみました、”猫と小鳥” と題したものです。