花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

此の時季のナデシコ科の花(2)

2022-05-16 | 植物 花

今日のナデシコ科の花は、「ジプソフィラ・ムラリス」と「ビスカリア」の花です。

<「ジプソフィラ・ムラリス」>

馴染みの無い名前ですが、「カスミソウ」と聞けば、イメージが湧きますか

実は、「カスミソウ」の矮性種の別名「カスミソウ 'ガーデンブライト’」なのです。

一般に、草丈も1Mにもなり大輪の白い花をさかせる「カスミソウ・エレガンス」Gypsophila elegans

八重の花を咲かせる「宿根カスミソウ」G . paniculata  などが知られていますが

今回の「カスミソウ ’ガーデンブライト’ 」は、草丈も低く、20cm位、カーペット状に横に広がります。

枝が、多く分枝して、白やピンク色の小さな花を無数に着けるので、宛ら、”霞” の様に見えます。

名前の由来ですね、此の時季ですから、”春霞” ですか。

ナデシコ科、カスミソウ属、耐寒性1年草、中央アジア、ヨーロッパ原産、学名  Gypsophila muralis

英名   Annual Gypsophila  Garden Bride、Baby's breath

別名「ヌカイトナデシコ」糠糸撫子、「ベビーズブレス」


将に、”霞” の様相です。



次のナデシコ科の花は、「ビスカリア」です。

<「ビスカリア」/「シレネ・コエリーローザ」>

旧学名が   Viscaria oculata  なので「ビスカリア」の名前でも知られています。

花径が、3cm位、草丈は、80cm位になります。

分枝した先端に白、ピンク、藤色等の5弁花を咲かせます、主な品種は、白い花弁の縁がピンク色の

「’チェリーブロッサム’」  V.oculata /Silene coeli-rosa 'Cherry Blossam'

赤桃色の 「’ローズエンジェル’」'Rose Angel'、青い色の「’ブルーエンジェル’」'Blue Angel' 等です。

新学名の   Silene coeli-rosa の coeli-rosa  は、ラテン語で ”天国の薔薇” の、意味とか

其の所為か穏やかで、優しい感じのする花です。

ナデシコ科、シレネ属、耐寒性一年草、地中海沿岸、北アフリカ原産、学名    Viscaria oculata=Silene coeli-rosa

別名「コムギセンノウ」(小麦仙翁)、「ウメナデシコ」(梅撫子)

尚、先日に挙げた「アグロステンマ」の別名が「ムギセンノウ」麦仙翁でした。




ピンクの色が鮮やかな「’チェリーブロッサム’」  Silene coeli-rosa 'Cherrty Blossam'

今回も、過去に載せた友人からの動画を再度埋め込みました。


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