歌え、歓喜の歌を~♪
Brabvo
早くUPさせたくて、深夜2時ぐらいに書き終わったのですが、交響曲第1番の第4楽章が「唐突に終わる」と感じる理由をうまく言い表わすことができませんでした。素人ならではのもどかしさでしょうか。まめちゃんがくれたコメントを読んで、「あっ、なるほど。そういうことだったのか」と思ったので、一部加筆しました。
千秋がR☆Sオケ初演のメイン曲に選んだ、ブラームスの交響曲第1番ハ短調作品68。
千秋自身がコミックの第7巻で、「完成までに20年を越える歳月を費やしたといわれる交響曲。1867年にカールスルーエにて初演。ベートーヴェンの『第九』に続く作品という意味で、ビューローに『第十』と評された。オレがSオケでやりかけて、途中シュトレーゼマンに取り上げられた曲・・・」と語っている。
ベートーヴェンの後継者に恥じない曲を書けるようになるまで交響曲を発表しないと公言していたブラームスが、長い歳月をかけて遂に完成させた交響曲第1番は、だからこそ『ベートーヴェンの第十交響曲』と呼ばれ、千秋の師匠のシュトレーゼマンも、「ブラームスをなめてんじゃないですヨ、ブラームスは交響曲という大きな物語の中で、無駄な時間は一切使っていないんですヨ」と、千秋を叱咤激励した。
フランソワーズ・サガンは「ブラームスはお好き?」と言ったけど、ブラームスはどんな人だったのでしょう? 茂木さんの文章を引用させていただくと、「ドイツ・ロマン派の巨匠。師匠シューマンの未亡人クララに恋し続け、生涯結婚しないという人生を送った。大きなうねりのように流れていく旋律の根底には、いつも熱すぎる情熱があふれている」
ということで、千秋が真正面から向きあう音楽として申し分のない相手ですね。
そうした事情を全く知らなかったのですが、『ブラームスの交響曲第1番』のCDをなぜか持っていました(サー・ゲオルグ・ショルティ指揮/シカゴ交響楽団)。
おそらく、私の「恵」ちゃんが勧めてくれていたのでしょう。最近は殆んど聴いていなかったのですが、第1楽章の入りが特に好きだったのと(オーボエのソロも聴けるし)、第4楽章の唐突な終わり方がいつまでも頭の中に残って、ブラームスの魂とベートーヴェンの魂が邂逅している様子が目に見えそうなくらい、感情が高まることがある曲で、警察病院にお世話になったときも、HDDプレーヤーにブラームスの「1番」を入れて、ベッドの上で聴きました。
(ブラームスが現れる前の、第2楽章で眠ってしまったけど・・・)
追記
『ブラームス交響曲第1番』第4楽章は、4分足らずで終わってしまう第3楽章の4倍以上長いのですが、主題が何度も何度も繰り返されながらどんどん盛り上がっていくうちに「終わるな、終わるな」と語りかけている自分がいて、山あり谷ありのスリリングなせめぎあいがまだまだ続いてほしいと思ったところで、「でも、ここで終わるのです」といわんばかりにまとめに入る感じが、「唐突」だと思うのかもしれません。
娘さんの「ブラームスの三連符ね」という台詞、プロの卵は、私や佐久間さん(及川さん、いつもながら面白いですね)と違って、ある意味冷静に対処しないといけないんだと思いました。感情に溺れすぎても演奏できませんもの。特に和を大切とする弦楽器担当だったら・・・
絵になる二人のアイコンタクト
『のだめカンタービレ』第8話は、『水戸黄門』をHDD録画した後で、第7話が入っているDVD-RWに録画したのですが、どういうわけか「タイムシフト録画」とかいうボタンを間違えて押しちゃった~~。押したら最後、解除が全くできません。オロオロする哀れなニワトリを尻目に、ドラマはどんどん進んでいく・・・〈取説〉を引っ張り出して解除するまで、4分経過してしまいました。まったく、もう・・・
ジャングルジムと三日月が似合う「くろきん」
ドラマはコミックと同じように進んでいきます。すずらんの鉢植えを抱えて現れた黒木君に、本当の〈のだめ〉は変態なんだと忠告するのが、千秋でなくて真澄チャンだった以外は全く同じ展開でした。くろきんはリードを水につけすぎてコンクールで失敗、清良も寝違えて1位を逃し、菊池君の三人のGFの修羅場まで原作どおり・・・
月に誓う・・・
のだめの甲斐甲斐しい「介助」もあって(溺れそうになったが危機一髪、壮絶うなぎセールも良かったワン。そんなのだめの姿を見て、黒木君はのだめの心に入り込む余地がないことに気づくのですが・・・)、千秋は見事にR☆Sオケの初演を成功させます。くろきんのオーボエが天上の調べを奏で、清良のヴァイオリンが歌い、真澄チャンのティンパニーが鳴り響く・・・。オーボエ協奏曲とブラームスの交響曲1番、素敵でした。
そして、のだめの睡眠療法が効いたのか、来週、千秋が飛行機に・・・?
孤高のオーボエが天上の音楽を奏でる・・・
シュトレーゼマンからもらった時計を使って・・・
本日、玉木&上野さんは、ビストロSMAPにも出演していましたが、上野樹里さんは〈のだめ〉が入ったまんまというか、地もこんな感じなのでしょうか?(将来は松野明美さんみたいになると言われていた) いっぽう玉木宏さんは、豪快な食べ方も好感度たっぷりのナイスガイ(ほんとにいい人と言われてた)。はっきりいって、番組進行役の五人より断然格好良い! トシ子も完全に真澄チャンと化しました
最後はやはり・・・