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A HAPPY NEW YEAR Ⅱ ~①ウィーン・フィル②ナナ・2002ライブ③ハイドンのお年玉

2007-01-02 23:55:50 | 音楽の森




2007年の色は、ピンク、ピンク、ピンク


 大晦日の夜をN響の『第九』と共に過ごし、元日はウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」を楽しむ。ここで重要なのは、『第九』と「ニューイヤー・コンサート」のどちらが欠けても、晴れ晴れした気持ちでお正月を迎えられないこと(旅行とかに出かけているときは別ですが)。自分にとって、ウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」は、(箱根駅伝に往路と復路があるように)N響の『第九』の後を受けて演奏されるからこそ意味が生じる、大晦日に元日と、二夜にわたって繰り広げられる一大イベントになってしまったようです(子供の頃は、「紅白」と「隠し芸」が暮れと正月のアイテムでした)。来年は、デジタル・ハイビジョンで見たいものですが・・・

 今年の指揮はズービン・メータ。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とは気心の知れた仲ということもあり、楽しいマチネ(現地時間)になりそうな予感・・・
 しかも去年一年間で、こちらもロック体質からクラシック体質に変わってしまったせいか、例年以上にコンサートへ期待する気持ちも強くなっています。今年は、会場のどこかに千秋&のだめがいるかもしれないし、青緑色で頑張っている黒木君も、ピンクに彩られた黄金のホールでウィンナ・オーボエの音色を聴けば、再びピンクに染まって、ターニャとワルツを踊る仲に発展してくれるかも?
 そうなんです。コンサート会場となる〈楽友協会 黄金のホール〉を飾る美しい花々は、毎年イタリアのサンレモから贈り届けられるのですが、今年のテーマ色は何とピンク! ということで、ただでさえ明るく陽気なシュトラウスのワルツも、「ピンク」に染まる? NHKの特設スタジオも、ピンクを基調に彩られていました。



楽友協会 黄金のホール


 〈黄金のホール〉は残響時間が2.1秒と長く、1824年に創立された歴史あるオーケストラは、今日までかたくなに伝統を守りながら演奏を続けています。コンサート・マスターを除く全ての楽器を楽団が所有しているとか、弦楽器の独特の弾き方とか、マーラーが常任指揮者になったときの楽員の反発とか、これまで数々の逸話を残しました。NHKは、コントラバスの配置やホルンの構造の違い(オーボエも、ウィンナ・オーボエといって、独自のものを使っているとか・・・)など、丁寧に解説してくれました。1997年、女性ハープ奏者のアンナ・レルケスがメンバーに採用されてから、女性楽員の数も少しずつ増えているようです。(コンバスの桜ちゃん、がんばれ?)



時代は変わる?


 第一部では『ワルツ〈調子のいい男〉作品62』と『ポルカ〈水車〉作品57』(ヨーゼフ・シュトラウス)、『妖精の踊り』(ヘルメスベルガー)が素晴らしかったです。〈水車〉の演奏の際に挿入された映像は、余計な気もしますが、絵そのものは良かったので、例えばDVDになったとき、マルチ・アングルで発売されてくれないかしら?
 用意したDVD-RWの調子が悪くて、第一部の演奏が再生できなくなっちゃった・・・休憩時間に再度初期化して、第二部は無事に録画できました。


                               
 第二部の注目曲は、まず『ワルツ〈レモンの花の咲くところ〉作品364』(ヨハン・シュトラウス)。この曲に合わせて何か出てくるかと思っていたら、シェーンブルン宮殿の〈大温室〉が・・・鉄骨とガラスで作られた建物は産業革命の申し子ともいえ、エッフェル塔にも匹敵する19世紀末の芸術品。いったいどうやってガラスを取り付けたんだろう? メンテナンスは?



                


 

 『ワルツ 〈ディナメーデン〉 作品173』(ヨーゼフ・シュトラウス)で、恒例となったバレエが、ハプスブルグ家の夏の離宮〈シュロスホーフ〉を舞台に、ウィーン国立歌劇場バレエ団とウィーン・フォルクスオーパーバレエ団のメンバーによって演じられました。



                         


 第二部の白眉は、ヨハン・シュトラウス父が名バイオリニストを偲んで作った『エルンストの思い出』。オケの各セクションのかけあいで大変盛り上がりました。特に、ピッコロの超絶ソロには、メータも途中で握手を求めるほど! オーボエに続いてフルートが歌い、ファゴットやホルンやペットに打楽器が合いの手を入れ、コンサート・マスターの軽妙なヴァイオリン・ソロがあったかと思うと、繊細にチェロが奏でるといった具合・・・変幻自在で息の合った演奏は、まるでジャム・セッションのような楽しさに溢れていて、この曲の間にオケ全体がピンク色に染まりました。音楽って、こんなに楽しいものだったんだ~



Bravo!!!


 そしてコンサートは、リストの『半音階的大ギャロップ』をモチーフに使った『狂乱のギャロップ 作品114』(ヨハン・シュトラウス父)で、一気にフィナーレに向かいました。物凄い速さなのに、一糸乱れず見事なアンサンブルを奏でるウィーン・フィル。さすが、「世界に比類がない」と言われるオーケストラの本領発揮といったところ!
 アンコールには約束事があって、必ず『美しき青きドナウ』(ヨハン・シュトラウス)と、『ラデツキー行進曲』(ヨハン・シュトラウス父)が演奏されます。『美しき青きドナウ』では一端振り上げた指揮棒を降ろして指揮者が挨拶、最終曲の『ラデツキー行進曲』では、観客全員が演奏に合わせて手拍子を打ち、会場全体が一体化して幕が閉じられます。

シェーンブルン宮殿の〈大広間〉を舞台に、バレエが披露されて・・・


ラデツキー行進曲で一つになる


 ここからは、第二部です。ナナ・ムスクーリのライブDVDで、1月1日を締めくくることにしましょう。2002年7月13日にドイツのストットガルトで開催された〈 Jazzopen Festival 〉、ナナ・ムスクーリは「ベルリン・ラジオ・ビッグ・バンド」と共演して、その昔クインシー・ジョーンズにNYに招かれた際に録音したアルバム、『ナナ・ムスクーリ・イン・ニューヨーク』の曲を歌ってくれるのでした。題して、「nana swings」!



                        

 〈ベルリン・ラジオ・ビッグ・バンド〉は、個々のプレーヤーが皆ソロを吹けるテクニシャン揃い。大きな味方を得て、ナナも思い切りスウィングします。




                        

 DVDは16×9のスクイーズ高画質収録(ジャケットには4:3と表記されているが間違い)。音声は5.1ch ドルビー・デジタル or ステレオ。ホームシアターで、じっくり味わいたい・・・



 最後はお年玉です。『のだめカンタービレ』の音楽監修に携わったオーボエ奏者、茂木大輔さんの〈クラシック虎の巻〉と呼びたい名著『くわしっく名曲ガイド』を読んで、今年の目玉(お年玉)は、これしかない~と思いました。これとは、アダム・フィッシャー指揮による『ハイドン 交響曲全曲』C D!



ハイドンがくれたお年玉、交響曲全104曲・・・

 ハイドンは「交響曲の父」と呼ばれていますが、私は殆ど聴いたことがありません。100曲以上も交響曲を作っていたなんて・・・全く知りませんでした。でも、単に数多く作曲しただけでなく、茂木さんのようなプロの目から見ると、「ハイドンの交響曲の全ては前衛的で、実験的。新鮮で驚きに満ちている。黄金の彫刻のようだ」そうです。
 茂木さんが「未知の宝」と名付けたハイドンの交響曲全曲を録音した閑人?指揮者が何人かいますが、アダム・フィッシャーの33枚組C D(輸入盤)は、相場?の半額以下の1万円と一番安く、しかも入手し易いこともあって、一生楽しめるスグレモノとして、茂木さんが太鼓判を推しているC Dです。銀座の山野楽器では1割引で売られていたので、約9100円。C D一枚あたりの単価は何と275円。交響曲1曲あたりだと、わずか87.5円。これを安いと言わずに何が安いといえるのか? しかも、安かろう悪かろうではなくて、名曲揃いですぞ~!
 三日に一曲聴いたとしても、全曲走破するまで一年近くかかります。気長にゆっくり、ハイドンさんと交際したいと思います。それでは、今日はこのへんで。
 皆さんが良い初夢を見られますように・・・




指揮者の「使用前と使用後」の写真に涙してください・・・


大晦日 ~『敬愛なるベートーヴェン』&『第九』

2006-12-31 22:41:45 | 音楽の森


  

 今朝は、7時に起床しました。いつもどおりに朝食をとった後、コーヒーを飲みながら新聞を眺めていたら、先週の日曜日に放送された『小さな旅 ~坂の町・猫の細道 広島県尾道市』が、9時35分から再放送されることになっている! もう一度見たいなあと思っていただけに、喜び勇んでHDDに録画予約入れました。

 今晩教育テレビで放送されるN響の『第九』の前に、もう一度『敬愛なるベートーヴェン』が見たい! 日比谷まで出かけると半日つぶれてしまいますが、念のため上映館を検索したら、昨日から吉祥寺のバウスシアターという本当に小さな映画館で上映されていました。吉祥寺なら、国立から散歩気分で駆けつけられる!

 というわけで、10時25分の初回に行ってきました。『第九』初演のシーンでは、やはり自然と涙が出てきてしまいましたが、二度目の今日は、オープニングの『弦楽四重奏のための大フーガ』から堪能させてもらいました。前回は、官能的なラブシーンとも見えた二人三脚による『第九』の初演場面に目を奪われてしまったのですが、今日は、その前後のシーンもじっくり味わうことができました。特に、『第九』の演奏以後の物語に心を傾けました。

 珠玉の時間を過ごしたのち、国分寺駅ビルに寄って、FLOのフルーツタルトを買い、国立のディスク・ユニオンで、何気なく中古アナログレコードを物色していたら、年の瀬のせいか、欲しいレコードが次々売りに出ているじゃない・・・アン=マーグレットの『ザ・ヴィバシャス・ワン』『アンド・ヒア・シー・イズ』、ヘレン・メリルの『ローマのナイトクラブで』、キャロル・キングの『ミュージック』、ノラ・ジョーンズの180g重量盤『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』、そして、『ベルベット・アンダーグラウンド&ニコ』。全部国内盤ですが、買わずにはいられません。ナナ・ムスクーリのアナログ盤&C Dも物色したのですが、残念ながらそこまで幸運の女神は微笑んでくれませんでした。その代わりに、ダイナ・ショアの『ブルースの花束』のC Dを見つけました! 家に戻ってから夕食まで、楽しい?掃除の時間デス・・・

 今、柚子湯に浸かって、一年の汚れと疲れを落としてきました。100円で可能な贅沢ですが、冬至の日だけじゃもったいないので、冬の間は何度か柚子湯を楽しませてもらっています。これから新年まで、録画しておいたN響の『第九』を聴きながら過ごすつもりです。この一年間を思い返すと、いろいろなことがありましたが、何といっても、ブログを始めてしまったことが一番の事件でしょう。ブログを通じてたくさんの人と知り合い、ブログを通じていろいろなことを教わりました。背中を押してくれたびわちゃさんには感謝の言葉もありません。皆様、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

 今年は例年よりも映画を見ていないのですが、『フラガール』『敬愛なるベートーヴェン』『父親達の星条旗』がTOP3 かな~(裏ベストは『西瓜』)
 『硫黄島からの手紙』も大変素晴らしかったのですが、梯久美子さんの『散るぞ悲しき』の筆力が凄すぎて・・・映画と文章を比べても仕方ないのですが、『硫黄島からの手紙』を見た後で、『散るぞ悲しき』も読んでいただければ幸いです。非常に読みやすい文章なので、一気に読めると思います。

 音楽では、達彦さん&黒木君、『のだめカンタービレ』のおかげで、久し振りにクラシック熱がよみがえってきました。音楽家だと今年はモーツァルトの生誕250年ですが、個人的には何といってもベートーヴェンで明け暮れた一年した。『熱情』と『悲愴』、『春』と『大フーガ』、そして『第七』と『第九』・・・
 それから、ナナ・ムスクーリと、アナログレコードの世界とか・・・いろいろ書き始めたらキリがないので、今年はここまでにします。
 それでは皆さん、良いお年を!

今年の最愛!女優賞は彼女に決定?


 オーボエの宮本さんが教えてくれた『第九』の聴きどころ

第一楽章 ~ 不安から雄大へ変化する音楽そのものを味わう。
第二楽章 ~ 真澄ちゃん(ティンパニー)とオケのかけあいを楽しむ。
第三楽章 ~ クラリネット&ファゴットのソロ、ホルンのソロを楽しむ。
第四楽章 ~ 1~3楽章の主題が繰り返されるので、そこで一年を振り返るのも良し。チェロ&コントラバス、ヴィオラという具合に、弦楽器が合唱部の主旋律を奏でていくが、その裏でファゴットがもう一つの旋律を吹いている。殆どの人が聴いていないが、実はファゴット奏者にとって最高の聴かせどころ。耳をすまして・・・


「さあ、歌おう。最後の一音まで!」 ~『のだめカンタービレ』最終回その2

2006-12-27 15:14:00 | 音楽の森




サントリーホール 12.25


 10分間延長された最終回、クライマックスは「楽しい音楽の時間」だった。
 私自身は、このドラマの最初を見逃していたし、原作漫画を読んだのもつい最近だった。なのに、ずっと前から彼らと知り合っていたような懐かしさと親しみを感じている。今も千秋たちはパリで音楽修行中だし、龍太郎や真澄ちゃんは日本でがんばっているだろう。ドラマは終わったが、彼らの人生は始まったばかり。お楽しみはこれからだ。
 連続テレビドラマの楽しさを久し振りに味わせてもらった。数ヶ月の間、一緒にドラマを作りあげていく楽しさは、映画の撮影や舞台にも共通する喜びだと思う。特に、このドラマでは、一人ひとりが自分の担当する楽器を練習しなければならないことと、練習した成果を今度は一致団結してオーケストラの「音楽」として完成(演奏)させなければならないという困難なハードルを乗りこえる必要があり、それが一人ひとりに「ドラマを作りあげる楽しさ」をよりいっそう強く感じさせたはずだ。演じながら自分が変わっていく楽しさ。自分の中から全く新しい何かが生まれてくる楽しさ。それも、自分一人で演じるのではないアンサンブルの魅力。この物語を通して、キャスト&スタッフの人々はそうした「発見」をしたのではなかろうか。それが「物語を生きること」であり、だからこそ『のだめカンタービレ』という「進化☆変幻してゆく物語」を完璧に演じることができたのだと信じる。
 個人プレイ(一人芝居とか)も好きだけど、皆でワイワイ泣き笑いしながら仕事するのって、本当にいいよなあ~。私は、このドラマに参加した俳優&スタッフ&エキストラが本当に、羨ましい~~~(真澄ちゃん的に、嫉妬してます)。特に、玉木さんを始め、R☆Sの名に相応しいキラ星たち。ここで体験し、そこで得たことは「思い出」となって心に残るだけでなく、この先さらに素晴らしい役者になるための貴重な財産になったことでしょう。三ヶ月間本当にお疲れ様でした。そして・・・楽しませてくれて、ありがとうさん!
 『のだめカンタービレ PART2』、テレビ局の社運をかけて是非!


「春にはまた会おうね」(いぶし銀ピンクの黒木君、巴里の空の下、青緑色で奮闘中)


「黒木君・・・」(ほんと、この二人をもう一度見たい~~~~)


「・・・でも、千秋君が一番好きだ」 (トシ子は、タカハシ君も、好きだ。)


 そして、楽しい音楽の時間の始まりデス。『ベートーヴェン 交響曲第7番』は、本当に大好きな曲になりました。最近は、金聖響(未来の千秋?)さんの指揮による〈ピリオド奏法〉の『ベト7』を愛聴しています。


           



          

          

                   

                   

                  

          

「俺が初めてオーケストラを指揮した曲。またこの曲から始まる気がする・・・」
「さあ、歌おう。最後の一音まで。今できる最高の演奏を」
 その言葉どおり、千秋、龍太郎、清良(タカハシのオマケ付)、真澄ちゃん、黒木君、静香ちゃん、チェロの彼女、鈴木姉妹、桜・・・皆ひとつになって、今できる最高の演奏を披露してくれました。涙が美しかった・・・


          
       「春にはまた会おうね」、どうか実現してくれないかなあ~


R☆Sオケ・クリスマス・コンサート ~『のだめカンタービレ最終回』

2006-12-26 02:00:15 | 音楽の森


 先週の予告編だけで過熱してしまったニワトリですが、我らがブロ友(勝手に決め込むトシ子)を代表して、見事15日のサントリーホールへの招待状を手にした mamemo さんのレポートによると、「美しい指揮者、タキシードの男たち、そして真っ赤なルビーの清良」が本当に素敵だったそうで、先週登場した〈変態の森の新住民〉の高橋君みたいに発情する気持ちがわかるほど、「格好良かった」のでしょう。「演奏シーンのリアルさを追求し続けた」ことにも、感心しておられました。
 → mamemo さんのエキストラ参加記事はここをクリック

 明日(というか、もう今日か)は徹夜作業が待っていて、今も胃がムカムカしているのですが、『のだめカンタービレ』最終回、素晴らしかったですね。
 体調は芳しくなくても、最高の心の状態で迎えるべく、7時半からNHK総合テレビで、『ターシャからの贈り物 魔法の時間の作り方』を見ていたのですが、実に素晴らしい番組でした。録画しておけば良かった~
(素敵な言葉を拾ったので、あとで披露しますね)

 このドラマで「凄いなあ」と思ったのは、キャスティング。(一名を除いて?)
 今回、のだめを育んだ(ムツゴロウと)海苔一家が出てくるので、「誰が演じるのだろう?」と興味津々だったんだけど、これがそのままコミックから抜け出してきたような感じで、本当に驚いてしまいました。宮崎美子さんって、あんなキャラじゃありませんよね。でも、完全に、のだめの母に成りきっていた・・・
 そうなると、三善家の人々とか、R☆Sを引き継ぐ松田さんなども見てみたかった~
(松田さんはパリ編でもちょくちょく出てくるプチ・ミルヒーです)
 あと2話分ほど放送枠があれば、のだめが三善家に招待?されるお話や、夏の合宿(二ナ・リッチ音楽祭)も再現できたのにね。くだらない(失礼)特番なんか、やめちゃってさ・・・


まずは、黒木君のファッションをお楽しみください



                   

「皇帝」をBGMに登場したときから、〈くろきん〉らしい着こなしでしたが、ダッフル・コートとマフラー、黒木クンならではのファッションですね。衣装担当の勝利!


そして、前半のクライマックスは、九州は大川の河川敷・・・


              江藤先生、のだめにパリ留学を推薦!


「反対だ、Uターン! いや、ここで降りる」
「反対? 先輩、のだめには向こうがあっている、と言ってたのに・・・」


    

「のだめも、がんばりマス。そうすれば、いつか、ミルヒーと先輩みたいに・・・」


           

「千秋先輩が指揮で、のだめがピアノで・・・先輩とだったら、ヴァイオリン・ソナタも・・・」
「そーゆーことは、試験に受かってから言え」


               

「絶対、受かれ。一緒にヨーロッパへ行こう!」
「俺様を二度も振ったら、もう絶対に許さねえ」


                   

「えっと・・・あっ、メリー・クリスマス」「メリー・クリスマス

 


 
  「真一クンのバカぁ~




命を育む干潟で・・・ 




のだめ を育んだ菌床 


『第九』の夜に・・・

2006-12-23 23:56:00 | 音楽の森


 

 21日は、18:00から国際フォーラムAホールで、熊谷弘/指揮、シンフォニー・オーケストラ〈グレイトアーティスツ〉/演奏(R☆Sも真っ青な命名ですね)、市村朋子/ピアノ(『皇帝』)、日下部祐子/ソプラノ、岩森美里/アルト、経種廉彦/テノール、有川文雄/バス、東京混声合唱団+有志160名以上?/合唱、による『第九と皇帝』を聴きに行きました。
 『第九と皇帝』は、昨年25回目を数えた年末恒例のコンサートですが、四半世紀も継続しているというのは、それだけでもう信じられないくらい凄いことだと思います。
 一年の締めくくりとして行なってきたことが、自然と積み重なって25年の時間を刻んだのでしょうが、この先自分にそうしたものが訪れるだろうか? 25年って・・・

 この日は時間が空いたので、上野の東京都美術館で『大エルミタージュ美術館展』を見てきました。フランス語で「隠者の庵」という意味の「エルミタージュ」美術館は、ロシアのエカテリーナ2世が宮殿の隣に立てた私的美術館で、最初に225点の絵画を購入しています。その後、ロマノフ王朝の最盛期に立てられた王宮など、5つの建物に、300万点もの美術品が世界中のあらゆる時代から集められました。主な展示屋だけでも400室、全ての展示品を見るのに数年かかるそうです。美術館正面の「天使の階段」や、イタリア天窓の間、黄金の孔雀時計が飾られているパビリオンの間など、建物の豪華さもこの世のものとは思えないほどで(これだけ絢爛豪華を誇っていれば革命も起きるかも)、いつかは訪れてみたいサンクトペトロブルグかな。

 今回日本にやってきたのは絵画だけですが、厳選された80点の絵画は、どれもこれも実に見ごたえがありました。ウィークデーだというのに大変混んでいましたが、少し我慢すればお目当ての絵画の前でじっくり鑑賞することは可能だったので、まあ良しとしましょう。最も気に入った三点を紹介します。

「野原の少女」 50×61cm ルートヴィヒ・クナウス
~ヤグルマギクを摘む子供、思わず抱きしめたくなるほど可愛い絵~

「リュクサンブール公園 ショパン記念碑」 38×47cm アンリ・ルソー
~小さな絵なのに、いつまでも眺めていたくなる。ルソーは今が旬? 

「モンマルトルのキュスティン通り」 51×73cm モーリス・ユトリロ
~幸福な人生とはいえなかったユトリロ、無数の色彩に驚かされた。


美術館の外に出ると、すっかり暗くなっていました。五重塔のシルエットが夕闇に浮かび上がります。あの明るい光はなんだろう?

                       

近寄ってみると、懐かしい遊具施設でした。子供と来たら楽しいだろうな。いや、大人も楽しめるはず。見てるだけで・・・



(左)三人乗りのミニ回転木馬と(右)中型の回転木馬

                        

『未知との遭遇』に出てきた宇宙船!


 大奮発して〈伊豆栄〉で鰻を食べ、東京国際フォーラムに向かいましたが、昨日から2時間しか寝ていなかったせいか、ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」の演奏中は、「のだめカンタービレ」で黒木君が登場した場面に流れた冒頭のダダーン以後は、半分以上夢の世界にいたかもしれません。会場はほぼ満員、四分の一くらいは関係者だと思いますが(合唱の人数に驚いた~)、久々のクラシック鑑賞はやはりどことなく上品で、別世界といった感じ。隣の人が熟睡体制に入ったので、私も安心にて眠りにつく用意をしました。演奏者には大変申し訳ないのですが、「皇帝」と「第九」の組み合わせというのは、ステーキを食べた後に焼肉を食べにいくみたいな感じで、ちょっと重過ぎるから、「第九」に集中しようと考えた次第です。オーボエの茂木さんの名著『オーケストラは素敵だ』にも、「人類史上最高最大の作品に何をつけ合わせするのか?」といったことが書かれていました。『第九』は、演奏者にとっても大変なエネルギーを必要とするらしいのです。
 ですが、熊谷弘さん達の体力・知力・技力には驚ろかされました。軽々と、「皇帝」「第九」を演奏してしまったのです。聴く方(トシ子)も、もっと体力つけなくては・・・



トシ子の席は、ほぼ真ん中15列目と好位置でした。


 その日の晩のことです。記事を書くのは明日にして眠りについたニワトリはウィルス性胃腸炎に襲われて目を覚ましました。「胸がムカムカする・・・」
 ノロだかノロマだか知りませんが、コイツには二年前に苦しんだ思い出があります。今回も、しこたまやられました。翌日、朝の仕事だけは何とかこなしたのですが、病院に行ってから、二時間ごとにトイレに駆け込む事態に・・・。卑しいくらい旺盛な食欲も失せ、その日は非常に辛い一日でした。今日も食べていないのですが、超光速ゲーリーが止まり、快方に向かいつつあるようです。最悪の休日でしたが、転んでもただでは起きない精神を発揮して? 今年はまってしまったクラシック音楽を四六時中聴きながら「のだめ~」を16巻まで読みました。寝ていてばかりでは退屈なので、こうしてブログを書いているのだから、多分大丈夫でしょう(でも、気持ち悪~い)。

 のだめカンタービレ公式HPに、福士さんのインタビューがUPされてます。
 なんと、最後の『ベト7』(凄い略語!)では、本当にオーボエを吹いているそうです!
 最終回は明後日ですが、絶対に見逃さいように!  
 →公式HPはこちらをクリック (インタビューをクリックすると、くろきん登場)

国際フォーラムの入口にいた〈着ぐるみのだめ〉


それでは、なさい。明日は気分が良くなりますように・・・


NHK きょうの料理 ~『のだめカンタービレ』第10話

2006-12-19 02:16:12 | 音楽の森




ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ(道化師)」・・・


 『のだめカンタービレ』、今日も入れてあとわずか2回。
「苦悩を突き抜けて歓喜に到れ!」というベートーヴェンの言葉どおり、
(kiki さん、思い出させてくれてありがとう!)
千秋率いるR☆Sオケが演奏する『交響曲第7番』(言葉どおりなら『第九』がふさわしいのでしょうが・・・)がフィナーレを飾ることになるのだけれど、今日は歓喜に至る前の苦悩というか、のだめと千秋の『パリ編』に向けての第1歩、華麗なる?疾走への序曲でした~
(パリ・ロケなしでもいいから、PART2を!!!)


           

 21番の妖怪とんがり頭のせいで、いやいやショパンを弾いてしまったのだめだが、千秋の姿を会場に見つけた途端、(恋しちゃって)るんるんモードに・・・その気持ちがドビュッシーの『喜びの島』に結実する。オクレール先生には見抜かれていたようですが・・・
                                                                                                         



「本選も見に行くから頑張れ」
「待ってます」
「俺も頑張らなければ。日本でやっておかなきゃいけないことが、まだあるんだ」
「ずうぇったい、1位取ってみせマス!」
最初の会話はメールのやり取りで、後の会話はモノローグなんだけど、
千秋ったら、自分の気持ちに(まだ!)気がつかないのでしょうか?


           

             「えっ?」「もう~、千秋様ったら鈍感ね!」


 一方、今日の黒木君は、タキシードを着こんで・・・
「ごめんなさ~い、宣伝はビジュアル重視で行こうと思って」発言に、まんざらでもない様子。でも、いつの間に、プレイボーイの菊池とつるむようになったの?


           

           菊池「とーぜん!」() 黒木「えっ、うれしい」〈

           

                       も一つオマケ


本選ではシューマンの『ピアノソナタ第2番』を完璧に弾き、千秋や仲間たち、ハリセン夫婦にオクレールを感動させますが、ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』を作曲してしまい・・・

〈スカーレットのだめ〉の本領発揮~



「すごく、いい演奏だった
「それでも、駄目だったじゃないですか・・・



「俺と一緒にヨーロッパに行かないか?」
千秋に告白?されたのに、傷心の君は・・・
「俺には関係ねえ」って、ほんとにそれでいいのか、千秋


 そして、来週の予告編。何だか凄いことになっている!
 ほんの一瞬だったのに、熱いものが込みあげてきた。玉木さんの目が・・・瑛太も小寺クンも目が真っ赤。マジで熱い!
 25日のクリスマスに最終回を迎える『のだめカンタービレ』。千秋の言葉を借りれば、「そうだな、峰。ずっとそこにあるだけでなく、進化していくオーケストラになれれば・・・そして目まぐるしく進化しているやつがもう一人・・・」。だが、目まぐるしく進化したのは彼らだけではない。『のだめ~』を演じたあなたたちも、回を追うごとに進化変幻したじゃない? 来週は何があろうと見逃すわけにはいきません! 

12/15(土)サントリーホール。行きたかったなあ・・・




谷岡先生とハリセンの素晴らしいツーショット!

 またしても記事を飛ばしてしまいましたが、めげずにUP。では、なさい。

 追記です。sabatora さんのところで知った情報ですが、「のだめ王国」(って、こんなサイトもあったんだ~)に福士誠治さんのインタビュー記事がUPされています。ほんと、福士ファンは必見(必読)ですよ~  →記事はこちらをクリック


誤解じゃない? ~『のだめカンタービレ』第9話その2

2006-12-12 22:52:14 | 音楽の森




色男四人衆


 『のだめカンタービレ』第9話。のだめの即席(愛の)催眠療法が功を奏して、飛行機恐怖症を克服できた千秋(玉木様)。札幌の地に降り立った途端、「おみやげサブリミナル」が働いて、カニ&カニ&ウニ&ラーメン&夕張メロン&白い愛人(恋人)を次々買い求める姿に笑い転げながら、「のだめは催眠療法中に、《先輩はのだめをすきになりマス》とは囁かなかったのだろうか?」と、ふと思った。『花とアリス』のハナなら、きっと囁いただろう。あなただったら、どうする? ウニ止まりでいられます?

カニを届けた帰り道。のだめのシューベルトが聴こえる・・・


 のだめが囁かなくたって、もうとっくに千秋の心にのだめは住みついてしまっていた。そのことを誰よりも早く気がついたのが(千秋自身より早く)、のだめに恋した黒木君だ。そしてハリセンもまた、「千秋を海外に羽ばたかせ、自分も千秋について行きたい」一心で、大嫌いなコンクールに参加する決心をしたのだめの尋常ならざる(純情な)才能に気づいた。

くろきん得意のポーズ(両手の位置に注目!)


「いいんだ、僕のことなら気にしないでよ。あんな素敵な女性に彼氏がいないわけないもんね」
「素敵!?・・・黒木君、君は何か誤解していないか?」
「だって君たち、つきあっているんだろ?」
「(首を振って)それ以前に、とてつもなく大きな誤解をしているよ」

トシ子のお師匠さんが指摘していましたが、( → こちらをクリック
とてつもなく大きな誤解をしているのは黒木君じゃなくて、千秋の方だよ。
離れていても、二人の心はもう・・・変態カップルでいいじゃん!


「ほら、見えてこないか? この曲の情景が」(千秋)



         亡霊じゃありません!

                   

                               草原の輝き 




「あいつ、いつの間に・・・」(ハリセン)




「寂しい思いさせちゃって、ゴメンなさい?」
「・・・寂しくねエ!!」
「でもカニは、おいしくいただきました。ありがとうございました」


 21番の「どんぐり頭」のせいで、ショパンをいやいや弾いてしまったのだめですが、「寝ぐせドレス」のファン?になったオクレール先生はちゃんと起きてました。だから、二次予選通過? 来週は、ドビュッシーの「喜びの島」で、会場の聴衆のハートをとろけさせるつもり!


          

         R☆Sオケの再演も決定して・・・(ポスター欲しい!)


シューベルトのピアノソナタ&ショパンのエチュード ~『のだめカンタービレ』第9話

2006-12-12 00:28:32 | 音楽の森


 のだめ、ピアノに目覚める。先輩とヨーロッパへ?




に乗れるようなり、海外への扉が開いた千秋


 先週の「スマスマ」で、のだめの樹里さんが、「ドラマはコミックスの第9巻まで」と話していましたが、そういうわけで(って何が?)残り3話は、マラドーナ・ピアノ・コンクールに挑むのだめと、それを見守りつつ、自らはR☆Sオケのクリスマス・コンサートに完全燃焼して、念願の音楽留学へ旅立とうとする千秋の物語が語られるわけだから、「黒木君の出番は殆どない」ことはわかっていました。でも、ジャングルジムと千秋との誤解だらけの会話?があってくれて良かったです。

 原作でも、8~9巻は、かなり好きな箇所。マラドーナ・コンクールの一次~三次予選&本選は手に汗握るシーンの連続ですし、のだめがピアニストとして問題がありながらも開花していく様子とか、このピアノ・コンクールを境に一気に縮まっていく二人の距離とか・・・
「R☆Sオケの公演を終えてパリに旅立つ二人」という最終回が見えてきた?



「のだめ・・・携帯持ってたのか?」


 のだめが一次予選用に練習していたシューベルトのピアノソナタ第16番イ短調D.815 。ハリセン使わないハリセンの指導もよかとですが、千秋の返事がいいですねえ~
「Re:シュベルトは本当に気難しい人なのか? 自分の話ばかりしていないで、相手の話もちゃんと聴け! 楽譜と正面から向き合えよ」
 玉木さん、モノローグもお上手です。




その甲斐あって、見事シュベルトを弾きこなす


 二次予選の曲は、ショパンのエチュード作品10-4。練習を強制させられたDV過去が甦ってしまったのだめは、本番で「適当に」弾いてしまう・・・
 トシ子も無理矢理通わされたピアノ教室が嫌で嫌で、バイエルも卒業出来ませんでした。もしもピアノが弾けたなら・・・今思うと大変残念です。



 「再演? やるよ」と、オーボエ王子・・・


                ジャングルジムが好きなんですね!


 本当は先に『芋たこなんきん』の記事を書いたのですが、またしても、ブラックホールへ吸い込まれてしまい・・・トシ子ついに発狂?

 黒木君のジャングルジム好きは、ドラマのオリジナルですね。誰が思いついたのかしら?


メガネの女神様 ~ナナ・ムスクーリに夢中!

2006-12-11 01:45:00 | 音楽の森




 ナナ・ムスクーリ


 いやいや、今週の(大)掃除は、「のだめ部屋」化が進んでしまったせいか、『将棋の時間』まで大きくずれ込んでしまいました。そしたら、『将棋の時間』の司会者・中倉宏美初段が、『囲碁の時間』の中島美絵子初段と雰囲気が似ていることに気づき(横顔美人度では負けるけど)、大いに気に入ってしまいました。まったく、気が多すぎ・・・

 食後は2時まで『囲碁の時間』、それから昼寝して、『敬愛なるベートーヴェン』の感想を書き始めました。昨日、帰りの電車の中では、「これも書こうあれも書こう」と、意気盛んだったのですが、文才がないため、全然はかどりません。書くのを中断して、コメントの返事を書いたり、お友達のブログにコメントしたりして、時間を過ごしました。お師匠さんの sabatora さんが、「記事はゆっくりでいいです」と言ってくれたので(kiki さんも)、『敬愛なるベートーヴェン』の記事は週末までにUPさせようと思います。ひとことでいえば、シュトレーゼマンのようにつけ鼻し、デ・ニーロみたく体重を増やしてベートヴェンを演じたエド・ハリスも凄かったですが、女性コピストを演じたダイアン・クルーガーがこれまた素晴らしく、彼女が事実上の主役です。男性よりも女性に支持される作品だと思います。

 「NHKスペシャル」の記事を先に書きましたが、『敬愛なるベートーヴェン』の感想を週末までに延ばして気が楽になったニワトリは、その代わりに〈サチ〉さんのブログを紹介しながら、ギリシアの歌姫ナナ・ムスクーリの記事を書こうと思い立ったのでした。

 ナナ・ムスクーリは、デビュー以来1350曲以上を世界各国語で歌い、アルバムの総売上げは二億枚以上!という、文字どおりのスーパースターですが、トシ子が彼女のことを知ったのは、つい最近でした。

 アナログ・プレーヤーを買ったときに、お隣のEさんが、自慢のレコードを何枚も持 参してくれ、その中に彼女がいたんです。
 最初に聴いた「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」(シナトラの若い頃のアルバムから)と、何度か聴いたことのあるダイナ・ショアの声のあまりの素晴らしさに、嬉しさ半分ショック半分(CDって何?)のニワトリに、最大級の衝撃を与えてくれたのが、ギリシアの歌姫ナナ・ムスクーリでした。
「この声、なんて素敵なんだろう~。誰ですか?この人?」
 トシ子の質問攻めに閉口しつつも彼女について、いろいろ教えてくれました。7ヶ国語を駆使して歌う彼女が、世界で初めて眼鏡美人と呼ばれたことも・・・
(ヒッチコックじゃないけど女性のメガネにうるさいニワトリです)

 で、山野楽器でまとめ買いしたのが、これらのCDですが、サチさんのブログを見て、たまげました。ここに行けば、彼女の歌声はもちろん、貴重な画像も見られる・・・

 去年までは「断トツ・エイミー&ときどき・マーグレット」でしたが、これからは三本立てです。どのCDも、彼女の歌声を聴いているだけで幸せな気持ちになれるのですが、クインシー・ジョーンズが手がけた『ナナ・ムスクーリ・イン・ニューヨーク』が、今のところジャケット写真も含めて、一番のお気に入りかしら? 今後はCDはもちろん、アナログ盤も揃えていきたいと思います。もしも来日したら? 雨が降ろうが風が吹こうが、何が何でも会いに行きます!

 ナナ・ムスクーリが一杯、サチさんのブログ『ナナ・ムスクーリを囲んで』を、新たにブックマークしました。  →ここをクリックしても飛べます!




“nana muskouri in new york ”with toshiko 2

 


黄金の月曜日! ~黄門サマ→のだめ→すますまメドレー

2006-12-06 01:40:55 | 音楽の森



 今朝はこの冬一番の冷え込みだったそうですが、まだ真っ暗な西の空に、丸いお月様が浮かんでいました。中秋の名月もいいですが、その頃と今では鮮鋭度が違います。冬の月は透明感に溢れていて、何とも言えない神秘的な光をたたえています。大気が冷えれば冷えるほど美しくなる姿は、さしずめ氷の女王といったところでしょうか。こんな日の朝はたっぷり着こんで、冷たい冷たい月光浴をするのも乙なものかもしれません。冬の夜空を彩る(文字通り)スタアといえば、何といってもオリオンにシリウス、それから昴(プレアデス星団)だけど、都会でも空気が澄んでくることもあって、月もまた一年のうちで一番美しい季節を迎えています。そして夕方午後6時、家路に向かう坂道を上っていたら、今度はお盆のように丸いお月様が東の空に上ってきました。朧月には到りませんが、霞がかかったその姿に、明け方の輪郭がくっきりしていた月とはまた違った趣を感じます。一日で二回、違う月を見て、得した気分のトシ子です。



「お代わり!」「ハイハイ」


 得をしたといえば、昨日の月曜日。『黄門サマ』→『のだめ』→『すますま』(と呼ぶんですね。実は初めて見たもので)と、三時間に及ぶ黄金のメドレー。『すますま』は想定外だったのですが、「のだめ」の二人が出るならば・・・という軽いノリで見始め、「録画しておけば良かった・・・」と思うくらい、楽しかったです。




凛々しい若殿姿・・・

 『水戸黄門』をリアルタイムで見たのは、東野英治朗さんの初代黄門様以来かも?
福士さんの性格から、若旦那か若殿様だろうと予想していたのですが、これがまあ絵に描いたような若様ではありませんか! 旺盛な好奇心と危険を顧みぬ冒険心。素性がいいのか、育ちがいいのか、これほど「ぼんぼん」が似合う人も珍しいのでは?




親子の対面なんだけど、妙に艶めいてます・・・


 若殿の脇を固める俳優も豪華です。欲を言えば達彦ファンの富司純子さんに、実の母(訳ありで名乗れない)を演じてもらいたかったのですが、栗原小巻さんですよ! 純粋培養されたお嬢様。吉永小百合の「さゆりすと」に対して、熱烈なる「こまきすと」が多数現れたという・・・福士さん、すごい!



お姫様は、お母様似!(ファンになりそう)


 同じく、絵に描いたような「利発なお姫様」を演じた多岐川華子さん。彼女もまた「箱入り娘」というか、育ちの良さを感じたのですが、何と、あの多岐川裕美さんの実娘でした。どうりで・・・全然知らなかったワン~
 お姫様の『水戸黄門』出演インタビュー記事は、 →こちらをクリック。




すずらんの恋の想い出・・・


 それから、「純情くろき」でしょ。sabatora  さんも書いておられましたが、黒木君は『のだめ~パリ篇』にも出てくる重要なキャラです。ドラマの残り3話は、千秋&のだめ中心になるのでしょうが(コミックの9巻までと、樹里さんも言ってました)、PART2を是非!
 まめちゃんと同じように、福士さんは千秋もできると思っていました。でも今は、黒木君が一番似合っていると思います。若殿のときもそうでしたが、立ち姿が美しくて・・・




「はい、先輩  あ~ん


 昨日も書きましたが、『スタパ』を見て井坂俊哉さんのファンになったように、『すますま』の玉木宏さんを見て、恋する乙女のように心ときめいてしまいました。「食べてるときをみればその人がわかる」というのは本当です。樹里さんの「リアルのだめ」ぶりにも笑わせてもらいましたが、玉木さんは最高でした。
 映画『ウォーター・ボーイズ』のオーディションに合格して役を得るまで、道のりは険しかったようですが、その間レストランの厨房でバイトしていたとか・・・ということは、千秋顔負けの料理名人だったりして!(「つけめん」に感動していましたね)
 今では大変な人気者になったのに、とても控え目で、地に足をつけている人でした。私の王子様ランキングは、金聖響・福士誠治・玉木宏の3人が不動のベスト3を占めていますが、昨日の『のだめ~』『すますま』で、玉木さんが初めて1位の座奪取に成功か?




玉木(千秋)様・・・