楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


井上つる江さんの生涯。2・26事件の語り部。

2021年02月26日 | 出来事
 塩尻市名誉市民井上つる江さんの人生を記した本を借りてきた。

この中で2・26事件の当日のことに触れたページがある。

井上さんは塩尻町に生まれた。明治39年11月3日12人兄妹の6番目として。

5歳で近所の店に奉公に上がった。

大正8年11月故郷を離れ横浜に働きに出る。

ところが12年9月関東大震災に見舞われる。

一旦実家に戻るものの都会の生活が忘れられず、再び上京する。

18歳花柳界の柳町「はやし」の下働きに。

はやしには貴族議員や政治家、鉄道監督曲の官吏が出入りしていた。

そんな折、後に内閣総理大臣となる米内光政と逢う。

















米内光政は当時海軍横須賀鎮守府司令長官だった。

つる江さんの話を聞かずに卓を囲んでいたなら大変なことになっていただろう。


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古文書講座修了。

2021年02月26日 | 文化芸術
 昨年8月から続けてきた広丘公民館古文書講座が24日に修了した。

堅石の三村家に残された多くの文書に命を与える。

今は使われていない漢字、かなの数々。?の付く字ばかり。

流行しているクイズやパズルどころではない。一つ一つの積み重ねで覚える。

「御」という字もくずしにくずされて「く」。




講師を努めていただいた市文化財保護審議委員の太田秀保さんに

深く感謝したい。

 当初は少なかった受講生も最後には12人となった。

最後皆さんから来年度も続けて欲しいとの声が多く聴かれた。

写真の古文書は、堅石村の医師玄俊が越後からの旅人を治療した。

でも治療の甲斐なく亡くなった。その顛末を藩の役人に届けたものである。

日付は文化五年(1808年)八月二日。

先生が読み解いてくれたのが下の写真。



☆新型コロナウイルス感染者0人。


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