愛犬ラッフル

小型ミックス犬、ラッフルと過ごした思い出の日々を風景写真とともに・・・!

100年後に震災で犠牲者が出ないように。

2014年02月27日 | Weblog
宮城県名取市閖上地区では、死者行方不明者併せて約800名の犠牲者を出した。

私の友人の実家も土台を残し、すべて流され何も残っていない、今も荒地のまま。

近くの小高い丘にあった神社も流されたが、そこに昭和8年(今から80年前)にあった津波の
石碑が倒れて残っていた。その石碑には、高さ10メートルの津波があり、被害があったことが
記されていた。

生き残った人で、誰ひとりこの石碑があったことを知らなかった。石碑は埋もれ、
それが発していた先人の警鐘に気づかなかった。もし生かされていたら、これほどの
犠牲者は避けられたと思われる。

他の被災地でも、「これより先には、家を建てるべからず」とか先人が警鐘をならした
石碑があった。

今回、被災地では、無惨に残った防災建物・内陸まで流された巨大な船・ビルの屋上に
残されたバス等々多くの悲しみを誘う風景があった。

被災者の年配の方々は、恐怖や悲しみを思い出すので撤去することを切望された。
気持ちは痛い程わかるが、本人からすれば当事者でもないのに何がわかるか!
と叱責されるかもしれない。

が、100年後・千年後の子孫の命を守る為に、その巨大な遺物を残しておくべきであったと思う。

地元の中学生たちが、震災を忘れないように、そして将来の人々の警鐘になるようにと、
運動し、募金を募って、地元に小さな石碑を建てた。若い人たちが100年後の心配をしていたのに、
年寄りは、自分が嫌だからと子孫の事を考えず、被災したものを消し去ろうとした。


若者は、柔軟な考えを持ち、将来・子供・100年後のことを考えている。
素晴らしいことだ。

    
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