あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

神戸*淡路島の旅(5)異人館*

2014年12月21日 | 旅行記
幕末の開港とともに神戸にやってきた外国人は、最初は居留地に滞在しましたが、外国人の増加により、居留地が手狭になり、しだいに海を望む北野の高台に家を建て移り住むようになりました。
明治20年頃から第二次世界大戦まで、200棟以上の異人館と和風住宅が建ち並びました。
戦災や戦後の経済成長の余波、老朽化などにより多くの異人館が消滅してしまいました。
阪神淡路大震災では異人館も大きな被害を受けました。
現在、当時の面影を残したまま保存・展示をしている異人館は16館あります。

今回の旅行ではそんな異人館のうち3館を入場見学しました。
最初は「うろこの家」です。
うろこの家は外国人向けの高級貸家として、最初は外国人居留地に建てられ、明治38年に移築されました。
屋根の上にはサンタクロース、庭の一番手前にはイノシシの銅像「ボルチェリーノ」がいます。








天然石スレートで飾った外壁が魚のうろこのようで「うろこの家」と呼ばれるようになりました。









3階からは神戸市内の絶景が望めます。









館内は意匠を凝らした部屋の数々。
















見事な調度品や食器がいっぱいです。









クリスマス用の飾りもありました。









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神戸*淡路島の旅(4)ルミナリエ

2014年12月20日 | 旅行記
旅行2日目の夜は楽しみにしていたルミナリエです。

ルミナリエは、阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、大震災の起こった1995年の12月に初めて開催しました。
以来震災の記憶を語り継ぎ、都市と市民の「希望」を象徴する行事として、毎年開催し、今年で20回目になります。
ルミナリエの作品は、毎年その年のテーマに沿ってデザインし、デザインに合わせた部材をイタリアから運んで、イタリア人職人と日本人スタッフの手によって組み立てています。
今年のテーマは「神戸 夢と光」です。

昼間見つけたルミナリエの入り口です。









それが夜になるとこのように美しく変身します。
光の回廊「ガレリア」です。









回廊の中を人が行列して進んでいきます。









店舗の壁の映り込みもきれい!









ルミナリエは入場無料。開催のための経費は協賛金や募金で賄われているということです。
所々でスタッフが募金を集めていました。
来年の開催を願って募金してきました。









回廊を抜け、終点の広場に展開する光の壁掛け「スッパリエーラ」です。









円形になっていて、中にはドームがありました。









ルミナリエの電球は2011年以降一部をLEDにしていましたが、はっきりしていてきれいという意見がある一方、白熱電球のぬくもりと比べて「冷たい」といった意見もあったそうです。
今年のテーマは第1回と同じ「神戸 夢と光」。当時に思いを巡らせてもらおうと、組織委は白熱電球に戻すことを企画し、12月は電力供給量に10%ほどの余裕があることを確認し、全作品を白熱電球に切り替えたそうです。









ちょっと遊んでみましたが、めちゃくちゃでした。









ここでルミナリエ終点、お別れです。感動をありがとう!









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神戸*淡路島の旅(3)神戸港夜景

2014年12月19日 | 旅行記
夕方4時45分出航の神戸港クルーズに乗船しました。
神戸には二つの造船所、三菱重工業と川崎重工がありますが、これは三菱重工業の造船所でしょうか。









沖に出ると明日通る明石海峡大橋がうっすらと見えました。









夕闇が迫ってきました。









ベイエリアにも明かりが灯りはじめました。









ライトアップの神戸大橋。









これが神戸の代表的なハーバーランドの夜景。









クルーズを終え、ハーバーランド側から見た夜景。
左からポートタワー、ホテルオークラ、神戸海洋博物館、神戸メリケンパークオリエンタルホテルです。
ポートタワーのライトアップはルミナリエバージョンのようです。








最後に宿泊のホテルオークラの部屋からの夜景です。
美しい夜景が手に取るように見え、寝るのがもったいない位でした。


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神戸*淡路島の旅(2)ポートタワー

2014年12月18日 | 旅行記
大丸でのお茶のあと、散策していたら南京町が見えてきました。

横浜・長崎と並ぶ日本三大中華街のひとつですが、横浜と比べたら規模は小さくても、人は多く活気がありました。









夕方クルーズの計画があったので、港に向かいました。
歩いている途中久しぶりに彩雲を見ました。









出航時間に余裕があったので、神戸ポートタワーに上がりました。
ポートタワーは世界最初のパイプ構造の観光タワーで、昭和38年にオープンしました。
高さ108mです。
あまり期待していませんでしたが、意外にも360度のパノラマを楽しむことができました。









展望台からの眺望です。市街地から山側です。









ズームしてみると明後日行くことにしている異人館街の一番高いところに「うろこの家」が見えました。









眼下の白いレースのような建物は神戸海洋博物館です。









その向こうにはポートアイランド方面。赤い橋は神戸大橋です。









ハーバーランド「mosaic」と観覧車です。









そして今夜宿泊するホテルオークラです。
海側の部屋だったので、夜景がとてもきれいでした。









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神戸*淡路島の旅(1)旧居留地

2014年12月17日 | 旅行記
1週間ほど前、2泊3日で神戸と淡路島を旅行してきました。


名所やきれい!と感じた場所をただ撮っただけの写真ですが、自分のための記録の意味もあって、今日から旅行記を載せることにします。
1日1か所づつ、何日かかるかわかりませんが、おつきあいよろしくお願いします。

神戸と言えば記憶に残る阪神淡路大震災から20年が経ちました。
所々にメモリアルとして地震の様子を保存している場所はありましたが、街並みはあの恐ろしい光景を感じさせる場所は見当たらず、完全に復興していると思いました。

神戸は明治の開港以来、外国人が多く入ってきて、外国の建物や文化が今に伝わっています。
ベイエリアでの美しい風景も楽しみにしていました。

淡路島は2日目に行きましたが、このブログでは、神戸を載せた後、淡路島を載せることにします。

神戸に着いてベイエリアのホテルに荷物を預け、まず最初に行ったのが旧居留地です。
神戸港開港以来、市街地の東に格子状道路・街路樹・公園・ガス灯などが整備された外国人の居留地が造成され、ヨーロッパムード漂う街となりました。
大正から昭和初期に建設されたレンガや石造りの重厚な洋館が残り、ガイドブック片手に洋館めぐりをしました。


外国人居留時代、地名は区画番号で呼ばれていて、今でも建物の名称が番号だったり、看板などに名残があります。









旧居留地のシンボル的な建物で、大正11年建築の神戸商船三井ビルディングです。
重厚な石造りですが、繊細な彫刻などが見事です。









三井ビルディングに隣接する海岸ビルは、大正7年建築ですが、震災後旧外壁を再構築し、古い外観のビルの上に15階建てのビルができました。









神戸郵船ビルは1918年建設、1994年の耐震補強工事により、阪神・淡路大震災では軽微な被害で済んだそうです。







十五番館は明治14年からアメリカ領事館として利用されていました。
阪神淡路大震災で全壊してしまいましたが、元の建材で復元されました。









38番館はアメリカンルネッサンスの重厚な建物、大丸が所有し、ブランドの赤いフラッグが目立ちます。









ヨーロッパの雰囲気の建物の外観、ほとんどが店舗になって利用されています。
















大丸のオープンカフェ「CAFFERA」のカプチーノのラテアートがかわいいです。









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