あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

沖縄の旅(No9)世界遺産編(園比屋武御嶽石門と玉陵)

2016年01月09日 | 旅行記

年明けの初詣など、まだブログに載せる話題はありますが、昨年末途中で終わりにした沖縄旅行の続きを、忘れないうちに復活しようと思います。
昨年12月29日のこちらの記事の続きになります。→★

おさらいをすると琉球王国時代に建築された王の居城跡や墓所など9つの史跡が、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界文化遺産に登録され、今回の旅行では、そのうち6か所を見学することができました。
そして1か所目の首里城が終わったところです。

2か所目は首里城の入口の守礼門を入ってすぐのところにある園比屋武御嶽石門です。
読み方は「そのひゃんうたきいしもん」です。









御嶽(うたき)とは沖縄で神を祀る聖地のことで、沖縄にはここに限らずたくさんあるようです。


聖地部分はこの石門ではなく、門の背後の樹林地ですが、今では門自体が拝所となっていて、この石門単体で世界遺産に指定されています。
国王が城外へ外出する際に、ここで無事を祈願しました。
















沖縄戦で荒廃してしまいましたが、1957年に復元され、さらにその後旧石門の残欠を再利用して修復作業が行われました。
屋根の部分をよく見ると真ん中より右は元の姿、左は復元された姿であることがわかります。









世界遺産3つ目は玉陵(たまうどぅん)です。
守礼門のすぐ近くにあります。









1501年に創建された王家の陵墓で、沖縄最大の破風墓(破風型の屋根が付いた家状の墓)です。
墓室は3室あり、60柱以上の王族が眠っています。









戦争末期には日本軍総司令部に近かったため、首里城と共に集中砲撃の巻き添えに会い、東室・西室が破壊されるなど大きな被害を受けました。
1974年から3年余りの歳月をかけ修復工事が行われ、往時の姿を取り戻しています。









玉陵に入るべき人物の名を記した玉陵碑は、戦火を免れた貴重な碑です。









とても高いところにあるので、画像が不鮮明ですが、左が雌獅子、右が雄獅子です。
沖縄ではめずらしい立ち姿です。


  







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 菅原神社のやぶさめ | トップ | 沖縄の旅(No10)世界遺産編... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行記」カテゴリの最新記事