沖縄の世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の4つ目は、琉球王家最大の別邸である「識名園(しきなえん)」です。
識名園は国王一家の保養や外国使臣の接待などに利用されました。
1799年の造営で、中国、日本、琉球という3つのスタイルを取り入れ、池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを楽しむ回遊式庭園となっています。
沖縄戦で甚大な被害を受けましたが、昭和50年から整備が進められ、約20年、8億円の費用を費やして今日の姿を取り戻しました。
園内に入ってまず最初にあったのが、番人が詰めている番屋です。
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正門は国王一家や冊封使が出入りしました。
ヤージョウ(屋門)と呼ばれる屋根のついた門は、格式あるお屋敷にのみ許されていました。
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育徳泉(いくとくせん)は清冽な水をたたえ、池の水源の一つにもなっています。
琉球石灰岩を沖縄独自の「あいかた積み」にして美しい曲線を描いています。
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御殿(うどぅん)は赤瓦屋根の木造建築で、往時の上流階級のみに許された格式ある作りです。
冊封使を迎えた一番座をはじめ15もの部屋があります。
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この窓からお庭を見ることができます。
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こんな風景を見ていたのでしょうか・・
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池の中の島にあるのは六角堂で、屋根の形など中国的な趣です。
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池の中に配された島に大小2つの石橋が架けられています。
橋の中央が高くなったアーチ橋で、中国風のデザインです。
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