クロアチアでいただいたワインをぶら下げ、パリに到着。
ミラノの税関に難癖をつけられたので、なるべく目立たないようにデューティーフリーでもらったビニールの袋に木箱を入れて、そーっと申告なしのゲートを通ろうとすると・・・
見てるもんだね。税関係官。
すたすたと寄ってくるなり、
「ボンジュール、ムッシュ。ちょっと中身を拝見してもいいですか?」
あっちゃあ、やっぱし見つかっちゃったかあ。
とぼけたフリをして、ブリーフバッグのほうを差し出すと、首をかしげてビニール袋を指差します。
「中身は何ですか?」
「えーと、たばこと・・・・」
「たばこと?」
「ワインです。」
「チョッと見せてください。」 やっぱりか!木箱を取り出してみせる。
「中も見せてください。」
「はあ。どうぞ。」
「これは、どこのワインなんですか?」 来たな!
「これはクロアチアのワインです。」
「クロアチア?ここはフランスだよ。」もう、顔はニヤニヤ笑っている。
「クロアチアのワインの輸入税は100%だな。」
「また、またあ。」
「ハッハッハッハッハッハッ、冗談ですよ。」
「うまいのかい?」
「いや、フランスには悪いけれど、最高だった。」
「もし、良かったら、銘柄を控えさせてもらっていいかい?」
「どうぞ。機会があったら、是非試してみるといいよ。」
「メルシ、ムッシュ。フランスワインも是非楽しんでくれ。」
「もちろん!」
ヨーロッパもワインに対する強烈なこだわりは、今回の旅でよーくわかりました。
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