ドイツはザクセン州ハノーバーから、チューリッヒまで。
ハノーバーの空港はこじんまりしていながら、ラウンジも、設備も比較的充実しています。世界でも有名な見本市がここで開催されるということもあるんでしょう。 市内のレストランなんかもなかなか充実しています。
やっと終わったお仕事で疲れていたが、今日はチューリッヒでのんびりと過ごせそうだし、早いところ着いてしまって街中を散歩と洒落込もうか。などと考えつつ、ベンツのタクシーで空港に到着。
ゲートを確認した瞬間に、朝からのホンワカとした気分は吹っ飛んでしまった。 表示は： “DELAYED”
がーん
これじゃあ、散歩はなしだなあ・・・などと考えつつ、ラウンジでウダウダ。
一向にアナウンスはない。 さらにソファにひっくり返ってウダラウダラ。
出発時刻から１時間半を過ぎたところで、ウダウダはイライラに変わってきた。聞くと、エンジントラブルということなので、あと、３０分位だろうとタカをくくっていたのだが、出発スケジュールのモニターの表示が変更になった。
“CANCELL”
明日はミーティングがあるので、それは困る。遅れてもいいけど、キャンセルはまずいよー。
あわてて、ルフトのカウンターに行く。
「なにしてくれてんだ！次のに乗せてくれよ。」
「乗れません。満席です。」
「どうすんだ？」 ってな調子で詰め寄っている客が約４０人程。
ルフトのオファーは、
「皆様、これからバスを手配しますので、ハンブルグまで行っていただきます。そこから、チューリッヒまでのフライトを確保させていただきました。」
「ハ、ハンブルグゥゥゥゥ！」
仕方がないので、空港ビルから出てみると、先ほど見かけたビジネスマンが、一言。
「きっと、あのバスだ。あれはドイツの高速バスなんだよ。」
総勢２５人位がバスの停車を追う。さっき詰め寄っていた中からは、相当人数が減っている。
ほどなく、ルフトの係員がやってきて、僕達を車内に誘導してくれた。
皆さん、見本市の参加者らしく、比較的スムーズに会話を交わしている。
一路、バスはハンブルグに向けアウトバーンをひた走る。
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Copyright ©2005,2006 Ta-san, All rights reserved
ハノーバーの空港はこじんまりしていながら、ラウンジも、設備も比較的充実しています。世界でも有名な見本市がここで開催されるということもあるんでしょう。 市内のレストランなんかもなかなか充実しています。
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一向にアナウンスはない。 さらにソファにひっくり返ってウダラウダラ。
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「乗れません。満席です。」
「どうすんだ？」 ってな調子で詰め寄っている客が約４０人程。
ルフトのオファーは、
「皆様、これからバスを手配しますので、ハンブルグまで行っていただきます。そこから、チューリッヒまでのフライトを確保させていただきました。」
「ハ、ハンブルグゥゥゥゥ！」
仕方がないので、空港ビルから出てみると、先ほど見かけたビジネスマンが、一言。
「きっと、あのバスだ。あれはドイツの高速バスなんだよ。」
総勢２５人位がバスの停車を追う。さっき詰め寄っていた中からは、相当人数が減っている。
ほどなく、ルフトの係員がやってきて、僕達を車内に誘導してくれた。
皆さん、見本市の参加者らしく、比較的スムーズに会話を交わしている。
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