たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 中国編 No.295

2012-01-30 | 中国編


熱風の中を歩くこと約20分。(どこが近いんだ?)
途中耐えきれずに足マッサージを提案。少し休んでからでないと・・・。

60分のマッサージを終わって、やっとホテルに到着。
エントランスホールは決して広いとは言えないが、とりあえずフロントとレストランをチェック。
フロントは合格。あれれ、レストランの値段が面白い。
なになに?17:30-18:30 78元、18:30-19:30 68元、19:30-20:30 58元
ということは、ビールも含めて19:30から入ればバッフェが58元てことか?
これなら一人で来るにはなかなかいい単価かも知れない。
地下にはサウナとマッサージらしきものが。ホテルのすぐとなりには夜総会もあるじゃない。
うーむ、次回はここにしたほうがいいかな?しかし、夜は騒がしそうだ・・・。
右奥にあるバーで飲もうと考えていたのだけれど、洋酒やビールはあまり好きじゃないという。

「カラにいるのに、ウイスキー飲まないの?」
「すごく薄くしてもらってる。」
「なにが飲める?」
「紹興酒なら」

てなことで、少し戻ることになるけれど、途中で見かけた昔懐かしい鍋屋に紹興酒が
並んでいたのを思い出したので、そちらに行くことに。
まるで、ローカルな店。 入口のガラス戸には”空調完備”とある。
値段もそれこそローカルなので、たかが知れている。
清湯を土鍋に入れてもらって、白菜・きのこ・豆腐なんぞの軽いものとラージャンのたれと
にんにくをきざんでもらっておく。 特色泡菜と書いてあったので、頼んでみると、江西風の
漬物でこいつがピリ辛でやけにおいしい。
たくさん並んでいた紹興酒のなかに「古越龍山」が一本あったので、こいつをお願いする。
さすがに10年以上のものはなく、8年ものだけど、まあ、いいでしょう。
この程度の店に置いてあるだけで素晴らしい。

「おいしーい。なんで知ってるの?」
「上海でさんざんご馳走になってたからね。甕のやつを。」
「へえ。」
「久しぶりに飲んだけど、やっぱり安いのとは違うねえ。」
「どんどん飲めちゃう。」
「どんどん飲んでも一本しかないから、次は安いやつになっちゃう。」
「ほんと。」
「この漬物はおいしいねえ。近くに売ってるんだろうか?」
「聞いてみようか?」
「聞いてみて。」

おかみが言うには、江南の市場に漬物屋があって、それこそいろんな漬物を売っている
らしい。 ご丁寧に市場の場所まで教えてくれた。
時間があれば行ってみたいもんだ。
紹興酒を飲みつつ、明日のプランについてもご相談。

「難しいわね。バスが止まってるんじゃ。」
「じゃあ、電車で行くかな?」
「着いてからの保証がないものねえ・・・。車があればいいけど。」
「あきらめるしかないのか・・・。」
白菜をにんにくと醤油になすりつけつつ、酒をちびちび飲りながらの相談。
横には持参していた金華市地図が広がっている。
「でも、明日だったら黄大仙や双竜洞っていう手もありよね。」
「行く?どっちにしても朝早いよ、明日は。」
「行ってみたいわねえ。」
「行ったことないの?」
「うん。」
「地図によると、古い街並みの村も近くにあるみたいだ。」
古い村ファンのあっしとしては、見ておきたいところ。
「行こうかしら?」
「歓迎するけど。ま、朝タクシーで来てくれれば、そのままメーター直して乗ってくスタイルだな。」
「時間がかかっちゃうし、朝起きれないかも。」
「ま、その時は置き去りだ。」
「うーん・・・、よし決めた。今日行っちゃう。」
「はあ?」
「着替え持ってるし!」 買物袋を持ち上げる。
「や、そりゃそうだが、ベッドは一つだけだよ。」
「気にしない、気にしない。」
「・・・・・・」

「古越龍山」のお代りはないものの、漬物の話からしょっちゅう話に入って来る
おかみから、サービスということでもう一本もらったので、二人で計2本。
紹興酒で酔っ払ってしまったのであろうか。はたまた・・・。
何かあってもカネなら払わんぞー。 

ここで一つ問題なのだが、ホテルとしては外部からの入場者は登記が必要と大書してあるのだ。
大丈夫かいな? ここ数日それらしきお嬢様の出入りした形跡を見たことがない。
なにせ、”国際交流中心”だからなあ・・・。 とはいえ、上海あたりでも科学技術中心や、税務局、人民解放軍
の経営しているホテルといえども、ただの一度もお咎めがあったことはないが・・・・。
さらに、もし入るのはOKだったとして、部屋のバスルームはごく薄いすりガラスになっているので、中の様子は殆どわかってしまうという問題もある。
問題をおこさないようにしようとしても、いたるところ問題だらけなのだ。

入口の問題は、初日から目をかけていたドアボーイが担当だったことで、没問題。
「あっ、おかえりなさい。 今日はお友達が一緒ですか?」 のひとことで、はい、おしまい。
次の問題点については、彼女の発した言葉で、没問題。
「どうせ見えちゃうなら一緒に入りましょ。」 のひとことで、はい、おしまい。
最後の大きな金銭的な問題も、結局は没問題。
「恋人同士みたいに過ごしてみたかったの。楽しかった。」のひとことで、はい、おしまい。
あまりにもあっさりと全てクリアしてしまって、拍子抜け。
結局、手に入れた下着の品評会も拝見できて、大変楽しい一日。 沢山買ってあげてよかったなァ。

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