アモイでのお仕事。
アモイでの仕事相手は台湾企業が殆どなので、日系の方々との接点というのは殆どない。とはいえ、老板のネットワークのお陰もあって、「たーさん、アモイに行くなら電話しとくから○○に会ってくれ。」などと言われてケーバンをもらったりすると、まあ、今後のこともあろうと思い、ない時間をやりくりしてお邪魔したりするけれど、例外なく、日系の方々というのは“この忙しいのに、余計なことをしてくれる。”という表情というか、雰囲気を醸し出していて、居心地が悪いことことうえない。残念ながら、こういうタイプの方ほど、一人で日本食のお店で飲んでいたりするので、始末に負えない。
折角、気にかけていただいている、紹介者とも話しの接ぎ穂を失ってしまうはずなのに。
少なくとも、頑張って夜も一緒に行動すれば、何社かの台湾企業の老板と知り合いになれる機会があって、ご自身の人脈形成にも役に立つのに。一人で日本食屋へ行っても、せいぜい日本のサラリーマンとしか出会いがないでしょうに。
そもそもの話、あっしのアモイ行では、きっかけになったのはたったの2社。
今では、電子・ソフト開発・機械部品加工・タイル加工・TV関係・衣服・光学・電池・雑貨等々、約40社以上の老板との親交ができてしまって、すぐにも会社・工場が立ち上げられるほどになってしまった。
それもこれも、広東・上海系のご紹介や、アモイ地元での老板ネットワークのお陰なんです。
ほんのちょっとしたことでの問い合わせや、紹介にきちんと対応しておくと、どんどん広がっていくもんです。
アモイで特徴的なのは、
1) 殆どの社員が市内通勤なので、寮を用意する必要がない。
2) 浮いた寮の費用は給料と設備に回せるので、比較的優秀な人材が確保しやすい。
3) 人材の流動性が高いので、一旦辞めても、再雇用の可能性が高い。
4) 厦門大学があるので、ありとあらゆるところで青田買いがしやすい。(日系はあまりやってないね。)
5) 工場なども、台湾人が多くいるため、管理しやすい。
6) お茶と魚がおいしい。
7) 休日の娯楽が他の地域よりも多い気がする。
8) ホテルは超一流から超三流まで、粒が揃っている。
9) 夜の巷も台湾人の躾が行き届いているので、トラブルが少ない。
10) 意外とレントが安い。
日本から3時間ちょい。上海まで一時間、シンセン・広州も一時間、北京まで二時間。しかもまだまだ、不動産は安いときては、今自分が中国のどこかに管理拠点を置け、と言われたら間違いなく最右翼の街でしょう。
ご訪問有難うございます。
Copyright © 2005,2006,2007 Ta-san, All rights reserved
台湾やインドネシアのメダン、マレーシアのペナンなんかも同じですが、福建系華人が幅を利かせる街では、きちんと対応すれば街中の老板たちと親しくなれちゃう。年に2回ぐらいしか行かないのに、再び会えば「オー、○○サン。好久不見了、好兄弟!」と来たもんだ。返すアタシは「王さん、あ、いや、陳さんだったかしら?」ひどいもんです。
アモイに着くと、すぐに中心部の某現地系ホテルの中2階にあるレストランで飲茶。ここはちょっと特殊な叉焼包(旨い!)が有名な場所だそうですが、もうお客さんの半分ぐらいが知り合い同志みたいなところで、あちこちで握手や抱擁が見られます。
アモイ、大好きです。
アモイ大好き同盟でも結成しますか?はっはっは。
おっしゃる中2階のレストランはおいしいので、行きたいのですが、貴重な夜の時間が2分割になってしまいますので、めったなことでは行けません。
そーっと入っていっても、どうやって見つけるもんやら・・・。恐るべし、華人。