たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く アジア編 (タイ Vol. 18)

2009-03-20 | アジア編



サウナでひと汗かいて、あかすりも完璧。
ここしばらくの、ストレスもあかと一緒に洗い流した気分で外に出ると、ほどよい風が吹いている。

「近いけど、また汗をかくのもいやだし、タクシーに乗っちまおう!」
「トラムは?」
「まあ、いいさ。」
サウナから近いその行先をつげると、露骨にいやそうな顔をしていたが、タクシーの中の涼しさは確かに捨てがたい。
ひとしきりの話をする間もなく、ホテルに到着。 時刻は6時半ちょい過ぎ。絶妙な時間だ。

二人して並んでロビーに入っていくと、面白いことが・・・。
「おおー!」と声を上げながら、両側からほとんど同時にマレーシアのDとタイのDとその連れが寄ってきた。

「たーさん、ようこそ。」とマレーシアのDが。
「これはこれは、Cさんじゃないか?久しぶりです。」とタイ側から。
「えっ!?」
それぞれが、それぞれの驚きで顔を見合わせる。事情がわかっているのはあっしと兄いだけなので、
二人して猫のように笑って見ている。
「あれえっ?」

「田さん、久しぶりです。今日はわざわざご足労かけて申し訳ない。今、たちあがってきた彼が
マレーシアの○○○○社のDさん。 Dさん、こちらは今回お骨折りをいただいた田さん。」
「はじめまして、○○○○社のDです。」
「お会いできて嬉しいです。お父様は有名人ですからね。」とごあいさつ。
「ところで、たーさん。」
「はい?」
「そちらにいらっしゃるCさんは私の取引先なんだけれどもね。ねえ、Cさん。何でまた、たーさんと一緒なのか、説明してくれるかな?」
「まあその、華僑の皆さんとは各国でいいお付き合いをさせていただいているって話は・・・」
「うん、聞いてるねえ。」
「で、台湾にも兄貴がたくさんいるけれども、その一人がCさんってわけで。そこにいるDは僕らの
四番目の弟分なわけさ。」
「ええーっ?」
「で、今日はタイから来る田さんに会うという話をしていたら、どうもそれは俺の知っている田さんらしい。
俺も一緒に行くぞ。ってなことで、今兄いと先に落ち合って、ひとっ風呂浴びてきたって言う訳なのさ。びっくりした?」
「いや、そりゃあもう。」
「ああ、すいません。あんまりびっくりして、ご紹介が遅れました。こちらは例のスーパーのGさんです。
タイの名前は・・・・、ま、名刺を2枚渡しといてくれ。どうせこの人たちは中国名しか使わなくていいから。」
「Gさん、今回はわざわざご足労をいただきまして有難うございます。たーさんです。こんなところで立ち話もなんですから、食事の席に移りませんか?」
「そうですね。なかなか面白い話になりそうですね。」
「OK。 おいD,どこに行けばいいんだ?」
「潮州料理の店を予約してありますから、行きましょう。車は表に待たせてありますから。」
「2台だぜ。」
「大丈夫ですよ。ささ、行きましょう。」
表に出ると果たして、どこで調達してきたのか、ベンツが2台。

長ーい夜のはじまり、はじまり。

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