女子マラソンの幕開けぜよ。と関係者が言ったかどうかは分からないが、1979年~2008年までの30年間、フルマラソン女子の憧れとステイタスに満ち溢れていたのは「東京国際女子マラソン」と言って言い過ぎではない。
途中、記念大会として男子選手枠も設けられて話題にもなりました。東京マラソンが存在しない当時、東京都内の車道を市民ランナーが走ることなど予想もしなかった。その時の参加公認タイムは3時間15分以内、僕も参加した。前日の国立競技場でのタータンの感触、今でも忘れられない。
2000年シドニー五輪での高橋尚子さんの快挙により、マラソンスポーツがとても美しく魅力的に感じられるようになり、辛い、ダサい、汗臭いスポーツからの脱却に成功したことは言うまでも無く、現在ではお洒落なスポーツとして市場経済の中心になろうとしている。推定で800万人~1000万人の市場があると言われ、大会スポンサーも目まぐるしく変化しつつ、その選択に注目している。
北海道に住む僕たちにとって「タケダスポーツスペシャル」と聞くとやはり「北海道マラソン」となるのだが、現在では昨日、開催された「横浜国際女子マラソン」の冠スポンサー。少し寂しいと感じたのは僕だけか?
そんな横浜国際女子マラソン、北海道女子ランナーの活躍が注目されました。
この日、出場したのは、現在北海道最速の女子、北海道マラソンクラブ所属の豊島典子さん、故障からの復活、ちばりよ~RCの宮田博美さん、北海道女子を長きに渡りけん引してきたフレングRCの太田京子さんを含む10名弱の方が参加され完走した。人数に誤りがあればお詫びします。
優勝はケニアのチェロメイ選手(2:23:07)、2位にユニバーサルエンターテインメントの那須川瑞穂さん(2:26:42)が入ったが、残念ながら世界選手権の代表内定は逃した。
ホクレンの赤羽さんは故障が完治せず8位に沈み、注目のダイハツ中里麗美は途中棄権の波乱、レースは138名が出場し、完走は82名だった。
北海道女子は本当に凄い。
22位 宮田博美 (ちばりよ~RC) 2:54:28
29位 豊島典子 (北海道マラソンクラブ) 2:55:24
40位 藤沢 舞 (札幌市役所) 2:57:42
54位 安藤麗美 (HYR) 3:00:15
59位 太田京子 (フレングRC) 3:01:32
62位 須田道代 (フレングRC) 3:02:35
75位 平川智恵子 (R.Nuts) 3:04:43
来年はハノハノ陸上部からもエントリー出来るように練習を強化しなければなりません。参加された皆さん、お疲れ様でした。