タイガーマスク現象で幕を開けた2011年は人に優しい1年になると誰もが期待をした。そして春を待つ、太陽が朝を告げる時間が早くなってきた3月11日、僕は朝ランで50分を走ったとランニング手帳には書き込まれている。
午後から旧友が経営するデザイン事務所にいた。昔話を挿みながら打ち合わせが進むその時、激しい揺れでスタッフ騒然、テレビを入れる、東京の映像が流れている、地震の震源地はすぐには分からなかった。築地の公園に群衆が集まっている。
直後、東北が震源であることをテロップが教えてくれた。ここからは過去に見たことも無い映像が流れ、事態の深刻さを知る。
二万人近い死者と行方不明者を出した地震と津波、自粛と同時に皆の気持ちが支援やボランティア、生活の在り方を教えてくれた。たいそうな事は必要ない、一人ひとりが考え、少し動き出すことこそが未来に繋がると信じている。
6月、僕は仕事でタイ国プーケットに行くことになっていた。スマトラ沖の大津波被害から復興しているその地をこの目で見る事が出来た。素晴らしい経験をさせてもらい、微笑みの国で、改めて挨拶、笑顔が人の繋がりを深めると確信した。
春が過ぎ、7月の日本は歓喜の渦と興奮で湧き上がる。「なでしこ世界一!」そこいらへんの男達より男らしい「男前女子」強い気持ち、諦めない勇気を教えられました。
8月、北海道マラソン、タイムは別にして、今年も連続完走記録を更新出来たことを嬉しく思った暑い熱い42.019kmでした。
9月、サーモン駅伝、ハノハノ陸上部の愛すべき女子部員に交じり、混成クラスで出場、そして入賞、助っ人なしの純粋メンバーで楽しい1日を過ごせました。
10月、別海マラソン、復活のサブスリーを目標に走りましたが、来期にお預けです。その代わり、久しぶりに男子部員「マンガ君」が入部、記録よりも記憶に置いてもらえる市民ランナーを目指して欲しいし、きっと新しい風を起こしてくれるはず
そしてランニングファン北海道Vol.03の発売、素晴らしい仲間達の協力に感謝の言葉しか思いつかない。本当に皆、ありがとう。
現在、2012年1月25日発売のランファン北海道Vol.4の発売に向けて徹夜の毎日!練習不足と寝不足を言い訳に出来なくなっている僕ですが、2012年も走り続けます。
今年も残り少なくなりましたが、来年も皆さんにとって素晴らしい1年になることを願って、年内最後のハノハノ陸上部監督ブログとします。
皆さん、良いお年を!今年1年ありがとうございました。MAHALO